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blue.110
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「おいしいいいい~~~っ」
奏くんが食べさせてくれたバナナケーキが美味しすぎて、めっちゃ大口を開けて頬張ってしまった。
奏くんのお母さんが焼いてくれたらしい。
もう、お義母さんたらお料理上手。
「ほら、口開けろ」
気づいたら腰が立たなくて、奏くんのベッドに埋もれたまま、なんか奏くんにかいがいしく世話を焼かれている。
「水飲むか?」
身体がずっとふわふわしていて、奏くんに触られると甘い快感が走って、自分ではどうにも出来ないから、奏くんに為されるがままなんだけど、…
「飲むっ」
大口を開けていると、餌を待っているひな鳥の気分で、
「ゆっくり飲めよ」
もはやお世話が楽しそうにも見える奏くんはやっぱり、
「…お父さん」
みたいだと思う。
「おい、…」
どうやら声に出してしまったらしく、奏くんのきれいな顔が間近に迫ると、グラスに入った水を奪い取られた。
かと思うと、
頭を引き寄せられて、唇を塞がれた。
奏くんの艶やかでやたらセクシーな唇が私を開いて水を注ぎ込む。
なんか、なんか、…
「お父さんが、やらしい―――っ」
無駄に色気を出さないで欲しい。
「…バカ」
思わず叫んだら、普通にはたかれた。…痛い。
だって、やっぱり奏くんがかっこ良過ぎてドキドキするんだもん。
「…明日、散歩に行こうぜ」
奏くんがベッドに乗り上げて後ろから私を抱き起こすと前に腕を回した。
「それって、いわゆる、デ、デ、…っ」
ふり仰ぐと、奏くんのきれいな瞳が優しく笑った。
「デートだな」
奏くんとロンドンデート―――っ‼
ロンドンと言えば。
ビッグベンに、バッキンガム宮殿、ロンドン塔と大英博物館、あと、ロンドン・アイの巨大観覧車から街を一望してみたい。
テムズ川のほとりを歩いてタワーブリッジを眺めたり、シャーロック・ホームズ館を観てから、リージェンツパークでまったりして、美しいバラのイングリッシュガーデンも映える奏くんを堪能したりしたいっ!
そもそも、人生でデートなんてそうそうしたことないわけで。
楽しみ過ぎて今夜は眠れない―――っ
と思っていたのに。
別の意味で眠れなくて。
目覚めたら、奏くんの腕の中。
幸せなまどろみを繰り返し繰り返し、…
「奏くんのバカ―――っ、夕方になっちゃったじゃんっ‼︎」
ふわふわ甘く漂ってどこまでも溶かされた蜂蜜状態の身体が現実に戻ってこられない。
ブランチとかアフタヌーンティとかバラ・マーケットとか行きたかったのに!
「あ、いや、…それは、…」
腕の中で私を甘やかしながら、奏くんがちょっと困った顔をして、
「…お前が濡らすからだろ」
最終的に開き直った。
…お父さんのバカ―――っ‼︎
私が手を振り上げると、奏くんは笑いながらつかまえて、
ちゅ。
手のひらにキスしてから、
「今から行こうぜ」
軽々と私を抱き上げた。
…ホントずるい。
何してもいちいちかっこ良い。
「のいちゃん、呼んだ?」
階下に降りると、青い瞳の英国紳士、奏くんのお父さんがリビングでくつろいでいて、
「good afternoon」
私を見るとハグしてくれた。
さすが奏くんのお父さん。
ダンディ度合いが半端なくてクラクラする。
ちょっと見惚れてたら、無言で奏くんにはたかれた。…何するし。
奏くんが食べさせてくれたバナナケーキが美味しすぎて、めっちゃ大口を開けて頬張ってしまった。
奏くんのお母さんが焼いてくれたらしい。
もう、お義母さんたらお料理上手。
「ほら、口開けろ」
気づいたら腰が立たなくて、奏くんのベッドに埋もれたまま、なんか奏くんにかいがいしく世話を焼かれている。
「水飲むか?」
身体がずっとふわふわしていて、奏くんに触られると甘い快感が走って、自分ではどうにも出来ないから、奏くんに為されるがままなんだけど、…
「飲むっ」
大口を開けていると、餌を待っているひな鳥の気分で、
「ゆっくり飲めよ」
もはやお世話が楽しそうにも見える奏くんはやっぱり、
「…お父さん」
みたいだと思う。
「おい、…」
どうやら声に出してしまったらしく、奏くんのきれいな顔が間近に迫ると、グラスに入った水を奪い取られた。
かと思うと、
頭を引き寄せられて、唇を塞がれた。
奏くんの艶やかでやたらセクシーな唇が私を開いて水を注ぎ込む。
なんか、なんか、…
「お父さんが、やらしい―――っ」
無駄に色気を出さないで欲しい。
「…バカ」
思わず叫んだら、普通にはたかれた。…痛い。
だって、やっぱり奏くんがかっこ良過ぎてドキドキするんだもん。
「…明日、散歩に行こうぜ」
奏くんがベッドに乗り上げて後ろから私を抱き起こすと前に腕を回した。
「それって、いわゆる、デ、デ、…っ」
ふり仰ぐと、奏くんのきれいな瞳が優しく笑った。
「デートだな」
奏くんとロンドンデート―――っ‼
ロンドンと言えば。
ビッグベンに、バッキンガム宮殿、ロンドン塔と大英博物館、あと、ロンドン・アイの巨大観覧車から街を一望してみたい。
テムズ川のほとりを歩いてタワーブリッジを眺めたり、シャーロック・ホームズ館を観てから、リージェンツパークでまったりして、美しいバラのイングリッシュガーデンも映える奏くんを堪能したりしたいっ!
そもそも、人生でデートなんてそうそうしたことないわけで。
楽しみ過ぎて今夜は眠れない―――っ
と思っていたのに。
別の意味で眠れなくて。
目覚めたら、奏くんの腕の中。
幸せなまどろみを繰り返し繰り返し、…
「奏くんのバカ―――っ、夕方になっちゃったじゃんっ‼︎」
ふわふわ甘く漂ってどこまでも溶かされた蜂蜜状態の身体が現実に戻ってこられない。
ブランチとかアフタヌーンティとかバラ・マーケットとか行きたかったのに!
「あ、いや、…それは、…」
腕の中で私を甘やかしながら、奏くんがちょっと困った顔をして、
「…お前が濡らすからだろ」
最終的に開き直った。
…お父さんのバカ―――っ‼︎
私が手を振り上げると、奏くんは笑いながらつかまえて、
ちゅ。
手のひらにキスしてから、
「今から行こうぜ」
軽々と私を抱き上げた。
…ホントずるい。
何してもいちいちかっこ良い。
「のいちゃん、呼んだ?」
階下に降りると、青い瞳の英国紳士、奏くんのお父さんがリビングでくつろいでいて、
「good afternoon」
私を見るとハグしてくれた。
さすが奏くんのお父さん。
ダンディ度合いが半端なくてクラクラする。
ちょっと見惚れてたら、無言で奏くんにはたかれた。…何するし。
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