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思い出作り
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「軽井沢?」
「観光地だし。いや?」
「嫌じゃないけど一週間も?」
「家の所有してる別荘があるから」
そういや、この間言ってたな。
そして。
夏休みの終わり一週間前。
「じゃあ行こうか?」
「うん」
そう言って颯太は俺の手を引いていく。
颯太が何も用意しなくていいて言うから手ぶらで旅行に。
理由聞いたら。
向こうで買えばいいからって。
「いや。自分の分は自分で買うって」
「えぇーっ」
で。
俺が買おうとしたら颯太が買ってあげるとか言ってきて断ったら……。
いや。
そんなあからさまに残念そうな顔しなくても。
というか。
颯太いくら仕送りもらってんだ?
今回の旅行代もデートの時も全額颯太が出してくれる。
陸也のとこ時給高いけどさ。
最近はあまり入ってないし。
「俺が買ってあげたいんだけど。いや?」
「嫌じゃない。ただ女物の服は着ないからな」
俺だって買ってくれるなら喜んで着るけど。
颯太が選ぶのって何故かデザインが可愛い女の子向けのデザインばかり。
「由貴くん可愛いから似合うよ」
そんな顔されても嫌なもんは嫌なの。
「普通の買ってあげるからそんなに怒らないでよ」
「わかったよ」
颯太の車で約三時間。
ようやく軽井沢に着く。
「疲れた?」
「ん…………」
ヤバイ。
眠い。
「由貴くん。ゆっくり寝てて?」
********
「おはよう」
「寝てた?」
「ぐっすりね」
「お腹すいたでしょ?何か食べに行く?それとも作ろうか?」
「じゃあ作って」
「じゃあお風呂入っておいで」
颯太が作り終わるまでお風呂にはいることに。
まだ、ちょっとだけ眠い。
寝ちゃわないといいけど。
「…………」
颯太は俺と最後の思い出作りかのように旅行に誘ってきた。
颯太は口にしないけど多分都内というか東京じゃないとこに行くんだと思う。
『気になるなら颯太に直接聞けよ』
陸也が言ってきた。
颯太は多分陸也には話している。
だからだと思う。
これ以上はのぼせそう。
あがるか。
「コスプレ?」
颯太が買っていた服は猫耳のついたパーカーだった。
「まぁ。パーカーぐらいいいけどさ」
ただし。
部屋の中だけならな。
**********
「あ、あがったの?ってまた髪の毛乾かしてないし」
颯太は文句言いながら髪を乾かしてくれる。
「できた。ご飯食べよう?」
「颯太てさ、服の趣味おかしくないか?」
「え?何で?それ可愛いよ?」
「じゃなくて。颯太コスプレ好きだろう?」
「うん。好きだよ?」
いや。
好きだよじゃなくて…………。
そして。
飯食ったあと。
「夜景?」
「そ。見に行かない?」
「いいけど」
「由貴くんもう一枚羽織るもの持っておいで」
薄手の長袖のシャツを持って夜景を見に行く。
**********
「あの人カッコいい」
「大学生かな?」
わかっちゃいたけど。
颯太は惚れた欲目とかじゃなくて普通にカッコいい。
女たちがほっとくわけない。
「由貴くん。ほら行くよ」
そんな女たちに颯太が気づいてないわけないのに。
「あんな女たちになんか興味ないから。俺は由貴くんといれたらいいんだよ」
まるで俺の考えを見透かされたかのような言い方をする颯太。
「観光地だし。いや?」
「嫌じゃないけど一週間も?」
「家の所有してる別荘があるから」
そういや、この間言ってたな。
そして。
夏休みの終わり一週間前。
「じゃあ行こうか?」
「うん」
そう言って颯太は俺の手を引いていく。
颯太が何も用意しなくていいて言うから手ぶらで旅行に。
理由聞いたら。
向こうで買えばいいからって。
「いや。自分の分は自分で買うって」
「えぇーっ」
で。
俺が買おうとしたら颯太が買ってあげるとか言ってきて断ったら……。
いや。
そんなあからさまに残念そうな顔しなくても。
というか。
颯太いくら仕送りもらってんだ?
今回の旅行代もデートの時も全額颯太が出してくれる。
陸也のとこ時給高いけどさ。
最近はあまり入ってないし。
「俺が買ってあげたいんだけど。いや?」
「嫌じゃない。ただ女物の服は着ないからな」
俺だって買ってくれるなら喜んで着るけど。
颯太が選ぶのって何故かデザインが可愛い女の子向けのデザインばかり。
「由貴くん可愛いから似合うよ」
そんな顔されても嫌なもんは嫌なの。
「普通の買ってあげるからそんなに怒らないでよ」
「わかったよ」
颯太の車で約三時間。
ようやく軽井沢に着く。
「疲れた?」
「ん…………」
ヤバイ。
眠い。
「由貴くん。ゆっくり寝てて?」
********
「おはよう」
「寝てた?」
「ぐっすりね」
「お腹すいたでしょ?何か食べに行く?それとも作ろうか?」
「じゃあ作って」
「じゃあお風呂入っておいで」
颯太が作り終わるまでお風呂にはいることに。
まだ、ちょっとだけ眠い。
寝ちゃわないといいけど。
「…………」
颯太は俺と最後の思い出作りかのように旅行に誘ってきた。
颯太は口にしないけど多分都内というか東京じゃないとこに行くんだと思う。
『気になるなら颯太に直接聞けよ』
陸也が言ってきた。
颯太は多分陸也には話している。
だからだと思う。
これ以上はのぼせそう。
あがるか。
「コスプレ?」
颯太が買っていた服は猫耳のついたパーカーだった。
「まぁ。パーカーぐらいいいけどさ」
ただし。
部屋の中だけならな。
**********
「あ、あがったの?ってまた髪の毛乾かしてないし」
颯太は文句言いながら髪を乾かしてくれる。
「できた。ご飯食べよう?」
「颯太てさ、服の趣味おかしくないか?」
「え?何で?それ可愛いよ?」
「じゃなくて。颯太コスプレ好きだろう?」
「うん。好きだよ?」
いや。
好きだよじゃなくて…………。
そして。
飯食ったあと。
「夜景?」
「そ。見に行かない?」
「いいけど」
「由貴くんもう一枚羽織るもの持っておいで」
薄手の長袖のシャツを持って夜景を見に行く。
**********
「あの人カッコいい」
「大学生かな?」
わかっちゃいたけど。
颯太は惚れた欲目とかじゃなくて普通にカッコいい。
女たちがほっとくわけない。
「由貴くん。ほら行くよ」
そんな女たちに颯太が気づいてないわけないのに。
「あんな女たちになんか興味ないから。俺は由貴くんといれたらいいんだよ」
まるで俺の考えを見透かされたかのような言い方をする颯太。
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