蹴りスキルと投擲スキルで異世界無双

珀弼

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第一章 異世界転生

10 休息中の出来事

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 ふぁぁー、ふう。よく寝たなあ。と言っても今、夜が明けたぐらいか。
 「お、お目覚めか。主殿」
 ………誰?
 え?マジで、本気で、誰?
 「おい、ハヤテよわしじゃて儂。リンじゃぞ」
 「……え?マジで?なんでそんなに立体なん。足もついとるやんけ。うぇ?」

 ペチペチペチペチ

 マジカヨ。具現化してんじゃんけ。しかも何?人間っぽい顔つきになってるし。まあ、人間ではないとは判断はできるぐらいだが。
 「まじで何なん。え?どうした?」
 「はあ、覚えとらんのかこやつは。昨夜、儂とザードに魔力を与えて眠りについたのは覚えとらんか?」
 ……うーん。頼むぞって言ってから力がふっと抜けた事と関係しているっぽいな。

 「あの時、『頼むぞ』のついでに魔力を譲渡しちゃった感じ?」
 「うむ。まさにそのとおりだ。我も綺麗に具現化したぞ」
 「……なんてこった。あれ?」
 「む?どうした?」
 「俺が渡した魔力はどうなったんだ?」
 「お主自身の魔力は全て回復しておるんじゃないかのう。渡された魔力自体はわしらに浸透してわしらのものになっているな。そうそう、お主の中にいた時ステータス見てみたが、回復速度は神級じゃったぞ」

 「うん。それはいいとして、2人とも服どこから出したん?俺のインベントリにあったっけ。ザードは鱗でできてるんじゃないかとは思うけど、リンは?」
 「フンッ。ゴブリン族長を舐めるでないわ。皮膚ぐらい変身させて服ぐらい朝飯前じゃ」
 「まじかよ。俺の知ってるゴブリンとはかけ離れてるな」
 「恐らくだが、そのお主の言うゴブリンは下位互換ザイーフゴブリンじゃろ」
 「ザイーフ?」
 「そうじゃ。下位互換のゴブリンのことを指しておる。対して、上位互換のゴブリンのことは"アーク"をつけて呼ぶのじゃ。ちなみに儂らはアークの上の種族じゃぞ」
 
 ………え?まじで?

 「ハヤテよ。顔に出すぎじゃろう。もともと儂らは強きなる者ブルクハルトと呼ばれる"変異種"じゃな。簡単に言えばな」
 「へぇー。ゴブリンにも色んな種族があるんだなあ。もしかしてザード達も変異種っちゃ変異種なのか?」
 「そうだな。確かに我らも変異種と言えばそうだな。我ら同族にもザイーフもアークも居るな。ただ、ゴブリン族とは違って我らは魔槍の技量に達する者アダルガーとは呼ばれたこともあったな」
 「なんなんお前ら。というか俺はなぜこいつらを倒してしまったんだろうか」
 「ほんとじゃな。生態系ガタ崩れじゃわ」

 ◆◇◆◇◆◇

 そんなこんなあって、俺は色々やらかしたことを一旦置いといて自身の中にいるブルクハルトとアダルガー達(ゴブリンとリザードマン達)のそれぞれのスキルを確認しつつどう呼ぶかをひたすら考えていた。
 もちろん、考えていく度にスキルを獲得していく訳だが。スキルが多すぎてスキルウィンドウすらパンパンになりつつあったので、フォルダ名的な感じでそれぞれのスキルを
 "ブルクハルト"と
 "アダルガー"
 で分けた。(安直だがな)
 
 さて、これでどれくらいのスキルが今あると思う?

 266体分+自身のスキルでおよそ270個

 多くない?ま、いっか。気にしたら終わり・・・

 さてと皆さん今更だがリンとザードの性別知りたいだろう?どっちも男だろと思うじゃん?リンって名前つけたせいか、真面目に"凛"とした女性へと変わっていた。すごく怒られました。
 対してザードはと言うと俺と同じか、それより年上のイケメンって感じだな。30前半っぽい笑。もう、なんというか……凄いパーティだなって感じかな。
 2人とも美男美女だよって言ったら

 「「お主(主)が言うことではないぞ」」
 
 どうやら俺も思った以上に容姿が整っているらしい。ま、気にしないでおこう。
 さて、明日はギルドへ報告しに行かんとな。今日まさかこんなことになるとは思ってもいなかったし、リンとザード達のことも話しておきたいし。
    あ、あとは蹴撃用の足の装備について鍛冶屋で相談しておきたいし、色々やらないといけないな。
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