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翌朝、目が覚めると隣には裸のラインハルトの姿があった。昨晩の出来事を思い出してしまい顔が熱くなったがすぐに冷静さを取り戻すことが出来たのでベッドから抜け出すことにした。
「それじゃあ朝食の準備をしてくるよ」
そう言って部屋を出ていこうとしたのだが、腕を掴まれて引き止められてしまった。どうしたのかと振り返ると、そこには笑顔のラインハルトが立っていた。
「何処にいくつもりだい?今日は一緒に過ごす約束だよ」
そう言われてしまうと何も言い返せなくなってしまい困ってしまったが、とりあえず服を着てもらうことにした。それから二人で朝食を食べ終えた後は街を散歩したり買い物に行ったりしてゆっくりと過ごしていた。そして夕方になると家に帰ることにしたのだが、その前に俺はあることを思いついた。
(そうだ、今日は俺が夕食を作ってあげよう)
そう考えた後でラインハルトにお願いしてキッチンを借りることにしてから早速調理に取り掛かることにした。メニューはシチューとパンにしたのだが、元々料理が得意だったこともあり手際よく下ごしらえを済ませていくことが出来た。後は煮込んでルーを入れるだけだというところでタイミング良くラインハルトが帰ってきたので出迎えることにした。
「おかえりなさい、お疲れ様」
笑顔でそう告げると彼も嬉しそうな表情を浮かべてこちらを見つめてきたかと思うと急にキスしてきたので驚いてしまった。しかも舌まで入れてくるものだから驚きを通り越して呆れてしまったほどだ。しかしそれでも嫌な気分にならないあたり俺も相当惚れ込んでいるんだろうなと思っていると不意に彼はこんなことを言ってきた。
「今日は随分と積極的じゃないか……それに良い匂いがするね」
そう言いながら鼻をくんくんと鳴らしている様子はまるで犬のようだったが、不思議と嫌な感じはしなかった。それどころか可愛らしく思えてきたので頭を撫でてあげることにした。すると彼は気持ち良さそうな表情を浮かべた後で再びキスをしてきたためそれに応える形で舌を絡めていったのだが、そこでようやく自分がしていることを自覚してしまい恥ずかしくなってしまったため慌てて離れようとしたが逆に捕まってしまいそのまま押し倒されてしまった挙句、何度もキスされてしまったことで頭がぼうっとしてきてしまった……
「あぁ……可愛いよ。好きだよ」
その言葉を聞いた瞬間、俺の心臓は大きく跳ね上がった。
「あ、ありがとう……俺もラインハルトのこと好きだよ」
照れつつもどうにかそう答えると彼は嬉しそうに微笑んでくれた後、今度は俺を抱き締めてきたかと思うとそのまま俺を持ち上げてベッドまで運んでいくと優しく降ろしてくれた後で服を脱がせ始めた……
「えへへ~可愛いよ~赤ちゃんみたいだよぉ~」
そう言いながら俺のお腹を触ってくるがそれが妙にくすぐったくて身を捩ってしまう。だがそれでもめげずに触り続けてくるせいで段々と変な気分になってきたが何とか我慢していると今度は胸やお尻など色々なところを触ってきた。その度に俺は反応してしまい、結局最後までされるがままになってしまった……
「ん……ああぁっ!もう許してぇ……」
絶頂を迎えた後でぐったりしていると彼は優しく微笑んでから頭を撫でてきたのでつい甘えてしまったが、それを見ていた彼はさらに興奮してきたのか再び行為を再開されてしまったため、結局朝方近くまでヤることになった挙句、次の日は足腰が立たなくなってしまった。
「うぅ……酷い目に遭った……」
そう言いながら俺はベッドの上で寝転がっていた。あれからというものの毎日のように求められ続けており、最近では毎晩のように抱かれているため体力的にも精神的にもかなり参ってしまっている状態だ。しかしそれでも嫌いになれずにいる自分に呆れつつもどこか納得している部分もあったりするのだが……
そんなことを考えながらため息をついていると部屋の扉が開きラインハルトが入ってきたため慌てて起き上がると挨拶をすることにした。だが彼は何も言わずに俺のことを見つめてくるだけで何も喋ろうとしなかった。不思議に思って首を傾げていると突然抱き着いてきたため驚いてしまう。
「ど、どうしたんだよ急に!?」
戸惑いながらも尋ねると彼は嬉しそうな笑みを浮かべながら答えてくれた。
「ううん、なんでもないよ。ただこうしたかっただけさ」
そう言いながらさらに強く抱きしめてくるラインハルトに対してドキドキしていると今度は耳元で囁かれた。
「愛してるよ、カイト……」
そんな甘い言葉をかけられた瞬間、俺は幸せな気持ちに包まれていった。そして無意識のうちに彼を抱きしめ返していた……
「俺もだよ、ラインハルト……」
そう言い返すと今度は彼からキスをしてきた。舌を絡め合う濃厚なディープキスだったものの不思議と嫌悪感は感じなかった。むしろもっとして欲しいと思ってしまうほどだったが、さすがにこれ以上続けるわけにもいかなかったので名残惜しいと思いながら離れると彼は微笑んでくれた後に俺をベッドに寝かせて頭を撫でてくれた後、頬に軽くキスをしてきたので思わずドキッとしたがそれ以上に安心感の方が勝ってしまいそのまま眠ってしまった……
「それじゃあ朝食の準備をしてくるよ」
そう言って部屋を出ていこうとしたのだが、腕を掴まれて引き止められてしまった。どうしたのかと振り返ると、そこには笑顔のラインハルトが立っていた。
「何処にいくつもりだい?今日は一緒に過ごす約束だよ」
そう言われてしまうと何も言い返せなくなってしまい困ってしまったが、とりあえず服を着てもらうことにした。それから二人で朝食を食べ終えた後は街を散歩したり買い物に行ったりしてゆっくりと過ごしていた。そして夕方になると家に帰ることにしたのだが、その前に俺はあることを思いついた。
(そうだ、今日は俺が夕食を作ってあげよう)
そう考えた後でラインハルトにお願いしてキッチンを借りることにしてから早速調理に取り掛かることにした。メニューはシチューとパンにしたのだが、元々料理が得意だったこともあり手際よく下ごしらえを済ませていくことが出来た。後は煮込んでルーを入れるだけだというところでタイミング良くラインハルトが帰ってきたので出迎えることにした。
「おかえりなさい、お疲れ様」
笑顔でそう告げると彼も嬉しそうな表情を浮かべてこちらを見つめてきたかと思うと急にキスしてきたので驚いてしまった。しかも舌まで入れてくるものだから驚きを通り越して呆れてしまったほどだ。しかしそれでも嫌な気分にならないあたり俺も相当惚れ込んでいるんだろうなと思っていると不意に彼はこんなことを言ってきた。
「今日は随分と積極的じゃないか……それに良い匂いがするね」
そう言いながら鼻をくんくんと鳴らしている様子はまるで犬のようだったが、不思議と嫌な感じはしなかった。それどころか可愛らしく思えてきたので頭を撫でてあげることにした。すると彼は気持ち良さそうな表情を浮かべた後で再びキスをしてきたためそれに応える形で舌を絡めていったのだが、そこでようやく自分がしていることを自覚してしまい恥ずかしくなってしまったため慌てて離れようとしたが逆に捕まってしまいそのまま押し倒されてしまった挙句、何度もキスされてしまったことで頭がぼうっとしてきてしまった……
「あぁ……可愛いよ。好きだよ」
その言葉を聞いた瞬間、俺の心臓は大きく跳ね上がった。
「あ、ありがとう……俺もラインハルトのこと好きだよ」
照れつつもどうにかそう答えると彼は嬉しそうに微笑んでくれた後、今度は俺を抱き締めてきたかと思うとそのまま俺を持ち上げてベッドまで運んでいくと優しく降ろしてくれた後で服を脱がせ始めた……
「えへへ~可愛いよ~赤ちゃんみたいだよぉ~」
そう言いながら俺のお腹を触ってくるがそれが妙にくすぐったくて身を捩ってしまう。だがそれでもめげずに触り続けてくるせいで段々と変な気分になってきたが何とか我慢していると今度は胸やお尻など色々なところを触ってきた。その度に俺は反応してしまい、結局最後までされるがままになってしまった……
「ん……ああぁっ!もう許してぇ……」
絶頂を迎えた後でぐったりしていると彼は優しく微笑んでから頭を撫でてきたのでつい甘えてしまったが、それを見ていた彼はさらに興奮してきたのか再び行為を再開されてしまったため、結局朝方近くまでヤることになった挙句、次の日は足腰が立たなくなってしまった。
「うぅ……酷い目に遭った……」
そう言いながら俺はベッドの上で寝転がっていた。あれからというものの毎日のように求められ続けており、最近では毎晩のように抱かれているため体力的にも精神的にもかなり参ってしまっている状態だ。しかしそれでも嫌いになれずにいる自分に呆れつつもどこか納得している部分もあったりするのだが……
そんなことを考えながらため息をついていると部屋の扉が開きラインハルトが入ってきたため慌てて起き上がると挨拶をすることにした。だが彼は何も言わずに俺のことを見つめてくるだけで何も喋ろうとしなかった。不思議に思って首を傾げていると突然抱き着いてきたため驚いてしまう。
「ど、どうしたんだよ急に!?」
戸惑いながらも尋ねると彼は嬉しそうな笑みを浮かべながら答えてくれた。
「ううん、なんでもないよ。ただこうしたかっただけさ」
そう言いながらさらに強く抱きしめてくるラインハルトに対してドキドキしていると今度は耳元で囁かれた。
「愛してるよ、カイト……」
そんな甘い言葉をかけられた瞬間、俺は幸せな気持ちに包まれていった。そして無意識のうちに彼を抱きしめ返していた……
「俺もだよ、ラインハルト……」
そう言い返すと今度は彼からキスをしてきた。舌を絡め合う濃厚なディープキスだったものの不思議と嫌悪感は感じなかった。むしろもっとして欲しいと思ってしまうほどだったが、さすがにこれ以上続けるわけにもいかなかったので名残惜しいと思いながら離れると彼は微笑んでくれた後に俺をベッドに寝かせて頭を撫でてくれた後、頬に軽くキスをしてきたので思わずドキッとしたがそれ以上に安心感の方が勝ってしまいそのまま眠ってしまった……
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