18 / 44
同窓会の日の日中です。
翌朝。
少し遅めに起きてまずは着替える。
Tシャツにジャージ。
顔を洗って洗濯機を回す。
それから朝ごはん。
パンをトーストして、マーガリンを塗って、昨日買ったサラダ用にカットされた野菜を挟んでマヨネーズを少しかける。
紅茶を入れて出来上がりだ。
テレビをつけ、だらだらした土曜の朝の情報番組をBGMにこの後の手順を考える。
歯を磨いて、洗濯物を干して、シーツを洗って、布団を干して、掃除機をかけて、シーツを干して…。
やることをやってしまえばお昼だ。
冷凍庫のごはんを軽くレンジであたためてチャーハンの素と卵でチャーハンにする。
篤志が来るまでに布団と洗濯物を片付けてて、着替えを済ませて化粧もしないと。
その前に昨日買ったものできんぴらとヒジキの煮物も作らないとだ。
昼ごはんを食べ終えると携帯にメールが来ていた。
開くと敬輔さんから。
大樹が新しい携帯を買うので連絡先を教えても良いかという内容だった。
大丈夫ですと返事を送り、台所に立った。
洗い物をしてお惣菜を作る準備にかかる。
ヒジキは火にかけていればできるけど、きんぴらはそういうわけにはいかない。
きんぴらを作ってバットに広げて冷ましている間にまたメールが来ていた。ショートメールだ。登録されていない番号。
メールがくると登録された相手の名前、もしくはメアドか相手の番号、そして最初の30文字だけが表示される。その段階で怪しいメールは削除する。
その番号から来たのは「大樹です。新しいスマートフォンを買いました。こちらのメアドと番号送りますので登録して下さい。」だった。
簡潔である。
登録して「登録しました。」とだけ送り、今日の服を何にするか考える。
ホテルの宴会場だったから、やはりそれなりの格好になるだろう。
前に買ったビーズのいっぱいついたサンダルを履きたいのでそれに似合いそうなワンピースにしようか。
楽しい気分にしたいときはホコモモラがいい。
アイボリーに植物や虫のプリントされたAラインワンピース。これに黒のジャケットで締まって見えるかな?
着るものが決まればキッチンに戻る。ヒジキの火を止めてバットに広げて粗熱をとる。
きんぴらは1食分づつ小分けにしてラップに包み、ポリ袋に入れて冷凍庫。ヒジキもあとから同じようにする。
簡易冷食の出来上がりだ。
今日は天気がいいから布団もふかふかだし、洗濯物も早く乾いたので取り込んでたたんで片付ける。
気がつけばもう3時だ。
お風呂を洗ってからシャワーを浴び、身体も頭も洗う。
下着を着けてロングTシャツに着替え、髪を乾かす。
ふと携帯を見れば電話の着信があったことを示すランプ。
着信音がならない。
昨日、午後から音を切っていたことに今更気づいた。
確認すれば篤志からだった。
何度か電話をくれていたらしい。
「もしもし、深和です。」
『全然でないから心配した。』
少し不安げな声に申し訳なく思った。
「心配かけてごめん。シャワー浴びて髪乾かしてて音が聞こえなかったっ。」
ごめんは嫌だと昨日言われたけど、ここはやっぱりごめんしかない。その代わりにどうして謝ったか、そしてその理由を言う。音を消していたのは内緒だ。
『うん。時間出来るにそうかもとは思ってた。迎えはあと1時間後ぐらいでいい?』
「その頃には大丈夫なはず。」
『じゃ、また後で。』
電話を切り、ワンピースに袖を通した。
昨日ほどではないけどきちんとしたメイクをする。
ふだんはファンデーションに眉を描いてアイカラーは2色、チークに口紅だけだけど、今日はアイカラーを3色にしてアイラインを入れてマスカラもつけた。
髪の先をコテで巻いて巻いた部分に軽くスプレーをかける。この間見つけた夜会巻きコームを使って髪をアップにしてもう一度スプレーで整える。前髪も流してスプレーで整えたら出来上がり。
そろそろ篤志が来る頃だ。
ヤカンでお湯を沸かしてコーヒーを入れる用意をする。
玄関のチャイムが鳴る。
「はーい。」
開けようとしてはっとする。
鍵だけをあけ、チェーンはかけたまま。
「よぉ。」
その隙間から見えたのは大樹の顔だった。
少し遅めに起きてまずは着替える。
Tシャツにジャージ。
顔を洗って洗濯機を回す。
それから朝ごはん。
パンをトーストして、マーガリンを塗って、昨日買ったサラダ用にカットされた野菜を挟んでマヨネーズを少しかける。
紅茶を入れて出来上がりだ。
テレビをつけ、だらだらした土曜の朝の情報番組をBGMにこの後の手順を考える。
歯を磨いて、洗濯物を干して、シーツを洗って、布団を干して、掃除機をかけて、シーツを干して…。
やることをやってしまえばお昼だ。
冷凍庫のごはんを軽くレンジであたためてチャーハンの素と卵でチャーハンにする。
篤志が来るまでに布団と洗濯物を片付けてて、着替えを済ませて化粧もしないと。
その前に昨日買ったものできんぴらとヒジキの煮物も作らないとだ。
昼ごはんを食べ終えると携帯にメールが来ていた。
開くと敬輔さんから。
大樹が新しい携帯を買うので連絡先を教えても良いかという内容だった。
大丈夫ですと返事を送り、台所に立った。
洗い物をしてお惣菜を作る準備にかかる。
ヒジキは火にかけていればできるけど、きんぴらはそういうわけにはいかない。
きんぴらを作ってバットに広げて冷ましている間にまたメールが来ていた。ショートメールだ。登録されていない番号。
メールがくると登録された相手の名前、もしくはメアドか相手の番号、そして最初の30文字だけが表示される。その段階で怪しいメールは削除する。
その番号から来たのは「大樹です。新しいスマートフォンを買いました。こちらのメアドと番号送りますので登録して下さい。」だった。
簡潔である。
登録して「登録しました。」とだけ送り、今日の服を何にするか考える。
ホテルの宴会場だったから、やはりそれなりの格好になるだろう。
前に買ったビーズのいっぱいついたサンダルを履きたいのでそれに似合いそうなワンピースにしようか。
楽しい気分にしたいときはホコモモラがいい。
アイボリーに植物や虫のプリントされたAラインワンピース。これに黒のジャケットで締まって見えるかな?
着るものが決まればキッチンに戻る。ヒジキの火を止めてバットに広げて粗熱をとる。
きんぴらは1食分づつ小分けにしてラップに包み、ポリ袋に入れて冷凍庫。ヒジキもあとから同じようにする。
簡易冷食の出来上がりだ。
今日は天気がいいから布団もふかふかだし、洗濯物も早く乾いたので取り込んでたたんで片付ける。
気がつけばもう3時だ。
お風呂を洗ってからシャワーを浴び、身体も頭も洗う。
下着を着けてロングTシャツに着替え、髪を乾かす。
ふと携帯を見れば電話の着信があったことを示すランプ。
着信音がならない。
昨日、午後から音を切っていたことに今更気づいた。
確認すれば篤志からだった。
何度か電話をくれていたらしい。
「もしもし、深和です。」
『全然でないから心配した。』
少し不安げな声に申し訳なく思った。
「心配かけてごめん。シャワー浴びて髪乾かしてて音が聞こえなかったっ。」
ごめんは嫌だと昨日言われたけど、ここはやっぱりごめんしかない。その代わりにどうして謝ったか、そしてその理由を言う。音を消していたのは内緒だ。
『うん。時間出来るにそうかもとは思ってた。迎えはあと1時間後ぐらいでいい?』
「その頃には大丈夫なはず。」
『じゃ、また後で。』
電話を切り、ワンピースに袖を通した。
昨日ほどではないけどきちんとしたメイクをする。
ふだんはファンデーションに眉を描いてアイカラーは2色、チークに口紅だけだけど、今日はアイカラーを3色にしてアイラインを入れてマスカラもつけた。
髪の先をコテで巻いて巻いた部分に軽くスプレーをかける。この間見つけた夜会巻きコームを使って髪をアップにしてもう一度スプレーで整える。前髪も流してスプレーで整えたら出来上がり。
そろそろ篤志が来る頃だ。
ヤカンでお湯を沸かしてコーヒーを入れる用意をする。
玄関のチャイムが鳴る。
「はーい。」
開けようとしてはっとする。
鍵だけをあけ、チェーンはかけたまま。
「よぉ。」
その隙間から見えたのは大樹の顔だった。
あなたにおすすめの小説
完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました
らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。
そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。
しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような…
完結決定済み
怒らせてはいけない人々 ~雉も鳴かずば撃たれまいに~
美袋和仁
恋愛
ある夜、一人の少女が婚約を解消された。根も葉もない噂による冤罪だが、事を荒立てたくない彼女は従容として婚約解消される。
しかしその背後で爆音が轟き、一人の男性が姿を見せた。彼は少女の父親。
怒らせてはならない人々に繋がる少女の婚約解消が、思わぬ展開を導きだす。
なんとなくの一気書き。御笑覧下さると幸いです。
家出したとある辺境夫人の話
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
『突然ではございますが、私はあなたと離縁し、このお屋敷を去ることにいたしました』
これは、一通の置き手紙からはじまった一組の心通わぬ夫婦のお語。
※ちゃんとハッピーエンドです。ただし、主人公にとっては。
※他サイトでも掲載します。
【完結】婚約破棄される前に察して距離を置いていたら、幼なじみの第三王子が本気になっていました〜義妹と元婚約者? もう過去の人です〜
井上 佳
恋愛
婚約者に裏切られた侯爵令嬢は、
嘆くことも、復讐に走ることもなかった。
彼女が選んだのは、沈黙と誇り。
だがその姿は、
密かに彼女を想い続けていた第三王子の心を動かす。
「私は、国よりも君を選ぶ」
婚約破棄、王位継承、外交圧力――
すべてを越えて選び取る、正統な幸福。
これは、
強く、静かな恋の物語。
2026/02/23 完結
全てを奪われてしまいそうなので、ざまぁします!!
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
義母に全てを奪われたジュディ。何とかメイドの仕事を見つけるも義母がお金の無心にやって来ます。
私、もう我慢の限界なんですっ!!
【完結】私は義兄に嫌われている
春野オカリナ
恋愛
私が5才の時に彼はやって来た。
十歳の義兄、アーネストはクラウディア公爵家の跡継ぎになるべく引き取られた子供。
黒曜石の髪にルビーの瞳の強力な魔力持ちの麗しい男の子。
でも、両親の前では猫を被っていて私の事は「出来損ないの公爵令嬢」と馬鹿にする。
意地悪ばかりする義兄に私は嫌われている。
夫に捨てられた私は冷酷公爵と再婚しました
香木陽灯
恋愛
伯爵夫人のマリアーヌは「夜を共に過ごす気にならない」と突然夫に告げられ、わずか五ヶ月で離縁することとなる。
これまで女癖の悪い夫に何度も不倫されても、役立たずと貶されても、文句ひとつ言わず彼を支えてきた。だがその苦労は報われることはなかった。
実家に帰っても父から不当な扱いを受けるマリアーヌ。気分転換に繰り出した街で倒れていた貴族の男性と出会い、彼を助ける。
「離縁したばかり? それは相手の見る目がなかっただけだ。良かったじゃないか。君はもう自由だ」
「自由……」
もう自由なのだとマリアーヌが気づいた矢先、両親と元夫の策略によって再婚を強いられる。相手は婚約者が逃げ出すことで有名な冷酷公爵だった。
ところが冷酷公爵と会ってみると、以前助けた男性だったのだ。
再婚を受け入れたマリアーヌは、公爵と少しずつ仲良くなっていく。
ところが公爵は王命を受け内密に仕事をしているようで……。
一方の元夫は、財政難に陥っていた。
「頼む、助けてくれ! お前は俺に恩があるだろう?」
元夫の悲痛な叫びに、マリアーヌはにっこりと微笑んだ。
「なぜかしら? 貴方を助ける気になりませんの」
※ふんわり設定です
私の手からこぼれ落ちるもの
アズやっこ
恋愛
5歳の時、お父様が亡くなった。
優しくて私やお母様を愛してくれたお父様。私達は仲の良い家族だった。
でもそれは偽りだった。
お父様の書斎にあった手記を見た時、お父様の優しさも愛も、それはただの罪滅ぼしだった。
お父様が亡くなり侯爵家は叔父様に奪われた。侯爵家を追い出されたお母様は心を病んだ。
心を病んだお母様を助けたのは私ではなかった。
私の手からこぼれていくもの、そして最後は私もこぼれていく。
こぼれた私を救ってくれる人はいるのかしら…
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 作者独自の設定です。
❈ ざまぁはありません。