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ニ章
第四十七話 一体感
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「お、おう…」
「……この力についテかなり研究してきたけど…
実際に打ち込んだのは初メてさ…」
体中から蒸気が舞い上がるアガレズを見て、キクはただひたすらその言葉しか発せなかった
「始めて会った頃のアガレズみたいなロレツになってる…」
「これでもごく少量の液しか入れてないんだぜ、力もかなり抑えられてんだ」
横からカイムが解説してくる。思うところはあるが、人間誰しも言いたくない秘密はあるのだろう。
しかし、ハルはこれだけは聞きたかった
「……カイム」
「…ん」
「俺達は…カイムの事詮索しないって決めたけど…
気持ちは、揺るがないんだよね」
「気持ちって?」
「アデルを…倒すこと」
「……」
それから、長い、とても長い間をおいて
「もちろんだぜ」
そう、いった
ーーーーーーーーーーーーー
ーそして、カイムによるヨツンヴァイン&アデル撃退作戦の概要が伝えられる
「作戦はただ一つ、制限時間は10 分」
「10分?」
「ああ10分、さっきも言ったが使った液はごく少量、アガレズが力を使い切るのには大体10分だ」
それに同調すふかのようにアガレズは口を挟む
「この力をつかって俺ガガ10分で瀕死にさせる
その間君たちにはクルマで走り回ってヤツの注意を引き付けて欲しい」
「俺達があれをうごかすってのか!?」
「ああ、そうだ」
「……ち、わかったよ…やるしかねぇ…」
「…ちなみにクククルマの燃料もかなり枯渇している
クルマが動かなくなるのもあと10分といったところだ」
「…じゃーなおさら、10分で全部終わらせるんだな?」
自分たちは強大な力を使ってしてもなお、思った以上に切羽詰まった状況だった。
「……いこう、手遅れになる前に」
「「「おう!!」」」
そうして、10分の戦いが始まろうとしていた
ーーーーーーーーーーー
心と体の準備を整え、バギーに全員が乗り込む、臨戦態勢に入ったアガレズはバギーの屋根にのった
ブロロロ…
「カイム!こっちは準備完了だ」
「よし、頼む…間に合ってくれ!!!」
「思い切りペダルを踏むんだ、吹き飛ばされないように捕まってろよ、」
「おう!」
運転役はカイム、慣れない手つきと足取りでペダルを踏み込んだ
「っしぁ!!!」
その瞬間、タイヤは勢いよく回転し
体の浮遊する感覚が全身を包み込んだ、風がつんざくようにカイムたちの顔にあたり、まるでそれは戦いの合図のようだった
「うおおおおお!!!!!」
声を上げる、目標のヨツンヴァインは、もう目と鼻の先
「ーーー!?ぎああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!、」
「っ!!!いままでで一番うるせぇ!!!」
「しつこいって言われてんだろおれたち!ほら!これであうのは最後だ!!いけぇ!!」
「ガ、ガガガふぁぼすつうゔゔ」
ヨツンヴァインを中心に爆走するバギー。
上にいるアガレズは呂律が完全に回っておらず
母国語が出ている
「おい!!!?行けるぞ!!」
「ギィャリイイ!ファミ!が!!」
「ー!?なんていってんのかわからねぇ!!」
アガレズの体から放出される霧のような蒸気は今から死ぬのではないかというほどに多量だ。
しかし、これだけはわかる。
自分達とアガレズの意思疎通は取れている。
なにか、そんな気がするのだ
「ハルがカウントダウンする!0っていったらヨツンヴァインの右足に飛び移れ!!」
「3!!」
バギーの車体をヨツンヴァインの右足に向ける
免許など存在してないカイムは何度もぶつかりそうになるが、キクが周囲に危ない場所がないか確認して指示を出してくれるくれる。それに合わせて火事場の馬鹿力でハンドル をぶんまわす
「2ぃ!!!」
アガレズがクラウチングスタートで目線をまっすぐに向ける。やはりカイムやハルの言葉は通じている。そして、意思も
「いーーちぃ!!!!」
その体制のままアガレズが触手の剣を二本作り出し、口に加えた。その剣はどす黒くかがやき、そして暗黒の霧を放出していた
「ぜええぇえろ!!!!!!!!!!!」
ーーそして、戦いの幕は降ろされた
「ゴアアアアアアアアアアアッ!!!!」
蒸気を漏らしながら、正気を失いながら、くねるようなしなやかなごきでヨツンヴァインの脚に飛び移る
「アガレズ!!その力で体に相当な負荷かかってる事忘れんなよ!!死なないって言ったけど無理したらフツーにしぬからな!!!」
カイムの叫びも、アガレズとヨツンヴァインの攻防にかき消される
アガレズは口に加えた触手剣を巨人の右足から腰へ向かってグサグサと刺し始める。
剣を持ってない方の手で脚から触手をぶち抜き、それをまた刺す、刺す、刺す
「ぎああああああああああああああああああああああ!!!!」
ダメージが無いとはいえ剣をさされた不快感でヨツンヴァインは激しく抵抗する。
だが、その抵抗は3人のキノコ族によって邪魔される
巨人の足元で、バギーがぐるぐると駆け回り、ヨツンヴァインを引き付ける
ヨツンヴァインは右足の不快感に悶えながらも、
視界を周り続けるバギーへの警戒心を解くことが出来ない
「やっぱりなァ!!はははは!!ヨツンヴァイン!!見た目だけだなぁ!!知能が低いから視界に入ったものしか考えられないんだ!!!ぎゃはははは!!!」
「馬鹿!!キク!身を乗り出すんじゃねぇ!!
マジで横転しそう!!!!」
「ちょ!!右に曲がって!!!岩」
「おおおおおおおあおおおおおおおぁぶねえ!」
キキィィと音を立てながら曲がり、そのままアガレズの視界に入り続ける
紆余曲折あるが、未だ事故という物は一切起こしてはいない
ヨツンヴァインの皮膚の上には硬質な鱗が存在する。アガレズの行動でも傷がつく様子はなく、
それでも、刺す、刺し続ける。執拗に、執念深く
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
そして白目をむいたアガレズはついにヨツンヴァインの腰の部分へ到達する。この場所であれば落ちる心配はない
よだれを垂らし、生気はない、だがそれでも考えてることは一貫している
幼きキノコ族と手を取り合い。強敵を薙ぎ払うのだ、と
「バァバいいオス!!!!!!!!」
そうさけび、ぶち抜いて作った触手剣を振り下ろす。
ぐちゃ、と、音がした
「あああああああ!!!」
頭がおかしくなるような声でまたもや斬りつける。なにか、巨人の皮膚に亀裂が入る。触手剣から溢れてだ蒸気が。巨人の皮膚をチリチリと崩壊させる
「がああああああああああああああああああ」
痛みを覚えたのか声を上げ体制を崩す巨人、それでも、知能の低さを露呈させ、視界に映るバギーと腰に乗っているアガレズで混乱している
「!!いまのこえ、ダメージ入ったよな!」
「まだサポートし続けるぞ!あいつの視界から離れるな!!」
「おう!!」
そのとき全員が感じた感情…それは一体感だった。
全員が、同じ方向を向いて、同じ敵を捉えて
始めてだった。
ここまで誰かを頼るのは
始めてだった。
こんなに必死で、それでいて美しいのは
ハルはなにか、感情が揺れ動いた。
(いままでもこうしていたら…きっと世界は…)
そんな事を、こんな時に思った
「……この力についテかなり研究してきたけど…
実際に打ち込んだのは初メてさ…」
体中から蒸気が舞い上がるアガレズを見て、キクはただひたすらその言葉しか発せなかった
「始めて会った頃のアガレズみたいなロレツになってる…」
「これでもごく少量の液しか入れてないんだぜ、力もかなり抑えられてんだ」
横からカイムが解説してくる。思うところはあるが、人間誰しも言いたくない秘密はあるのだろう。
しかし、ハルはこれだけは聞きたかった
「……カイム」
「…ん」
「俺達は…カイムの事詮索しないって決めたけど…
気持ちは、揺るがないんだよね」
「気持ちって?」
「アデルを…倒すこと」
「……」
それから、長い、とても長い間をおいて
「もちろんだぜ」
そう、いった
ーーーーーーーーーーーーー
ーそして、カイムによるヨツンヴァイン&アデル撃退作戦の概要が伝えられる
「作戦はただ一つ、制限時間は10 分」
「10分?」
「ああ10分、さっきも言ったが使った液はごく少量、アガレズが力を使い切るのには大体10分だ」
それに同調すふかのようにアガレズは口を挟む
「この力をつかって俺ガガ10分で瀕死にさせる
その間君たちにはクルマで走り回ってヤツの注意を引き付けて欲しい」
「俺達があれをうごかすってのか!?」
「ああ、そうだ」
「……ち、わかったよ…やるしかねぇ…」
「…ちなみにクククルマの燃料もかなり枯渇している
クルマが動かなくなるのもあと10分といったところだ」
「…じゃーなおさら、10分で全部終わらせるんだな?」
自分たちは強大な力を使ってしてもなお、思った以上に切羽詰まった状況だった。
「……いこう、手遅れになる前に」
「「「おう!!」」」
そうして、10分の戦いが始まろうとしていた
ーーーーーーーーーーー
心と体の準備を整え、バギーに全員が乗り込む、臨戦態勢に入ったアガレズはバギーの屋根にのった
ブロロロ…
「カイム!こっちは準備完了だ」
「よし、頼む…間に合ってくれ!!!」
「思い切りペダルを踏むんだ、吹き飛ばされないように捕まってろよ、」
「おう!」
運転役はカイム、慣れない手つきと足取りでペダルを踏み込んだ
「っしぁ!!!」
その瞬間、タイヤは勢いよく回転し
体の浮遊する感覚が全身を包み込んだ、風がつんざくようにカイムたちの顔にあたり、まるでそれは戦いの合図のようだった
「うおおおおお!!!!!」
声を上げる、目標のヨツンヴァインは、もう目と鼻の先
「ーーー!?ぎああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!、」
「っ!!!いままでで一番うるせぇ!!!」
「しつこいって言われてんだろおれたち!ほら!これであうのは最後だ!!いけぇ!!」
「ガ、ガガガふぁぼすつうゔゔ」
ヨツンヴァインを中心に爆走するバギー。
上にいるアガレズは呂律が完全に回っておらず
母国語が出ている
「おい!!!?行けるぞ!!」
「ギィャリイイ!ファミ!が!!」
「ー!?なんていってんのかわからねぇ!!」
アガレズの体から放出される霧のような蒸気は今から死ぬのではないかというほどに多量だ。
しかし、これだけはわかる。
自分達とアガレズの意思疎通は取れている。
なにか、そんな気がするのだ
「ハルがカウントダウンする!0っていったらヨツンヴァインの右足に飛び移れ!!」
「3!!」
バギーの車体をヨツンヴァインの右足に向ける
免許など存在してないカイムは何度もぶつかりそうになるが、キクが周囲に危ない場所がないか確認して指示を出してくれるくれる。それに合わせて火事場の馬鹿力でハンドル をぶんまわす
「2ぃ!!!」
アガレズがクラウチングスタートで目線をまっすぐに向ける。やはりカイムやハルの言葉は通じている。そして、意思も
「いーーちぃ!!!!」
その体制のままアガレズが触手の剣を二本作り出し、口に加えた。その剣はどす黒くかがやき、そして暗黒の霧を放出していた
「ぜええぇえろ!!!!!!!!!!!」
ーーそして、戦いの幕は降ろされた
「ゴアアアアアアアアアアアッ!!!!」
蒸気を漏らしながら、正気を失いながら、くねるようなしなやかなごきでヨツンヴァインの脚に飛び移る
「アガレズ!!その力で体に相当な負荷かかってる事忘れんなよ!!死なないって言ったけど無理したらフツーにしぬからな!!!」
カイムの叫びも、アガレズとヨツンヴァインの攻防にかき消される
アガレズは口に加えた触手剣を巨人の右足から腰へ向かってグサグサと刺し始める。
剣を持ってない方の手で脚から触手をぶち抜き、それをまた刺す、刺す、刺す
「ぎああああああああああああああああああああああ!!!!」
ダメージが無いとはいえ剣をさされた不快感でヨツンヴァインは激しく抵抗する。
だが、その抵抗は3人のキノコ族によって邪魔される
巨人の足元で、バギーがぐるぐると駆け回り、ヨツンヴァインを引き付ける
ヨツンヴァインは右足の不快感に悶えながらも、
視界を周り続けるバギーへの警戒心を解くことが出来ない
「やっぱりなァ!!はははは!!ヨツンヴァイン!!見た目だけだなぁ!!知能が低いから視界に入ったものしか考えられないんだ!!!ぎゃはははは!!!」
「馬鹿!!キク!身を乗り出すんじゃねぇ!!
マジで横転しそう!!!!」
「ちょ!!右に曲がって!!!岩」
「おおおおおおおあおおおおおおおぁぶねえ!」
キキィィと音を立てながら曲がり、そのままアガレズの視界に入り続ける
紆余曲折あるが、未だ事故という物は一切起こしてはいない
ヨツンヴァインの皮膚の上には硬質な鱗が存在する。アガレズの行動でも傷がつく様子はなく、
それでも、刺す、刺し続ける。執拗に、執念深く
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
そして白目をむいたアガレズはついにヨツンヴァインの腰の部分へ到達する。この場所であれば落ちる心配はない
よだれを垂らし、生気はない、だがそれでも考えてることは一貫している
幼きキノコ族と手を取り合い。強敵を薙ぎ払うのだ、と
「バァバいいオス!!!!!!!!」
そうさけび、ぶち抜いて作った触手剣を振り下ろす。
ぐちゃ、と、音がした
「あああああああ!!!」
頭がおかしくなるような声でまたもや斬りつける。なにか、巨人の皮膚に亀裂が入る。触手剣から溢れてだ蒸気が。巨人の皮膚をチリチリと崩壊させる
「がああああああああああああああああああ」
痛みを覚えたのか声を上げ体制を崩す巨人、それでも、知能の低さを露呈させ、視界に映るバギーと腰に乗っているアガレズで混乱している
「!!いまのこえ、ダメージ入ったよな!」
「まだサポートし続けるぞ!あいつの視界から離れるな!!」
「おう!!」
そのとき全員が感じた感情…それは一体感だった。
全員が、同じ方向を向いて、同じ敵を捉えて
始めてだった。
ここまで誰かを頼るのは
始めてだった。
こんなに必死で、それでいて美しいのは
ハルはなにか、感情が揺れ動いた。
(いままでもこうしていたら…きっと世界は…)
そんな事を、こんな時に思った
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