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「あっ…んっ…。」
大樹は何度も角度を変えながら唇を重ねる。
もっと、もっと深く重なりたいのにあたしは焦らされる。
大樹の首に腕を回し、あたしは大樹の後頭部をつかんだら、大樹が目で笑った。
何だかバカにされているみたいで口惜しい。
あたしだって大樹とこうしたかった。
「深和に求められるのは初めてだな。」
あの頃はまだ初々しかったからね。
今はキスもセックスも知らない子供じゃない。
「大樹が焦らすからっ。」
「12年我慢してきたご褒美、いただかないとな。」
キスをしながらブラウスのボタンはすべて外されていて。もちろんブラのホックも外されている。手際が良くて腹がたつ。
「あぅっ。」
ブラからはみ出た胸の1番高いところをきゅっと摘まれてあたしは声をあげた。
「硬くなってる。」
嬉しそうな声を出すその口を塞ぐと、大樹はあたしの素肌を撫で始めた。首筋から肩、背中を何度も撫であげる。そんなところが性感帯であるわけはないのに性的に気持ちいいと感じてしまう。
『お風呂が沸きました』
部屋に響く機械音声を無視してあたし達は求め合う。
閉ざされていた大樹の唇を何度もノックして、ようやくあたしは舌の進入を許された。
舌を絡め合い、唾液の交換をする。
互いの舌を相手の口に差し入れ貪っていく。
その中で大樹はあたしの腕を首から外しあたしの身につけていたものを外した。
「はぁっ…。」
半ば無理やり顔を外される。
互いの唇からひいた糸がいやらしかった。
大樹はふっと笑って胸の先の尖ったところに口づけをする。
「やぁっ…。」
体の中を電気が走ったような感覚にあたしは体を仰け反らせた。
大樹がしっかり背中を支えていたお陰で膝から落ちることはなかったけど。
「暴れて落ちてまた怪我されると困る。」
胸から口を離してそう言った大樹はするりとあたしのスカートを剥ぎ、あたしを抱き上げて立った。
「ふえっ?」
あたしは慌てて大樹の首にしがみつく。
大樹はベッドへとあたしを運ぶ。
ベッドに寝かせたあたしを大樹は見下ろした。
「これも、いらないだろ。」
あたしの腰に手を当て、するするとストッキングを脱がされた。
あたしの身を覆うのはショーツだけだ。
「女の匂いがする。」
「ヤダ。恥ずかしいこと言わないで。」
「もうすぐ30になるのに?」
「そんなの関係ないっ。」
言うと大樹はチュッとリップ音を立てて唇にキスをした。
「恥ずかしがる深和、可愛い。」
やわやわと胸を揉みしだく。
「んっ…。」
「声、聞きたい。」
うなじ、肩、胸と唇は移動する。
片手がショーツの中に入ってきた。
「やぁっ…大樹っ…。」
「すげえビショビショ。」
「だめぇ、言わないでぇ。」
「ストッキング脱がせた時からわかってたけどな。
深和、今だけ、がっつかせて。」
「…うん。」
あたしは小さく頷いた。
ショーツも剥ぎ取られて。
大樹はカチャカチャと音を立ててベルトをはずす。
着ていたシャツも脱いであたしの目に入ってきた大樹の体は、出会ったころとは違いたくましい男性の体だった。
あれからまた背も伸びて、がっしり筋肉もついて、あたしの知らない大樹がそこにいた。
「オレもそんなに見つめられると恥ずかしい。」
「散々あたしにいやらしいこと言っておいて…?」
「まあ、そうだな。」
「ひゃあっ!」
クチュと音を立てて大樹の指が恥ずかしいところを弄ぶ。
「どこかなぁ~?」
「いっ…あんっ…あぁん…。」
指がくっと奥まで入ってくるのが分かる。
「教えて?深和の1番感じるところ。」
あたしはふるふる首をふる。
「わかんなっ…。」
「自分で弄らないの?」
指は中で何かを探る様にうごめく。
多分親指がクリトリスを撫でて、あたしはのぼりつめそうになってくる。
「す、する、けどっ…、中に入れることないしっ。」
1人でするのは好きじゃない。
したことはあるけど自制が効いてイったことはない。
いや。
そもそもセックスでイったことは一度しかない。
それも初めて大樹とシた時だ。
「ふぁっ!だ、だいっ…だめぇ、そこ、グリグリしないでぇ。」
「どこのコトだろ?中?」
「ち、ちがっくてっ…あぁんっ!」
「こっちのことかなぁ?」
指じゃない、ザラザラしたのが触れた。
「やぁああ!きたないっのにぃ…。」
「深和は綺麗だよ。」
「ひぃぃんっ…あたし死んじゃうっ。」
「すげえな。
深和のクリに触れるだけでぎゅうぎゅう指が締め付けられる。」
「やぁああんっ。大樹っ!」
チュッとそこに吸い付かれて。
「あ。」
大樹の声が遠くなった。
大樹は何度も角度を変えながら唇を重ねる。
もっと、もっと深く重なりたいのにあたしは焦らされる。
大樹の首に腕を回し、あたしは大樹の後頭部をつかんだら、大樹が目で笑った。
何だかバカにされているみたいで口惜しい。
あたしだって大樹とこうしたかった。
「深和に求められるのは初めてだな。」
あの頃はまだ初々しかったからね。
今はキスもセックスも知らない子供じゃない。
「大樹が焦らすからっ。」
「12年我慢してきたご褒美、いただかないとな。」
キスをしながらブラウスのボタンはすべて外されていて。もちろんブラのホックも外されている。手際が良くて腹がたつ。
「あぅっ。」
ブラからはみ出た胸の1番高いところをきゅっと摘まれてあたしは声をあげた。
「硬くなってる。」
嬉しそうな声を出すその口を塞ぐと、大樹はあたしの素肌を撫で始めた。首筋から肩、背中を何度も撫であげる。そんなところが性感帯であるわけはないのに性的に気持ちいいと感じてしまう。
『お風呂が沸きました』
部屋に響く機械音声を無視してあたし達は求め合う。
閉ざされていた大樹の唇を何度もノックして、ようやくあたしは舌の進入を許された。
舌を絡め合い、唾液の交換をする。
互いの舌を相手の口に差し入れ貪っていく。
その中で大樹はあたしの腕を首から外しあたしの身につけていたものを外した。
「はぁっ…。」
半ば無理やり顔を外される。
互いの唇からひいた糸がいやらしかった。
大樹はふっと笑って胸の先の尖ったところに口づけをする。
「やぁっ…。」
体の中を電気が走ったような感覚にあたしは体を仰け反らせた。
大樹がしっかり背中を支えていたお陰で膝から落ちることはなかったけど。
「暴れて落ちてまた怪我されると困る。」
胸から口を離してそう言った大樹はするりとあたしのスカートを剥ぎ、あたしを抱き上げて立った。
「ふえっ?」
あたしは慌てて大樹の首にしがみつく。
大樹はベッドへとあたしを運ぶ。
ベッドに寝かせたあたしを大樹は見下ろした。
「これも、いらないだろ。」
あたしの腰に手を当て、するするとストッキングを脱がされた。
あたしの身を覆うのはショーツだけだ。
「女の匂いがする。」
「ヤダ。恥ずかしいこと言わないで。」
「もうすぐ30になるのに?」
「そんなの関係ないっ。」
言うと大樹はチュッとリップ音を立てて唇にキスをした。
「恥ずかしがる深和、可愛い。」
やわやわと胸を揉みしだく。
「んっ…。」
「声、聞きたい。」
うなじ、肩、胸と唇は移動する。
片手がショーツの中に入ってきた。
「やぁっ…大樹っ…。」
「すげえビショビショ。」
「だめぇ、言わないでぇ。」
「ストッキング脱がせた時からわかってたけどな。
深和、今だけ、がっつかせて。」
「…うん。」
あたしは小さく頷いた。
ショーツも剥ぎ取られて。
大樹はカチャカチャと音を立ててベルトをはずす。
着ていたシャツも脱いであたしの目に入ってきた大樹の体は、出会ったころとは違いたくましい男性の体だった。
あれからまた背も伸びて、がっしり筋肉もついて、あたしの知らない大樹がそこにいた。
「オレもそんなに見つめられると恥ずかしい。」
「散々あたしにいやらしいこと言っておいて…?」
「まあ、そうだな。」
「ひゃあっ!」
クチュと音を立てて大樹の指が恥ずかしいところを弄ぶ。
「どこかなぁ~?」
「いっ…あんっ…あぁん…。」
指がくっと奥まで入ってくるのが分かる。
「教えて?深和の1番感じるところ。」
あたしはふるふる首をふる。
「わかんなっ…。」
「自分で弄らないの?」
指は中で何かを探る様にうごめく。
多分親指がクリトリスを撫でて、あたしはのぼりつめそうになってくる。
「す、する、けどっ…、中に入れることないしっ。」
1人でするのは好きじゃない。
したことはあるけど自制が効いてイったことはない。
いや。
そもそもセックスでイったことは一度しかない。
それも初めて大樹とシた時だ。
「ふぁっ!だ、だいっ…だめぇ、そこ、グリグリしないでぇ。」
「どこのコトだろ?中?」
「ち、ちがっくてっ…あぁんっ!」
「こっちのことかなぁ?」
指じゃない、ザラザラしたのが触れた。
「やぁああ!きたないっのにぃ…。」
「深和は綺麗だよ。」
「ひぃぃんっ…あたし死んじゃうっ。」
「すげえな。
深和のクリに触れるだけでぎゅうぎゅう指が締め付けられる。」
「やぁああんっ。大樹っ!」
チュッとそこに吸い付かれて。
「あ。」
大樹の声が遠くなった。
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