24 / 26
開戦
しおりを挟む
俺達の戦略会議が終わるころ、それと同時にアクリスとの戦争の開始が告げられた。
我が国の軍が街東側で防衛の陣を展開。敵国よりの攻撃に備える。
「勇者殿、もしよろしければお近くで見られてはいかがでしょうか?」
会議室へと入ってきた宰相の提案を受け入れることにした俺達は、東の門近くで戦闘を見ることに。
敵国自体は薄っすらと姿を確認できるくらいの距離。
そこから無数の魔法がこちらに向かって放たれてくる。
「防御の結界発動!」
盾を持つ者達が一斉に多くの魔力を集め始めた。
『フムスウォール』
大きな土の壁を展開。
街へと届くはずだった魔法を全て防ぎ切った。
まだ距離はかなり離れている。そのために、威力その物が届くまでにかなり落ちていたこともあり初級の土属性の防御魔法で防ぐことが出来た。
それにもう一つ気になることがある。
それは、明らかに進行速度が速い。
先ほどまで豆粒以下の大きさに見えていた敵軍が今では豆粒ほどの大きさに。
それが今でもどんどん大きくなっていく。
この世界に俺達の世界のような移動手段はない上に、大勢の移動となるとその全員が馬に乗ることは出来なず徒歩になる。
そうなると自動的に移動速度も落ちるわけだ。
そのことを考慮するともう少しこちらへと近づいてくるには時間がかかるようにも見える。
だが、実際は後一時間くらいでこの国へと到達しそうな勢いで迫ってきているではないか。
そんな風景を見ていると、
「優輝、あのスキル持っているのが向こう側にいるんじゃないかな」
向こうの移動速度の異常さにフィートがこそこそと話してくる。
「広範囲型移動速度特化の強化スキル、エクセントアクセルか、あれはどんな熟練者でもかなりの気を消費するんだ、よっぽどの使い手じゃないと長時間の発動なんて無理だぞ。しかもあの数全てにかけているとしたらこの後の戦闘には参加できないぞ」
「でももし私達と同じだとしたらどう」
「私達と同じって同じSSSランクってことか」
「ええ、もしそのクラスのステータスを持っていたらこれくらいの事可能じゃないかな」
「私もそれくらいしか考えられない」
近くで聞いていたレナも同意見のようであった。
それに、
「私もそうだと思よ。それに少し嫌な気配もあるよ」
いつもになく真剣な目のリナ。
こういう時にリナの感はよく当たる。
「なら、向こうにも俺達と同じステータスを持つ者がいると考えて動こう」
「ええ、でもあれまでは持ってないでしょ」
「たぶんな、だが気は抜けなよ」
「分かってる」
「当たり前でしょ」
全員戦闘へ出る準備は万端のようだ。
だが、
「音無! こっちへ来い! 作戦の開始までもうすぐだ! 早く準備しろ!」
「分かったよ」
俺はお取りになるための準備を始める。
「優輝にあんな口きくなんて許せない! ちょっとぎゃふんと言わせてやる」
「殺す。死んでももう一回殺す」
「そうですね。やりましょう今すぐにね」
目がマジだからこそ余計に怖い。
だが、
「お前ら今はおとなしくしておけよ」
「でも」
「今は良いから。それに、一人で戦場かけている間に相手の全体の戦力を調べてくるよ」
「分かったわ」
俺は一度フィート達の元から東門近くでタイミングを見計らっている日向達の元へと行く。
「おせーぞ!」
「悪いな」
呼ばれてからここまで来るのに一分程。それほど遅いように感じないが。
「敵は既に先ほどの位置から半分ほどの所まで来ている。しかも時間が経つにつれて移動速度も上がっている。俺達の出番ももうすぐだ!」
そうなると俺の出番と言うわけですか。
「まあ、死なないように頑張ってくれよ」
俺の方を見ながらニヤニヤしている。
まあ普通に考えれば死ぬよね。生きて帰ってこれるわけないよね。
「そろそろだ、勇者諸君! 敵国はもう目と鼻の先にいる。これ以上進ませたら終わりだ」
「分かりました! 音無いけ!」
「了解!」
俺は東門を出て、その前に陣取る防御軍の前に出る。
そして、敵国目掛けて猛ダッシュでかけていく。
その中で俺に気づいた敵国は一斉攻撃を仕掛けてくる。
火に水、風に土、様々な魔法が俺に向かって飛んでくる。
その魔法の軌道に数を探索を使って全て把握。
俺は風魔法を微量に使って魔法を全て俺から逸らせる。
魔法の数を調べる中で敵国の中に俺達と同じステータスを持つ実力者がいないかを探りながら縦横無尽に走り続ける。
たまに敵国の目の前を走ったり、離れて走ってみたりと、日向達に言ったアクセルのスキルを使っているように見せながらである。
そして、俺の探索に四つの強い反応があった。
能力だけならこっちにいるAランクの四人よりも遥かに上だろうと予想が付く。
だが、その四人の位置が前衛ではなく軍の後方。
まるで攻めてくる気のないようなポジション取りであった。
俺は軽く挑発のつもりで敵の目の前に弱い火魔法を使ってみたりなどといろいろな手を使い気を引いていく。
そして、ある程度時間を稼いだところで城を出るときに渡されたある物を懐から取り出し上空に向かって放つ。
それが俺達召喚された勇者達の初陣となる戦闘の開始を告げるのろしとなった。
我が国の軍が街東側で防衛の陣を展開。敵国よりの攻撃に備える。
「勇者殿、もしよろしければお近くで見られてはいかがでしょうか?」
会議室へと入ってきた宰相の提案を受け入れることにした俺達は、東の門近くで戦闘を見ることに。
敵国自体は薄っすらと姿を確認できるくらいの距離。
そこから無数の魔法がこちらに向かって放たれてくる。
「防御の結界発動!」
盾を持つ者達が一斉に多くの魔力を集め始めた。
『フムスウォール』
大きな土の壁を展開。
街へと届くはずだった魔法を全て防ぎ切った。
まだ距離はかなり離れている。そのために、威力その物が届くまでにかなり落ちていたこともあり初級の土属性の防御魔法で防ぐことが出来た。
それにもう一つ気になることがある。
それは、明らかに進行速度が速い。
先ほどまで豆粒以下の大きさに見えていた敵軍が今では豆粒ほどの大きさに。
それが今でもどんどん大きくなっていく。
この世界に俺達の世界のような移動手段はない上に、大勢の移動となるとその全員が馬に乗ることは出来なず徒歩になる。
そうなると自動的に移動速度も落ちるわけだ。
そのことを考慮するともう少しこちらへと近づいてくるには時間がかかるようにも見える。
だが、実際は後一時間くらいでこの国へと到達しそうな勢いで迫ってきているではないか。
そんな風景を見ていると、
「優輝、あのスキル持っているのが向こう側にいるんじゃないかな」
向こうの移動速度の異常さにフィートがこそこそと話してくる。
「広範囲型移動速度特化の強化スキル、エクセントアクセルか、あれはどんな熟練者でもかなりの気を消費するんだ、よっぽどの使い手じゃないと長時間の発動なんて無理だぞ。しかもあの数全てにかけているとしたらこの後の戦闘には参加できないぞ」
「でももし私達と同じだとしたらどう」
「私達と同じって同じSSSランクってことか」
「ええ、もしそのクラスのステータスを持っていたらこれくらいの事可能じゃないかな」
「私もそれくらいしか考えられない」
近くで聞いていたレナも同意見のようであった。
それに、
「私もそうだと思よ。それに少し嫌な気配もあるよ」
いつもになく真剣な目のリナ。
こういう時にリナの感はよく当たる。
「なら、向こうにも俺達と同じステータスを持つ者がいると考えて動こう」
「ええ、でもあれまでは持ってないでしょ」
「たぶんな、だが気は抜けなよ」
「分かってる」
「当たり前でしょ」
全員戦闘へ出る準備は万端のようだ。
だが、
「音無! こっちへ来い! 作戦の開始までもうすぐだ! 早く準備しろ!」
「分かったよ」
俺はお取りになるための準備を始める。
「優輝にあんな口きくなんて許せない! ちょっとぎゃふんと言わせてやる」
「殺す。死んでももう一回殺す」
「そうですね。やりましょう今すぐにね」
目がマジだからこそ余計に怖い。
だが、
「お前ら今はおとなしくしておけよ」
「でも」
「今は良いから。それに、一人で戦場かけている間に相手の全体の戦力を調べてくるよ」
「分かったわ」
俺は一度フィート達の元から東門近くでタイミングを見計らっている日向達の元へと行く。
「おせーぞ!」
「悪いな」
呼ばれてからここまで来るのに一分程。それほど遅いように感じないが。
「敵は既に先ほどの位置から半分ほどの所まで来ている。しかも時間が経つにつれて移動速度も上がっている。俺達の出番ももうすぐだ!」
そうなると俺の出番と言うわけですか。
「まあ、死なないように頑張ってくれよ」
俺の方を見ながらニヤニヤしている。
まあ普通に考えれば死ぬよね。生きて帰ってこれるわけないよね。
「そろそろだ、勇者諸君! 敵国はもう目と鼻の先にいる。これ以上進ませたら終わりだ」
「分かりました! 音無いけ!」
「了解!」
俺は東門を出て、その前に陣取る防御軍の前に出る。
そして、敵国目掛けて猛ダッシュでかけていく。
その中で俺に気づいた敵国は一斉攻撃を仕掛けてくる。
火に水、風に土、様々な魔法が俺に向かって飛んでくる。
その魔法の軌道に数を探索を使って全て把握。
俺は風魔法を微量に使って魔法を全て俺から逸らせる。
魔法の数を調べる中で敵国の中に俺達と同じステータスを持つ実力者がいないかを探りながら縦横無尽に走り続ける。
たまに敵国の目の前を走ったり、離れて走ってみたりと、日向達に言ったアクセルのスキルを使っているように見せながらである。
そして、俺の探索に四つの強い反応があった。
能力だけならこっちにいるAランクの四人よりも遥かに上だろうと予想が付く。
だが、その四人の位置が前衛ではなく軍の後方。
まるで攻めてくる気のないようなポジション取りであった。
俺は軽く挑発のつもりで敵の目の前に弱い火魔法を使ってみたりなどといろいろな手を使い気を引いていく。
そして、ある程度時間を稼いだところで城を出るときに渡されたある物を懐から取り出し上空に向かって放つ。
それが俺達召喚された勇者達の初陣となる戦闘の開始を告げるのろしとなった。
0
あなたにおすすめの小説
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる