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夕食を食べました。
そのままホテルの地下にある和食のお店に入った。
相原が宿泊先と同じ場所の方が楽だろうと決めた店の個室に案内された。
ビールを頼んで、待っている間に大樹が口を開く。
「篤志に頼めないのか?」
篤志は事情を知ってるから頼めなくはない。
「なんかさ、嫌なんだよね。」
「どこが。」
「篤志のコト知ってる人は知ってるし、そういう人にお願いするのはなーと思うし。
ただの幼馴染ってだけで頼みたくないっていうか…。」
「深和、正直お前に付き添うのはオレがいいと思ってる。」
さっき自分でダメだって言ったのに!
「だけど深和の立場、オレの立場を考えた時にそれはやめておいた方がいいのもわかってる。オレはオレの代わりにいてもらっていいと思うのは篤志だけだ。」
「…オレは?」
大樹はちらっと相原を見た。
「お前はオレの立ってる場所にはいないだろ。」
大樹の立ってる場所?
相原は悟ったのか口を閉じた。
「深和、スマホ貸して。」
あたしはロックを解除して手渡す。
「…ありがとう。」
それは「貸してくれてありがとう」ではないように聞こえた。
大樹は少し目を細めてあたしを見、それから電話をかける。
「何度もすみません、大樹です。明日、スマホ買いに行きたいんだけど。」
え?
「うん、あ、機種は決まってる。…うん、神村に頼むつもり。わかった、うん、じゃ、明日お世話になります。」
一度切る。
「オレ。今から晩飯。うん、隣でオレの為に接待してくれて…あ?セクハラしないしっ!そうじゃなくて、向こうで使ってるやつ、こっちじゃ使えないんだよ。で借りてるの。明日買う。うん。…ちょっと週末の深和の付き添い頼みたい。今日もまたあの男に絡まれたんだよ。うん、そう。兄貴も言ってた。悪いけど頼む。うん、あ、替わる。」
電話があたしの手に戻る。
「深和です。」
『大丈夫なのか?』
敬輔さんと同じこと言ってる。
「うん、大丈夫。」
『後で迎えに行くから。』
「…ごめん。」
『オレと深和の付き合いだろ。気にするな。また後で電話するから。』
「うん。」
『じゃあ、な。』
電話を切るのを待っていたかのようにビールと前菜がでる。小さな重箱にお猪口や小皿に乗った小さな料理。
品よく盛り付けてある。
「料亭に食べにきましたって感じだな。」
ビールで乾杯して、食事をいただく。
美味しそうに食べる2人を見ながらあたしも笑みを浮かべて食事をした。
相原が宿泊先と同じ場所の方が楽だろうと決めた店の個室に案内された。
ビールを頼んで、待っている間に大樹が口を開く。
「篤志に頼めないのか?」
篤志は事情を知ってるから頼めなくはない。
「なんかさ、嫌なんだよね。」
「どこが。」
「篤志のコト知ってる人は知ってるし、そういう人にお願いするのはなーと思うし。
ただの幼馴染ってだけで頼みたくないっていうか…。」
「深和、正直お前に付き添うのはオレがいいと思ってる。」
さっき自分でダメだって言ったのに!
「だけど深和の立場、オレの立場を考えた時にそれはやめておいた方がいいのもわかってる。オレはオレの代わりにいてもらっていいと思うのは篤志だけだ。」
「…オレは?」
大樹はちらっと相原を見た。
「お前はオレの立ってる場所にはいないだろ。」
大樹の立ってる場所?
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「深和、スマホ貸して。」
あたしはロックを解除して手渡す。
「…ありがとう。」
それは「貸してくれてありがとう」ではないように聞こえた。
大樹は少し目を細めてあたしを見、それから電話をかける。
「何度もすみません、大樹です。明日、スマホ買いに行きたいんだけど。」
え?
「うん、あ、機種は決まってる。…うん、神村に頼むつもり。わかった、うん、じゃ、明日お世話になります。」
一度切る。
「オレ。今から晩飯。うん、隣でオレの為に接待してくれて…あ?セクハラしないしっ!そうじゃなくて、向こうで使ってるやつ、こっちじゃ使えないんだよ。で借りてるの。明日買う。うん。…ちょっと週末の深和の付き添い頼みたい。今日もまたあの男に絡まれたんだよ。うん、そう。兄貴も言ってた。悪いけど頼む。うん、あ、替わる。」
電話があたしの手に戻る。
「深和です。」
『大丈夫なのか?』
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「うん、大丈夫。」
『後で迎えに行くから。』
「…ごめん。」
『オレと深和の付き合いだろ。気にするな。また後で電話するから。』
「うん。」
『じゃあ、な。』
電話を切るのを待っていたかのようにビールと前菜がでる。小さな重箱にお猪口や小皿に乗った小さな料理。
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