食べ物創世記ファンタジー シリーズ

新雪小太郎

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銀河麺戦争:スープ派 VS タレ派

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銀河麺戦争:スープ派 VS タレ派
ホットケーキお好み焼きによる銀河の平和も束の間、新たな争いが勃発した。それは「ラーメン派」と「つけ麺派」による、麺を巡る壮絶な対立だった。
スープ派の主張:心を温める一体感
ラーメン派のリーダー「スープ王」こと熱湯ジローは、スープに全ての愛と情熱を注ぐ男だ。彼は宇宙中にこう訴えた。
「ラーメンのスープは命や!熱々のスープが麺を包み込むからこそ、真の一体感が生まれるんやで!分離したつけ麺なんて、ただの未完成品や!」
彼の演説に涙するスープ派の支持者たち。特に豚骨ラーメン星の住人は、ジローを「銀河の豚骨守護神」と崇めていた。
タレ派の反撃:自由で濃厚な味わい
対するつけ麺派のリーダーは「タレ将軍」こと濃厚カオリーヌ。彼女はつけ麺の進化こそ宇宙料理の未来だと信じていた。
「スープに頼り切るんは時代遅れや!麺とタレ、それぞれが独立してこそ、自由で多様な味わいが楽しめるんや!濃厚なタレこそ、宇宙の麺文化を救う!」
つけ麺派の支持者は個性派揃い。特に、銀河魚介星出身の濃縮エビラーたちは、カオリーヌに熱狂的な支持を寄せていた。
表健一の仲裁案
この混迷を見かねたのが、銀河を救った男・表健一だった。彼は過去のたこ焼き宇宙戦争での経験を活かし、両派の和解を目指す。
「ええか、スープもタレも、どっちも麺の相棒や。せやから、共存する方法を探るべきやろ!」
しかし、スープ派もタレ派もそれぞれの信念を曲げず、話し合いは決裂。
新しい麺の提案:スープ×タレの融合
健一は悩んだ末、秘策を思いついた。それは、「スープとタレの融合」という革命的なアイデアだった。
「スープとタレ、どっちもええとこ取りしたらええんちゃう?ほら、つけても飲んでも楽しめる『濃厚スープタレ麺』や!」
健一の案に基づき、スープ派とタレ派が協力して新しい麺料理を作ることに。出来上がったのは――
「銀河ダブル麺」
スープとタレが層をなして絡み合う、今までにない一品。
銀河中を繋ぐ新しい味
試食したスープ王とタレ将軍は、驚きを隠せなかった。
「スープの旨みとタレの濃厚さが、こんなに見事に合わさるなんて…!」
「これや!これが麺の未来や!」
こうして「銀河ダブル麺」は銀河中で大ヒットし、ラーメン派とつけ麺派は歴史的な和解を遂げた。
平和の中に次の波乱
だが、健一たちが宇宙船地球号で乾杯する中、銀河の片隅では新たな対立が芽生えつつあった。それは――
「冷やし中華派 VS 温麺派」の戦い。
次回予告:『冷やし中華はじめるか? 銀河温冷麺戦争』
全宇宙が凍りつくほど冷たい視線と、沸騰するような熱い討論が繰り広げられる!果たして、表健一は再び平和をもたらせるのか!?
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