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序章 第4章 妹と学院祭そして卒業
第37話 始業式
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翌日は寮の荷物を移動させた。
そして、夏休みも終わり二学期が始まった。
始業式が終わった俺達Sクラスの教室で先生が来るのを待っていた。Aクラスの教室の半分位の広さしかなかったが、五人しか生徒がいない為狭いとは感じなかった。ミカやシェリー達三人は女子だけで楽しく話していた。その最中、ミカがこちらをチラチラと見てきて話しに混じって欲しそうにしていたがスルーしておいた。もう一人のクラスメイトのアレクシス君は一人で何かを考えていて話しかけれる雰囲気でなかった。この教室で二人しかない男子生徒なんだかも少し仲良くしたいなと考えていた。
学院の鐘が鳴ると教室の扉が開き担任の先生である学院長が入ってきた。
教壇に立つと、
「おはよう諸君。本日から二学期が開始となる。Sクラスの説明は二日前にしたため省かせてもらおうかの。それじゃまずは今学期の予定表を配るぞい」
その言葉の後、予定表が配られた。それに目を通すと、二ヵ月後に学院祭と書かれていた。それ以外にもSクラスの生徒が受けないといけない授業が書かれていた。
「皆予定表は渡ったかの」
「はい!!」(全員)
一斉に返事をした。
「それでは簡単に説明するぞい。まずは、この学期一番イベントの学院祭からじゃ。学院祭はに日かけて行われる。一日目はSクラス以外の生徒による劇や屋台など出されるんじゃ。そして二日目は全三学年のSクラスと他の生徒達から希望者を募ったチーム戦が行われる。五人一組でチームを組トーナメント戦を行う。Sクラス生徒は絶対参加じゃから忘れぬようにの」
学院祭の説明の後は、必須授業の説明が行われたが、ただ絶対来るようにと言われただけだった。その後、Cランクの冒険者カードが配られて解散となった。
学院長が教室から出て行った後、
「皆、少し教室に残ってもらっていいかな?」
皆に聞こえる声で叫んだ。
「別にいいけど」
「分かった」
「お兄ちゃんからのお願いは断れないよ」
「何だよ。俺は早く帰りたいんだが」
シェリー達三人は二つ返事で答えてくれたが、アレクシス君だけ嫌そうだった。
「せっかく皆いるんだから、学院祭のチーム戦の打ち合わせでもしたいなと思ったんだけどダメかな?」
「何で俺がそれに参加しないといけないんだ?」
「何でって、せっかく参加するなら、やっぱり優勝目指したいじゃないですか」
「誰が参加すると言った? そんなめんどくさいことに参加する気はないぞ」
「参加する気が無いって、学院祭は必須授業と同じ扱いのはずだから、参加しないとSクラスから降格ですよ」
「ちっ、分かった参加する。だが早く終わらせてくれ」
なんとか参加する気になってくれた。
「何なんですかあの態度? 私のお兄ちゃんにあんな態度取るなんて許せません。少し痛い目に遭わしましょう」
俺のそばにいたミカが握り拳を作りながら、小声で言ってきた。
「まあミカ、参加する気なってくれたんだ。いいじゃないか」
「お兄ちゃんがそれでいいなら私はいいんだけどね」
なんとか怒りを静めてくれた。
それから皆には、自分の席に座ってもらい、
「それじゃまず、チーム戦の役割を決めたいと思います。俺とヒョウカは前衛それとアレクシス君も前衛でいいかな?」
「私はいいよ」
「俺は別に何処でもいい」
「よし。それじゃ次にミカは中衛をお願い出来るかな? 近接戦も出来るし、魔法も五属性全て使えるから状況に合わせて、動いて欲しい」
「お兄ちゃんお願いならいいよ」
「それとシェリーは後衛と、作戦指示をお願い出来るかな?」
「いいわよ。前に一度したし、作戦はある程度決めておくんでしょ?」
「そうだね。それに、学院祭までは、二ヵ月間もあるんだからその間に皆実力の底上げも出来るだろうしね」
俺の言葉を聞いた瞬間アレクシス君はとても嫌そうな顔をしていたが、特に何も言ってこなかった。
とりあえず今日はこれで解散にした。皆には、また明日も放課後少し残って欲しいとだけ伝えた。アレクシス君も一応了承してくれた。
アレクシス君が教室を出た後に、
「何なのよあいつ? あの態度ほんとにむかつくわね」
シェリーが少しムッとした顔で言ってきた。
「まあまあ。多分彼は人付き合いが苦手なんだろう。それでもちゃんと参加してくれたんだからいいじゃないか」
「分かったわよ」
「ケンイチ君優しい」
別に優し訳ではない。ただ俺も元いた世界では人付き合いが苦手で彼と同じような感じだった。だからこそ、彼と少しづつ、打ち解けていくしかないと思っていた。
それから、学院長に闘技場の使用許可をもらいに行ってから寮へと戻った。闘技場は週に二回借りれることになった。
それから二ヵ月、週に二回闘技場を使ってのトレーニングや一対一での模擬戦を行いながらそれぞれの実力の把握に実力の底上げを行った。それ以外の日は教室で作戦決めた。
そして学院祭当日を迎えたのだった。
そして、夏休みも終わり二学期が始まった。
始業式が終わった俺達Sクラスの教室で先生が来るのを待っていた。Aクラスの教室の半分位の広さしかなかったが、五人しか生徒がいない為狭いとは感じなかった。ミカやシェリー達三人は女子だけで楽しく話していた。その最中、ミカがこちらをチラチラと見てきて話しに混じって欲しそうにしていたがスルーしておいた。もう一人のクラスメイトのアレクシス君は一人で何かを考えていて話しかけれる雰囲気でなかった。この教室で二人しかない男子生徒なんだかも少し仲良くしたいなと考えていた。
学院の鐘が鳴ると教室の扉が開き担任の先生である学院長が入ってきた。
教壇に立つと、
「おはよう諸君。本日から二学期が開始となる。Sクラスの説明は二日前にしたため省かせてもらおうかの。それじゃまずは今学期の予定表を配るぞい」
その言葉の後、予定表が配られた。それに目を通すと、二ヵ月後に学院祭と書かれていた。それ以外にもSクラスの生徒が受けないといけない授業が書かれていた。
「皆予定表は渡ったかの」
「はい!!」(全員)
一斉に返事をした。
「それでは簡単に説明するぞい。まずは、この学期一番イベントの学院祭からじゃ。学院祭はに日かけて行われる。一日目はSクラス以外の生徒による劇や屋台など出されるんじゃ。そして二日目は全三学年のSクラスと他の生徒達から希望者を募ったチーム戦が行われる。五人一組でチームを組トーナメント戦を行う。Sクラス生徒は絶対参加じゃから忘れぬようにの」
学院祭の説明の後は、必須授業の説明が行われたが、ただ絶対来るようにと言われただけだった。その後、Cランクの冒険者カードが配られて解散となった。
学院長が教室から出て行った後、
「皆、少し教室に残ってもらっていいかな?」
皆に聞こえる声で叫んだ。
「別にいいけど」
「分かった」
「お兄ちゃんからのお願いは断れないよ」
「何だよ。俺は早く帰りたいんだが」
シェリー達三人は二つ返事で答えてくれたが、アレクシス君だけ嫌そうだった。
「せっかく皆いるんだから、学院祭のチーム戦の打ち合わせでもしたいなと思ったんだけどダメかな?」
「何で俺がそれに参加しないといけないんだ?」
「何でって、せっかく参加するなら、やっぱり優勝目指したいじゃないですか」
「誰が参加すると言った? そんなめんどくさいことに参加する気はないぞ」
「参加する気が無いって、学院祭は必須授業と同じ扱いのはずだから、参加しないとSクラスから降格ですよ」
「ちっ、分かった参加する。だが早く終わらせてくれ」
なんとか参加する気になってくれた。
「何なんですかあの態度? 私のお兄ちゃんにあんな態度取るなんて許せません。少し痛い目に遭わしましょう」
俺のそばにいたミカが握り拳を作りながら、小声で言ってきた。
「まあミカ、参加する気なってくれたんだ。いいじゃないか」
「お兄ちゃんがそれでいいなら私はいいんだけどね」
なんとか怒りを静めてくれた。
それから皆には、自分の席に座ってもらい、
「それじゃまず、チーム戦の役割を決めたいと思います。俺とヒョウカは前衛それとアレクシス君も前衛でいいかな?」
「私はいいよ」
「俺は別に何処でもいい」
「よし。それじゃ次にミカは中衛をお願い出来るかな? 近接戦も出来るし、魔法も五属性全て使えるから状況に合わせて、動いて欲しい」
「お兄ちゃんお願いならいいよ」
「それとシェリーは後衛と、作戦指示をお願い出来るかな?」
「いいわよ。前に一度したし、作戦はある程度決めておくんでしょ?」
「そうだね。それに、学院祭までは、二ヵ月間もあるんだからその間に皆実力の底上げも出来るだろうしね」
俺の言葉を聞いた瞬間アレクシス君はとても嫌そうな顔をしていたが、特に何も言ってこなかった。
とりあえず今日はこれで解散にした。皆には、また明日も放課後少し残って欲しいとだけ伝えた。アレクシス君も一応了承してくれた。
アレクシス君が教室を出た後に、
「何なのよあいつ? あの態度ほんとにむかつくわね」
シェリーが少しムッとした顔で言ってきた。
「まあまあ。多分彼は人付き合いが苦手なんだろう。それでもちゃんと参加してくれたんだからいいじゃないか」
「分かったわよ」
「ケンイチ君優しい」
別に優し訳ではない。ただ俺も元いた世界では人付き合いが苦手で彼と同じような感じだった。だからこそ、彼と少しづつ、打ち解けていくしかないと思っていた。
それから、学院長に闘技場の使用許可をもらいに行ってから寮へと戻った。闘技場は週に二回借りれることになった。
それから二ヵ月、週に二回闘技場を使ってのトレーニングや一対一での模擬戦を行いながらそれぞれの実力の把握に実力の底上げを行った。それ以外の日は教室で作戦決めた。
そして学院祭当日を迎えたのだった。
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