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ゴミ箱の日常
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ダストシュート
この街はそう呼ばれている。街の始まりは大地に穿たれた巨大な大穴の発見だったという。穴の底一面を塞いでいたのは不可解な古代の遺物。遺物には不思議な力があり、周期的に穴にある物体は遺物表面に吸い込まれて消えていくのだ。この不可思議な現象が認知されると、人類は有らん限りの廃棄物を穴に投棄し始めた。そうして人と物が集まれば街が形作られていくのに当然だった。いつしか大穴とその周辺は人の手によって削られていき、中央に穴が空いたすり鉢状の街へと変わっていった。
大穴へゴミを投棄する際には決まりがある。西側のガベッジ地区には生ゴミを。東側のトラッシュ地区には不燃ゴミを。それぞれ決まった場所から棄てなければならない。これはこの街と他の街とで正式に決められた約束事だ。そしてそれはこの街の産業に関係してくる。
先ず生ゴミは街の外にある堆肥生産施設に受け入れる。そして施設が満杯になると余剰な生ゴミは大穴へと廃棄される。街の外には広い畑地帯が広がっており、栄養豊富な肥料を与えられた作物の実りは素晴らしいと聞く。
そして不燃ゴミは真っ直ぐに大穴へと向かう。しかし仕事はここからだ。大穴の中に人が入ってゴミを漁るのだ。事故や怪我も多いが、運次第で稼げる仕事だそうな。とはいえ住人は富んでいるとは決して言えない。結局の所、富裕層は数える位にしかいないし行き場を無くして流れ着いた爪弾き者達が群れるだけの街。弱肉強食で正直者が馬鹿を見る、正にゴミ箱のような街なのだ。
「しかし・・・トラッシュ地区のどこに行けば良いんだ?」
手にしたガベッジロールを齧りながら独り言ちる。ガベッジロールとは挽いた穀物を薄く伸ばして焼いて、卵と肉や野菜の切れ端を甘辛く炒めた物を巻いた物だ。安くて美味くて腹に溜まる。記憶喪失の身ではあるが、今ではすっかり慣れ親しんだ味である。
自宅、というか親父さんの家はガベッジ地区の南にある。トラッシュ地区には割りとすぐに行く事は可能だ。しかし肝心の渡す相手のいる場所を聞きそびれてしまっていた。トラッシュ地区は広い。一人で闇雲に動き回っていてはすぐに日が暮れてしまうだろう。
「戻って聞き直すか?・・・いや待てよ。確か親父さんにはトラッシュ地区の方によく行く酒場があったな。」
出てきて直ぐに戻るのもなんだかバツが悪い。それに酒場で居場所が聞ければ時間のロスも最低限で済む。
「確か酒場の名前は・・・酔いどれモグラ亭・・・だったか?」
明日も分からぬその日暮らしの労働者が安酒を煽るにはうってつけの名前なのかもしれない。何度か帰ってこない親父さんを迎えに行った事がある。あれは確か・・・
「お母さんをイジメるな!!」
どこかから子供の声がした。辺りを見回すと、黒い服のチンピラと地面に座り込んでしまった女性。その間に立ち塞がる子供がいた。
「やかましいガキだな。あぁん?人が急いでる時にぶつかってきたのはお前のかーちゃんだろうが!被害者は俺の方だぜ?」
「違うもん!足引っ掛けてたもん!悪いやつはそっちだもん!」
「もんもんうるせぇ。おい、俺は鴉(クロウ)のもんだ。ぶつかっておいてただで済むとは思ってねぇよなぁ?」
「あぁ・・・あぁ、すみません。お許しください。すみません!すみません!」
「土下座なんかしなくてもいいって。へぇ・・・意外と顔はいいじゃん。慰謝料30万エルンか俺達の店でしばらく働くのとどっちがいい?」
チンピラは土下座する母親の顎を手先で押し上げると嫌らしく笑った。こうした事は、この街ではよく有ることだ。だから誰も助けようと名乗り出たりしない。下手に手を出せば火傷するのは自分なのかも知れないのだから。
「こっ、困ります!慰謝料だなんて・・・」
「俺、優しいからさ。特別に選ばせてやるよ"っ"!!?いってぇ!てめぇこのガキ!噛みつきやがって!」
「お母さんから手を離せ!魔王の手下め!勇者が来てお前なんかやっつけられるんだ!」
「ちっ!クソガキめ。何が魔王だ。ふざけんじゃねぇぞ!」
まだ小さい息子は母親になにかされると感じたのだろう。チンピラの手に噛みいたのだが、すぐに振り払われてしまった。
「やめて!息子には手を出さないで!なんでもしますから!」
「なんでもするんだな?はははっ、けどよぉ・・・教育してやる方が先だぜ!なぁクソガキがよぉ!」
チンピラが大きく拳を振り上げる。この街ではよく有ること。よく有ることだが・・・・・・
「そこまでにしてやってくれないか?」
どうにも見過ごす事は出来なかった。チンピラの振り上げられた拳が落ちる前に後ろから手首を掴む。
「あぁん?誰だてめぇはよ!?離せ!」
「おっと。落ち着いてくれよ。アンタ急いでるんじゃなかったのか?」
「あぁそうだよ!手ぶらで行ったら怒られんだろ!ちょーどいい!お前からも慰謝料カツアゲしてやんよ!おらぁ!死ねやぁ!!」
拘束を振り解いたチンピラは標的をこちらに切り替えたようだった。拳を構えるとこちらに殴りかかってきた。
「よっ、ほっ。あんた・・・あんまり喧嘩強くないだろ?それに、慰謝料をカツアゲっておかしくないか?」
「うっせぇ!!」
チンピラの拳や蹴りを受けてみれば、格闘に関しては素人に毛が生えた様な程度であることが分かった。見様見真似で技を繰り出すのだが腰が入っておらず、まともに受けるまでも無い。
「おっ、俺は鴉(クロウ)だぞ!お前はたたじゃおかねぇ!」
やれやれ、と溜め息をつく。こういった集団を作る奴らは集まって強くなった気になるらしい。クロウというのがどれ程の集団かは知らないが、そういった集団は毎日の様に生まれてはより強い集団にすり潰されている。
「そうか。」
話し合いは無理らしい。チンピラの大振りの拳。興奮しているチンピラの攻撃は読みやすく、躱しながら顎にこちらの一撃を叩き込むには完璧なタイミングだった。
「ぐがっ!?」
チンピラは意識を失い、前のめりに倒れると動かなくなった。静寂が訪れたのだが、直ぐに喝采が湧く。
「にぃーちゃん強いな~!」
「最近こいつら煩かったんだよ!」
「あんまり強くないならすぐに消えそうだな!」
「ざまぁみやがれってんだ!!」
周囲にいたギャラリーが口々に騒ぎ立てる。成る程、クロウという集団は最近出来たらしい。
「あの・・・」
「あぁ、大丈夫だったか?」
「はい!おかげさまで無事です。もう駄目かと思いました。本当にありがとうございます。」
そう言ってきたのは絡まれていた母親だった。傍らには男の子も立っている。
「ありがとう!勇者のお兄ちゃん!」
「・・・は?勇者?」
「うん!魔王の手下を倒してくれたから勇者!」
「すみません、うちの子ったら最近は寝物語の勇者のお話が大好きで。」
「なるほどな。ははっ、なら勇者の力はお前にやろう。だからお母さんの言うことをよく聞いて立派な勇者になるんだぞ。」
「えぇっ!僕が勇者!?うん!なる!立派な勇者になる!」
「よし、約束だな。さぁ、コイツが目を覚ます前に離れた方がいい。」
「はい。大したお礼も出来ずにすみません。ありがとうございました。」
「お兄ちゃんまたね!」
親子との会話も程々にその場を離れる。勇者物語はとても人気のある話だ。と聞いた。悪い魔王を正義の勇者が倒して世界を平和にしましたとさ・・・と、そんな綺麗すぎる話。
「勇者・・・か。いや、俺には荷が重すぎるな。」
記憶喪失ではあるが、自分が立派な人間では無いというのはよく分かる。俺はこの混沌とした街が好きだ。生きるために全力で足掻く生活が好きだ。それは綺麗な生き方では無い。騙しもするし暴力も振るう。それでも優しくするし情けもかける。そんな泥臭く生き抜くこの街の生き方が性に合っている。
「むしろ魔王の方が合ってるのかもな。」
そう呟きながら改めて目的地の酔いどれモグラ亭へと向かい始めた。
この街はそう呼ばれている。街の始まりは大地に穿たれた巨大な大穴の発見だったという。穴の底一面を塞いでいたのは不可解な古代の遺物。遺物には不思議な力があり、周期的に穴にある物体は遺物表面に吸い込まれて消えていくのだ。この不可思議な現象が認知されると、人類は有らん限りの廃棄物を穴に投棄し始めた。そうして人と物が集まれば街が形作られていくのに当然だった。いつしか大穴とその周辺は人の手によって削られていき、中央に穴が空いたすり鉢状の街へと変わっていった。
大穴へゴミを投棄する際には決まりがある。西側のガベッジ地区には生ゴミを。東側のトラッシュ地区には不燃ゴミを。それぞれ決まった場所から棄てなければならない。これはこの街と他の街とで正式に決められた約束事だ。そしてそれはこの街の産業に関係してくる。
先ず生ゴミは街の外にある堆肥生産施設に受け入れる。そして施設が満杯になると余剰な生ゴミは大穴へと廃棄される。街の外には広い畑地帯が広がっており、栄養豊富な肥料を与えられた作物の実りは素晴らしいと聞く。
そして不燃ゴミは真っ直ぐに大穴へと向かう。しかし仕事はここからだ。大穴の中に人が入ってゴミを漁るのだ。事故や怪我も多いが、運次第で稼げる仕事だそうな。とはいえ住人は富んでいるとは決して言えない。結局の所、富裕層は数える位にしかいないし行き場を無くして流れ着いた爪弾き者達が群れるだけの街。弱肉強食で正直者が馬鹿を見る、正にゴミ箱のような街なのだ。
「しかし・・・トラッシュ地区のどこに行けば良いんだ?」
手にしたガベッジロールを齧りながら独り言ちる。ガベッジロールとは挽いた穀物を薄く伸ばして焼いて、卵と肉や野菜の切れ端を甘辛く炒めた物を巻いた物だ。安くて美味くて腹に溜まる。記憶喪失の身ではあるが、今ではすっかり慣れ親しんだ味である。
自宅、というか親父さんの家はガベッジ地区の南にある。トラッシュ地区には割りとすぐに行く事は可能だ。しかし肝心の渡す相手のいる場所を聞きそびれてしまっていた。トラッシュ地区は広い。一人で闇雲に動き回っていてはすぐに日が暮れてしまうだろう。
「戻って聞き直すか?・・・いや待てよ。確か親父さんにはトラッシュ地区の方によく行く酒場があったな。」
出てきて直ぐに戻るのもなんだかバツが悪い。それに酒場で居場所が聞ければ時間のロスも最低限で済む。
「確か酒場の名前は・・・酔いどれモグラ亭・・・だったか?」
明日も分からぬその日暮らしの労働者が安酒を煽るにはうってつけの名前なのかもしれない。何度か帰ってこない親父さんを迎えに行った事がある。あれは確か・・・
「お母さんをイジメるな!!」
どこかから子供の声がした。辺りを見回すと、黒い服のチンピラと地面に座り込んでしまった女性。その間に立ち塞がる子供がいた。
「やかましいガキだな。あぁん?人が急いでる時にぶつかってきたのはお前のかーちゃんだろうが!被害者は俺の方だぜ?」
「違うもん!足引っ掛けてたもん!悪いやつはそっちだもん!」
「もんもんうるせぇ。おい、俺は鴉(クロウ)のもんだ。ぶつかっておいてただで済むとは思ってねぇよなぁ?」
「あぁ・・・あぁ、すみません。お許しください。すみません!すみません!」
「土下座なんかしなくてもいいって。へぇ・・・意外と顔はいいじゃん。慰謝料30万エルンか俺達の店でしばらく働くのとどっちがいい?」
チンピラは土下座する母親の顎を手先で押し上げると嫌らしく笑った。こうした事は、この街ではよく有ることだ。だから誰も助けようと名乗り出たりしない。下手に手を出せば火傷するのは自分なのかも知れないのだから。
「こっ、困ります!慰謝料だなんて・・・」
「俺、優しいからさ。特別に選ばせてやるよ"っ"!!?いってぇ!てめぇこのガキ!噛みつきやがって!」
「お母さんから手を離せ!魔王の手下め!勇者が来てお前なんかやっつけられるんだ!」
「ちっ!クソガキめ。何が魔王だ。ふざけんじゃねぇぞ!」
まだ小さい息子は母親になにかされると感じたのだろう。チンピラの手に噛みいたのだが、すぐに振り払われてしまった。
「やめて!息子には手を出さないで!なんでもしますから!」
「なんでもするんだな?はははっ、けどよぉ・・・教育してやる方が先だぜ!なぁクソガキがよぉ!」
チンピラが大きく拳を振り上げる。この街ではよく有ること。よく有ることだが・・・・・・
「そこまでにしてやってくれないか?」
どうにも見過ごす事は出来なかった。チンピラの振り上げられた拳が落ちる前に後ろから手首を掴む。
「あぁん?誰だてめぇはよ!?離せ!」
「おっと。落ち着いてくれよ。アンタ急いでるんじゃなかったのか?」
「あぁそうだよ!手ぶらで行ったら怒られんだろ!ちょーどいい!お前からも慰謝料カツアゲしてやんよ!おらぁ!死ねやぁ!!」
拘束を振り解いたチンピラは標的をこちらに切り替えたようだった。拳を構えるとこちらに殴りかかってきた。
「よっ、ほっ。あんた・・・あんまり喧嘩強くないだろ?それに、慰謝料をカツアゲっておかしくないか?」
「うっせぇ!!」
チンピラの拳や蹴りを受けてみれば、格闘に関しては素人に毛が生えた様な程度であることが分かった。見様見真似で技を繰り出すのだが腰が入っておらず、まともに受けるまでも無い。
「おっ、俺は鴉(クロウ)だぞ!お前はたたじゃおかねぇ!」
やれやれ、と溜め息をつく。こういった集団を作る奴らは集まって強くなった気になるらしい。クロウというのがどれ程の集団かは知らないが、そういった集団は毎日の様に生まれてはより強い集団にすり潰されている。
「そうか。」
話し合いは無理らしい。チンピラの大振りの拳。興奮しているチンピラの攻撃は読みやすく、躱しながら顎にこちらの一撃を叩き込むには完璧なタイミングだった。
「ぐがっ!?」
チンピラは意識を失い、前のめりに倒れると動かなくなった。静寂が訪れたのだが、直ぐに喝采が湧く。
「にぃーちゃん強いな~!」
「最近こいつら煩かったんだよ!」
「あんまり強くないならすぐに消えそうだな!」
「ざまぁみやがれってんだ!!」
周囲にいたギャラリーが口々に騒ぎ立てる。成る程、クロウという集団は最近出来たらしい。
「あの・・・」
「あぁ、大丈夫だったか?」
「はい!おかげさまで無事です。もう駄目かと思いました。本当にありがとうございます。」
そう言ってきたのは絡まれていた母親だった。傍らには男の子も立っている。
「ありがとう!勇者のお兄ちゃん!」
「・・・は?勇者?」
「うん!魔王の手下を倒してくれたから勇者!」
「すみません、うちの子ったら最近は寝物語の勇者のお話が大好きで。」
「なるほどな。ははっ、なら勇者の力はお前にやろう。だからお母さんの言うことをよく聞いて立派な勇者になるんだぞ。」
「えぇっ!僕が勇者!?うん!なる!立派な勇者になる!」
「よし、約束だな。さぁ、コイツが目を覚ます前に離れた方がいい。」
「はい。大したお礼も出来ずにすみません。ありがとうございました。」
「お兄ちゃんまたね!」
親子との会話も程々にその場を離れる。勇者物語はとても人気のある話だ。と聞いた。悪い魔王を正義の勇者が倒して世界を平和にしましたとさ・・・と、そんな綺麗すぎる話。
「勇者・・・か。いや、俺には荷が重すぎるな。」
記憶喪失ではあるが、自分が立派な人間では無いというのはよく分かる。俺はこの混沌とした街が好きだ。生きるために全力で足掻く生活が好きだ。それは綺麗な生き方では無い。騙しもするし暴力も振るう。それでも優しくするし情けもかける。そんな泥臭く生き抜くこの街の生き方が性に合っている。
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