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僕の名前は、萩谷流星。(はぎたに りゅうせい)
17歳。O型。乙女座。
身長166cm。
高二になったけど、身長はあまり伸びてない。
きっと来年には170くらいにはなってると思う。(予定では!)
母親似のくっきりした二重で、顔に対して目は大きめ。口は小さめ。かなりの女の子顔だ。
中学生の時に、友達に悪ノリされて女装させられたら思いのほかしっくりきた思い出がある。
小さい頃から3つ上の姉と、2つ下の妹にも散々着せ替え人形のように遊ばれてきた。
東京生まれの東京育ち。
実家は小さな事業を営んでいて、食べるのには困らないくらいで細々と生活してきた。
いわゆる、一般家庭。
そんな僕が、なぜ今日本屈指の金持ち学校・帝国学園にいるのか。
元々僕は、普通に地元の高校に通っていた。
昔からの友達もいて、好きな人もいたりして。
ごく普通の学生生活を送っていた。
ある日、「流星、せっかくだから帝国学園に転校しないか?」と両親に急に進められた。
なんでも、取引先に同時に複数の太い顧客がついたみたいで経営がかなり上り調子なんだとか。
お金に余裕が出来たから、子供によりよい場所で教育させたい…との事だった。
正直、今の生活に不満はなかったし新しい場所で途中から…となるとそっちの方がストレスになりそうだけど嬉しそうな両親の顔を見ると、断れなかった。
そんなわけで、今。
僕は帝国学園の2-Bの教室の角っこの椅子に座っている。
この学園に来て、はや2ヶ月。
2年生になると同時に転校してきた。
悲しいことに友達は1人もできていない。
元々、大人しい性格であるのに加え中等部もあるこの学園。
大半は中等部からのエスカレーターで来た人達でクラスはもう既にグループが出来ていた。
『しかも、みんな陽キャそう…』
普通はクラスに何人か僕と同じタイプの仲間がいるようなもんだが、見渡す限り陽キャしかいない。
『……ふぅ。』
別に1人が耐えられないわけじゃないけど、やっぱりここまで声をかけられないとクるものがある。
休み時間もお昼も一人。
気安く話せる人が一人もいない。
空いた時間は本を読むのが日課になっていた。
『前の学校に戻りたいな…。』
毎日そんな事を思う。
ふと、窓の外を見た。
遠目に見える正面玄関にちょうど車が止まった。
リムジンみたいに大きくて、僕でも分かる高級車。
『こんなので通学するのが当たり前ってすごい世界だよな~…』
なんて思いながらボーッと見る。
『前の学校はみんな自転車通学だったよ…』
運転手が扉を開けると、中から長身の男が現れた。
17歳。O型。乙女座。
身長166cm。
高二になったけど、身長はあまり伸びてない。
きっと来年には170くらいにはなってると思う。(予定では!)
母親似のくっきりした二重で、顔に対して目は大きめ。口は小さめ。かなりの女の子顔だ。
中学生の時に、友達に悪ノリされて女装させられたら思いのほかしっくりきた思い出がある。
小さい頃から3つ上の姉と、2つ下の妹にも散々着せ替え人形のように遊ばれてきた。
東京生まれの東京育ち。
実家は小さな事業を営んでいて、食べるのには困らないくらいで細々と生活してきた。
いわゆる、一般家庭。
そんな僕が、なぜ今日本屈指の金持ち学校・帝国学園にいるのか。
元々僕は、普通に地元の高校に通っていた。
昔からの友達もいて、好きな人もいたりして。
ごく普通の学生生活を送っていた。
ある日、「流星、せっかくだから帝国学園に転校しないか?」と両親に急に進められた。
なんでも、取引先に同時に複数の太い顧客がついたみたいで経営がかなり上り調子なんだとか。
お金に余裕が出来たから、子供によりよい場所で教育させたい…との事だった。
正直、今の生活に不満はなかったし新しい場所で途中から…となるとそっちの方がストレスになりそうだけど嬉しそうな両親の顔を見ると、断れなかった。
そんなわけで、今。
僕は帝国学園の2-Bの教室の角っこの椅子に座っている。
この学園に来て、はや2ヶ月。
2年生になると同時に転校してきた。
悲しいことに友達は1人もできていない。
元々、大人しい性格であるのに加え中等部もあるこの学園。
大半は中等部からのエスカレーターで来た人達でクラスはもう既にグループが出来ていた。
『しかも、みんな陽キャそう…』
普通はクラスに何人か僕と同じタイプの仲間がいるようなもんだが、見渡す限り陽キャしかいない。
『……ふぅ。』
別に1人が耐えられないわけじゃないけど、やっぱりここまで声をかけられないとクるものがある。
休み時間もお昼も一人。
気安く話せる人が一人もいない。
空いた時間は本を読むのが日課になっていた。
『前の学校に戻りたいな…。』
毎日そんな事を思う。
ふと、窓の外を見た。
遠目に見える正面玄関にちょうど車が止まった。
リムジンみたいに大きくて、僕でも分かる高級車。
『こんなので通学するのが当たり前ってすごい世界だよな~…』
なんて思いながらボーッと見る。
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運転手が扉を開けると、中から長身の男が現れた。
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