無能と呼ばれパーティーを追放された俺だが、「無能とはいったい何のことですか?」俺は、精霊たちの力を使い無双し自分だけのハーレムを作り上げる!

夢見叶

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第二章 竜人族の少女

第三十四話 召喚魔術使いの魔族3

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 魔族が召喚したモンスターは二つの首を持ち体に炎を纏っている狼のような獣。冒険者ギルド一度だけ見たことがあるモンスター確か名前を、

「フレイムオルトロス!」

「正解、君にぴったりなモンスターだ」

 何がぴったりなのかわからないが、俺は剣を構える。すると先ほどまで目の前にいたフレイムオルトロスが姿を消した。いや見失ったと言うのが正解か。

 俺は、探索の魔法を使い辺りを探る。

「早いな」

「そうです。オルトロス自体足の速いモンスターなのです。しかもこのフレイムオルトロスはオルトロスの上位種で火の属性を自由に操ることが出来ます」

 なるほど余計に厄介だ。だが、武器の精霊王と融合している俺ならこの速度についていける。本気を出さなくてもな。

 俺は背後に水属性の魔法、ウォーターボールを複数展開それをフレイムオルトロス相手に放つ。

 その攻撃に対して回避してくる。だがこの魔法はただ放っただけではない。魔力の込め方に少し工夫して操作できるようにしている。だから避けた所で無意味。

 俺は二体に対して追尾するようにウォーターボールを操作する。だが、追ってくるウォーターボールに対して逃げるのをやめるフレイムオルトロス。ウォーターボールを迎え撃つ体勢をとる二体。口を大きく開きそこから放たれる炎。それにより俺のウォーターボールが蒸発してしまった。


 そのまま俺に向かって炎の攻撃を放ってくるが、シールドでその攻撃を防ぐ。

「なかなか面白い、ですがフレイムオルトロスにばかり気を取られてていいのかな~?」

 俺の背後に現れる魔族。その攻撃は上段からの剣を振り下ろしてくる。その攻撃をシールドで防ぐも一枚目が破られてしまった。

「先ほどまでの私とは違いますよ」

「そのようだな」

 俺はすぐさま二枚目のシールドを展開して受け止める。

 その間にフレイムオルトロスが俺の目の前まで接近してきている。俺は気づいてはいたが魔族の相手をするために意識をそっちへと向けていて気づけなかった。

 俺へと噛みつこうとしてくる二体のフレイムオルトロス。口から火を出している。

 これは噛まれたらやけどだけでは済まない。

 俺はその場より退避し後方へ。一度距離を取る。

「なかなか持って厄介な。二体のフレイムオルトロスに集中していると魔族が襲い掛かってくる。かといい魔族に集中したらしたらでフレイムオルトロスが襲ってくる。地味に連携が取れているか余計に面倒だ。

 だがそんなことを言っていてもしょうがない。まず倒さないといけないのはフレイムオルトロス二体と照準を定める。

「ウォータースラッシュ」

 水の刃を剣からフレイムオルトロスに向かって放つ。だが見えている攻撃などあっさりと躱される。だがこれ予想通り、俺はウォータースラッシュを放つと同時にウォーターランスを背後に展開、数秒の感覚を開けてフレイムオルトロスが躱す方向へと放っていいた。回避した瞬間に飛んでくる魔法、フレイムオルトロスが気づいたときにはすでに命中した後だった。

 急所はギリギリの所で躱されたがかなりのダメージは与えた。そのおかげ動けなくなっている。

 俺は、

「ウインドカッター」

 風の刃の魔法でとどめをさしてたおし魔族の方へと向き直る。

「やりますね、二種類に魔法を同時に発動なんて、あなたもかなりの魔力をお持ちのようだ」

 二種類の魔法同時発動はある程度魔力量がないとできない。今回のようなウォータースラッシュとウォーターランスの同時発動が出来る者がかなり少ない。しかもそれを一個ずつではなく複数個同時に放っている。

 さすがの魔族もこれには驚いたようだ。

「ですが、これではそうでしょうか?」

 魔族がまた召喚魔法を使う。今度呼び出したのは水に強いトレントであった。だがトレントなどさっき嫌というほど倒した。

 だが、その奥にもう一つ嫌な気配を感じる。

 俺は試しに火魔法で攻撃してみると背後より水に盾が現れ俺の火魔法を消しとばした。試しだったこともあり魔力自体ほとんど込めずに放ったためにしょうがない結界ともいえる。

 そんな俺の魔法を消滅させると同時にトレント背後より一匹のモンスターが姿を現す。

 水属性を持つトレントであった。基本的に属性を持たないモンスターとされているトレントが属性を持つなど聞いたことがない。普通に出会っていたらかなりのレアモンスターだろうが、今回は違うようだ。

「どうですか、私のとっておきは」

「とっておきだと」

「そうです。私の召喚魔法はただ召喚するだけではないのですよ。今あなたの目の前にいるモンスターのように普通ならありえない属性を付与できるのですよ」

 そんなことだろうとおもった。

「この世界に存在していたら面白いと思ったんだがな」

「そんなわけないでしょ~」

 だよな、だがこの程度のモンスターなら余裕で倒せる。

 俺は相手が召喚するモンスターに属性を付与するならと火と雷の混合を魔法生成し、トレント二体に向かって放った。火と雷に込めた魔力はこの戦いで一番多い。つまり今日最強の威力の魔法と言うことだ。

 その魔法はトレントが作り出す水のシールドに当たると同時に雷だけが水を伝い後方にいたトレントを倒した。そして最後に残った普通のトレントには火魔法を当てて倒した。

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