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意地があんだろ、お兄ちゃんには!
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ゴポゴポと音がする。
自分の吐いた息が、水中を上へ上へと登っていく音だ。
そんな音が、珍しくも気になって薄っすらと瞼を持ち上げてみる。
何時間ぶり、否、何日、何年ぶりの目覚めだろうか。
この場所に身を沈め、どれくらいが経っただろうか。
――そして、残りどれだけの時間いなれればならぬのか。
ここは世界の底。
最も暗黒であり、あの世の境界線に一番近い場所。
我が忌まわしき力が唯一、中和される場所。
ゴポリ、と再び気泡が登る。
不思議なものだ。
光も無く、魔術も使っていない。にもかかわらず、我が目は確かに眼前の世界を映す。
生命すら存在せぬ広大な水。
ゴツゴツとした岩。
登っていく気泡。
そして、背後に構える黄泉へとつながる大岩。
――む。これではまるで、我が黄泉の扉の番人をしているようではないか?
――、まあよいか。どの道ここ以外に居場所は無いのだ。
――我が命尽きるその時まで、冥府の番人をしているというのも、存外悪くは無いかもしれん。
そんな他愛の無い事を思いながら、もう一度意識を沈めていく。
さて、次の目覚めはいつになるか。
数時間後か、数日後か、数年後か。
あるいは世界の終末か。
もはやこの場所で眠りについてどれほどの時が流れたのか、それを知ることは叶わぬ。
この眼では、時の流れを見ることはできぬ。
それでよい。
本来、『生』とは時間であり不可視なものだ。
それを捻じ曲げてしまえば、当然の報いを受けるのは必定。
我にはそれが分からなかった。
まったく、愚かなものだ。
瞼がゆっくりと落ちてくる。
その瞬間だった。
唐突に、世界に光が差した。
■ ■ ■ ■ ■
「おお! すげえ、地底湖だ」
ドーム状に広がった超だだっ広い空間。東京ドームくらいあるんじゃないかこれは。
地面のほとんどを埋めているだだっ広い湖は、見たことがないほど透き通っている。
いや、むしろそれが逆に怖いんだけど。
思わず生唾を飲み込む。
底の方、真っ暗ってことはまだまだ下があるってことだろ。
つまり万が一、足でも滑らせた日には、マジで――。
「つん」
「うぉあおおおおおおおおおおおッ!? なにすんだてめええええええええ!?」
走馬灯走ったわ!マジで!
「つい。できごころ」
「できごころで殺されてたまるか! 俺の命安すぎませんかねえ!?」
「おおげさ。落ちても、泳げばいい」
「……、お前、準備もなしで突き落とされて、服着たまま泳ぐ大変さをしらないだろ」
あー、くそ。嫌な事思い出した。
深い水場トラウマなんだよなあ。
「? それより、水。飲まない?」
「あー、そうだったな。そのために来たんだよな……」
そう言って、シヴァティアは水際に座り込むと、そのまま顔面を湖につっこんだ。
ワイルドすぎだろ。
しかも、ゴクゴクうまそうに飲みあがる。
ひとまず、飲んでも害はなさそうだし、俺も飲むか……。
で、できるだけ底を見ないように。
シヴァティアの横に腰を下ろすと、とりあえず手をつけてみる。
く~、つめてえ~。
きっ、キンキンに冷えてあがるッ!
ごくりと、喉を鳴らして、両手で掬いあげる。
ええい、ままよ!
「――っ、うめえ!」
やべえ、体中に染み渡る!
なんだこれ、水ってこんなにおいしかったっけ!?
冗談じゃなく、体中に供給されていくみたいな感覚だ。
サッパリというかリフレッシュというか、とにかく潤いがヤバイ。
「ごぼごぼ、ごくごくごぼ」
「いや、なに言ってるのかまったく分からん」
たぶん、すごいだろう。えっへん。的なことが伝えたいのだろう。
「飲むか、喋るかどっちかにしなさい。お行儀がわるいぞ」
「ごくごく」
どうやら喋るほうを放棄したようだ。
いや、まぁいいけどね。
――その数分後。
仲良く腹を膨らませて横たわる俺とシヴァティアの姿が、そこにあった。
「もう無理飲めない」
「同じく、ゲップ」
「はしたないからゲップはやめなさいゲェェップ」
「……」
「出るものは仕方ないな、うん」
「仕方ない。ぺかるのも、仕方ない」
「まて話し合おう」
ことあるごとに俺を黄金聖闘志にしようとするのをやめるんだ!
あれホントに眩しいから。
マジ、バルスだから。
「ところでさ、ずっと訊きたかったんだけど、いいか?」
「なに?」
「ここって」
いったいどこなんだ?
その質問が、最後まで発せられる事はなかった。
なぜなら。
唐突に。
急速に。
ゾクリと、悪寒にも似た気持ち悪さが、足元から背筋を這い上がってきた。
「――な」
「なに、これ……っ」
胃からせりあがってきたモノを戻さずに済んだのには、完全に無意識の賜物だった。
バッと跳ね起きたシヴァティアが目を見開いて水面を凝視している。
いや、そんなシヴァティアの様子を見なくても一瞬で分かる。
体中の毛穴が開く感覚。
脳みそがやかましくレッドアラートを鳴らしている。
まずい。
よくわからんが、とにかくマズイ!
自慢じゃないが、俺のこの感覚は今まではずれたことがないんだ。
慌てて、這うように、俺も水面を覗き込んだ。
すると、
遥か下のほうにあったはずの暗黒の塊が――、
すぐ目の前に迫ってきていた。
「――ひっ!?」
ヤバイ、ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバいヤバイヤバイヤバイ!!
なんだあれ!?
ナンダ アレ!?
「う、おぁああああああああああああああああっ!?」
気がつけば、絶叫をあげながら駆け出していた。
逃げろ、逃げろ逃げろ逃げろニゲロにげろニゲロ逃げろニゲロニゲ!
全身がそう叫んでいる。
「――ッ」
んなことは分かってんだよ!
「シヴァティア、逃げ」
「これ、むり。不可能――殺される」
手を引いたシヴァティアは水面を凝視したまま微動だにしなかった。
~~っ!
くっそ、俺一人で逃げるか!?
論外だ。
ここまでの道が分からないし、こんなわけのわからない場所で俺一人になったところで、どのみち待っているのは死だ。
なによりシヴァティア一人を――、この子を置いたまま俺一人逃げる?
ありえんだろ!
覚悟を決めろ、名瀬悠也童貞17歳引きこもり!
「――くる!」
「あぁクソ! どうにでもなれ!」
シヴァティアがそう呟いたのと同時。
湖が黒く染まった。
そう思った次の瞬間には水面が隆起する。
数秒の時間をかけ、滝の様に水を流しながら、ソイツはゆっくりと姿を現した。
漆黒の鱗に覆われた巨体は、視界に捉えきることさえ叶わない。
規格外だ。
思わずそんな言葉が浮かぶ。
鮮血色のその両目がギョロリと俺達を見下ろしていた。
「――ドラゴン、なのか」
掠れる声でそう呟くのがやっとだった。
威圧感とか、殺意とか、そんなしょうもないものじゃない。
一目で分かる。
これは死だ。
死、そのものだ。
その眼を見ただけで、なにか、大切なものが抉り取られるような感覚が――。
「ユウヤ」
「っ!」
ギュッとその小さな手が、俺の手を握りしめる。
……そうだ、覚悟したはずだろうが!
心臓が爆発しそうだ。血管が今にも裂けそうだ。脳みそがガンガンぶっ叩かれてるみたいに痛い。
呼吸するのがこんなに辛いと思ったのは初めてだ。
けど、けどな。
やっと名前を呼んでくれたんだよ!
俺が、ここで挫けるのは早いだろうが!
意地があんだろ、お兄ちゃんには!
答えるように、俺は強く彼女の手を握り返す。
『……人と竜が手をとるか。そのような時代になったのだな』
漆黒のドラゴンは俺達を見つめながら、そう言ったのだった。
自分の吐いた息が、水中を上へ上へと登っていく音だ。
そんな音が、珍しくも気になって薄っすらと瞼を持ち上げてみる。
何時間ぶり、否、何日、何年ぶりの目覚めだろうか。
この場所に身を沈め、どれくらいが経っただろうか。
――そして、残りどれだけの時間いなれればならぬのか。
ここは世界の底。
最も暗黒であり、あの世の境界線に一番近い場所。
我が忌まわしき力が唯一、中和される場所。
ゴポリ、と再び気泡が登る。
不思議なものだ。
光も無く、魔術も使っていない。にもかかわらず、我が目は確かに眼前の世界を映す。
生命すら存在せぬ広大な水。
ゴツゴツとした岩。
登っていく気泡。
そして、背後に構える黄泉へとつながる大岩。
――む。これではまるで、我が黄泉の扉の番人をしているようではないか?
――、まあよいか。どの道ここ以外に居場所は無いのだ。
――我が命尽きるその時まで、冥府の番人をしているというのも、存外悪くは無いかもしれん。
そんな他愛の無い事を思いながら、もう一度意識を沈めていく。
さて、次の目覚めはいつになるか。
数時間後か、数日後か、数年後か。
あるいは世界の終末か。
もはやこの場所で眠りについてどれほどの時が流れたのか、それを知ることは叶わぬ。
この眼では、時の流れを見ることはできぬ。
それでよい。
本来、『生』とは時間であり不可視なものだ。
それを捻じ曲げてしまえば、当然の報いを受けるのは必定。
我にはそれが分からなかった。
まったく、愚かなものだ。
瞼がゆっくりと落ちてくる。
その瞬間だった。
唐突に、世界に光が差した。
■ ■ ■ ■ ■
「おお! すげえ、地底湖だ」
ドーム状に広がった超だだっ広い空間。東京ドームくらいあるんじゃないかこれは。
地面のほとんどを埋めているだだっ広い湖は、見たことがないほど透き通っている。
いや、むしろそれが逆に怖いんだけど。
思わず生唾を飲み込む。
底の方、真っ暗ってことはまだまだ下があるってことだろ。
つまり万が一、足でも滑らせた日には、マジで――。
「つん」
「うぉあおおおおおおおおおおおッ!? なにすんだてめええええええええ!?」
走馬灯走ったわ!マジで!
「つい。できごころ」
「できごころで殺されてたまるか! 俺の命安すぎませんかねえ!?」
「おおげさ。落ちても、泳げばいい」
「……、お前、準備もなしで突き落とされて、服着たまま泳ぐ大変さをしらないだろ」
あー、くそ。嫌な事思い出した。
深い水場トラウマなんだよなあ。
「? それより、水。飲まない?」
「あー、そうだったな。そのために来たんだよな……」
そう言って、シヴァティアは水際に座り込むと、そのまま顔面を湖につっこんだ。
ワイルドすぎだろ。
しかも、ゴクゴクうまそうに飲みあがる。
ひとまず、飲んでも害はなさそうだし、俺も飲むか……。
で、できるだけ底を見ないように。
シヴァティアの横に腰を下ろすと、とりあえず手をつけてみる。
く~、つめてえ~。
きっ、キンキンに冷えてあがるッ!
ごくりと、喉を鳴らして、両手で掬いあげる。
ええい、ままよ!
「――っ、うめえ!」
やべえ、体中に染み渡る!
なんだこれ、水ってこんなにおいしかったっけ!?
冗談じゃなく、体中に供給されていくみたいな感覚だ。
サッパリというかリフレッシュというか、とにかく潤いがヤバイ。
「ごぼごぼ、ごくごくごぼ」
「いや、なに言ってるのかまったく分からん」
たぶん、すごいだろう。えっへん。的なことが伝えたいのだろう。
「飲むか、喋るかどっちかにしなさい。お行儀がわるいぞ」
「ごくごく」
どうやら喋るほうを放棄したようだ。
いや、まぁいいけどね。
――その数分後。
仲良く腹を膨らませて横たわる俺とシヴァティアの姿が、そこにあった。
「もう無理飲めない」
「同じく、ゲップ」
「はしたないからゲップはやめなさいゲェェップ」
「……」
「出るものは仕方ないな、うん」
「仕方ない。ぺかるのも、仕方ない」
「まて話し合おう」
ことあるごとに俺を黄金聖闘志にしようとするのをやめるんだ!
あれホントに眩しいから。
マジ、バルスだから。
「ところでさ、ずっと訊きたかったんだけど、いいか?」
「なに?」
「ここって」
いったいどこなんだ?
その質問が、最後まで発せられる事はなかった。
なぜなら。
唐突に。
急速に。
ゾクリと、悪寒にも似た気持ち悪さが、足元から背筋を這い上がってきた。
「――な」
「なに、これ……っ」
胃からせりあがってきたモノを戻さずに済んだのには、完全に無意識の賜物だった。
バッと跳ね起きたシヴァティアが目を見開いて水面を凝視している。
いや、そんなシヴァティアの様子を見なくても一瞬で分かる。
体中の毛穴が開く感覚。
脳みそがやかましくレッドアラートを鳴らしている。
まずい。
よくわからんが、とにかくマズイ!
自慢じゃないが、俺のこの感覚は今まではずれたことがないんだ。
慌てて、這うように、俺も水面を覗き込んだ。
すると、
遥か下のほうにあったはずの暗黒の塊が――、
すぐ目の前に迫ってきていた。
「――ひっ!?」
ヤバイ、ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバいヤバイヤバイヤバイ!!
なんだあれ!?
ナンダ アレ!?
「う、おぁああああああああああああああああっ!?」
気がつけば、絶叫をあげながら駆け出していた。
逃げろ、逃げろ逃げろ逃げろニゲロにげろニゲロ逃げろニゲロニゲ!
全身がそう叫んでいる。
「――ッ」
んなことは分かってんだよ!
「シヴァティア、逃げ」
「これ、むり。不可能――殺される」
手を引いたシヴァティアは水面を凝視したまま微動だにしなかった。
~~っ!
くっそ、俺一人で逃げるか!?
論外だ。
ここまでの道が分からないし、こんなわけのわからない場所で俺一人になったところで、どのみち待っているのは死だ。
なによりシヴァティア一人を――、この子を置いたまま俺一人逃げる?
ありえんだろ!
覚悟を決めろ、名瀬悠也童貞17歳引きこもり!
「――くる!」
「あぁクソ! どうにでもなれ!」
シヴァティアがそう呟いたのと同時。
湖が黒く染まった。
そう思った次の瞬間には水面が隆起する。
数秒の時間をかけ、滝の様に水を流しながら、ソイツはゆっくりと姿を現した。
漆黒の鱗に覆われた巨体は、視界に捉えきることさえ叶わない。
規格外だ。
思わずそんな言葉が浮かぶ。
鮮血色のその両目がギョロリと俺達を見下ろしていた。
「――ドラゴン、なのか」
掠れる声でそう呟くのがやっとだった。
威圧感とか、殺意とか、そんなしょうもないものじゃない。
一目で分かる。
これは死だ。
死、そのものだ。
その眼を見ただけで、なにか、大切なものが抉り取られるような感覚が――。
「ユウヤ」
「っ!」
ギュッとその小さな手が、俺の手を握りしめる。
……そうだ、覚悟したはずだろうが!
心臓が爆発しそうだ。血管が今にも裂けそうだ。脳みそがガンガンぶっ叩かれてるみたいに痛い。
呼吸するのがこんなに辛いと思ったのは初めてだ。
けど、けどな。
やっと名前を呼んでくれたんだよ!
俺が、ここで挫けるのは早いだろうが!
意地があんだろ、お兄ちゃんには!
答えるように、俺は強く彼女の手を握り返す。
『……人と竜が手をとるか。そのような時代になったのだな』
漆黒のドラゴンは俺達を見つめながら、そう言ったのだった。
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