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こちら御山ダンジョン管理局鑑定部鉱石部門です
御山ダンジョン
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ダンジョンとは「魔物・魔術を核とし周囲の環境から魔術的に大きく変質したエリア」を指す。現在国に登録されているものの多くは洞窟内に生成されている。ダンジョンは変質の原因となった事象、つまりは核の活動状態によって「死窟」「活窟」「活窟維持」の三つに分けられており、御山ダンジョンは「活窟維持」、現在も変質の原因となった事象を維持したまま管理が続けられている状態である。ちなみに「死窟」は核が排除された状態のダンジョン、「活窟」は核の特定に至っていないものを指す。
御山ダンジョンは正式名称を「伊四郡第十五号一番ダンジョン」といい、ダンジョンの深さが国内でもっと浅いことで有名である。ゆえに魔術的な変質によって生み出された特殊な動植物、鉱石の採取・採掘が比較的容易であることから研究が盛んに行われている。
「御山ダンジョンの核って何か知ってる?」
篠山は煎餅に手を伸ばしながら言った。佐伯がどこからともなく取り出してきたお茶請けの煎餅は彼の腹を心地よく満たしていった。一方の彼女は「私の備蓄食料が……」とどんどん食べられていく煎餅たちを恨めしそうに見つめていた。
「魔物ですよね。種族名までは知らないですけど」
ジドが利発そうな真っ直ぐな瞳で見つめてくる。睫毛まで長くてキラキラしている気がする。篠山はなんだか気恥ずかしくなってお茶を啜ると「佐伯ちゃん、説明してあげて」と言った。彼女は煎餅を飲み込むと「御山ダンジョンの地下にはね」と続けた。
「『エンエンカズラ』っていうのがいるんです。魔術師じゃないと聞いたことないかも。ツタ系の植物みたいな魔物で、それがうちのダンジョンの核です」
「討伐してないってことは、危険性もないんですか?」
「そうですね。基本的に動かないので。近づいても全然攻撃してこないし」
「だから活窟維持に分類されているんだよ」
篠山は近くにあった鉱石を手に取るとジドに渡した。ずっしりと重く、火成岩に見られるゴツゴツとした表面をしているが、断面はつるりと滑らかで青と赤のグラデーションが美しい。
「それは『ルカリ岩』の一種で──ええっと、これは魔術用語だね──ともかく、魔術でよく使われる鉱石なんだけど、エンエンカズラによる変質のおかげで安定して採掘できるんだ。だから討伐はしないで共生させてもらっている、という訳」
「似たような事例として『不治ヶ嶽ダンジョン』があるんですけど」
佐伯は大げさに眼鏡をくいっと上げてみせる。「ここ、テストに出ますよ」と笑った。
「分類は活窟維持でダンジョンの核が『ジゴクカズラ』といって、やっぱりツタ系植物の魔物なんですが、危険度のランクが全然違います」
「不治ヶ嶽ダンジョンって、国内最高危険度の」
「そうそう。数年に一度大爆発するんだよね」
篠山はなんでもないことのように言った。
「正確には炎上なんだけど、まあ爆発って言われた方がイメージしやすいでしょ。ダンジョンは山の中にあるから、大噴火って言った方がいいかな? ともかく、魔物って生態が分かっていないことが多くて。特にジゴクカズラは攻撃的でね。下手に刺激して大爆発起こされたら大変だからって調査が進んでいない。だから『討伐不可能』という意味での活窟維持だね」
「ジゴクカズラとエンエンカズラって名前が似てますけど、同一種の変異体ってことなんですか?」
「いい質問だ!」
にやりと笑った篠山は「ポイントをあげよう」とジドに海苔巻きせんべいを与えた。「魔術に詳しいの?」と尋ねると青年は「まさかそんな! 全然ですよ!」と答えた。それがあまりにも大きな声だったので岩石鑑定室の窓がびりびりと揺れる。
「二つの魔物については変異体と思われる、ってところかな。何せジゴクカズラの調査が全く進んでないから」
「さすがに国レベルではすでに情報は掴んでいると思いますよ? でもあんまり馬鹿正直に公表しちゃうとみんなが怖がるので隠してるとか!」
篠山は「佐伯ちゃん考えすぎ!」とゲラゲラ笑った。
「エンエンカズラも時期がくれば炎上するんだ。でもジゴクカズラに比べれば範囲はすごく狭いから、まあしょうがないよねって感じ。観測データを見ればその時期は予想ができるからどうにでも対処できるし、僕らが避難するだけだよ」
「それってどのくらいの周期ですか?」
「十年に一度くらい? 僕がここで働き始めたときに爆発してね。でも正直拍子抜けだったよ。管理局のあるあたりは荷物全部まとめて避難したんだけど全然影響なかったし」
「ジドくんはダンジョンには行きました? 入り口にある焼けた石像が、前回の爆発の名残だそうですよ」
御山ダンジョン入り口にある石像は、この場所を最初に発見した人物をかたどったものであった。しかし前回の大炎上の際にエンエンカズラによる凄まじい炎にまかれ表面はすっかり溶け落ちてしまった。かろうじて人の形を保っているそれは、現在ではダンジョンや魔物の脅威を伝えるため見学者向けに置かれている。
実はこの石像、十年前に管理局で働いていた誰かが適当に作ったものであり、「御山ダンジョン発見者の像」というのもジョークで名付けただけであった。それが今では御山ダンジョンの恐ろしさの象徴、教訓として多くの人に紹介されるようになったのだから世の中分からないものである。
「影響はなかったとはいえ、入り口付近で石像が溶けるくらいの熱はあったからね。ダンジョン内も相当に焼け焦げててとても中には入れなかったよ。一年間は立ち入り禁止だったかな」
「一年も?」
「しかも最深部、核のある場所に至っては数年は入れなかったね。まあ、普通の炎ではないから魔術的な危険性もあったせいなんだけど」
「核……エンエンカズラがいるのってどのあたりですか?」
篠山はノートを引っ張り出した。「これが御山ダンジョンの管理エリアだと思ってくれ」と広げたノートの上に消しゴムやら定規やらを置いた。
「右側が入り口で、今いる鉱石部門がここで、運搬部の事務所がこっち。ダンジョンの入り口が左側の一番奥なんだけど、そこから少し潜ってちょっと下がって戻って進んで分岐があるからそこを──」
「簡単に言うとここですね」
佐伯はノートの左端、篠山がダンジョン入り口と言った場所の南側にクリップを置いた。
「ダンジョンって、不思議なことに入り口の真下付近に核があるんです。だから極端な話、入り口からどんどん下に掘っていけばダンジョンの核にたどり着けるんです」
「理論上はね。危険だから誰もやらないけど」
篠山が笑った、そのときだった。
事務所の外から何か声がしたかと思うと一人の男が勢いよく入ってきた。坊主頭がトレードマーク、運搬部の木田川だ。「一大事!」と彼は叫んだ。
「さっきダンジョンで密猟者が見つかったって。それで魔物やら植物やら鉱石やら色んなもの採ってて、今から最優先でそれの鑑定しろって本部から通達が」
篠山と佐伯はそろって「はあ!?」と大声を上げた。密猟、ならびに盗掘された収集物は国のダンジョン管理センターに被害届を出すために迅速に、そして正確に鑑定しなければならない。またセンターに提出する鑑定書の作成手続きはとんでもなく煩雑で、つまりはこれからとんでもなく忙しくなるということだった。
「じゃあ、そういうことだから!」
「信じられない! それ本当か!? 何やってんだよ、監視部門!」
「それ棗さんも言ってたわ。とにかく今から鑑定品来ると思うから準備してて。ジドはすぐに運搬部に戻って」
「分かりました!」
まるで落雷のようにもたらされた突然の知らせは彼らを混乱に陥れた。ジドはまともに挨拶をする間もなく「すみません、失礼します!」と言って木田川と共に事務所を去り、残った鉱石部門の彼らは先ほど片づけたばかりの一次鑑定用の道具たちを再びセッティングしなければならなかった。
「篠山さん、これどうぞ」
佐伯がダンジョンバーを差し出す。彼のアレルギーに配慮してか、イチゴ味と書いてあった。
そう、もう篠山にはゆっくり食事をとる時間など存在しないのである。彼は蚊の鳴くような声で「……ありがとう」と言ってそれを受け取った。
御山ダンジョンは正式名称を「伊四郡第十五号一番ダンジョン」といい、ダンジョンの深さが国内でもっと浅いことで有名である。ゆえに魔術的な変質によって生み出された特殊な動植物、鉱石の採取・採掘が比較的容易であることから研究が盛んに行われている。
「御山ダンジョンの核って何か知ってる?」
篠山は煎餅に手を伸ばしながら言った。佐伯がどこからともなく取り出してきたお茶請けの煎餅は彼の腹を心地よく満たしていった。一方の彼女は「私の備蓄食料が……」とどんどん食べられていく煎餅たちを恨めしそうに見つめていた。
「魔物ですよね。種族名までは知らないですけど」
ジドが利発そうな真っ直ぐな瞳で見つめてくる。睫毛まで長くてキラキラしている気がする。篠山はなんだか気恥ずかしくなってお茶を啜ると「佐伯ちゃん、説明してあげて」と言った。彼女は煎餅を飲み込むと「御山ダンジョンの地下にはね」と続けた。
「『エンエンカズラ』っていうのがいるんです。魔術師じゃないと聞いたことないかも。ツタ系の植物みたいな魔物で、それがうちのダンジョンの核です」
「討伐してないってことは、危険性もないんですか?」
「そうですね。基本的に動かないので。近づいても全然攻撃してこないし」
「だから活窟維持に分類されているんだよ」
篠山は近くにあった鉱石を手に取るとジドに渡した。ずっしりと重く、火成岩に見られるゴツゴツとした表面をしているが、断面はつるりと滑らかで青と赤のグラデーションが美しい。
「それは『ルカリ岩』の一種で──ええっと、これは魔術用語だね──ともかく、魔術でよく使われる鉱石なんだけど、エンエンカズラによる変質のおかげで安定して採掘できるんだ。だから討伐はしないで共生させてもらっている、という訳」
「似たような事例として『不治ヶ嶽ダンジョン』があるんですけど」
佐伯は大げさに眼鏡をくいっと上げてみせる。「ここ、テストに出ますよ」と笑った。
「分類は活窟維持でダンジョンの核が『ジゴクカズラ』といって、やっぱりツタ系植物の魔物なんですが、危険度のランクが全然違います」
「不治ヶ嶽ダンジョンって、国内最高危険度の」
「そうそう。数年に一度大爆発するんだよね」
篠山はなんでもないことのように言った。
「正確には炎上なんだけど、まあ爆発って言われた方がイメージしやすいでしょ。ダンジョンは山の中にあるから、大噴火って言った方がいいかな? ともかく、魔物って生態が分かっていないことが多くて。特にジゴクカズラは攻撃的でね。下手に刺激して大爆発起こされたら大変だからって調査が進んでいない。だから『討伐不可能』という意味での活窟維持だね」
「ジゴクカズラとエンエンカズラって名前が似てますけど、同一種の変異体ってことなんですか?」
「いい質問だ!」
にやりと笑った篠山は「ポイントをあげよう」とジドに海苔巻きせんべいを与えた。「魔術に詳しいの?」と尋ねると青年は「まさかそんな! 全然ですよ!」と答えた。それがあまりにも大きな声だったので岩石鑑定室の窓がびりびりと揺れる。
「二つの魔物については変異体と思われる、ってところかな。何せジゴクカズラの調査が全く進んでないから」
「さすがに国レベルではすでに情報は掴んでいると思いますよ? でもあんまり馬鹿正直に公表しちゃうとみんなが怖がるので隠してるとか!」
篠山は「佐伯ちゃん考えすぎ!」とゲラゲラ笑った。
「エンエンカズラも時期がくれば炎上するんだ。でもジゴクカズラに比べれば範囲はすごく狭いから、まあしょうがないよねって感じ。観測データを見ればその時期は予想ができるからどうにでも対処できるし、僕らが避難するだけだよ」
「それってどのくらいの周期ですか?」
「十年に一度くらい? 僕がここで働き始めたときに爆発してね。でも正直拍子抜けだったよ。管理局のあるあたりは荷物全部まとめて避難したんだけど全然影響なかったし」
「ジドくんはダンジョンには行きました? 入り口にある焼けた石像が、前回の爆発の名残だそうですよ」
御山ダンジョン入り口にある石像は、この場所を最初に発見した人物をかたどったものであった。しかし前回の大炎上の際にエンエンカズラによる凄まじい炎にまかれ表面はすっかり溶け落ちてしまった。かろうじて人の形を保っているそれは、現在ではダンジョンや魔物の脅威を伝えるため見学者向けに置かれている。
実はこの石像、十年前に管理局で働いていた誰かが適当に作ったものであり、「御山ダンジョン発見者の像」というのもジョークで名付けただけであった。それが今では御山ダンジョンの恐ろしさの象徴、教訓として多くの人に紹介されるようになったのだから世の中分からないものである。
「影響はなかったとはいえ、入り口付近で石像が溶けるくらいの熱はあったからね。ダンジョン内も相当に焼け焦げててとても中には入れなかったよ。一年間は立ち入り禁止だったかな」
「一年も?」
「しかも最深部、核のある場所に至っては数年は入れなかったね。まあ、普通の炎ではないから魔術的な危険性もあったせいなんだけど」
「核……エンエンカズラがいるのってどのあたりですか?」
篠山はノートを引っ張り出した。「これが御山ダンジョンの管理エリアだと思ってくれ」と広げたノートの上に消しゴムやら定規やらを置いた。
「右側が入り口で、今いる鉱石部門がここで、運搬部の事務所がこっち。ダンジョンの入り口が左側の一番奥なんだけど、そこから少し潜ってちょっと下がって戻って進んで分岐があるからそこを──」
「簡単に言うとここですね」
佐伯はノートの左端、篠山がダンジョン入り口と言った場所の南側にクリップを置いた。
「ダンジョンって、不思議なことに入り口の真下付近に核があるんです。だから極端な話、入り口からどんどん下に掘っていけばダンジョンの核にたどり着けるんです」
「理論上はね。危険だから誰もやらないけど」
篠山が笑った、そのときだった。
事務所の外から何か声がしたかと思うと一人の男が勢いよく入ってきた。坊主頭がトレードマーク、運搬部の木田川だ。「一大事!」と彼は叫んだ。
「さっきダンジョンで密猟者が見つかったって。それで魔物やら植物やら鉱石やら色んなもの採ってて、今から最優先でそれの鑑定しろって本部から通達が」
篠山と佐伯はそろって「はあ!?」と大声を上げた。密猟、ならびに盗掘された収集物は国のダンジョン管理センターに被害届を出すために迅速に、そして正確に鑑定しなければならない。またセンターに提出する鑑定書の作成手続きはとんでもなく煩雑で、つまりはこれからとんでもなく忙しくなるということだった。
「じゃあ、そういうことだから!」
「信じられない! それ本当か!? 何やってんだよ、監視部門!」
「それ棗さんも言ってたわ。とにかく今から鑑定品来ると思うから準備してて。ジドはすぐに運搬部に戻って」
「分かりました!」
まるで落雷のようにもたらされた突然の知らせは彼らを混乱に陥れた。ジドはまともに挨拶をする間もなく「すみません、失礼します!」と言って木田川と共に事務所を去り、残った鉱石部門の彼らは先ほど片づけたばかりの一次鑑定用の道具たちを再びセッティングしなければならなかった。
「篠山さん、これどうぞ」
佐伯がダンジョンバーを差し出す。彼のアレルギーに配慮してか、イチゴ味と書いてあった。
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