99 / 142
第三章 王立学校
来る祭り
しおりを挟む
編入して約一か月が経過した。
人間、そのくらいの期間があれば新生活にも慣れるもので、日々の緊張もすこしずつほぐれてきた。
友人も増えた。キリヤ達以外のクラスメイトともそこそこ話すようになり、着実に交友関係を広げられている。
なのでそろそろ本来の目的のために動こうと考えたのだが……
「武闘祭が近づいてるから、出場選手を決めようかなって思うんだけど」
そんなことを言いながら先生が教室に入ってくる。
武闘祭……まぁ体育祭みたいなものだ。しかし、単に足の速さを競うといったものではもちろんない。
その名の通り、武を競う。つまり、天下一武道会みたいなやつだ。
トーナメント形式やサバイバル戦、団体戦だったりと色々な形式で試合が行われ、それをクラス単位で競う。勝ち上がったクラスは卒業後の進路が優位に進むとのことで、ほとんどの生徒が躍起になっている。
国のお偉いさん達も見に来るそうで、お眼鏡に適えば卒業後の進路に大きく影響するとのことだ。
俺は別に気にしなくてもいいのだが、必ずどこかに出場しなければならない。緊張しそうだし、やめたい。
「じゃあまず始めに個人戦の方から決めようかな。えーと戦績で言ったら……ガルド君にトウヤ君、健一クンにカペラ君だね」
先生は魔法実践の結果を振り返りながら上位の生徒の名を読み上げる。俺はこのクラスで三位の位置づけになっているようだ。
ここで言う個人戦は選抜リレーと似たような雰囲気が醸し出されている。組の全てを背負い、なおかつ一番盛り上がる競技だ。そして、注目度も相まって、他の生徒も出たいと考えるだろう。
「四人の中で出たい人はいるかなー?」
一瞬にして静寂が教室を包む。まさかの誰もやりたがらないという事態に隣のキリヤが囁いてくる。
「おい、ケンイチいけって。お前なら俺も任せられる」
「いやだ。俺は責任を負いたくない」
「でも強いんだから仕方ないだろ! 俺が代わってやりたいわ!」
「ハナビにいいとこ見せられるチャンスだしな」
「ちがっ! くはねぇけども、その……」
この世界にも体育祭マジックのような考えはあるのか。でも、あれは嘘だ。結局は誰が一位を取ったかが重要なのであって、実際には黄色い声援は思ったほど飛んでこない。
「やっぱクラスが勝つことを考えると、個人戦が得意な人が行ったほうがいいかなぁ」
先生は名簿とにらめっこしながら、首をかしげる。
確かに、何も試合はそれがすべてではない。重要度の違いはあれど、四人の内、集団戦に向いている人は別競技に出るべきだろう。あとは連携とかの相性もあるしな。
団体戦はもちろん、サバイバルも自クラスの生徒との協力が不可欠だ。なにせ全学年が入り乱れた乱闘となる。
「ん、じゃあ私は団体戦、いきます」
静寂を切り裂くようにカペラが手を挙げ、個人戦を譲る旨を伝える。俺もそれに便乗させてもらうとしよう。
「俺も、別の競技がいいです」
「ほんとかい? ふむ、確かに二人はこの中でも集団戦向きだね。残りの二人は個人戦でいいかな?」
ガルドとトウヤはそれに頷き、組の代表者が決まった。
その流れで団体戦もメンバーが決まっていき、出場種目の振り分けが完了した。
ちなみに、俺はサバイバルの座を勝ち取った。とはいっても、ここは団体戦にも個人戦にも出ない人の寄せ集めみたいなものだから、団体のメンバーが決まった時点で確定したのだが。
団体戦の選手は六人。
うちのクラスはカペラを中心に集まり、カペラ、ハナビ、キリヤ、マリア、グレイ、カイとなった。戦闘スタイルからしても、最善のチョイスだと思う。
俺達A組は20人いる。サバイバルは残りの12人となるので、それが四つのブロックに分割され、同じタイミングで出るのは三人だ。しかし、これは運営がランダムで振り分けるから、メンバーは完全に運だ。
えっと、残りの生徒は……
俺、グラント、ゲルニカ、ルクシオ、ジャックの男子五人。
レイン、リスカ、ラキ、ルゥ、アメリア、コトノ、キノの女子七人だ。
この中ならグラントと一緒だとありがたいか。
「イスルギケンイチ。俺さんと一緒になった時のために合図を決めておかないか?」
「あ、そういやいたっけか」
「どういう意味だい!?」
こいつはキルバス・クロムウェル。最近話すことが多い。黒髪に……と、あまり特徴のない顔だから忘れてしまいそうになる。
あれ、こいつをいれたら何人だ?
「まぁまぁまぁ、俺さんは寛容な心で許しちゃうけど」
「そりゃどうも。で、お前って何ができたっけ」
「あれぇ!? 俺さんと戦ったことあるでしょーに!」
「すまん、なんか忘れてた」
「ショーーーーック!! でもめげない、しょげない! なんてったって、俺さんは希代の! 希代の……」
「そこで詰まるなよ……」
ま、話しやすいからコイツでもいいな。
▷▶▷
日は進み、ブロックのメンバーが発表される。
俺は……Aブロックか。一番最初かよ……
一日目はA、Bブロック。他は二日目。そして勝ち残った各ブロック十名が三日目の決勝へと進む。
とはいえ、一発目はどうしても緊張しそうだ。
おっと、重要なのは他のメンツだ。俺のクラスの他のやつは……
キルバス、ゲルニカ、アメリアか。
いや、濃すぎだろ!?
アメリア・アダムズ、個性の強いこのクラスでも、割と浮いている存在だ。いや、俺が単にそう感じているだけで、他の生徒はあまり気にしてなさそうだが。
彼女はいわゆるギャルといった感じで、いつもやる気のなさそうな雰囲気を漂わせている。俺は苦手だ。
そしてゲルニカ。こいつの家名はユーストンだ。そう、あの豚貴族の息子だ。まさか俺と同じ学校に通っているとは思わなかったので、知ったときはかなり驚いた。
向こうは俺と奴の父、ヘッジとのいざこざを知らないから気にする必要はないのだが、プライドからかよく俺にちょっかいを掛けてくる。
「……はぁ」
「大変そうだね、ケンイチ」
ため息をつく俺の肩に手を置き、グラントは慰めの言葉をかけてくる。
「まぁ最初は皆バラバラだしいいけどさ。お前はどうだったんだ?」
「僕はBブロックでコトノちゃんとルゥちゃんと一緒だった」
「あー……まぁ二人とも静かなタイプか」
「でも、たぶんCブロックが一番やばいと思う」
「C?」
「ラキちゃん、リスカちゃん、それにレインだ」
「うわぁ……やばいだろそれ」
我の強い人間の闇鍋のようなメンバーに思わず声が漏れてしまう。
「協力とか無理そうだよね……」
「想像できねぇな……」
「ま、それに比べれば僕達は良い方だよ。じゃ、僕は同じブロックの人と話してくる」
「おう、いってら」
ルゥ達の元へと行くグラントを見送り、俺も話さなきゃなとひとまずキルバス元へと行く。
「やぁ石動健一! 念願叶って俺さんと一緒だねぇ」
「きもいきもい、頬をすり寄せるな!」
「つれないなぁ、同じブロックの仲間じゃないか」
「それとこれとは話が別だ。てか、俺らも他のやつと作戦組もうぜ。流石に孤立すんのはまずいだろ」
もちろん他学年も参加するわけで、一ブロックの人数は47人もいる。そんな中で一人でいるのは恰好の的だ。
「ふぅむそうだねぇ……あっ、あそこにアメリアがいるぞ」
キルバスはすごい速度でアメリアのとこへと行き、俺はその後ろについていく。
「アメリア! 俺さん達と作戦を———」
「きもっ」
「うぐぅっ!」
一瞬にして言葉の刃に両断される。キルバスは膝から崩れ落ち、彼の生命活動は幕を下ろした。
「おい、アメリア。いくら本当のことだからって、キルバスが可哀想だろ」
「石動健一!? 君まで何を言い出すんだい!?」
「あーしは別に誰かと協力する必要とかないし、生き残れるから」
「でもなぁ……」
「なに?」
「流石にあの人数の中を一人でって訳にも―——」
「うざっ」
「ぐっ……!」
「てかさー、あーし去年普通に決勝行ってるし。だから今年初めて出るよそ者が偉そうに言わないでくれる?」
「そ、れは……」
完全に図星を突かれて思わず先の言葉が出なくなる。その一瞬の隙に、
「じゃ、あーし行くから」
「おい、ちょっ―——」
こちらの事などおかまいなしにアメリアは行ってしまった。
「くそ、次行くぞ」
「石動健一、君ってやつは……」
「いつまでグチグチ言ってんだ、行くぞ!」
「……やれやれ、仕方ないな」
▷▶▷
「てっ、提案に乗ってやろう。たっ、ただし。しっ、しっかりと僕ちゃんをまっ、守ることだ」
「はいはい、それでいいから。ひとます合流の仕方を決めるぞ」
「俺さんが空に花火を打ち上げるのはどうだい?」
「んなもん他の奴らも集まるに決まってるだろーが……」
「いっ、いいか? 僕ちゃんが決勝に行くのは、ぜっ、絶対だからな!」
「だー! 分かってるって! いいから決めるぞ!」
ゲルニカは横柄な態度でこそあったが、意外にもすんなり受け入れてくれた。ま、最悪三人集まれれば良い。
人間、そのくらいの期間があれば新生活にも慣れるもので、日々の緊張もすこしずつほぐれてきた。
友人も増えた。キリヤ達以外のクラスメイトともそこそこ話すようになり、着実に交友関係を広げられている。
なのでそろそろ本来の目的のために動こうと考えたのだが……
「武闘祭が近づいてるから、出場選手を決めようかなって思うんだけど」
そんなことを言いながら先生が教室に入ってくる。
武闘祭……まぁ体育祭みたいなものだ。しかし、単に足の速さを競うといったものではもちろんない。
その名の通り、武を競う。つまり、天下一武道会みたいなやつだ。
トーナメント形式やサバイバル戦、団体戦だったりと色々な形式で試合が行われ、それをクラス単位で競う。勝ち上がったクラスは卒業後の進路が優位に進むとのことで、ほとんどの生徒が躍起になっている。
国のお偉いさん達も見に来るそうで、お眼鏡に適えば卒業後の進路に大きく影響するとのことだ。
俺は別に気にしなくてもいいのだが、必ずどこかに出場しなければならない。緊張しそうだし、やめたい。
「じゃあまず始めに個人戦の方から決めようかな。えーと戦績で言ったら……ガルド君にトウヤ君、健一クンにカペラ君だね」
先生は魔法実践の結果を振り返りながら上位の生徒の名を読み上げる。俺はこのクラスで三位の位置づけになっているようだ。
ここで言う個人戦は選抜リレーと似たような雰囲気が醸し出されている。組の全てを背負い、なおかつ一番盛り上がる競技だ。そして、注目度も相まって、他の生徒も出たいと考えるだろう。
「四人の中で出たい人はいるかなー?」
一瞬にして静寂が教室を包む。まさかの誰もやりたがらないという事態に隣のキリヤが囁いてくる。
「おい、ケンイチいけって。お前なら俺も任せられる」
「いやだ。俺は責任を負いたくない」
「でも強いんだから仕方ないだろ! 俺が代わってやりたいわ!」
「ハナビにいいとこ見せられるチャンスだしな」
「ちがっ! くはねぇけども、その……」
この世界にも体育祭マジックのような考えはあるのか。でも、あれは嘘だ。結局は誰が一位を取ったかが重要なのであって、実際には黄色い声援は思ったほど飛んでこない。
「やっぱクラスが勝つことを考えると、個人戦が得意な人が行ったほうがいいかなぁ」
先生は名簿とにらめっこしながら、首をかしげる。
確かに、何も試合はそれがすべてではない。重要度の違いはあれど、四人の内、集団戦に向いている人は別競技に出るべきだろう。あとは連携とかの相性もあるしな。
団体戦はもちろん、サバイバルも自クラスの生徒との協力が不可欠だ。なにせ全学年が入り乱れた乱闘となる。
「ん、じゃあ私は団体戦、いきます」
静寂を切り裂くようにカペラが手を挙げ、個人戦を譲る旨を伝える。俺もそれに便乗させてもらうとしよう。
「俺も、別の競技がいいです」
「ほんとかい? ふむ、確かに二人はこの中でも集団戦向きだね。残りの二人は個人戦でいいかな?」
ガルドとトウヤはそれに頷き、組の代表者が決まった。
その流れで団体戦もメンバーが決まっていき、出場種目の振り分けが完了した。
ちなみに、俺はサバイバルの座を勝ち取った。とはいっても、ここは団体戦にも個人戦にも出ない人の寄せ集めみたいなものだから、団体のメンバーが決まった時点で確定したのだが。
団体戦の選手は六人。
うちのクラスはカペラを中心に集まり、カペラ、ハナビ、キリヤ、マリア、グレイ、カイとなった。戦闘スタイルからしても、最善のチョイスだと思う。
俺達A組は20人いる。サバイバルは残りの12人となるので、それが四つのブロックに分割され、同じタイミングで出るのは三人だ。しかし、これは運営がランダムで振り分けるから、メンバーは完全に運だ。
えっと、残りの生徒は……
俺、グラント、ゲルニカ、ルクシオ、ジャックの男子五人。
レイン、リスカ、ラキ、ルゥ、アメリア、コトノ、キノの女子七人だ。
この中ならグラントと一緒だとありがたいか。
「イスルギケンイチ。俺さんと一緒になった時のために合図を決めておかないか?」
「あ、そういやいたっけか」
「どういう意味だい!?」
こいつはキルバス・クロムウェル。最近話すことが多い。黒髪に……と、あまり特徴のない顔だから忘れてしまいそうになる。
あれ、こいつをいれたら何人だ?
「まぁまぁまぁ、俺さんは寛容な心で許しちゃうけど」
「そりゃどうも。で、お前って何ができたっけ」
「あれぇ!? 俺さんと戦ったことあるでしょーに!」
「すまん、なんか忘れてた」
「ショーーーーック!! でもめげない、しょげない! なんてったって、俺さんは希代の! 希代の……」
「そこで詰まるなよ……」
ま、話しやすいからコイツでもいいな。
▷▶▷
日は進み、ブロックのメンバーが発表される。
俺は……Aブロックか。一番最初かよ……
一日目はA、Bブロック。他は二日目。そして勝ち残った各ブロック十名が三日目の決勝へと進む。
とはいえ、一発目はどうしても緊張しそうだ。
おっと、重要なのは他のメンツだ。俺のクラスの他のやつは……
キルバス、ゲルニカ、アメリアか。
いや、濃すぎだろ!?
アメリア・アダムズ、個性の強いこのクラスでも、割と浮いている存在だ。いや、俺が単にそう感じているだけで、他の生徒はあまり気にしてなさそうだが。
彼女はいわゆるギャルといった感じで、いつもやる気のなさそうな雰囲気を漂わせている。俺は苦手だ。
そしてゲルニカ。こいつの家名はユーストンだ。そう、あの豚貴族の息子だ。まさか俺と同じ学校に通っているとは思わなかったので、知ったときはかなり驚いた。
向こうは俺と奴の父、ヘッジとのいざこざを知らないから気にする必要はないのだが、プライドからかよく俺にちょっかいを掛けてくる。
「……はぁ」
「大変そうだね、ケンイチ」
ため息をつく俺の肩に手を置き、グラントは慰めの言葉をかけてくる。
「まぁ最初は皆バラバラだしいいけどさ。お前はどうだったんだ?」
「僕はBブロックでコトノちゃんとルゥちゃんと一緒だった」
「あー……まぁ二人とも静かなタイプか」
「でも、たぶんCブロックが一番やばいと思う」
「C?」
「ラキちゃん、リスカちゃん、それにレインだ」
「うわぁ……やばいだろそれ」
我の強い人間の闇鍋のようなメンバーに思わず声が漏れてしまう。
「協力とか無理そうだよね……」
「想像できねぇな……」
「ま、それに比べれば僕達は良い方だよ。じゃ、僕は同じブロックの人と話してくる」
「おう、いってら」
ルゥ達の元へと行くグラントを見送り、俺も話さなきゃなとひとまずキルバス元へと行く。
「やぁ石動健一! 念願叶って俺さんと一緒だねぇ」
「きもいきもい、頬をすり寄せるな!」
「つれないなぁ、同じブロックの仲間じゃないか」
「それとこれとは話が別だ。てか、俺らも他のやつと作戦組もうぜ。流石に孤立すんのはまずいだろ」
もちろん他学年も参加するわけで、一ブロックの人数は47人もいる。そんな中で一人でいるのは恰好の的だ。
「ふぅむそうだねぇ……あっ、あそこにアメリアがいるぞ」
キルバスはすごい速度でアメリアのとこへと行き、俺はその後ろについていく。
「アメリア! 俺さん達と作戦を———」
「きもっ」
「うぐぅっ!」
一瞬にして言葉の刃に両断される。キルバスは膝から崩れ落ち、彼の生命活動は幕を下ろした。
「おい、アメリア。いくら本当のことだからって、キルバスが可哀想だろ」
「石動健一!? 君まで何を言い出すんだい!?」
「あーしは別に誰かと協力する必要とかないし、生き残れるから」
「でもなぁ……」
「なに?」
「流石にあの人数の中を一人でって訳にも―——」
「うざっ」
「ぐっ……!」
「てかさー、あーし去年普通に決勝行ってるし。だから今年初めて出るよそ者が偉そうに言わないでくれる?」
「そ、れは……」
完全に図星を突かれて思わず先の言葉が出なくなる。その一瞬の隙に、
「じゃ、あーし行くから」
「おい、ちょっ―——」
こちらの事などおかまいなしにアメリアは行ってしまった。
「くそ、次行くぞ」
「石動健一、君ってやつは……」
「いつまでグチグチ言ってんだ、行くぞ!」
「……やれやれ、仕方ないな」
▷▶▷
「てっ、提案に乗ってやろう。たっ、ただし。しっ、しっかりと僕ちゃんをまっ、守ることだ」
「はいはい、それでいいから。ひとます合流の仕方を決めるぞ」
「俺さんが空に花火を打ち上げるのはどうだい?」
「んなもん他の奴らも集まるに決まってるだろーが……」
「いっ、いいか? 僕ちゃんが決勝に行くのは、ぜっ、絶対だからな!」
「だー! 分かってるって! いいから決めるぞ!」
ゲルニカは横柄な態度でこそあったが、意外にもすんなり受け入れてくれた。ま、最悪三人集まれれば良い。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界のんびり放浪記
立花アルト
ファンタジー
異世界に転移した少女リノは森でサバイバルしながら素材を集め、商人オルソンと出会って街アイゼルトヘ到着。
冒険者ギルドで登録と新人訓練を受け、採取や戦闘、魔法の基礎を学びながら生活準備を整え、街で道具を買い揃えつつ、次の冒険へ向けて動き始めた--。
よくある異世界転移?です。のんびり進む予定です。
小説家になろうにも投稿しています。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【村スキル】で始まる異世界ファンタジー 目指せスローライフ!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は村田 歩(ムラタアユム)
目を覚ますとそこは石畳の町だった
異世界の中世ヨーロッパの街並み
僕はすぐにステータスを確認できるか声を上げた
案の定この世界はステータスのある世界
村スキルというもの以外は平凡なステータス
終わったと思ったら村スキルがスタートする
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
無限在庫チートで異世界を買い占める〜窓際おじさんが廃棄予定のカップ麺で廃村エルフと腹ペコ魔王を救済したら最強商会ができました〜
黒崎隼人
ファンタジー
物流倉庫で不良在庫の管理に追われるだけの42歳、窓際サラリーマンのタケシ。
ある日突然、彼は見知らぬ森の中へと転移してしまう。
彼に与えられたのは、地球で廃棄される運命にあったあらゆる物資を無尽蔵に引き出せる規格外のスキル「無限在庫処分」だった。
賞味期限間近のカップ麺、パッケージ変更で捨てられるレトルトカレー、そして型落ちの電動工具。
地球ではゴミとされるこれらの品々が、異世界では最強のチートアイテムと化す!
森で倒れていたエルフの少女リリアをカップ麺で救ったタケシは、領主の搾取によって滅亡寸前だった彼女の村を拠点とし、現代の物資と物流ノウハウを駆使して商会を立ち上げる。
美味しいご飯と圧倒的な利便性で異世界の人々の胃袋と生活を掴み、村は急速に発展。
さらには、深刻な食糧難で破綻寸前だった美少女魔王ルビア率いる魔王軍と「業務提携」を結び、最強の武力を物流の護衛として手に入れる!
剣も魔法も使わない。武器は段ボールと現代の知識だけ。
窓際おじさんが圧倒的な物量で悪徳領主の経済基盤をすり潰し、異世界の常識を塗り替えていく、痛快・異世界経営スローライフ、開幕!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる