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年末そして年明け
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『由貴くん!テスト終わったら電話してきてね!』
朝起きたらメールが入ってた。
今日から後期のテストが始まる。
去年は翼のせいでテスト受けられず留年した。
「今日からテストなの?」
「うん」
「着替え取りに来るのはいつでもいいわよ」
「テスト終わったら颯太と取りにくるから」
「そろそろ行くから」
「行ってらっしゃい」
**********
「由貴ー」
「純」
「今日からテストだと思うと憂鬱」
「純平ちゃんと勉強してた?」
「してました!」
「由貴が留年したのって入院してたからで成績のせいじゃないからね?」
「だー!わかってるって」
純は朝から律に説教されて不機嫌になっていた。
「由貴。お腹目立ってきたけど大丈夫?」
「颯太がバレたら仕方ないって。あと教授に説明するって言ってた」
今日は2時限までしかテストがないからそのあと颯太と飯食って遊ぶことに。
颯太は1教科しかテストないらしから。
俺がテスト終わるまで時間があるから。
多分。
その時に話すんだろう。
********
「兄ちゃん!テスト終わった?」
「終わった」
「このあとは?」
「颯太と会う約束してる」
「じゃあいいや」
なんだ。
燐のやつ。
「さてと行くか」
「テスト終わった」
『食堂で待ってて』
食堂でケーキ食いながら待つことに。
甘いの食いすぎはダメだけど。
たまにはいいよな。
「由貴くん。先週入ったケーキの新メニューあるよ」
「それ食べる」
********
「美味しいかい?」
「うん!」
「これオマケ」
食堂のおばちゃんがくれたのはバームクーヘンだった。
「試作だよ。良かったらお食べ」
「ありがとう」
「由貴くんてば、食堂のおばちゃんたちに餌付けされちゃって」
「餌付けされてないし」
「ケーキだけ食べたら行こう?」
「出掛けるのかい?」
「そうだよ。今からデートだよ」
「あらあら相変わらず仲良いんだね」
それから颯太は食堂のおばちゃんと話してた。
「由貴くんはもうすぐ俺の奥さんになるんだから」
「とりあえずご飯に行こうか?」
「うん」
颯太の車に乗りそのままランチへ。
「イタリアン?」
「そ。ピザが美味しいんだって!由貴くんピザ好きでしょ?」
「うん」
そして。
店内に入る。
「由貴くん決まった?」
「レディースセット」
「相変わらず少食なんだから」
仕方ないじゃん。
あまり食べれないんだし。
「まぁ仕方ないか。すいませーん!注文お願いします」
***********
「で、テストどうだった?」
「俺は大丈夫。ただ、純がヤバイって叫んでた」
「純平て頭悪かったっけ?」
「…………大学受験の時毎日勉強してやっと入れたぐらいだから」
「由貴くんじゃなくて純平の方が良かったかな?」
「何の話だ?」
「何でもないよ?」
何でもないって言われても気になるんだけど。
「…………」
「……わかったから。話すから」
観念したのか颯太は渋々だけど話してくれた。
「学生会の会長には入学して来る子に対して権限があるんだ」
「権限?」
「そ。新入生を会長権限で入学させられるんだ。入試は受けなくていいけど教授たちが面接するんだ。でも、由貴くんの場合は、奨学金の申請してたから入試受けなきゃいけなかったからばれなかったんだよね」
「そんな制度あったんだ」
「今年はね律が彼女をその権限で」
「由美ちゃんを?」
「由貴くん。律の彼女知ってるの?」
「言わなかったっけ?律とは中学の時からの友達だって。別れてなければその子だろうし」
「可愛い?」
「…………」
深い意味はない…………はず。
そう。
ないはずなんだけど。
ムカつく。
朝起きたらメールが入ってた。
今日から後期のテストが始まる。
去年は翼のせいでテスト受けられず留年した。
「今日からテストなの?」
「うん」
「着替え取りに来るのはいつでもいいわよ」
「テスト終わったら颯太と取りにくるから」
「そろそろ行くから」
「行ってらっしゃい」
**********
「由貴ー」
「純」
「今日からテストだと思うと憂鬱」
「純平ちゃんと勉強してた?」
「してました!」
「由貴が留年したのって入院してたからで成績のせいじゃないからね?」
「だー!わかってるって」
純は朝から律に説教されて不機嫌になっていた。
「由貴。お腹目立ってきたけど大丈夫?」
「颯太がバレたら仕方ないって。あと教授に説明するって言ってた」
今日は2時限までしかテストがないからそのあと颯太と飯食って遊ぶことに。
颯太は1教科しかテストないらしから。
俺がテスト終わるまで時間があるから。
多分。
その時に話すんだろう。
********
「兄ちゃん!テスト終わった?」
「終わった」
「このあとは?」
「颯太と会う約束してる」
「じゃあいいや」
なんだ。
燐のやつ。
「さてと行くか」
「テスト終わった」
『食堂で待ってて』
食堂でケーキ食いながら待つことに。
甘いの食いすぎはダメだけど。
たまにはいいよな。
「由貴くん。先週入ったケーキの新メニューあるよ」
「それ食べる」
********
「美味しいかい?」
「うん!」
「これオマケ」
食堂のおばちゃんがくれたのはバームクーヘンだった。
「試作だよ。良かったらお食べ」
「ありがとう」
「由貴くんてば、食堂のおばちゃんたちに餌付けされちゃって」
「餌付けされてないし」
「ケーキだけ食べたら行こう?」
「出掛けるのかい?」
「そうだよ。今からデートだよ」
「あらあら相変わらず仲良いんだね」
それから颯太は食堂のおばちゃんと話してた。
「由貴くんはもうすぐ俺の奥さんになるんだから」
「とりあえずご飯に行こうか?」
「うん」
颯太の車に乗りそのままランチへ。
「イタリアン?」
「そ。ピザが美味しいんだって!由貴くんピザ好きでしょ?」
「うん」
そして。
店内に入る。
「由貴くん決まった?」
「レディースセット」
「相変わらず少食なんだから」
仕方ないじゃん。
あまり食べれないんだし。
「まぁ仕方ないか。すいませーん!注文お願いします」
***********
「で、テストどうだった?」
「俺は大丈夫。ただ、純がヤバイって叫んでた」
「純平て頭悪かったっけ?」
「…………大学受験の時毎日勉強してやっと入れたぐらいだから」
「由貴くんじゃなくて純平の方が良かったかな?」
「何の話だ?」
「何でもないよ?」
何でもないって言われても気になるんだけど。
「…………」
「……わかったから。話すから」
観念したのか颯太は渋々だけど話してくれた。
「学生会の会長には入学して来る子に対して権限があるんだ」
「権限?」
「そ。新入生を会長権限で入学させられるんだ。入試は受けなくていいけど教授たちが面接するんだ。でも、由貴くんの場合は、奨学金の申請してたから入試受けなきゃいけなかったからばれなかったんだよね」
「そんな制度あったんだ」
「今年はね律が彼女をその権限で」
「由美ちゃんを?」
「由貴くん。律の彼女知ってるの?」
「言わなかったっけ?律とは中学の時からの友達だって。別れてなければその子だろうし」
「可愛い?」
「…………」
深い意味はない…………はず。
そう。
ないはずなんだけど。
ムカつく。
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