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02:閑話
街中
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モーリッツの訪問から数日後。
朝食よりも早い時間にヨアヒムが来客の訪問を告げてくる。
「いったい誰だ?」
ヨアヒムは言い難そうに「モーリッツ様がいらっしゃっています。お断りしたのですが、お連れの方にディートリンデ様がいらっしゃいましたので、仕方なくご判断をお聞きしました」
そして、ディートリンデは既に母に捕まり朝食の席へ向かったいう報告を聞き、その母からの言伝で、モーリッツの対応しとけと、伝えてきた。
思い出すのは先日のモーリッツの『ディートリンデが好きなら協力してやる』という訪問内容だった。
あいつ、本気だったのか? と、嬉しくなり表情が緩んだ。
まてまて、落ち着け。この感情は協力して貰ったからと言う感謝の気持ちからだ、絶対にそう言う意味じゃない。大丈夫だ、俺には特殊な趣味は無い。
心で謎の葛藤をしながら俺はエントランスへ向かった。
話をすれば、どうやらモーリッツは、上手く言い包めてリンデを連れてきてくれただけだった。
俺が「ありがとな」と言えば、奴は振り返らず、手を上げて去っていった。
いつか俺も借りを返せる日があると良いな。
モーリッツが帰り、食堂へ向かうと確かにリンデが座っていた。
以前、彼女のお屋敷で見た服装と同様に、丈の長い明るめのワンピースを着て、本日は腰に幅広の布を使い大きなリボンが結ばれていた。リボンの色は彼女の瞳の色に合わせたのだろう、涼しげな水色だった。
しばし見惚れてから彼女の隣の自分の席に座る。
チラと彼女のテーブルを見れば、どうやら食事は始まった辺りで止まっているようだ。なるほど、俺を待っていてくれたんだな。
まずは彼女に、モーリッツが帰ったことを告げ、そして食事を待っていてくれて「ありがとう」と言った。
するときょとんと首を傾げてニコッと笑ってくれた。
うん、可愛いな。
食事を終えて今日はずっと一緒に居ようと思ったのだが、母に邪魔をされ、父には執務室に連行されていつも通り仕事をする羽目になった。
おかしい、父からは協力してやると言われた覚えがあるのだが……
それを問い詰めれば、「母さん優先だ」と、にべもない答えが返ってきた。
午後に何とか仕事を終える。俺は昼食を一緒に取った後、「街に行かないか?」と、リンデを誘った。
彼女は「喜んで」と了承すると、とても嬉しそうに微笑んだ。
余りにも楽しそうに笑う笑顔。
その笑顔を見て、もしやリンデも俺の事を? と、思えばすぐに恥ずかしくなり、悶えそうになるのを必死に堪えた。
くそう、あの笑顔は反則じゃないのか!?
馬車で貴族御用達の店が並ぶ通りまで行き、そこから徒歩で移動する。
屋敷から持ってきていたのだろう日よけの為、リンデはワンピースと色合いのリボンをあしらったつばの広い帽子を被っている。時折、十字路を抜ける際に吹く風に飛ばないように、帽子を押さえる仕草が可愛い。
「ディートリンデ嬢? どこか行きたいところはありますか?」
俺が笑顔でそう聞くと、「アウグスト様にお任せしますわ」と、小首を傾げつつ可憐に微笑んでくれた。
よし、任せておけ!
と、笑顔に釣られて意気込んでは見たが、そもそも俺は猛禽類と称して令嬢たちと、それほど親しい付き合いはしていない。
行き先がパッと浮かんでこず、圧倒的に足りない経験値が露呈した気分だった。
そう言えば以前、姉上に連れられて街に出たことがあったな……
確かあの時の姉上は十八だったから、リンデとも年齢も近い。
よし! 姉上に引き回されたルートを辿ろう。
意気揚々とそう決めた俺だったが、これが全くの間違いであった事に気づかなかった。
なぜなら姉上も猛禽系令嬢だったことを忘れていたのだ。
最初に姉上は、
「まずはベアトリクスへ行って見ましょうか」
以前の夜会でもドレスを作って貰った、デザイナーのエルゼが経営する店の名がベアトリクスだ。
姉上はここで大量のドレスと靴を購入して、楽しそうに笑っていた。
ベアトリクスに入ると、護衛から先触れがあったのだろう。店主のエルゼが出迎えてくれた。エルゼはどうやらリンデの事を覚えているようで、彼女を褒めちぎっていた。
中でも新作だというドレスは、大層リンデに似合うだろうというもので、思わず購入しようと話を持ちかけたほどだ。
エルゼからは、「これはレディメイドですから、お嬢様にはオーダーメイドがよろしいかと」とやんわり断られ、さらにリンデからは、ドレスはそれほど興味が無いですという無言の意思表示をされてしまう。
よくよく観察してみれば、この店に入ってからリンデの表情が硬い。
おぃ姉上? 全然楽しそうじゃないぞ……と、嫁に行った姉を愚痴った。
ベアトリクスを出て次に向かったのは、貴金属店だった。
ドレスを買った姉上は続くこの店で、やはり楽しそうに先ほど買ったドレスに合う宝石を購入していたのだ。
店内に入り、ドレスに合う宝石を見せて貰おうとして、自分の過ちに気づく。
リンデはドレスを買っていないということに……
それでも一応、彼女と一緒に宝石を見せて貰うことにした。
このネックレスは彼女の白い肌に映えそうだな~とか、瞳と同じ色のイヤリングとか、微動だにしないリンデに当てては妄想する。
自分が選んだ宝石を並べ、
「どれか欲しいのは無いですか?」
と聞くと、「特にないですねー」と笑顔でかわされた。
この店でも彼女の表情は硬いようだ。
姉上全然ダメじゃないか?
エスコートのセンスが絶望的だと思い知った俺は、一旦お茶でもして気分を変えようかと悩んでいた。
お茶か……、そう言えばこの前モーリッツに驚かされて噴出しそうになったなと思い出し苦笑する。
ん?
そう言えばモーリッツはリンデとは本屋に行けと言っていたな。
自分のエスコートセンスに絶望してもはや頼るものも無いので、俺はダメ元で本屋に向かってみた。
本屋に入ればリンデは今までの硬い表情が無くなり、嬉々として動き始めた。思いのほか俊敏に動く彼女を見て驚くと共に、モーリッツに深く感謝した。
が、
まさかここまでとは思わなかった。
数冊の本を手にした彼女は、それらの本を開くと微動だにしなくなったのだ。
俺は最初こそ本に没頭する彼女の横顔を、気づかれないようにチラチラ見ていた。
しかしどれだけ見ても反応がないので、チラ見をやめてじっくり見ることにした。
きめ細かい肌は健康そのもので、最初に出会ったときに合ったクマはもはやどこにも存在しない。他の令嬢と違い化粧はかなり薄めで、どうやらそれが清楚に見える秘訣のようだ。
微動だにしない令嬢を横からじぃと見つめる令息。
うん、ただの変態だな……
程ほどのところで我に返り、今度は彼女の持つ本のタイトルを読んだ。
手にしているのは一巻目では無いようで、どうやら続き物のようだ。なるほど前に読んでいた本の続巻なのだな。他には同じ作者の別の作品も手にしていた。
それから数時間後、相変わらず微動だにしない彼女を揺すって気づかせると、あれから数時間経過していた事に気づいた彼女は、とても申し訳なさそうに謝罪してきた。
そして手にした本を返そうと動き始めるのを制し、本をプレゼントしたのだ。
「あ、ありがとうございます」
そう言った時の彼女の顔は照れて耳まで真っ赤になりとても可愛いかった。思わずキスしたくなるのを堪え、帰路に着いた。
朝食よりも早い時間にヨアヒムが来客の訪問を告げてくる。
「いったい誰だ?」
ヨアヒムは言い難そうに「モーリッツ様がいらっしゃっています。お断りしたのですが、お連れの方にディートリンデ様がいらっしゃいましたので、仕方なくご判断をお聞きしました」
そして、ディートリンデは既に母に捕まり朝食の席へ向かったいう報告を聞き、その母からの言伝で、モーリッツの対応しとけと、伝えてきた。
思い出すのは先日のモーリッツの『ディートリンデが好きなら協力してやる』という訪問内容だった。
あいつ、本気だったのか? と、嬉しくなり表情が緩んだ。
まてまて、落ち着け。この感情は協力して貰ったからと言う感謝の気持ちからだ、絶対にそう言う意味じゃない。大丈夫だ、俺には特殊な趣味は無い。
心で謎の葛藤をしながら俺はエントランスへ向かった。
話をすれば、どうやらモーリッツは、上手く言い包めてリンデを連れてきてくれただけだった。
俺が「ありがとな」と言えば、奴は振り返らず、手を上げて去っていった。
いつか俺も借りを返せる日があると良いな。
モーリッツが帰り、食堂へ向かうと確かにリンデが座っていた。
以前、彼女のお屋敷で見た服装と同様に、丈の長い明るめのワンピースを着て、本日は腰に幅広の布を使い大きなリボンが結ばれていた。リボンの色は彼女の瞳の色に合わせたのだろう、涼しげな水色だった。
しばし見惚れてから彼女の隣の自分の席に座る。
チラと彼女のテーブルを見れば、どうやら食事は始まった辺りで止まっているようだ。なるほど、俺を待っていてくれたんだな。
まずは彼女に、モーリッツが帰ったことを告げ、そして食事を待っていてくれて「ありがとう」と言った。
するときょとんと首を傾げてニコッと笑ってくれた。
うん、可愛いな。
食事を終えて今日はずっと一緒に居ようと思ったのだが、母に邪魔をされ、父には執務室に連行されていつも通り仕事をする羽目になった。
おかしい、父からは協力してやると言われた覚えがあるのだが……
それを問い詰めれば、「母さん優先だ」と、にべもない答えが返ってきた。
午後に何とか仕事を終える。俺は昼食を一緒に取った後、「街に行かないか?」と、リンデを誘った。
彼女は「喜んで」と了承すると、とても嬉しそうに微笑んだ。
余りにも楽しそうに笑う笑顔。
その笑顔を見て、もしやリンデも俺の事を? と、思えばすぐに恥ずかしくなり、悶えそうになるのを必死に堪えた。
くそう、あの笑顔は反則じゃないのか!?
馬車で貴族御用達の店が並ぶ通りまで行き、そこから徒歩で移動する。
屋敷から持ってきていたのだろう日よけの為、リンデはワンピースと色合いのリボンをあしらったつばの広い帽子を被っている。時折、十字路を抜ける際に吹く風に飛ばないように、帽子を押さえる仕草が可愛い。
「ディートリンデ嬢? どこか行きたいところはありますか?」
俺が笑顔でそう聞くと、「アウグスト様にお任せしますわ」と、小首を傾げつつ可憐に微笑んでくれた。
よし、任せておけ!
と、笑顔に釣られて意気込んでは見たが、そもそも俺は猛禽類と称して令嬢たちと、それほど親しい付き合いはしていない。
行き先がパッと浮かんでこず、圧倒的に足りない経験値が露呈した気分だった。
そう言えば以前、姉上に連れられて街に出たことがあったな……
確かあの時の姉上は十八だったから、リンデとも年齢も近い。
よし! 姉上に引き回されたルートを辿ろう。
意気揚々とそう決めた俺だったが、これが全くの間違いであった事に気づかなかった。
なぜなら姉上も猛禽系令嬢だったことを忘れていたのだ。
最初に姉上は、
「まずはベアトリクスへ行って見ましょうか」
以前の夜会でもドレスを作って貰った、デザイナーのエルゼが経営する店の名がベアトリクスだ。
姉上はここで大量のドレスと靴を購入して、楽しそうに笑っていた。
ベアトリクスに入ると、護衛から先触れがあったのだろう。店主のエルゼが出迎えてくれた。エルゼはどうやらリンデの事を覚えているようで、彼女を褒めちぎっていた。
中でも新作だというドレスは、大層リンデに似合うだろうというもので、思わず購入しようと話を持ちかけたほどだ。
エルゼからは、「これはレディメイドですから、お嬢様にはオーダーメイドがよろしいかと」とやんわり断られ、さらにリンデからは、ドレスはそれほど興味が無いですという無言の意思表示をされてしまう。
よくよく観察してみれば、この店に入ってからリンデの表情が硬い。
おぃ姉上? 全然楽しそうじゃないぞ……と、嫁に行った姉を愚痴った。
ベアトリクスを出て次に向かったのは、貴金属店だった。
ドレスを買った姉上は続くこの店で、やはり楽しそうに先ほど買ったドレスに合う宝石を購入していたのだ。
店内に入り、ドレスに合う宝石を見せて貰おうとして、自分の過ちに気づく。
リンデはドレスを買っていないということに……
それでも一応、彼女と一緒に宝石を見せて貰うことにした。
このネックレスは彼女の白い肌に映えそうだな~とか、瞳と同じ色のイヤリングとか、微動だにしないリンデに当てては妄想する。
自分が選んだ宝石を並べ、
「どれか欲しいのは無いですか?」
と聞くと、「特にないですねー」と笑顔でかわされた。
この店でも彼女の表情は硬いようだ。
姉上全然ダメじゃないか?
エスコートのセンスが絶望的だと思い知った俺は、一旦お茶でもして気分を変えようかと悩んでいた。
お茶か……、そう言えばこの前モーリッツに驚かされて噴出しそうになったなと思い出し苦笑する。
ん?
そう言えばモーリッツはリンデとは本屋に行けと言っていたな。
自分のエスコートセンスに絶望してもはや頼るものも無いので、俺はダメ元で本屋に向かってみた。
本屋に入ればリンデは今までの硬い表情が無くなり、嬉々として動き始めた。思いのほか俊敏に動く彼女を見て驚くと共に、モーリッツに深く感謝した。
が、
まさかここまでとは思わなかった。
数冊の本を手にした彼女は、それらの本を開くと微動だにしなくなったのだ。
俺は最初こそ本に没頭する彼女の横顔を、気づかれないようにチラチラ見ていた。
しかしどれだけ見ても反応がないので、チラ見をやめてじっくり見ることにした。
きめ細かい肌は健康そのもので、最初に出会ったときに合ったクマはもはやどこにも存在しない。他の令嬢と違い化粧はかなり薄めで、どうやらそれが清楚に見える秘訣のようだ。
微動だにしない令嬢を横からじぃと見つめる令息。
うん、ただの変態だな……
程ほどのところで我に返り、今度は彼女の持つ本のタイトルを読んだ。
手にしているのは一巻目では無いようで、どうやら続き物のようだ。なるほど前に読んでいた本の続巻なのだな。他には同じ作者の別の作品も手にしていた。
それから数時間後、相変わらず微動だにしない彼女を揺すって気づかせると、あれから数時間経過していた事に気づいた彼女は、とても申し訳なさそうに謝罪してきた。
そして手にした本を返そうと動き始めるのを制し、本をプレゼントしたのだ。
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