最強剣士異世界で無双する

夢見叶

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セレモニア王国編 第2章 正体

第55話 指名依頼

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 ミレイとギルドマスターが戻ってきた。

 いったい何を反していたんだろうか? 2人を見てそんな事を思った。

 隣り合わせに座った2人。

「何故、ミレイさんがここに?」

 指名依頼を出したい少女がまさかミレイさんな訳がないよな。そんなことを考えていた。

「今回。ケンイチさん達のパーティーに依頼をお願いしたく来ました。」

「どのような依頼なのでしょうか?」

「王都までの護衛をお願いしたく参りました。」

 そんな依頼なら別に指名依頼にしなくてもギルドにお願いすればいいのではないか?

 そう思う。

 他の3人を見ても同じようなことを思っているようだった。

「何故、俺達なんですか? 他にも俺達よりも実力も経験もあるパーティーがいると思うのですが?」

「そんな事はございません。昨夜、あなたが魔族を追い払ったこと。そのようなこと出来る冒険者を私はケンイチさん達のパーティーをおいて他には知りません。」

 確かに昨夜魔族を1人追い払ったが、正直弱かった。あの程度なら他の冒険者でもどうにかなるのではないだろうか?

 それに、ただの護衛依頼くらいなら他の冒険者でもいいのではないか?

 頭のの中に疑問が浮かぶ。

「なんで、王都へ行く護衛依頼ぐらいで指名依頼なんて出すのかしら?」

 シェリーが質問する。俺と同じことを考えていたようだ。

「確かにただ王都に向かうだけなら私の護衛程度十分でした。ですが、噂によりますと今王都付近には魔族が出没しているらしいのです。そのため、魔族と互角に戦えるあなた達に護衛依頼を出そうと思ったのです。」

「それは、本当にございますか?」

 なぜかギルドマスターはミレイに対して敬語であった。

「噂ですので真偽の程は分かりませんが。」

 それを聞きかなり驚いているギルドマスター。

 それに比べてシェリー達は昨夜の俺の戦闘を見ているからそこまで驚いてはいなかった。

「わしからも頼む。この依頼を受けてくれんか?」

 頭を下げながら言ってきた。何故ギルドマスターまでが?そんな事を思ってしまう。

 さすがにギルドマスターに頭を下げられてはと思い、

「分かりました。この依頼お受けいたします。シェリー達もいいかな?」

 さすがに俺1人で決められないので確認を取ってみる。

「別にいいわよ。どうせ王都には行く予定だったしね。」

「私もそれで構わない。」

「私もいいよー。」

 依頼を受けることに賛成のようだった。

「ありがとうございます。出発は本日の昼過ぎを予定しておりますがいかがでしょうか?」

 かなり急だな。

 出発の時間を聞いた瞬間に思ってしまった。

「分かりました。」

「それと報酬の方は通常の護衛依頼の2倍と考えたおりますがいかがでしょうか?」

「いくら何でも多すぎませんか?」

「そんな事はございません。今回皆様にはかなり危険を強いてしまうかも知れません。そのため、少し多めの報酬となっております。」

 確かに、日本でも危険な仕事には 危険手当が出たりする。今回のはそれと同じだろう。

 そんな風に考えた。

 それから、集合場所を決めて解散となった。





 俺達は宿へと戻り荷物を片付けてから宿をチェックアウトしてギルドへと向かっている途中、

「また護衛依頼ね。」

 シェリーがポツリと呟いた。

「そうだね。でもどうせ王都に向かうなら報酬もらえる方がお得だよね。」

「そうかしら?」

「そうだよ。だって昨日のお兄ちゃんの戦い見てたら魔族なんて弱そうに見えたよ。」

「そうだな。あれくらいならシェリーやヒョウカでも勝てるだろう。」

 昨日の戦いを思い出しながら言った。最初の一撃は受け止められたが、動き自体はそこまで早くもなかった。まだ俺達が総合魔法学院の学院祭で戦った3年生達の方が明らかに強かったと思う。ただ、

「魔族だけが使う闇魔法だけ要注意かもな。」

「そうなの?」

 頭をひねるヒョウカ。

「そうね。闇魔法については一切の情報が無いからどんな攻撃が来るか分からないからね。」

 シェリーも俺と同じ意見だった。

「後は、霧化の特性かな。昨夜もそれを使われて逃げられたし。」

「それなら、結界魔法でどうにかならないのかな?」

「少し考えてみるよ。」

 正直何を付与していいのか分からない。ただ結界で閉じ込めようにも霧化されると気配察知で見つけることも出来ない。

 頭を悩ませていると、

「王都へと向かいながら考えたら。どうせこの近くでは殆ど確認されてないんだし。」

「それもそうだな。」

 シェリーの言葉で頭の中を切り替える。

 それから、近くの店で昼食を済ませてからギルド前にやって来た。
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