12 / 45
第12話 勇者VS赤命軍団
しおりを挟む
動く鎧を斬ればバターのように切り!
動く人形を蹴れば土くれのように粉砕し!
石を投げれば動く石像の翼がもげる!
勇者ライカと赤命軍団の戦いはそんな感じだった。
(うわー。改めて見ても本当に怖いなー・・・)
シルフィアはライカの邪魔にならないように、少し距離を開けながら、
風の魔術でモンスターを適度に倒しながらライカの戦いぶりを観察していた。
勇者の力の秘密を探るのも彼女の重要の仕事の一つだ。
ここまでの道中で出会った野良モンスターたちとの戦いは、相手が大した強さではなかったので参考にならなかった。
今回、ファイレーンが用意したモンスターの軍勢は、それらのモンスターよりも格段に強力な、魔王軍の中でも先鋭と言える実力だった。
これはファイレーンがその錬金術と魔力で生み出すものなので、今回ファイレーンはかなり頑張ったことだろう。
しかし・・・。
その結果は先ほどの様子のとおりである。
そこらの野良モンスターとの戦いと大差ない結果であった。
(このモンスター達は、地方の前線隊長クラスより強いくらいだから・・・。
前線隊長たちに見せたらショックでやる気無くしちゃうね)
シルフィアは魔術の杖を振って生み出した無数のカマイタチでモンスター達を切り刻みながらそんな事を考えた。
ただし、戦いはじめは少しひと悶着あった。
◆
「おい、シア」
「な、なに!?」
いざモンスター達と戦おうとしていたところに呼びかけられて、シルフィアは気勢を削がれた。
ライカはモンスターの攻撃を捌いて避けながら続けた。
「あのファイレーンってやつは、そこらの村人をさらって人体実験してる・・・って話だけど、このモンスター達は、その村人が材料・・・ってことか?」
ライカは表情も口調もいつも通り攻撃的なものだが、
(・・・元人間と戦わないといけないのか、ってことか。
流石に気になるところか・・・)
もしここで、「あのモンスターは元人間だ」とか、「まだ人間に戻せるかもしれないから攻撃しない方がいい」と言ったら、どうなるだろうか。
要するに人質戦法だが、魔族も人間も時々やる奴が出てくるものである。
つまり悪趣味ではあるが珍しいわけではない。
これで勇者の手が鈍って倒せる可能性が出てくるなら、それでもいいのかも知れない。
ファイレーンの演出は「残虐非道」な魔族という事なので、その設定に合っているようにも思える
ただ、人質戦法は諸刃の剣である。
逆にブチ切れて徹底的に叩きのめされる、ということもある。
ライカの気性だとその可能性も高いだろう。
「・・・さぁ、分かんなよ。そうかも知れないけど、魔王軍ではよく見るモンスターだから、そうじゃ無いかも知れないし」
結局シルフィアは「人間の魔術師シア」が言いそうな範囲の回答をした。
(本当はファイレーンの生み出したモンスターが元人間とか人間が材料なんてことはないんだけど)
そこまで知っているのは不自然だろうし、そこまで教えてあげる義理もないだろう。
「チッ。そりゃそうだよな」
そう言うとライカは攻撃に転じたが、それは剣ではなかった。
動く鎧を蹴り飛ばすと、鎧の中身は何もなかった。いわゆる普通の動く鎧だ。中に人間が入っていたりはしない。
動く人形も動く石像も、少し砕いてみて普通と変わらない事を確認する。
「まあホントのところは分からねぇが、この状況じゃ仕方ねぇか。
もし人間だったらすまねぇな。化けて出てくれたら頭くらい下げてやるよ!」
そう言ってライカは思いっきりモンスター達をぶち壊しにかかった。
と言うことが、戦いのはじめにあったわけだ。
◆
「ソリドエアリア!!」
シルフィアは空気を固くして敵の動きを鈍くする魔術を唱えた。
ただし、この魔術は鍛えていない人間相手なら、その動きを大きく阻害することができるが、今戦っているレベルのモンスター相手だと気休め程度だ。
ただ、シルフィアも一緒に戦っているフリはしないといけないので、
サポート魔法としてはちょうどいいだろう。
(まあ実際は、サポート魔法何て必要ない感じだけど)
相変わらずライカはモンスター達をちぎっては投げ、ちぎっては投げしている。
ただし、その表情に余裕はなく、かなりイラついているようだ。
「チッ!こりゃ確かに面倒な相手だな」
ライカとシルフィアは、先ほどから殆ど先に進めていない。
モンスター達が、地上と空から、いくら倒しても倒しても、絶え間なく攻撃を加えてくるからだ。
元々の数が多いこともあるが、壊しても壊してもその場で勝手に修復されて甦ってくるのが大きな原因だ。
「こいつら不死身か!?
今まで同じモンスターを倒してきたけど、こんなに復活してこなかったぞ!?
「ファイレーンが近くにいるからかも!」
シルフィアはそう言った。
実際のところ、理由はその通りだった。
ファイレーンは自分が生み出したものに命を吹き込む。
「命の炎」がそれぞれのモンスターの中に核として納められている。
それがある限り、よほどのことがなければ自動的に復活するのだ。
もちろん、吹き込まれた魔力が切れれば復活しなくなるが、
ファイレーンが近くにいると供給される魔力量が上がり、より何度も復活することができる。
さらに今回用意されたモンスターは特別製で、普通より多くの魔力を注入されているからなおさらだ。
(このままジリ貧させれば勇者を倒せるかな?)
ライカが疲れたところをシルフィアが不意打ちすれば・・・。
そんなことを考えていたが、次の瞬間ライカが吠えた。
「じゃあこれならどおだぁあああああ!!!」
剣を力いっぱい振りかぶるとモンスターの集団に向かって思いっきり振り下ろした。
ドガァアアアアアアン!!!!!
とんでもない音をたててモンスターが4、5体まとめて粉々になった。
隠されていた核もろともだ。
地面には大穴があいている。
続いて襲ってくるモンスター達を吹き飛ばしながら、先ほど粉々にしたモンスターの様子をしばらく観察し・・・・。
「よし!細かく潰せば復活しないぜ!!」
ライカはガッツポーズを取った。
「いや、剣を振り下ろしてできる跡形じゃないだろ、それ!」
ライカの剣は普通サイズの剣だ。
魔力は込められていない様子なのに、なんでそうなるんだ?
「こういうのは気合いだよ、気合い!
お前もそんなチマチマ壊してないで、ここら辺まとめて全部すりつぶすような魔術でドグチャアっとやってみろよ」
「イヤだよ!そんな擬音を出すような魔術」
四天王としての力を隠さなければ似たようなことはできるとは思うが、このモンスター達をシルフィアが全部処理したらさすがにファイレーンが怒るだろう。
「じゃあどうすんだ・・・よっと!」
そう言ってライカはモンスターをまた6体くらい粉砕した。
「全部倒すわけ?できなくはないだろうけど、面倒くさいよ」
「そうだな。オレもそう思ってたところだ。
さっさと城の中に入ってファイレーンをぶっ飛ばした方が早いよな」
「3秒、モンスターを近寄らせなければ、何とかしてみるけど」
「よっしゃ!任せろ!ちょっとしゃがんでろ!」
「えっ!?」
ライカは言うやいなや、剣を両手で持って肩に担いで片足を上げて横向きに振りかぶった。
フェリシアは、ライカが何をしようとしているか、ピンと来てしゃがむ・・・だけでは不安なので、慌ててその場に突っ伏した。
「おりゃぁぁぁあああ!」
ライカは剣を思いっきり横向きに振りぬき一回転した。
衝撃波が周囲一帯を―――シルフィアの頭の上スレスレも通って―――思いっきり吹き飛ばした。
「ひぇぇ!」
シルフィアは小さく悲鳴を上げたが、
注文通り、モンスターがいない時間と空間が現れた。
ここはやるしかない。
「ガスティカノン!!」
地面に這いつくばったまま、そう魔術を唱えると、魔力の風がライカとシルフィアを包み込み―――
凄い勢いで二人をモンスターの大軍に向かって吹き飛ばした!!
「ゲェ!?」
今度はライカが悲鳴を上げる。このままだと・・・・
「モンスターにぶつかるよ!ぶっ飛ばして!!!」
「そういうことかいぃぃいいいい!!」
ライカは叫びながら目の前に迫るモンスター達を粉砕して突き進んだ。
シルフィアはその後ろで小さくなってモンスターの破片をやり過ごした。
そして―――
ドッォオンン!!!
そのまま城の入り口に突っ込む!!
何とかモンスターの大軍を突破したのだ。
「てめぇ!何でモンスターじゃなくてオレたちの方をぶっ飛ばすんだよ!」
「キミだっていきなり剣を振り回して!当たったらどうするんだ!!」
大騒ぎでケンカをしながら、
また囲まれないように、取り合えず城の奥に二人で急いで走りだした。
◆
「なんか・・・本当に仲良くなってますね。
シルフィアは元々明るい子だけど、人と仲良くなる才能があるのかしら・・・」
勇者とシルフィアの様子を映像でのぞき見しながら、ファイレーンは感心していた。
「まあともかく、ここまでは計画通り・・・。
さて次は、コレの出番ですね・・・・」
ファイレーンは、部屋の中心、魔法陣の中で出撃の時を待つ「秘密兵器」を眺めて、不敵な笑みを浮かべた。
「フフフ・・・・。
・・・何か演技でやってるつもりだったけど、この喋り方もだんだん楽しくなってきましたね。フフフ・・・」
動く人形を蹴れば土くれのように粉砕し!
石を投げれば動く石像の翼がもげる!
勇者ライカと赤命軍団の戦いはそんな感じだった。
(うわー。改めて見ても本当に怖いなー・・・)
シルフィアはライカの邪魔にならないように、少し距離を開けながら、
風の魔術でモンスターを適度に倒しながらライカの戦いぶりを観察していた。
勇者の力の秘密を探るのも彼女の重要の仕事の一つだ。
ここまでの道中で出会った野良モンスターたちとの戦いは、相手が大した強さではなかったので参考にならなかった。
今回、ファイレーンが用意したモンスターの軍勢は、それらのモンスターよりも格段に強力な、魔王軍の中でも先鋭と言える実力だった。
これはファイレーンがその錬金術と魔力で生み出すものなので、今回ファイレーンはかなり頑張ったことだろう。
しかし・・・。
その結果は先ほどの様子のとおりである。
そこらの野良モンスターとの戦いと大差ない結果であった。
(このモンスター達は、地方の前線隊長クラスより強いくらいだから・・・。
前線隊長たちに見せたらショックでやる気無くしちゃうね)
シルフィアは魔術の杖を振って生み出した無数のカマイタチでモンスター達を切り刻みながらそんな事を考えた。
ただし、戦いはじめは少しひと悶着あった。
◆
「おい、シア」
「な、なに!?」
いざモンスター達と戦おうとしていたところに呼びかけられて、シルフィアは気勢を削がれた。
ライカはモンスターの攻撃を捌いて避けながら続けた。
「あのファイレーンってやつは、そこらの村人をさらって人体実験してる・・・って話だけど、このモンスター達は、その村人が材料・・・ってことか?」
ライカは表情も口調もいつも通り攻撃的なものだが、
(・・・元人間と戦わないといけないのか、ってことか。
流石に気になるところか・・・)
もしここで、「あのモンスターは元人間だ」とか、「まだ人間に戻せるかもしれないから攻撃しない方がいい」と言ったら、どうなるだろうか。
要するに人質戦法だが、魔族も人間も時々やる奴が出てくるものである。
つまり悪趣味ではあるが珍しいわけではない。
これで勇者の手が鈍って倒せる可能性が出てくるなら、それでもいいのかも知れない。
ファイレーンの演出は「残虐非道」な魔族という事なので、その設定に合っているようにも思える
ただ、人質戦法は諸刃の剣である。
逆にブチ切れて徹底的に叩きのめされる、ということもある。
ライカの気性だとその可能性も高いだろう。
「・・・さぁ、分かんなよ。そうかも知れないけど、魔王軍ではよく見るモンスターだから、そうじゃ無いかも知れないし」
結局シルフィアは「人間の魔術師シア」が言いそうな範囲の回答をした。
(本当はファイレーンの生み出したモンスターが元人間とか人間が材料なんてことはないんだけど)
そこまで知っているのは不自然だろうし、そこまで教えてあげる義理もないだろう。
「チッ。そりゃそうだよな」
そう言うとライカは攻撃に転じたが、それは剣ではなかった。
動く鎧を蹴り飛ばすと、鎧の中身は何もなかった。いわゆる普通の動く鎧だ。中に人間が入っていたりはしない。
動く人形も動く石像も、少し砕いてみて普通と変わらない事を確認する。
「まあホントのところは分からねぇが、この状況じゃ仕方ねぇか。
もし人間だったらすまねぇな。化けて出てくれたら頭くらい下げてやるよ!」
そう言ってライカは思いっきりモンスター達をぶち壊しにかかった。
と言うことが、戦いのはじめにあったわけだ。
◆
「ソリドエアリア!!」
シルフィアは空気を固くして敵の動きを鈍くする魔術を唱えた。
ただし、この魔術は鍛えていない人間相手なら、その動きを大きく阻害することができるが、今戦っているレベルのモンスター相手だと気休め程度だ。
ただ、シルフィアも一緒に戦っているフリはしないといけないので、
サポート魔法としてはちょうどいいだろう。
(まあ実際は、サポート魔法何て必要ない感じだけど)
相変わらずライカはモンスター達をちぎっては投げ、ちぎっては投げしている。
ただし、その表情に余裕はなく、かなりイラついているようだ。
「チッ!こりゃ確かに面倒な相手だな」
ライカとシルフィアは、先ほどから殆ど先に進めていない。
モンスター達が、地上と空から、いくら倒しても倒しても、絶え間なく攻撃を加えてくるからだ。
元々の数が多いこともあるが、壊しても壊してもその場で勝手に修復されて甦ってくるのが大きな原因だ。
「こいつら不死身か!?
今まで同じモンスターを倒してきたけど、こんなに復活してこなかったぞ!?
「ファイレーンが近くにいるからかも!」
シルフィアはそう言った。
実際のところ、理由はその通りだった。
ファイレーンは自分が生み出したものに命を吹き込む。
「命の炎」がそれぞれのモンスターの中に核として納められている。
それがある限り、よほどのことがなければ自動的に復活するのだ。
もちろん、吹き込まれた魔力が切れれば復活しなくなるが、
ファイレーンが近くにいると供給される魔力量が上がり、より何度も復活することができる。
さらに今回用意されたモンスターは特別製で、普通より多くの魔力を注入されているからなおさらだ。
(このままジリ貧させれば勇者を倒せるかな?)
ライカが疲れたところをシルフィアが不意打ちすれば・・・。
そんなことを考えていたが、次の瞬間ライカが吠えた。
「じゃあこれならどおだぁあああああ!!!」
剣を力いっぱい振りかぶるとモンスターの集団に向かって思いっきり振り下ろした。
ドガァアアアアアアン!!!!!
とんでもない音をたててモンスターが4、5体まとめて粉々になった。
隠されていた核もろともだ。
地面には大穴があいている。
続いて襲ってくるモンスター達を吹き飛ばしながら、先ほど粉々にしたモンスターの様子をしばらく観察し・・・・。
「よし!細かく潰せば復活しないぜ!!」
ライカはガッツポーズを取った。
「いや、剣を振り下ろしてできる跡形じゃないだろ、それ!」
ライカの剣は普通サイズの剣だ。
魔力は込められていない様子なのに、なんでそうなるんだ?
「こういうのは気合いだよ、気合い!
お前もそんなチマチマ壊してないで、ここら辺まとめて全部すりつぶすような魔術でドグチャアっとやってみろよ」
「イヤだよ!そんな擬音を出すような魔術」
四天王としての力を隠さなければ似たようなことはできるとは思うが、このモンスター達をシルフィアが全部処理したらさすがにファイレーンが怒るだろう。
「じゃあどうすんだ・・・よっと!」
そう言ってライカはモンスターをまた6体くらい粉砕した。
「全部倒すわけ?できなくはないだろうけど、面倒くさいよ」
「そうだな。オレもそう思ってたところだ。
さっさと城の中に入ってファイレーンをぶっ飛ばした方が早いよな」
「3秒、モンスターを近寄らせなければ、何とかしてみるけど」
「よっしゃ!任せろ!ちょっとしゃがんでろ!」
「えっ!?」
ライカは言うやいなや、剣を両手で持って肩に担いで片足を上げて横向きに振りかぶった。
フェリシアは、ライカが何をしようとしているか、ピンと来てしゃがむ・・・だけでは不安なので、慌ててその場に突っ伏した。
「おりゃぁぁぁあああ!」
ライカは剣を思いっきり横向きに振りぬき一回転した。
衝撃波が周囲一帯を―――シルフィアの頭の上スレスレも通って―――思いっきり吹き飛ばした。
「ひぇぇ!」
シルフィアは小さく悲鳴を上げたが、
注文通り、モンスターがいない時間と空間が現れた。
ここはやるしかない。
「ガスティカノン!!」
地面に這いつくばったまま、そう魔術を唱えると、魔力の風がライカとシルフィアを包み込み―――
凄い勢いで二人をモンスターの大軍に向かって吹き飛ばした!!
「ゲェ!?」
今度はライカが悲鳴を上げる。このままだと・・・・
「モンスターにぶつかるよ!ぶっ飛ばして!!!」
「そういうことかいぃぃいいいい!!」
ライカは叫びながら目の前に迫るモンスター達を粉砕して突き進んだ。
シルフィアはその後ろで小さくなってモンスターの破片をやり過ごした。
そして―――
ドッォオンン!!!
そのまま城の入り口に突っ込む!!
何とかモンスターの大軍を突破したのだ。
「てめぇ!何でモンスターじゃなくてオレたちの方をぶっ飛ばすんだよ!」
「キミだっていきなり剣を振り回して!当たったらどうするんだ!!」
大騒ぎでケンカをしながら、
また囲まれないように、取り合えず城の奥に二人で急いで走りだした。
◆
「なんか・・・本当に仲良くなってますね。
シルフィアは元々明るい子だけど、人と仲良くなる才能があるのかしら・・・」
勇者とシルフィアの様子を映像でのぞき見しながら、ファイレーンは感心していた。
「まあともかく、ここまでは計画通り・・・。
さて次は、コレの出番ですね・・・・」
ファイレーンは、部屋の中心、魔法陣の中で出撃の時を待つ「秘密兵器」を眺めて、不敵な笑みを浮かべた。
「フフフ・・・・。
・・・何か演技でやってるつもりだったけど、この喋り方もだんだん楽しくなってきましたね。フフフ・・・」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる