蹴りスキルと投擲スキルで異世界無双

珀弼

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第一章 異世界転生

19 再観光【ハヤテ×ソフィ】

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    ソフィが新たにパーティに入ったということで準備して数日後にこの国を出ることになった。
    まあ、準備というか観光なんだがな。
    それぞれペアで分かれて合流するのは明日の朝だとか。俺が決めた訳では無い。決して。
    誰かって?ソフィが決めた。

    ちなみにペア分けは、俺とソフィ、ザードとリオート、リンとフィーアートという組み合わせになった。
    あれ、ボルデガンは?って思うかもしれんが、なんと!レイナさんとお茶会だという。
    昨日あったばかりだったが、そこで出されたお茶に興味を持ったボルデガンがレイナさんと意気投合したらしい。なんとまあ意外。

    さすがにダブルデートならぬ、トリプルデートは大人数になってしまうのでバラバラで観光しようということになったらしい。

    ◆◇◆◇◆

    【ハヤテ×ソフィ ペア】
    「ハヤテさん!こっちですよ~!」
    「ちょっ、待ってくださいよ。何かあるんですか?」
    「ここです!この店私のお気に入りの店なんですよ~!」
    「……すごい、な。これは…」
    中に入ってみると何やら魔力が店の中を充満しているような感覚になった。
    「やっぱりハヤテさんも分かりますか?この店は魔石を使った宝石屋さんなんです。魔力感知の高い人ではないと感じられないこれらの魔石の魔力の波動。この空気感というか魔力感が好きでよく来るんです。魔力酔いする人もいるんですけどね笑」
    「確かに、すごい魔力の集まりですね。…でも、俺もこの空間好きですよ。俺の使う魔法は肉体強化なので普段から身体に魔力を纏ってるので」
    「良かったです。気に入って貰えたようで。何か一緒の同じもの買いませんか?ハヤテさんとの特別な物が欲しいんです」
    「お揃いか。いいですね。どれにしましょうか~」
    うーむ。まさかお揃いの物を買えることになるなんて、しかもソフィからの提案。
    うーん好き。
    「好きだなあ」
    「えっ、は、ハヤテさん!?」
    「あれっ、声に出てました?」
    「でっ出てましたよ」
     真っ赤だあ。ソフィ、真っ赤っか。ついでに言うと俺も暑いから真っ赤っかだな。
    「…ソフィ」
    「…」
    「俺と付き合ってくれる?」
    「…もちろんです!」

    「あーそこのおふたりさん」
    「あっ、ジョエ爺!ご無沙汰してます!」
    「おっ?ソフィの嬢ちゃんだったか。それとそこのお前さんは?」
    「この人はつい先日Sランカーになったハヤテさんです!この間の魔王軍の襲撃の際1人で軍を壊滅させた人です!ハヤテさん、このジョエ爺はこの国一の宝石、魔石職人なんですよ!」
    「いやいや、そんな大層なもんじゃないぞ。まあ、国王直々に来る時もあるが…。そんなことより、さすがソフィの嬢ちゃんの目利きだな。いい男を見つけたな。さっきから見てたが、告白が成功したことを祝ってわしから2人に似合う指輪かブローチ…いや指輪だな。指輪を送ってやるよ!」
    「えっ、いいんですか。ってか見てたんですか」
    「そりゃわしゃ店主だからな!」
    胸を張って言っとるわこの爺さん。いい性格してるわ。というか国王直々に来る時もあるってすごすぎだろ笑。

    指輪を送ってくれるということでソフィはジョエ爺と指輪はこういう形であーして欲しいこーして欲しいとかめっちゃ言ってた。そう熱心に。

    今日という一日を十分に楽しんだ俺たちは宿舎に戻っていた。ジョエ爺からの完成したものは俺とソフィが泊まる宿舎に運んで置いてくれてた。その指輪をお互いに付けてベランダで二つに並んだ恋人同士のような月を眺めながら二人は喋っていた。
    「すみません、ハヤテさん。つい熱くなってしまいました」
    「全然大丈夫ですよ。あんなに熱心なソフィを見られて眼福でしたよ」
    「もうっ。ふふっ」
    「ソフィ?」
    「…楽しいんです。今まで冒険者としてSランカーまでのし上がって、それでギルド受付嬢として働いて。忙しくも、色んな冒険者さんに会って楽しくて。…でも、どこかでまた冒険したいという気持ちとなんだかんだずっと一人だったんじゃないか、って。ごめんなさい、暗い話になっちゃいましたね」
    「それはないと思いますよ」
    ハッとした顔でソフィが顔を上げた。
    「忙しくも楽しい日々があったのは確かじゃないですか。冒険者であったソフィの存在は今暫くわかりましたが、何もすべて一人ではなかったでしょう?ギルマスのレイナさん、同じ受付嬢の人達。俺も仕事をこなしていく度、俺一人でやってるじゃねえかって思う日は何度もありました。でも後ろを振り返ってみてください。俺らが忙しく働いていた後ろには後輩やら上司、先輩、友人、家族。色んな存在がいたからこそいまの俺があったと思うんです。だから一人なんて言わないでください。それに、これからは俺が居ますし、何かあればすぐに駆けつけますよ。ソフィがどれ程強かろうが」
    「ハヤテさん…。ありがとうございます…」
    「明日は早いですから、今日はもう寝ておきますか?」
    「……まだ、まだ寝たくないです。もっとハヤテさんを知りたいです」

    その後のことは言わなくてもわかるだろう。
    ええ、愛し合いました。
    こうして二人の大切な日は明日へと続く糧へと変わっていった。
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