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07 魔石破壊と欠片回収
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シルフィーネから『上級精霊紋章加護』をもらった俺は魔石の破壊とその欠片の回収へと移った。
魔石の一つ一つは非常に硬く、身体強化四割でも砕けない。
だが、魔石同士を同じ力、速さでぶつけたらお互いに砕け散った。
と言う訳で、残りの魔石の破壊に移ろう。シルフィーネが来る前に行った操作を何回か繰り返すか、それとも残りの十三個を一点に投げ、一気に破壊するか。
うん、後者だな。その方が面白そうだ。
少し大きめに円を描き、その円上に石を均等に置いていく。
「よし、これでいいだろう。あとは、やるだけ」
俺は大きく息を吐くと体の中で魔力を感じつつ、力を溜めていく。
意図せずに足下に白色と薄緑がかった魔法陣が現れる。はじめは半径一メートルぐらいの円だったが、段々と増していき半径五メートルほどまで広がった。
不思議と魔法陣の文字も読めるようになっている。
この通りに読めばいいのか?
やってみるか。
「世界の理を読み解き、我煌が命ずる。上級精霊の力を我に分け与え、我が力の増進を。重ね、我が魔力を消費し、さらなる境地へと奮い立たせよ。上級精霊一体身体強化」
・・・長っっっ‼
確かに唱えたほうが威力が増すだろうけど、それでも短く詠唱したほうが楽じゃね?
基本はほぼ無詠唱で、たまに詠唱するようにしよう。
などと考えているうちに、魔法陣から放たれた光全てが俺の身体へと入ったようだ。
少々漏れ出しているが、まあいいだろう。
さて、早く終わらせなければ、新たな被害が出てしまう。
そうだ、この魔石破壊のこの方法いい呼び名無いかな。
あ、こんなんでいいか。単純でいいよね。
「十三個の魔石破壊」
・・・だっっさ。名付けてから思ったけど、だっさ。自分で言うことじゃないけど。
ええねん、別に。思いつかなかったんだから。
◇◆◇◆◇
途中、自分で傷つきながらも、難なくこなした。
十三個全てが一点に集まって砕けたときは、もう、なんというか、爽快感が凄かった。
キレイな音が出たよ。
パリーーーン
って。まるでガラスが割れるような音だったな。
あ、そうだ。欠片集めないと。
よし、だいぶ集まったな。トートバッグ一個分か。
いや、多いな。
いったい誰がこんなことを企んだんだろうか?
ゴブリンを強力な個体へと進化させ、集団を作っていた。
魔王軍?とか?魔族とか居るんかな。
まあ、今の俺には関係ないか。
ギルドでエインも待っているだろうし、早く戻ってラウィスさんにも伝えなければ。
戻る時はもちろん走って、まだ効果が残っている内に。
魔石の一つ一つは非常に硬く、身体強化四割でも砕けない。
だが、魔石同士を同じ力、速さでぶつけたらお互いに砕け散った。
と言う訳で、残りの魔石の破壊に移ろう。シルフィーネが来る前に行った操作を何回か繰り返すか、それとも残りの十三個を一点に投げ、一気に破壊するか。
うん、後者だな。その方が面白そうだ。
少し大きめに円を描き、その円上に石を均等に置いていく。
「よし、これでいいだろう。あとは、やるだけ」
俺は大きく息を吐くと体の中で魔力を感じつつ、力を溜めていく。
意図せずに足下に白色と薄緑がかった魔法陣が現れる。はじめは半径一メートルぐらいの円だったが、段々と増していき半径五メートルほどまで広がった。
不思議と魔法陣の文字も読めるようになっている。
この通りに読めばいいのか?
やってみるか。
「世界の理を読み解き、我煌が命ずる。上級精霊の力を我に分け与え、我が力の増進を。重ね、我が魔力を消費し、さらなる境地へと奮い立たせよ。上級精霊一体身体強化」
・・・長っっっ‼
確かに唱えたほうが威力が増すだろうけど、それでも短く詠唱したほうが楽じゃね?
基本はほぼ無詠唱で、たまに詠唱するようにしよう。
などと考えているうちに、魔法陣から放たれた光全てが俺の身体へと入ったようだ。
少々漏れ出しているが、まあいいだろう。
さて、早く終わらせなければ、新たな被害が出てしまう。
そうだ、この魔石破壊のこの方法いい呼び名無いかな。
あ、こんなんでいいか。単純でいいよね。
「十三個の魔石破壊」
・・・だっっさ。名付けてから思ったけど、だっさ。自分で言うことじゃないけど。
ええねん、別に。思いつかなかったんだから。
◇◆◇◆◇
途中、自分で傷つきながらも、難なくこなした。
十三個全てが一点に集まって砕けたときは、もう、なんというか、爽快感が凄かった。
キレイな音が出たよ。
パリーーーン
って。まるでガラスが割れるような音だったな。
あ、そうだ。欠片集めないと。
よし、だいぶ集まったな。トートバッグ一個分か。
いや、多いな。
いったい誰がこんなことを企んだんだろうか?
ゴブリンを強力な個体へと進化させ、集団を作っていた。
魔王軍?とか?魔族とか居るんかな。
まあ、今の俺には関係ないか。
ギルドでエインも待っているだろうし、早く戻ってラウィスさんにも伝えなければ。
戻る時はもちろん走って、まだ効果が残っている内に。
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