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フォージア編
第四話 ツンデレってもう絶滅したんだと思ってた
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3年前から記憶喪失。これは勇者と魔王の言い伝えと時期が被る。
ヴァネットさんによると、原因は魔物に家族友人を殺されたことらしいけど、彼はこの2年間狭霧さんに記憶を戻そうとする動きは見られない。
レグウスに所属する以前から紫帯。これは平均年齢別帯色を大きく上回る。魔力を吸収する能力。これは前勇者ヒバ・ロベリアと同効果とまではいかないが酷似。魔王が生み出した魔物の死体から霧散する魔力を吸収できる。能力は完全にオリジナルな存在なので、酷似するということはありえない。
また勇者の再来とも呼ばれる私や、ヴァネットさんに届かずとも近い実力。サボり魔である彼がどうやって実力を付けたのかは不明。
実力を持っているのにも拘わらず日常ではそれを隠蔽。理由は不明。
実力の割に魔力量は最低レベル。一般魔法も放てるか微妙。
そして私の見る目が正しければ彼は…。
以上 萃那の手記一部抜粋
▲ △ ▲
担当時間の終了後、俺こと屈魅 狭霧は再びヴァル、萃那と合流していた。
担当交代の後には戦績の順位が張り出されるので、その結果を見た萃那に何を言われるかわかったものではない。
萃那が戦績を確認している間に、後ろを忍び足で立ち去ろうとするが…。
「ちょっと待ってください」
案の定呼び止められた。はてさてどのように言い訳をするか。
「貴方…また討伐数0じゃないですか!何のためにレグウスにいるんですか⁉」
怒号をあびせられるが、正論なので何も言い返せない。
「いや、これには海よりも浅くて狭い訳が…」
「それただの池だろ」
「…疲れたから寝てた」
「水溜まりだったわ」
ヴァルが呆れつつもツッコミを入れてくれる。
「…怪我は…ないんですか?」
「…?」
ジト目のまま、心配そうにこちらを覗き込んでくる行動に俺とヴァルは唖然と口を開けた。
何?今私の事を心配したの?何で?
「デレ期か」
「⁉」
ヴァルの言葉に過剰に反応するあたり。おおよそのところは的を得ているのかもしれない。
すかさず刀を抜きヴァルに向かって切り込むが、冷静じゃない萃那の斬撃を避けるのは彼にとって朝飯前で結局一撃も与えられることはない。もちろん、ヴァルなら避けられるだろうと信用した結果の行動だろうが…。
「なるほどな、だから狭霧のことをあんなに…。そういえばあの時も…!」
フムフムと一人で納得し妄想を膨らませるヴァルを、ぺちぺちとやんわりはたく萃那。
「違いますよ!貴方が逃げて行ったほうに中型な魔物が出現したと聞いたので一応…」
恐らく俺が先ほどこっそり倒した剣竜種の事だろう。確かにレテーズ川を越えてくる魔物にしては大きかったが、俺にとっては許容範囲内だ。
俺じゃなきゃ倒せなかったかもな☆
「一応…何さ?」
ヴァルが悪戯っぽく萃那の顔を覗き込む。
聞き返されることは想定していなかったらしく、萃那はしどろもどろしながら視線を泳がせた。
「えっと…あああ」
悲壮な声を上げながら赤面する萃那は、やがてどこか諦めたように肩を落とした。
「…心配しました」
紅潮した頬を隠すように俯く萃那。
上流家系のお嬢様として育てられた萃那に、そういう経験がないのは頷ける。が、ここまでとは大げさな。知ってはいたが、こいつさては可愛いな?
ツンデレってもう絶滅したんだと思っていた。
そんな事を考えながら萃那に背を向ける。
「あ、あの!」
そっとしておいてやろうと思った矢先、彼女のほうから声を掛けられた。振り返ると紅潮した頬を手で隠しながら、こちらを覗き込んできていた。
未だ冷静さを欠いているらしいが、目だけは真剣で揺るがない。
まさか、この状況に乗じて逃げ帰ろうとしたのがばれたのか?
「狭霧さん。明後日の夜空いていますか?」
ふむ。逃げ帰ろうとしたことは不問らしい。恐らくさっきの事で俺が成績最下位だったことは頭から抜けているだろう。こいつはそこまで賢くないからな。
しかし周りからの視線が痛い。特に男性陣からは殺気も感じる。
萃那はこれでもかなり人気があるため、成績の悪い俺なんかが予定を聞かれるなど、他の奴からしたら面白くないのだろう。さて、どうしたものか。
一応明後日の夜、用事はないわけだが…。
辺りが一瞬沈黙に包まれるが、それを破る奴が一人。
「デート?」
空気を読め、ヴァル。
「ヴァネットさんは少し黙っていてください!」
先ほどとは違い、萃那に本格的に殴られる。
「で、どうなんですか?」
「どうなんだ?」
一旦下がれ、ヴァル。
萃那の問いに俺は一瞬悩む素振りをして…。
「空いてない」
と、真顔で返すのだった。
▲ △ ▲
「なんで対魔物組織であるレグウスがこんなところを見回んないといけないんだよ」
夜の住宅街を見回っていた俺こと屈魅 狭霧は、隣を歩いている萃那にぼやいた。
ここはレテーズ川から離れたフォージア中心部。魔物がこんなところまで侵入することはまずないので、俺たちレグウスが勤務中に来るべきバではないのだ。
ちなみに俺は一昨日強制的に萃那に首肯させられ、今に至る。
断った時は周りから主に男性陣の拍手喝采で賑わっていたが、ヴァルに本当は俺に予定がないことを告発されてしまった。
ヴァルは用事があるからと、一緒ではない。
お前こそ本当は用事ないだろ。
「私たちじゃないと解決できないような事件が起きているということでしょうね。私もレグウスに所属してからこんなところまで担当させられたのは初めてです」
「事件…というと?」
俺がそう尋ねると、萃那は今まで光らせていた目を細めた。見るからに呆れた眼差しをしている。
「あれ、俺また何かやっちゃいました?」
「それ悪い意味で使う人いたんですね」
「みたいだな」
一度歩みを止めた萃那は、ここ最近で一番のため息を吐く。
「疲れているようだな。今日は帰るか?」
「貴方のせいで疲れているんです。それに帰りたいのは貴方でしょう」
失礼な奴だ。
「おかしいな。女性は優しい男に弱いはずなのに」
再度歩を進め始めた俺たちは互いに落胆する。
萃那が、なんで貴方もたも?と言わんばかりの表情でこちらを睨んでくる。
お前のせいだよ。文句あるなら帰らせてくれ。
「それより、“また”話を聞いていなかったんですね!」
またを強調して発音する萃那。
「“たまたま”話を聞き逃したんだ!」
俺も負けまいと、たまたま、を強調して声を張り上げ、口角を上げる。
「あ、下ネタは止めてください」
「今の下ネタじゃねぇよ」
「…ふふっ」
「おい、それで笑えるのはやばいからな」
ガキの頃で脳みそ止まっているのか。
俺のツッコミに一瞬不服気な表情を浮かべた萃那はもう一度大きなため息をついて、任務の詳細を語りだす。
「今回の任務は最近噂されている通り魔の確保です。なんでも警察が太刀打ちできない程の実力者らしく、既に一般人22人殺害97人負傷、警察官5人殺害31人負傷させています」
「ふむ、警察が太刀打ちできないとなると能力者か。だが能力者専用の課があったはずだろ。それでも対応できないとなると相当の手練れだな」
「その可能性が高いかと。しかも殺された中にレグウスのメンバーも入っているので、かなりの実力者ですね。凶器は何らかの刃物らしいです。私なんて真っ先に疑われて家宅捜索までされました」
確かに、萃那のような実力者であることは間違いない。だが情報を聞く限り、殺害される割合がかなり低いことになる。つまり無差別に殺しているわけではなく、明確に殺害対象を決めいているらしいな。
何故そんなに被害者を出しているのかは、直接聞きだしたほうが良いだろう。
「なるほどな、だから俺たちが呼ばれたわけだ」
「“俺たち”ではなく私です!貴方程度の実力では殺人鬼になんて一殺ですよ」
俺本来の実力を知らない奴に言われるのはイラっとするな。
「じゃあ、なんで俺を連れてきたんだよ。退魔装備着けて張り切っちゃてさ…。」
「それは…その」
明らかに萃那が動揺し、言葉に詰まる。
ここの任務に俺を勧誘したのは萃那自身だ。
俺の戦績向上が目的かと思っていたが、この様子だとそういう訳ではないらしい。
これに関しては良かった。成績が上がって実力がバレるのは俺にとって都合が悪い。少なくともまだ時間が必要だ。
萃那にも何か思惑があるのだろうが、相変わらず隠し事をするのが下手な奴である。
「どうでもいいんですよ!そんなこと!」
そう言い放ち俺を置いてツカツカと先を行く萃那を、駆け足で追いかけた。
ヴァネットさんによると、原因は魔物に家族友人を殺されたことらしいけど、彼はこの2年間狭霧さんに記憶を戻そうとする動きは見られない。
レグウスに所属する以前から紫帯。これは平均年齢別帯色を大きく上回る。魔力を吸収する能力。これは前勇者ヒバ・ロベリアと同効果とまではいかないが酷似。魔王が生み出した魔物の死体から霧散する魔力を吸収できる。能力は完全にオリジナルな存在なので、酷似するということはありえない。
また勇者の再来とも呼ばれる私や、ヴァネットさんに届かずとも近い実力。サボり魔である彼がどうやって実力を付けたのかは不明。
実力を持っているのにも拘わらず日常ではそれを隠蔽。理由は不明。
実力の割に魔力量は最低レベル。一般魔法も放てるか微妙。
そして私の見る目が正しければ彼は…。
以上 萃那の手記一部抜粋
▲ △ ▲
担当時間の終了後、俺こと屈魅 狭霧は再びヴァル、萃那と合流していた。
担当交代の後には戦績の順位が張り出されるので、その結果を見た萃那に何を言われるかわかったものではない。
萃那が戦績を確認している間に、後ろを忍び足で立ち去ろうとするが…。
「ちょっと待ってください」
案の定呼び止められた。はてさてどのように言い訳をするか。
「貴方…また討伐数0じゃないですか!何のためにレグウスにいるんですか⁉」
怒号をあびせられるが、正論なので何も言い返せない。
「いや、これには海よりも浅くて狭い訳が…」
「それただの池だろ」
「…疲れたから寝てた」
「水溜まりだったわ」
ヴァルが呆れつつもツッコミを入れてくれる。
「…怪我は…ないんですか?」
「…?」
ジト目のまま、心配そうにこちらを覗き込んでくる行動に俺とヴァルは唖然と口を開けた。
何?今私の事を心配したの?何で?
「デレ期か」
「⁉」
ヴァルの言葉に過剰に反応するあたり。おおよそのところは的を得ているのかもしれない。
すかさず刀を抜きヴァルに向かって切り込むが、冷静じゃない萃那の斬撃を避けるのは彼にとって朝飯前で結局一撃も与えられることはない。もちろん、ヴァルなら避けられるだろうと信用した結果の行動だろうが…。
「なるほどな、だから狭霧のことをあんなに…。そういえばあの時も…!」
フムフムと一人で納得し妄想を膨らませるヴァルを、ぺちぺちとやんわりはたく萃那。
「違いますよ!貴方が逃げて行ったほうに中型な魔物が出現したと聞いたので一応…」
恐らく俺が先ほどこっそり倒した剣竜種の事だろう。確かにレテーズ川を越えてくる魔物にしては大きかったが、俺にとっては許容範囲内だ。
俺じゃなきゃ倒せなかったかもな☆
「一応…何さ?」
ヴァルが悪戯っぽく萃那の顔を覗き込む。
聞き返されることは想定していなかったらしく、萃那はしどろもどろしながら視線を泳がせた。
「えっと…あああ」
悲壮な声を上げながら赤面する萃那は、やがてどこか諦めたように肩を落とした。
「…心配しました」
紅潮した頬を隠すように俯く萃那。
上流家系のお嬢様として育てられた萃那に、そういう経験がないのは頷ける。が、ここまでとは大げさな。知ってはいたが、こいつさては可愛いな?
ツンデレってもう絶滅したんだと思っていた。
そんな事を考えながら萃那に背を向ける。
「あ、あの!」
そっとしておいてやろうと思った矢先、彼女のほうから声を掛けられた。振り返ると紅潮した頬を手で隠しながら、こちらを覗き込んできていた。
未だ冷静さを欠いているらしいが、目だけは真剣で揺るがない。
まさか、この状況に乗じて逃げ帰ろうとしたのがばれたのか?
「狭霧さん。明後日の夜空いていますか?」
ふむ。逃げ帰ろうとしたことは不問らしい。恐らくさっきの事で俺が成績最下位だったことは頭から抜けているだろう。こいつはそこまで賢くないからな。
しかし周りからの視線が痛い。特に男性陣からは殺気も感じる。
萃那はこれでもかなり人気があるため、成績の悪い俺なんかが予定を聞かれるなど、他の奴からしたら面白くないのだろう。さて、どうしたものか。
一応明後日の夜、用事はないわけだが…。
辺りが一瞬沈黙に包まれるが、それを破る奴が一人。
「デート?」
空気を読め、ヴァル。
「ヴァネットさんは少し黙っていてください!」
先ほどとは違い、萃那に本格的に殴られる。
「で、どうなんですか?」
「どうなんだ?」
一旦下がれ、ヴァル。
萃那の問いに俺は一瞬悩む素振りをして…。
「空いてない」
と、真顔で返すのだった。
▲ △ ▲
「なんで対魔物組織であるレグウスがこんなところを見回んないといけないんだよ」
夜の住宅街を見回っていた俺こと屈魅 狭霧は、隣を歩いている萃那にぼやいた。
ここはレテーズ川から離れたフォージア中心部。魔物がこんなところまで侵入することはまずないので、俺たちレグウスが勤務中に来るべきバではないのだ。
ちなみに俺は一昨日強制的に萃那に首肯させられ、今に至る。
断った時は周りから主に男性陣の拍手喝采で賑わっていたが、ヴァルに本当は俺に予定がないことを告発されてしまった。
ヴァルは用事があるからと、一緒ではない。
お前こそ本当は用事ないだろ。
「私たちじゃないと解決できないような事件が起きているということでしょうね。私もレグウスに所属してからこんなところまで担当させられたのは初めてです」
「事件…というと?」
俺がそう尋ねると、萃那は今まで光らせていた目を細めた。見るからに呆れた眼差しをしている。
「あれ、俺また何かやっちゃいました?」
「それ悪い意味で使う人いたんですね」
「みたいだな」
一度歩みを止めた萃那は、ここ最近で一番のため息を吐く。
「疲れているようだな。今日は帰るか?」
「貴方のせいで疲れているんです。それに帰りたいのは貴方でしょう」
失礼な奴だ。
「おかしいな。女性は優しい男に弱いはずなのに」
再度歩を進め始めた俺たちは互いに落胆する。
萃那が、なんで貴方もたも?と言わんばかりの表情でこちらを睨んでくる。
お前のせいだよ。文句あるなら帰らせてくれ。
「それより、“また”話を聞いていなかったんですね!」
またを強調して発音する萃那。
「“たまたま”話を聞き逃したんだ!」
俺も負けまいと、たまたま、を強調して声を張り上げ、口角を上げる。
「あ、下ネタは止めてください」
「今の下ネタじゃねぇよ」
「…ふふっ」
「おい、それで笑えるのはやばいからな」
ガキの頃で脳みそ止まっているのか。
俺のツッコミに一瞬不服気な表情を浮かべた萃那はもう一度大きなため息をついて、任務の詳細を語りだす。
「今回の任務は最近噂されている通り魔の確保です。なんでも警察が太刀打ちできない程の実力者らしく、既に一般人22人殺害97人負傷、警察官5人殺害31人負傷させています」
「ふむ、警察が太刀打ちできないとなると能力者か。だが能力者専用の課があったはずだろ。それでも対応できないとなると相当の手練れだな」
「その可能性が高いかと。しかも殺された中にレグウスのメンバーも入っているので、かなりの実力者ですね。凶器は何らかの刃物らしいです。私なんて真っ先に疑われて家宅捜索までされました」
確かに、萃那のような実力者であることは間違いない。だが情報を聞く限り、殺害される割合がかなり低いことになる。つまり無差別に殺しているわけではなく、明確に殺害対象を決めいているらしいな。
何故そんなに被害者を出しているのかは、直接聞きだしたほうが良いだろう。
「なるほどな、だから俺たちが呼ばれたわけだ」
「“俺たち”ではなく私です!貴方程度の実力では殺人鬼になんて一殺ですよ」
俺本来の実力を知らない奴に言われるのはイラっとするな。
「じゃあ、なんで俺を連れてきたんだよ。退魔装備着けて張り切っちゃてさ…。」
「それは…その」
明らかに萃那が動揺し、言葉に詰まる。
ここの任務に俺を勧誘したのは萃那自身だ。
俺の戦績向上が目的かと思っていたが、この様子だとそういう訳ではないらしい。
これに関しては良かった。成績が上がって実力がバレるのは俺にとって都合が悪い。少なくともまだ時間が必要だ。
萃那にも何か思惑があるのだろうが、相変わらず隠し事をするのが下手な奴である。
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この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
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