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第26話 アイザックの決意
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アイザックの人生は、10年前に竜の山でルシルと出会ってから一変した。
守護竜として長い間一人で山の怒りを鎮めていたアイザックには、楽しいことなど何一つなかった。
そんな代り映えのなかった白黒の日常が、ルシルと出会ったことで鮮やかな色がついたのだ。
アイザックがルシルの研究助手になってから、毎日が祭りのようだった。
来る日も来る日も、二人で竜研究に励み、忙しいけど充実した日々を送っていた。
自分の正体がその竜であることをルシルに明かすことができないのがもどかしかったが、それでもルシルと一緒にいることが幸せだった。
だが、竜と人は、交わらないほうがいい。
ジェネラス竜国には、そういった古い考えがある。
だからアイザックも同じように、ルシルのことを諦めようと思った。
──ルシルがクラウス王子と結婚したら、この国を出よう。
ルシルが他の男の妻になるのを、近くで見ていられるほどアイザックの心は広くない。
もしもこの手でルシルを奪い取り、自分の妻にすることができたらどれだけ良いことだろうか。
──だけど、俺はルシルが幸せになれれば、それでいい。
ルシルの幸せを願って、身を引く。
竜である自分が、ルシルと一緒になることは不可能。
そう思っていたが、ルシルは処刑されることになった。
気が付いた時には体が勝手に動いて、ルシルを処刑台から連れ去っていた。
そのままルシルに想いを打ち明け、晴れて二人は恋人になった。
ルシルと一緒になることは、アイザックの秘めた願いだった。
それがついに、叶った!
これから、二人で幸せになる。
すべてが上手くいくはず。
そう思っていたのに──
「ルシル、目を覚ましてくれ……」
こんなにも時間が遅く進むのを、アイザックは体験したことがない。
ルシルが無事に目覚めてくれるのなら、なにを犠牲にしてもいい。
この命を捨ててルシルが助かるというなら、喜んでこの身を捧げよう。
「ルシル……俺を一人にしないでくれ」
会議室でルシルが竜茶を飲んだ途端、急に倒れた。
それからずっと、意識がない。
やはり、あの竜茶が原因なのだろうか。
だが、アイザックは竜茶を毒見したのに、まったく異常はなかった。
すぐにルシルのティーカップを手元に置き、毒が入っていないか部下に調べさせた。
しかし結果は、ただの竜茶だった。
毒など入っていない。
それならなぜ、ルシルは倒れた?
毒だとわからない方法で、何者かがルシルを狙ったのだろうか。
「思えば、気になることがある……ルシルはあの竜茶をツンとした匂いがすると言っていた。だが俺には、普段通り甘い香りしかしなかった」
どういうことなのだろうか。
ルシルとアイザックでは、竜茶の匂いの印象がまったく違う。
単に、好みや慣れの問題かもしれないが。
「そういえば、こんな話を聞いたことがあるな」
その昔、ジェネラス竜国には、竜茶を飲むと体調を崩すという迷信があった。
だがいまや、その迷信を信じる者は誰もいない。
昔は希少だった竜木だが、現在は国中に多く分布している。
そのおかげで毎日のように竜茶を飲むことができるようになった。
ジェネラス竜国で竜茶が大流行して、まだ数十年しか経っていないが、もはや竜茶の迷信は国から消え去った。
──なんだか、似ているな。
カレジ王国で守護竜信仰が忘れ去られたのと、竜茶の迷信が、なぜか似ていると思ってしまった。
「ルシルなら、なにか気づくかもしれない」
守護竜信仰が失われたあの国で、竜についての真相を突き止めたルシルなら、この疑問に何か答えを見出してくれる気がする。
「ルシル……」
ふと、アイザックはルシルの服の中に視線を向ける。
胸元に、小さく盛り上がった物が入っていた。
「これは、竜の爪か」
ルシルがお守りとして、常に身に着けているものだ。
その正体は、竜の姿となったアイザックの爪。
そんなものを、ルシルは宝物のように大切にしてくれている。
「……そうか、竜の爪だ!」
ジェネラス竜国に伝わる、竜天女の伝承。
たしか、この地に来たばかりの竜天女が病に倒れた際に、竜の爪を煎じた薬を飲ませたら治ったという話があったはずだ!
藁をもすがる思いで、アイザックは行動に移す。
竜の爪を煎じて、簡単な薬を作った。
竜研究の助手をしていたアイザックであれば、これくらい造作もない。
「さあ、ルシル。飲んでくれ」
眠ったままのルシルに、竜の爪の薬を飲ませようとする。
だが、口の外に流れ落ちてしまい、なかなか飲んでくれない。
「なら、こうするしかないな」
アイザックは煎じ薬を、自分の口に含んだ。
そして、ルシルの唇に口づけをする。
──よし、飲んだ!
口に含んだ薬を、ルシルへと口移しすることに成功した。
「頼む、効いてくれ!」
ルシルの手を握ったまま、アイザックはギュッと強く握りしめる。
しばらくすると、ルシルの手がピクリと動いた。
「……アイザック?」
「ルシル! 目を覚ましたのか!?」
「あれ……私、たしか会議室でお茶を飲んで…………」
「無理をするな。おい、誰か! 医者を呼べ!」
すぐに医者がやって来て、ルシルの検診をする。
医者によると、ルシルの体に異常はないらしい。
安静にしていれば、じきに良くなるとのことだった。
一時はどうなるかと思ったが、最悪の事態は免れた。
一か月ほど前に、ルシルが処刑されると知って、カレジ王国ではただの一般人である自分は無力だと痛感した。
だから竜であることを明かしてでも、ルシルを取り戻した。
この先、ずっとルシルを守る。
そう誓ったのに、この始末だ。
もう絶対に離さない。
ルシルとの結婚は、来年まで待てと国王に言われたが、そんなことはもう気にしない。
いますぐにでも、ルシルと結婚したい。
──決めた。
「俺は王になる」
ルシルは竜研究に命をかけている。
そして、王城のような政治の場所が、あまり好きではない。
だからルシルと一緒に田舎でひっそりと暮らしながら、竜研究をするのも良いと思っていた。
でも、それではダメだ。
ただの一般人では、カレジ王国の時のように、大切な人を守れない。
──ルシルを守るために、俺は王になる。
そして、叶えてみせよう。
──ルシルが思う存分、安心して竜研究できる場を、俺が整えてやる!
守護竜として長い間一人で山の怒りを鎮めていたアイザックには、楽しいことなど何一つなかった。
そんな代り映えのなかった白黒の日常が、ルシルと出会ったことで鮮やかな色がついたのだ。
アイザックがルシルの研究助手になってから、毎日が祭りのようだった。
来る日も来る日も、二人で竜研究に励み、忙しいけど充実した日々を送っていた。
自分の正体がその竜であることをルシルに明かすことができないのがもどかしかったが、それでもルシルと一緒にいることが幸せだった。
だが、竜と人は、交わらないほうがいい。
ジェネラス竜国には、そういった古い考えがある。
だからアイザックも同じように、ルシルのことを諦めようと思った。
──ルシルがクラウス王子と結婚したら、この国を出よう。
ルシルが他の男の妻になるのを、近くで見ていられるほどアイザックの心は広くない。
もしもこの手でルシルを奪い取り、自分の妻にすることができたらどれだけ良いことだろうか。
──だけど、俺はルシルが幸せになれれば、それでいい。
ルシルの幸せを願って、身を引く。
竜である自分が、ルシルと一緒になることは不可能。
そう思っていたが、ルシルは処刑されることになった。
気が付いた時には体が勝手に動いて、ルシルを処刑台から連れ去っていた。
そのままルシルに想いを打ち明け、晴れて二人は恋人になった。
ルシルと一緒になることは、アイザックの秘めた願いだった。
それがついに、叶った!
これから、二人で幸せになる。
すべてが上手くいくはず。
そう思っていたのに──
「ルシル、目を覚ましてくれ……」
こんなにも時間が遅く進むのを、アイザックは体験したことがない。
ルシルが無事に目覚めてくれるのなら、なにを犠牲にしてもいい。
この命を捨ててルシルが助かるというなら、喜んでこの身を捧げよう。
「ルシル……俺を一人にしないでくれ」
会議室でルシルが竜茶を飲んだ途端、急に倒れた。
それからずっと、意識がない。
やはり、あの竜茶が原因なのだろうか。
だが、アイザックは竜茶を毒見したのに、まったく異常はなかった。
すぐにルシルのティーカップを手元に置き、毒が入っていないか部下に調べさせた。
しかし結果は、ただの竜茶だった。
毒など入っていない。
それならなぜ、ルシルは倒れた?
毒だとわからない方法で、何者かがルシルを狙ったのだろうか。
「思えば、気になることがある……ルシルはあの竜茶をツンとした匂いがすると言っていた。だが俺には、普段通り甘い香りしかしなかった」
どういうことなのだろうか。
ルシルとアイザックでは、竜茶の匂いの印象がまったく違う。
単に、好みや慣れの問題かもしれないが。
「そういえば、こんな話を聞いたことがあるな」
その昔、ジェネラス竜国には、竜茶を飲むと体調を崩すという迷信があった。
だがいまや、その迷信を信じる者は誰もいない。
昔は希少だった竜木だが、現在は国中に多く分布している。
そのおかげで毎日のように竜茶を飲むことができるようになった。
ジェネラス竜国で竜茶が大流行して、まだ数十年しか経っていないが、もはや竜茶の迷信は国から消え去った。
──なんだか、似ているな。
カレジ王国で守護竜信仰が忘れ去られたのと、竜茶の迷信が、なぜか似ていると思ってしまった。
「ルシルなら、なにか気づくかもしれない」
守護竜信仰が失われたあの国で、竜についての真相を突き止めたルシルなら、この疑問に何か答えを見出してくれる気がする。
「ルシル……」
ふと、アイザックはルシルの服の中に視線を向ける。
胸元に、小さく盛り上がった物が入っていた。
「これは、竜の爪か」
ルシルがお守りとして、常に身に着けているものだ。
その正体は、竜の姿となったアイザックの爪。
そんなものを、ルシルは宝物のように大切にしてくれている。
「……そうか、竜の爪だ!」
ジェネラス竜国に伝わる、竜天女の伝承。
たしか、この地に来たばかりの竜天女が病に倒れた際に、竜の爪を煎じた薬を飲ませたら治ったという話があったはずだ!
藁をもすがる思いで、アイザックは行動に移す。
竜の爪を煎じて、簡単な薬を作った。
竜研究の助手をしていたアイザックであれば、これくらい造作もない。
「さあ、ルシル。飲んでくれ」
眠ったままのルシルに、竜の爪の薬を飲ませようとする。
だが、口の外に流れ落ちてしまい、なかなか飲んでくれない。
「なら、こうするしかないな」
アイザックは煎じ薬を、自分の口に含んだ。
そして、ルシルの唇に口づけをする。
──よし、飲んだ!
口に含んだ薬を、ルシルへと口移しすることに成功した。
「頼む、効いてくれ!」
ルシルの手を握ったまま、アイザックはギュッと強く握りしめる。
しばらくすると、ルシルの手がピクリと動いた。
「……アイザック?」
「ルシル! 目を覚ましたのか!?」
「あれ……私、たしか会議室でお茶を飲んで…………」
「無理をするな。おい、誰か! 医者を呼べ!」
すぐに医者がやって来て、ルシルの検診をする。
医者によると、ルシルの体に異常はないらしい。
安静にしていれば、じきに良くなるとのことだった。
一時はどうなるかと思ったが、最悪の事態は免れた。
一か月ほど前に、ルシルが処刑されると知って、カレジ王国ではただの一般人である自分は無力だと痛感した。
だから竜であることを明かしてでも、ルシルを取り戻した。
この先、ずっとルシルを守る。
そう誓ったのに、この始末だ。
もう絶対に離さない。
ルシルとの結婚は、来年まで待てと国王に言われたが、そんなことはもう気にしない。
いますぐにでも、ルシルと結婚したい。
──決めた。
「俺は王になる」
ルシルは竜研究に命をかけている。
そして、王城のような政治の場所が、あまり好きではない。
だからルシルと一緒に田舎でひっそりと暮らしながら、竜研究をするのも良いと思っていた。
でも、それではダメだ。
ただの一般人では、カレジ王国の時のように、大切な人を守れない。
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