最強剣士異世界で無双する

夢見叶

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魔族決戦編 第二章 魔王

第152話 情報

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 残す魔族もあと二人、

「もし、魔王城の場所とか教えてくれるならこのまま見逃してあげますよ」

 俺は余裕の表情で言っている。

「調子に乗りやがって」

「ここまでの戦闘をみてまだそんなことを言いますか。あなたたちの底が知れますね」

 魔族は歯を食いしばりながら悔しいという顔をしている。

「ならどちらか一人残ってもらってもう一方は倒してしまいましょうか」

 俺はその言葉と同時に魔族達へと突っ込んでいく。

 真っ正面からの攻撃に対して迎え撃つ構えをとる魔族。

 こちら側からは攻撃を仕掛けないで突っ込んでいき目の前まで迫って動きを止める。

 それを見て俺に隙が出来たと勘違いした魔族達は蹴りを加えて来たり、剣で切りかかってきたりと連続で接近戦を仕掛けてくるがその全ては簡単にかわしてしまう。

「遅い攻撃ですね」

 俺からしたら止まって見える。

「何故当たらないんだ。こんな至近距離で攻撃を仕掛けていたら普通なら当たるだろう」

 何十回と攻撃を仕掛けているのに全く当たらない。それどころか涼しい顔をしながらよけられている。

「どちらを倒しましょうね」

 目をつぶりなが考える俺。それに対してチャンスと見たのか、魔族の片方が魔力を集め始める。

 にやり!

 こちらが誘うとすぐに乗ってきてくれる、俺はすぐに魔力を集めている方とは別の魔族に対して攻撃を仕掛けて倒してしまう。

「‼」

 俺が目をつぶったことをチャンスととらえて一気に倒し切ろうと思った二人。そしてそのことを公開し始めた残りの一人。

 俺は剣に魔法反射を付与して、集められている魔力に一撃加えて魔力を消滅させる。

 そして、他の仲間達がやられてことにより戦意消失してしまった魔族は地面に尻をつき倒れてしまった。

 俺は結界魔法を魔法と行動を制限したあと魔族を連れたシェリー達の元へと戻っていった。






 それからしばらくして魔族が目を開ける。

「俺はどうなったんだ?」

 辺りを見渡しながらそろりと上を見上げる。

「やっと目を覚ましたか、それじゃ知ってる情報をすべて話してもらおうか」

 それから俺は捉えた魔族を尋問し、魔王城の情報を引き出した。

 今いる村より東へとさらに七日進むと魔王城が見えてくる。魔王城にいるのは魔族幹部副長と魔王それと序列十より下の魔族達のみだそうだ。

 情報を話し終わると同時に魔族の意識がなくなった。

 異空間収納に魔族をしまった後、

「結局、雷鳴とブルーム二パーティーの情報はなかったわね」

 シェリーの言葉を聞いて俺はしまったと思ってしまった。

 魔王城の情報もそうだったのだが、二パーティーの情報もかなり重要な情報で聞き出さないといけなかったのだが、完全に忘れてしまっていた。

「すまん、忘れてしまってた」

 俺は頭を抱えながら謝る。

「お兄ちゃんらしい」

「魔王城に行けば分かる」

 ヒョウカもミカも別にどうでもいいという感じであった。

「そうね、魔王城に行けばいるんじゃないの」

 シェリーも二人と同じような反応示した。

 それから、俺達は馬車に乗り魔王城へと向けて出発した。
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