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翼の本性
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『猪熊財閥の御曹子がそんな顔するな』
翼は確かにそう言った。
「由貴?どうした?」
「颯太、陸也。お前たち、俺の家の話し翼にしたか?」
「俺は話してない」
「俺は最近まで知らなかったしな」
「俺、翼には言ってないんだ。俺の家の話も、俺は翼に苗字は教えてない」
名前聞かれた時も名前しか名乗らなかった。
颯太が話しているとも思えない。
おかしい。
おかしすぎる。
「陸也。奥の部屋借りるからな」
「由貴くん、どこに電話してるの?」
「一度大学の回線をログアウトさせる」
うちの大学は入学時にタブレットとモバイルルーターを貰える。
因みに学院独自というか猪熊家が所有する回線がありそれをみんな使っている。
もちろん普通に携帯のキャリアの回線とかを使ってもいいんだけど。
それには学生会の許可と申請をしなくてはならない。
「面倒なことを」
「必要なことだ」
「いいよ。許可ならすぐ出してあげれるし」
こういう時颯太が学生会会長だと助かる。
うちの回線ならできるだろう。
「もしもし教授?一回回線ログアウトすっから」
まずは教授から許可もらう必要があるんだけど。
教授から許可をもらった。
「さてと始めるか」
うちの回線にログインする。
アクセスしている間に純に電話しなきゃな。
「もしもし?純。お前さ俺に告ってきた女全員覚えてるよな?じゃあさ急いで俺のバイト先に来いよ」
あとは、純が来るのを待つだけ。
「由貴!お父さんは由貴をそんな子に育てた覚えはないぞ」
お父さんてなんだよ。
お父さんて。
陸也は俺の父さんじゃないじゃん。
「言っとくけど俺、女の子に興味ないしみんな断ってるからな」
「興味ないてって…………」
「言ってなかったけ?俺、恋愛対象男だから……」
「でも、それと、由貴くんに告ってきた子の何が?」
「それを調べんの!今うちのデータベースをダウンロードしてるから」
多分。
俺の考えが間違ってないなら色々わかるはず。
どうか当たらないで欲しい。
そんな気持ちでいっぱいだった。
嫌な予感がする。
調べたら多分後戻りはできない。
翼は確かにそう言った。
「由貴?どうした?」
「颯太、陸也。お前たち、俺の家の話し翼にしたか?」
「俺は話してない」
「俺は最近まで知らなかったしな」
「俺、翼には言ってないんだ。俺の家の話も、俺は翼に苗字は教えてない」
名前聞かれた時も名前しか名乗らなかった。
颯太が話しているとも思えない。
おかしい。
おかしすぎる。
「陸也。奥の部屋借りるからな」
「由貴くん、どこに電話してるの?」
「一度大学の回線をログアウトさせる」
うちの大学は入学時にタブレットとモバイルルーターを貰える。
因みに学院独自というか猪熊家が所有する回線がありそれをみんな使っている。
もちろん普通に携帯のキャリアの回線とかを使ってもいいんだけど。
それには学生会の許可と申請をしなくてはならない。
「面倒なことを」
「必要なことだ」
「いいよ。許可ならすぐ出してあげれるし」
こういう時颯太が学生会会長だと助かる。
うちの回線ならできるだろう。
「もしもし教授?一回回線ログアウトすっから」
まずは教授から許可もらう必要があるんだけど。
教授から許可をもらった。
「さてと始めるか」
うちの回線にログインする。
アクセスしている間に純に電話しなきゃな。
「もしもし?純。お前さ俺に告ってきた女全員覚えてるよな?じゃあさ急いで俺のバイト先に来いよ」
あとは、純が来るのを待つだけ。
「由貴!お父さんは由貴をそんな子に育てた覚えはないぞ」
お父さんてなんだよ。
お父さんて。
陸也は俺の父さんじゃないじゃん。
「言っとくけど俺、女の子に興味ないしみんな断ってるからな」
「興味ないてって…………」
「言ってなかったけ?俺、恋愛対象男だから……」
「でも、それと、由貴くんに告ってきた子の何が?」
「それを調べんの!今うちのデータベースをダウンロードしてるから」
多分。
俺の考えが間違ってないなら色々わかるはず。
どうか当たらないで欲しい。
そんな気持ちでいっぱいだった。
嫌な予感がする。
調べたら多分後戻りはできない。
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