最強剣士異世界で無双する

夢見叶

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セレモニア王国編 第2章 正体

第56話 ミリセレス村出発

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 俺達がギルド前に到着するとすでにミレイが先に来ていた。

 その周りには知らない男達が4人いる。

「お待たせしました。」

「いえいえ、まだ少し早いくらいですよ。」

 軽く言葉を交わす。

「それで、後ろの方々わ?」

 ミレイの後ろに立っている4人のことが気になっていた。

「この人達は先程ギルドでお話ししました私の護衛の方達です。」

 そう言えばそんなことを言っていたような気がするが思い出せない。

「そうなんですね。」

 俺は護衛の人達に手を差しのばしながら、

「お初にお目にかかります。私はソウルメイトと言うパーティーでリーダーをしておりますケンイチと言います。今回はよろしくお願いいたします。」

 軽く自己紹介をする。

「俺は、ミレイ様の護衛をしているグレーだ。邪魔だけはしないでくれよ。」

 グレーと言う男性は何か機嫌が悪そうな感じだった。

 それから、お互いの自己紹介をしてから出発となった。

 今回は馬車1台で、ミレイさんとその護衛の人達が乗っている。俺達ソウルメイトのメンバーはその後ろをついていくことになった。

「昨日来たばかりになのにもう出発なのね。」

「そうだな。でもここに長居していてもどうせすることなかったがな。」

「それもそうだけど初めて来た村だったしもう少し居たかったな。」

 歩きながらそんな事を言っているシェリー。

「そうね。私ももう少し居たかったよ。」

「だよね。別に先を急ぐ旅でもないんだし。」

 シェリーとミカの意見が一致している。

「いつでもこれるだろ。俺の魔法を使えば。」

「それもそうね。」

「何の話しているのかしら?」

 ミレイは馬車から体を出して言ってくる。

「ただミリセレス村にもう少し居たかっなと話していただけだけど。」

「そうなの。」

 な~だ、つまらないの。みたいな顔をしていた。

「それよりも、皆さんっていつから冒険者をしているのかしら? 剣一さん凄く若く言えるのだけど。」

「僕達、冒険者になってからまだ1ヵ月位ですよ。」

 凄く驚いている。ミレイさんだけでなく護衛の4人までもが。

 この反応何処かで見た気がするが気にしないでおこう。

「確かケンイチさん達はBOXランクなのですよね。そんなに早くなれる物なのかしら?」

「その事ですか。」

 またその質問かと思った。確か王都からミリセレス村に来るときにも全く同じ質問をされた気がする。

「皆さんは、総合魔法学院って知ってますか?」

「聞いたことはありますね。確かファイブネス王国にある学院とか。」

「そうです。その学院では、在学中にある程度実績を積んでいたら卒業時にBランク冒険者の資格をもらうことが出来るのです。」

「では、ケンイチさん達はそこで実績を積んでいたと。」

「そうです。僕達の場合は、在学中に受けたCランクの依頼を全て成功させたからだと思います。」

 それを聞き護衛の4人がかなり驚いている。

 Cランクの依頼自体はそこまで難易度は高くない。それでも、成功率は70%位と言われている。それは、Cランクに上がったばかりの冒険者の失敗率が高いからであった。

 多分ミレイさんはそのことを知らないのか全くい驚いていなかった。別に驚かそうと思っていたわけではないが。

「そんなに驚く事なの?」

 護衛の人達の驚きようを見て首をかしげている。

 すると、グレーさんがミレイに説明すると、

「ケンイチさん達ならそれ位の事朝飯前でしょ。」

 驚くよりも、当然という顔をしている。ミレイさんの中で俺達の評価がどうなっているのやら。

 内心で少し怖くなった。





 ミリセレス村を出てから1週間が経った。その間も護衛の人達と仲良くなることは出来ないままだった。

 昨夜は久々に野宿では無く宿に泊まることが出来た。護衛の人達とは別の部屋だったことも有りゆっくりと休むことが出来た。

 今日も朝早くの出発だったが、ここ最近では一番体が軽い。昨夜ゆっくりと休むことが出来たからであろうと思う。

 シェリー達もいつもより元気そうな顔をしていた。

 村を経ってから半日くらい経った辺りで気配察知にいくつかの反応を感じた。

 すぐにグレーさんに

「周りにいくつかの気配を感じます。」

「分かりました。少し様子を見てみますのであなた達も何も気づいていない振りをしていてください。」

 その指示に従いいつも通りにミレイさんやシェリー達とたわいもない話しをしていた。

 すると、馬車の前に数人の男達が姿を現わした。グレーさんは馬車を止める。

 すると男の1人が腰の剣を抜き、

「おじさん。痛い目に遭いたくなかったら有り金と女をおいていきな。」

 脅しを掛けてくる。

 だが、グレーさんはそんな事お構いなしに、

「我は先を急ぎますので。」

 それだけ言って馬車を動かそうとすると、男は馬を切り動けなくしてくる。

「これは忠告だ。も言うことを聞けないなら次はお前を切るぜ。」

 グレーさんはそれに対して反撃をしようとするが、

「お相手は僕達がします。グレーさん達はミレイさんを守ってください。」

 俺の言葉で動きを止めると、

「分かった。」

 それだけ言って馬車の中に入っていきミレイの護衛に付く。

「ガキ、お前が俺達の相手をするのか。笑わせるなよ。まださっきの男の方がましに見えたぜ。」

 笑いながら言ってくる。

 他の男達も笑っていた。

「それはやってみないと分からないですよ。」

「そうかもな。」

 そんな事をいいながら指を鳴らすと、馬車を囲むように10人ほどの男達が姿を現わした。

「だが、これだけの人数を相手にどうするつもりだ。」

 笑みを浮かべている男。

「確かに少し人数が多いですね。」

 人数を確認してみる全員で16人いる。

「びびったか、ガキ。」

「全く。」

 平然とした感じに言う。

 すぐに、シェリー達に指示を出して、それぞれ持ち場に就くのだった。
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