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第6パケ 「覚醒剤はアクセルペダル?」
【筋トレ中毒のシャブ屋】
しおりを挟む第6パケ【筋トレ中毒のシャブ屋】
「覚醒剤はアクセルペダル?」
《ここまでの粗筋…ある日来店したシャブ屋の権堂に気に入られ、権堂が意図的に間違えて購入した回数券売上差額を手にし小太郎は舞い上がり支払いに回す。権堂は小太郎を利用しようと心理作戦で懐柔し資金洗浄を行わせる。刑務所生活や麻薬について語る権堂に対して小太郎は…》
「まず小太郎はんに訊きますわ。麻薬は何で売れると思います?」
「え?なんやろ」
「そんなんグリコキャラメルと同じで理由は個々に様々ですわ。ただ言えるんわ、需要があるっちゅうことです。キャラメルの1千倍の価格でも世界中から引く手あまたですわ ところで、最近は高齢者による悲惨な交通事故が多いわな。あれ、何が悪因やろか?」
「何ですの急に。クルマを売る方やなくて使い手が悪いゆう屁理屈が言いたいんですか?」
「いやいや、そうちゃいますわ。あれは、ああゆう事故は何が悪因やろか?」
「そりゃ人の運転ミスやない?」
「次は?」
「次? エンジン? いや、ガソリンやな。ガソリンなしではエンジン動かないしね」
「ほな次は?」
「次がエンジンで、次は~なんやろ? 後はタイヤやらトランスミッションやらデファレンシャルギアやらアクセルペダルやらブレーキペダルやら一杯あるね」
「ほな、その中で麻薬はどれやろね?どこに位置するんやろ?」
「え?ガソリンかな?」
「ですわな。大概は皆はんそう言わはりますわ。しかしそれはちゃいますで? 麻薬ゆうたら、さも恐ろしい物質思い込んでますがな、実際には単に体内麻薬の効果を助長しとるだけですからな。つまりガソリンかニトロか知らんが、みなはんが思うとる恐ろしい物質は、始めから誰でも体内に持っとりますのや。つまり覚醒剤はアクセルペダルに過ぎんゆうことですわ。睡眠薬やら抗鬱薬やらもみんな同じですわ。睡眠薬が眠たくしとるゆうよりかは、本来体内にある‘眠たい薬’をきちんと効きますようにゆうて助けてるだけですがな」
「本当に!?へぇ~そりゃ驚いたわ」
「小太郎はん、あの高齢者事故の悪因が正常に稼動するアクセルペダルや思いますか? 運転すると決めた人がおり、ハンドルさばいて、ガソリン焚いて、エンジン爆発させて、駆動通して走りますがな。アクセルペダルなんぞ、存在すら忘れてるくらいですわ」
「しかし、それ本当なの?体内麻薬ってそんなに強力に感じないけどなぁ…」
「そら普通はうまいこと放出を調整したり、さっさと吸収したり、逆に吸収を阻害したりとコントロールしてるんですわ。しかし‘母強し’や‘火事場のくそ力’何て言葉が表すように、日頃は軟弱に見える人も時にはスゴいパワー出しよりますがな。あんなんみんなそれですわ」
「そっか。なら、あの事故でゆうと、高齢者に心不全起きてアクセル踏みっぱなしみたいにさせてる状態か…。やっぱあかんやん!悪い薬やんか!」
「しかしなぁ、世界中の戦士が活用し、インポを治して奥さん喜び、末期ガンの苦しみから救い、ナルコレプシーみたいな難病にも活用されて、えらい役に立ってますわ。使い方ですわ。覚醒剤開発したんわ日本でっせ? ガンガン学生にも使わせてましたがな。今で言うGENKIやらアオキやらVドラッグストアやらに普通に売ってましてんで?」
「う~ん。よくわからんけど、まあやっぱり俺は自らの体内麻薬を自らコントロールするよ!」
「はぁっ!はっは~!そうでんな。そうしなはれ。それがいちばんやで、金もかかるしな」
第6パケ【筋トレ中毒のシャブ屋】
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