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第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!
漆黒の魔道師 イシス・メイザース
しおりを挟む「さっき聞いたのですが2,3日前からモンスターが頻繁に襲ってくるそうですが、何か心当たりは無いのですか?」
「ここ数日、地面が揺れるんだよ」
「地震!?」
「そうそれだ。ハルフェルナでは地面が揺れることなんてほとんどないのだが、2,3日くらい前からグラグラと揺れることがあるんだ
ドリスタンさんの言葉に智弘と顔を見合わせた。
「だいたい、地震が頻発するって事は碌な事がないからな。何かしらの凶事の前触れかもしれない」
智弘が答える。
「なぁ~ミリア、お前なら何か知ってるんじゃないか? 3000年も無駄に生きているんだから何か文献とか言い伝えとか知ってるんじゃないか?」
「「3000年!!」」
ドリスタンさんとヘルムートさんが揃って驚く。
「お主! 失礼じゃな! 無駄とは何だ無駄とは!!」
ミリアは腰に両手をあて俺を見上げながら怒った。
「火山の噴火とか巨大な地割れの前触れが多いぞ。
極めつけは魔神が地の底から出てくる前触れとも言われておるぞ」
「「「「「「魔神!」」」」」」
「おい、魔神ってタナとロゼが倒したって奴か!」
「そうじゃ。その魔神じゃ!」
「タナとロゼが倒したんだろ!!」
「そう言われておるが・・・・魔神は一人とも限らないじゃろ!
もう何万年前の話だから倒しても復活するかもしれないじゃろ!」
「そう言われれば、そうかもしれないが・・・・・」
「おい、魔神って過去に何匹いたんだ?」
「お主、匹呼ばわりかか。 一人だけと言われておるが」
「その一匹が地の底から出てきたわけか。
それでどれくらいの被害があったんだ?」
「人族は1万人しか残らなかったと言われておるぞ」
パカラン!パカラン!パカラン!
いや、
ダダダン!ダダダン
という地鳴りの方が適切だろう。
馬たちが地面を鳴らす音が聞こえる方向を見ると
先頭に巨大な黒い馬に跨る黒衣の騎士が乗っていた。
その騎士も巨大な馬に見劣りしない立派な体格だった。
黒衣の騎士の後ろに10人以上の騎兵が並んでいるのだが先頭に立つ男の前では・・・・
他はどうでも良い! という気にさせる。
「黒騎士!!」
「シド・バルボア!!」
ドリスタンさんとヘルムートさんが叫ぶ。
デ、デカイ! 黒馬もデカイが跨っている黒衣の騎士もデカイ!
おいおい、中身はオークとかオーガじゃないだろうな。
「お久しぶりですな。元ガルメニア第五騎士団長テッド・ドリスタン、同じく副団長ディーン・ヘルムート。
いや、今は臆病者ドリスタン、裏切り者ヘルムートと言えばよろしいでしょうか?」
黒衣の騎士は馬上から人の言葉で話した。
「言うねぇ~ シド! 俺たちが騎士団に所属していたとき小童だったくせに。
これは元騎士団長として口の利き方から教えてやらないといけないな」
と言うとドリスタンさんは馬上の黒騎士に剣を抜き斬りかかった。
ガキン!
と大剣同士がぶち当たる鋭い音があたりに響く。
黒騎士は薙ぎ払うとドリスタンさんは簡単に吹き飛ばされてしまった。
剣越しに兜の隙間から鋭い視線が発せられる。
「あなたのように逃げ出した半端者に教えてもらうものなどない!」
黒騎士は片手で馬を操り大剣を振り上げドリスタンさんを斬りつけようとする。
ダダッ! ダダッ!
と黒い巨大な馬がドリスタンさん目掛け駆け寄り大剣が振り下ろされる。
ガギン!!
うっ!
ドリスタンさんの下へ駆け寄ったヘルムートさんが黒騎士の一撃を受け止める。
が、強烈な斬激のため受けた瞬間に声が漏れた。
あの強烈な一撃を受け止めることが出きるヘルムートさんも現役のオリタリア騎士団長らしく凄い。
だが剣の素人の俺が見ても分かるくらい黒騎士の一撃の重さが分かる。
俺なんかが受けたら受けた瞬間に腕が破壊されそうなくらい重そうな剣だった。
「おい、あの黒いの人間か? 中身は本当にオーガなんじゃないか!」
あまりの強烈な一撃を目の当たりにして思わず口から出た。
「ふん!!」
と声なのか鼻息なのか分からないが黒騎士が再度ヘルムートさんへ向け剣を振る。
ガキン!
また鋭い音が響いた瞬間、ヘルムートさんまで吹き飛ばされた。
つ、強い! 元Aランク冒険者でもあるドリスタンさん、現役のナミラー騎士団長のヘルムートさんを相手に圧倒している。
ハルフェルナ最強の騎士も嘘ではなさそうだ。
「騎士団長!!」
ナミラーの騎士たちが抜刀し黒騎士目掛け駆け寄ってくる。
あと数十cmで騎士たちの剣が届くかと思った瞬間、黒騎士が水平に剣を薙ぎ払った・・・のだと思う。
あまりの速さに俺の目には線が一瞬見えただけだった。
「「「うぐっ」」
という声とともにナミラーの騎士5人が吹き飛ばされ、その後二度と動く事はなかった。
「シドの小童! やるようになったな!」
ドリスタンさんが立ち上がり剣を黒衣の騎士へ向けながら言う。
黒騎士の攻撃が合図になりガルメニアの騎士が一斉に攻撃を開始した。
「魔道師を重点的に攻撃しなさい!!」
上空から声が聞こえ、そちらを見ると魔法使い分かる黒色の装備をした女が騎士たちに命令をくだした。
「ヤバイ! 将太やミリアさんやライムさんたちを守れ!」
「お主! 妾は人間なぞに遅れはとらんぞ!」
「ミリア!お前じゃなくて神官にミリアさんという人がいるの!」
「なんじゃ、妾に気を使ってくれたんじゃないのか!」
「どっちなんだよ!お前は!!」
「ブリッツライトニング!!」
ドドーーーン!!
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女子たちの辺りへ稲光が走る。
閃光に目が眩む。
やられた!!
一瞬の隙をつかれた。
視力が回復したとき女子たちは無傷で立っていた。
ただ一人七海を除いて。
「「「紫音!!」」」
「七海!!!」
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魔力切れを起こして倒れただけか!
俺は胸を撫で下ろした。
「お前ら!七海を連れて退避しろ!」
俺の声に栗原が七海を担ぎ後退する。
「逃がさないわよ! 全員、焼き殺してあげるわ! ヘルフレイ!」
マズイ!
ダダダダダン!
あの魔道師が呪文を唱え終える前にマシンガンを取り出し撃った!
カキンカキンカキン!
と見えない壁に阻まれ銃弾が落ちてくる。
女の魔道師の周りには魔法障壁が張られていた。
チッ! いつの間に貼ってあったんだ!
近代兵器で無双できると思ったのだが異世界はどこまでも俺に冷たい。
「不意打ちなんて男のやることじゃないわね!」
女魔道師が侮蔑の目で俺を見る。
「おばさん! 俺は生き残るためには何でもするの!」
「あら~坊や! その武器はどこで手に入れたの? コリレシア兵から盗んだの?
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こんなにいい女をおばさん呼ばわりするなんて殺して欲しいのね! ファイヤーボール!!」
とおばさん魔道師は空に浮きながら魔法を撃ってきた。
「ゴチになりまーーす!!」
マジックランドセル前に出しファイヤーボールを吸い込む。
「おばさん! 俺に魔法は効かないぜ!! どうする?」
「ならお前を相手にしなければ言いだけだ! フレアバースト!!」
俺の後ろにいた七海を始めクラスメイトの女子を狙う。
足元から火柱が上がり爆発した。
「「「「キャーーーー」」」」
叫び声とともに女子たちが吹き飛ばされた。
「ヒール! ヒール! ヒール!!」
将太が慌てて女子たちの下に駆け寄り回復魔法を掛ける。
「ありがとう。緑山君」
「緑山、ありがとう」
「将ちゃん、ありがと~お姉ちゃん、嬉しい」
おいおい、栗原!いつからお前は将太のお姉さんになったんだよ!
軽々しくお姉ちゃんなんて言っていると将太の本当のお姉さん方にプスッとやられるぞ!
空を飛ぶ相手だと俺にはどうしょうもない!
「智弘! ミリア! あの魔法おばさんを頼む!」
「任せろ!」
「分かったのじゃ!!」
智弘、ミリアが空に舞い上がる。
智弘はマジカルなんちゃらを巨大化させたり伸ばしたりして肉弾攻撃を仕掛ける。
「魔法オババ! 肉弾戦は苦手だろ!? ほらーー伸びろ!!」
シュッ! と音をたてマジかなんちゃらが伸ばし突き刺そうとする。
それを涼しい顔でかわす。
「お譲ちゃん! そんなもの空中であたるわけないでしょ!」
「なら、サンダーブレード!!」
ドーン!
湾曲した閃光がイシス目掛け飛んでいくが魔法障壁が雷の刀を防ぐ。
「ほーー! やはり自動防衛障壁か! 小娘、なかなかの腕を持っているの~」
「あ~ら、おチビちゃんこそ生意気ね~ 年長者に向かって口の利き方がなっていないわね! サンダーボルト!!」
イシスの指先からビカビカと雷が放たれる。
ミリアにあたる直前で魔法障壁に阻まれる。
「妾も自動防衛障壁くらい使えるのじゃ! 恐れ入ったか小娘!」
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