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第三章 不穏な侍女生活
懐かしいお茶(4)
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「陛下、テレーゼさんは一時的だったのですか!?」
驚愕に目を見開いていたヘンドリック様は勢いよく身体を転換してユースに向き直る。
「お前に言ってなかったか?」
「聞いておりませんよ!」
興味なさげなユースは飄々と追求をかわす。
「何故そんなに驚いているんだ。一時的でも、恒常的でも、どちらでもかまわないだろう」
「かまわないわけありませんよっ」
何故か憤るヘンドリック様は捲し立てる。
「今まで私が散々提言しても休みを取らなかった陛下が、テレーゼさんが現れると手を止めるではありませんか。これは私達の間で一大事だったのですよ」
(えっそうなの?)
今度は私が驚愕に目を見開く。じっとユースの方を見ると彼は私の視線が煩わしいのか目を逸らした。
「それだけではなく、これまではお茶汲みを大義名分として陛下にすり寄ってくる侍女たちを問答無用で蹴散らしていましたよね? 最近ではこの部屋の入室さえ許されていなかった。にもかかわらず、テレーゼさんには入室を許し、おまけには彼女が淹れる茶を楽しんでおられる。どういう風の吹き回しなのかと疑問に思っていました」
次々と私の知らない事情が暴露されていく。
(お茶汲みの侍女を遠ざける理由として、ユース付きの侍女の中には彼との婚姻を望む高位貴族の令嬢もいて、中には色目を使う人もいるから理解できる。そこまで毛嫌いしていたのなら初日にすぐさま退出するよう命じたのも納得できるわ)
だとしたら、多少強引に紅茶を飲むことを進めた私を警戒するのも当然だった。
殿方を誘惑する娘が使う手段として一番簡単なのは媚薬を飲ませて籠絡し、責任を取ってもらう形に持っていくことだから。
爵位の低い家の娘や平民ならまだしも、厄介なことに彼付きの侍女の家は総出で爵位が高い。皇帝だとしても一夜の過ちで子を宿したかもしれないと訴えられたら軽くは扱えない。
「はっきり言いましょう。今の陛下は気味が悪いです。何を企んでおられるのです?」
さすがに言い過ぎではないだろうか。一切口を挟まず、ことの成り行きを見守っている私でさえひやひやする。
「気まぐれだ。ヘンドリックも優秀だと褒めていただろう? 私も優秀だと考えたからあの役立たずな者が復帰してくるまではせめて……と考えただけだ」
「そうですね。テレーゼさんは侍女の仕事をおままごとだと思っているような彼女たちとは違い、傲慢に振る舞うこともせず、きちんと仕事をこなしてくださりました」
それにですよ? とヘンドリック様は続ける。
「何より陛下に対して色目を使う素振りさえ見せない! このような貴重な人材を元の部署に戻してしまうのですか? 勿体ないですよ」
「あの……さすがに買い被りすぎです」
あまりにも高く評価されているみたいで一度訂正を入れる。
(ユースのことは好きだけど、色目を使うなんてそんな馬鹿なことしないわ。年が離れすぎているもの)
ただ、ユースが実年齢にそぐわない容貌なのは事実で、未亡人から年の離れた結婚適齢期の貴族令嬢でさえ、皇后の座を虎視眈々と狙っているらしい。
顔さえ若ければ実年齢などどうでもいい、この大きな帝国の頂点に立てるのだから────と考える者は少なくない。
(後継者問題もあるし、さっさと結婚してしまえばいいのに。ユースなら国内の娘はもちろんのこと、他国も喜んで自国の姫を差し出すわ)
昨今目の前の彼によって行われた粛清や皇位簒奪の際に皇族は全員殺され、直系はユースを除いて残っていない。つまり、皇家存続の危機なのである。
そのため後継者問題については何度か議題に上がっているらしい。ユースは婚姻について明言を避け、焦らされる有力貴族たちはこぞって自分たちの娘がユースの目にとまるよう皇宮に送り込んでいる。
というわけで、昨今の皇宮──中でも女性でユースに近寄れる立場である侍女は、色恋を仕掛けようとする貴族令嬢の数も少なくない。
だからヘンドリック様もユースに擦り寄る侍女に辟易していて、私を高く評価してくださったのだと思う。
「休め休めとうるさいほど進言してくる者を増やしてどうする。お前だけで十分だ」
ユースは僅かに眉をひそめ、コツコツと机上を指で叩く。
「そもそも周りが勝手に作った役だ。無能なくせに私の侍女だからとのたまい、威張る姿は目障りだ。──潰したくなる」
ぐしゃっと机上にあった書類が一枚犠牲になった。
嫌な汗が背筋を伝い落ちていく。
ヘンドリック様はお願いだからこれ以上ユースの機嫌を損ねないでほしい。次に潰されるのは私かもしれない。
(逃げよう。今すぐに)
身の危険を感じた私の足は後退を始めていた。
「でっでは、私はこの辺で失礼致します」
「待て」
「はいっ!」
ピシッとその場で止まる。鋭い眼光が私を射抜いていて冷や汗が止まらない。
「媚びる侍女は反吐が出るほど嫌いだが、ヘンドリックの言い分にも一理ある。故にこの時間の茶だけは元の持ち場に戻っても貴女が淹れるように」
「かしこまりま──え?」
喜色に満ちたヘンドリック様と表情の固いユースの温度差が激しい。
「以上だ。去れ」
ユースの言葉を噛み砕く前に追い出された私は、廊下で彼の言葉を反芻し、どうやら今後の接触も許されたことを理解したのだった。
◇◇◇
「本当にどういう風の吹き回しですか?」
「別に……」
ユリウスはすっかり存在が忘れ去られたパウンドケーキを口にし、注がれた紅茶に目を落とした。
「──これも、か」
驚愕に目を見開いていたヘンドリック様は勢いよく身体を転換してユースに向き直る。
「お前に言ってなかったか?」
「聞いておりませんよ!」
興味なさげなユースは飄々と追求をかわす。
「何故そんなに驚いているんだ。一時的でも、恒常的でも、どちらでもかまわないだろう」
「かまわないわけありませんよっ」
何故か憤るヘンドリック様は捲し立てる。
「今まで私が散々提言しても休みを取らなかった陛下が、テレーゼさんが現れると手を止めるではありませんか。これは私達の間で一大事だったのですよ」
(えっそうなの?)
今度は私が驚愕に目を見開く。じっとユースの方を見ると彼は私の視線が煩わしいのか目を逸らした。
「それだけではなく、これまではお茶汲みを大義名分として陛下にすり寄ってくる侍女たちを問答無用で蹴散らしていましたよね? 最近ではこの部屋の入室さえ許されていなかった。にもかかわらず、テレーゼさんには入室を許し、おまけには彼女が淹れる茶を楽しんでおられる。どういう風の吹き回しなのかと疑問に思っていました」
次々と私の知らない事情が暴露されていく。
(お茶汲みの侍女を遠ざける理由として、ユース付きの侍女の中には彼との婚姻を望む高位貴族の令嬢もいて、中には色目を使う人もいるから理解できる。そこまで毛嫌いしていたのなら初日にすぐさま退出するよう命じたのも納得できるわ)
だとしたら、多少強引に紅茶を飲むことを進めた私を警戒するのも当然だった。
殿方を誘惑する娘が使う手段として一番簡単なのは媚薬を飲ませて籠絡し、責任を取ってもらう形に持っていくことだから。
爵位の低い家の娘や平民ならまだしも、厄介なことに彼付きの侍女の家は総出で爵位が高い。皇帝だとしても一夜の過ちで子を宿したかもしれないと訴えられたら軽くは扱えない。
「はっきり言いましょう。今の陛下は気味が悪いです。何を企んでおられるのです?」
さすがに言い過ぎではないだろうか。一切口を挟まず、ことの成り行きを見守っている私でさえひやひやする。
「気まぐれだ。ヘンドリックも優秀だと褒めていただろう? 私も優秀だと考えたからあの役立たずな者が復帰してくるまではせめて……と考えただけだ」
「そうですね。テレーゼさんは侍女の仕事をおままごとだと思っているような彼女たちとは違い、傲慢に振る舞うこともせず、きちんと仕事をこなしてくださりました」
それにですよ? とヘンドリック様は続ける。
「何より陛下に対して色目を使う素振りさえ見せない! このような貴重な人材を元の部署に戻してしまうのですか? 勿体ないですよ」
「あの……さすがに買い被りすぎです」
あまりにも高く評価されているみたいで一度訂正を入れる。
(ユースのことは好きだけど、色目を使うなんてそんな馬鹿なことしないわ。年が離れすぎているもの)
ただ、ユースが実年齢にそぐわない容貌なのは事実で、未亡人から年の離れた結婚適齢期の貴族令嬢でさえ、皇后の座を虎視眈々と狙っているらしい。
顔さえ若ければ実年齢などどうでもいい、この大きな帝国の頂点に立てるのだから────と考える者は少なくない。
(後継者問題もあるし、さっさと結婚してしまえばいいのに。ユースなら国内の娘はもちろんのこと、他国も喜んで自国の姫を差し出すわ)
昨今目の前の彼によって行われた粛清や皇位簒奪の際に皇族は全員殺され、直系はユースを除いて残っていない。つまり、皇家存続の危機なのである。
そのため後継者問題については何度か議題に上がっているらしい。ユースは婚姻について明言を避け、焦らされる有力貴族たちはこぞって自分たちの娘がユースの目にとまるよう皇宮に送り込んでいる。
というわけで、昨今の皇宮──中でも女性でユースに近寄れる立場である侍女は、色恋を仕掛けようとする貴族令嬢の数も少なくない。
だからヘンドリック様もユースに擦り寄る侍女に辟易していて、私を高く評価してくださったのだと思う。
「休め休めとうるさいほど進言してくる者を増やしてどうする。お前だけで十分だ」
ユースは僅かに眉をひそめ、コツコツと机上を指で叩く。
「そもそも周りが勝手に作った役だ。無能なくせに私の侍女だからとのたまい、威張る姿は目障りだ。──潰したくなる」
ぐしゃっと机上にあった書類が一枚犠牲になった。
嫌な汗が背筋を伝い落ちていく。
ヘンドリック様はお願いだからこれ以上ユースの機嫌を損ねないでほしい。次に潰されるのは私かもしれない。
(逃げよう。今すぐに)
身の危険を感じた私の足は後退を始めていた。
「でっでは、私はこの辺で失礼致します」
「待て」
「はいっ!」
ピシッとその場で止まる。鋭い眼光が私を射抜いていて冷や汗が止まらない。
「媚びる侍女は反吐が出るほど嫌いだが、ヘンドリックの言い分にも一理ある。故にこの時間の茶だけは元の持ち場に戻っても貴女が淹れるように」
「かしこまりま──え?」
喜色に満ちたヘンドリック様と表情の固いユースの温度差が激しい。
「以上だ。去れ」
ユースの言葉を噛み砕く前に追い出された私は、廊下で彼の言葉を反芻し、どうやら今後の接触も許されたことを理解したのだった。
◇◇◇
「本当にどういう風の吹き回しですか?」
「別に……」
ユリウスはすっかり存在が忘れ去られたパウンドケーキを口にし、注がれた紅茶に目を落とした。
「──これも、か」
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