『サラリーマン忍者 老子小太郎』

新雪小太郎

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『サラリーマン忍者 老子小太郎』第六話

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第六話:陰謀とツッコミの乱舞
黒炎の手下どもを蹴散らした小太郎と篠原忍は、トラックの脇で一息ついていた。
小太郎は額の汗をぬぐいながら、関西弁でぼやく。
「いやぁ、ホンマに命がいくつあっても足らんわ。ベトナム来てんのに、ジャングルでこんな目ぇ遭うなんて聞いてへんで!」
篠原忍が、腰に手を当てながらニヤリと笑う。
「そらアンタ、サラリーマン忍者やろ? 出張先でも手裏剣(しゅりけん)飛び交うのは宿命やで。」
「いや、そんなん聞いてへんし! ワシ、事務処理しに来ただけやっちゅうねん!」
小太郎が思わずツッコむ。
隠された地下への入口
トラックの荷台を調べると、底に怪しい扉が見つかる。小太郎が不信感たっぷりに扉を見下ろす。
「なぁ、忍。これ、絶対なんか罠やん?」
「アホか、小太郎。罠や思うて開けんと、忍者の名が廃るわ。」
「それや! 罠や思てるのに突っ込むヤツ、ただのアホやろ!」
そう言いながらも、小太郎はしぶしぶ扉を開けた。
「ガコンッ!」
扉の向こうには、地下へと続く暗い階段が。
「おい、こっから先、忍術でも役立つか怪しいやんけ……」
小太郎が震える声で言うと、忍が笑いながら言い放つ。
「大丈夫や! うちら忍者やろ? 闇が深いほど燃えるってもんや!」
「どこの熱血スポーツ漫画やねん! ホンマついて行かれへんわ!」
新たな敵、そしてまさかのトラブル
階段を下りると、そこには黒炎の新たな手下たちが待ち構えていた。
「お前ら、ここで終わりや! 出てこい、闇の忍者部隊!」
「出たな、またお決まりのパターンや!」
小太郎が冷静にツッコむが、敵は容赦なく攻撃を仕掛けてくる。
忍がクナイを投げながら叫ぶ。
「小太郎、そこや! ほれ、あのデカいヤツ倒して!」
小太郎は刀を構え、突進する。
「もうええわ、こうなったら一気に終わらせたる!!」
バッサバッサッ!
手下たちが次々と倒れていく中、突然、小太郎の足元で――
「ビチョッ!」
「うわっ! なんや、これ!?」
小太郎が踏んづけたのは、謎のぬかるみ。
敵の一人がニヤリと笑う。
「ふっふっふ……そこはワシらの秘密兵器、油ぬかるみや!」
小太郎が全力で叫ぶ。
「いや、こんなとこでスベらせんといてくれ! ワシ、人生もトークもスベりたくないんや!」
篠原忍が冷静にツッコむ。
「安心せぇ、小太郎。アンタはトークも忍術もようスベっとる!」
「誰がスベっとるねん!!」
次回予告
トラップを乗り越え、地下の奥へ進む小太郎たち。しかしそこには、新たな罠と黒炎の真の幹部が待ち構えていた――。
「次回、『忍術!笑いと闇の最終決戦』! 小太郎、ギャグも陰謀も全部まとめてカタつけろ!」
「次回も見んかい! ほな、頼んまっせ!」
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