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7. アレクとなった俺、殿下から逃げる
―― 王国議会 7 ――
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椀の中身の用紙が全てなくなるまで、意外に時間はかからなかった。
予想通り、用紙を取り出すのに、一番長くかかったのは、ニコライの椀だった。
その次が、なんと、票数が同じで、ソフィアとセルゲイだった。
俺は、一番少なかったが、驚いたことにソフィアやセルゲイより、一枚少ないだけだった。
これは、どういうことだろう?
俺を推薦した国王が、親しい貴族たちに頼んだのだろうか。
俺(アレク)は、嫌われている。ここまで票が取れるはずはないのだが……不思議だ、どういうことだろう?
国王に目をやると、じっと俺をみて、微笑みを浮かべている。
思ったより票が入ったとはいえ、結局、票数は最下位だったのだから、王位継承権が復活したとしても、国王になることは、まずない。
俺はホッとしていた。あとは、国王に会う機会があったら、俺を推薦した真意を問いただすだけだ。
本人に何の話もなく、王位継承権を復活させたのだから……。
候補者が増えて、得られる票が減ったけれど、ニコライたちの得票数を減らしたかったのだろうか?
「――これから、投票結果を発表します」
議長が、おそらく票数を記入しているだろう画用紙のような大きな紙を手に持って、厳粛な声で発表をはじめた。
票を数えるのをみていたので、議長の発表には、それほど注意をはらっていなかった。
その時の俺は、ぼんやりしていて、議長の言葉を聞き逃した。
と、議場内に歓声が沸き起こった。
なんだ……?
議長が、歓声をしずめようと、大声で繰り返した。
「今回、トップの得票と次点の票差が少なく、なおかつ同数の得票もあったため、日を改めて、決戦投票までにもう一度、下位の三人の方で、予備投票を行います」
ソフィアとセルゲイが険しい顔で、俺をみている。
俺は手をあげて、議長に発言の許可を求めた。
「私の得票は、同数ではありません。なぜ、投票の候補に加えられたのですか?」
予想通り、用紙を取り出すのに、一番長くかかったのは、ニコライの椀だった。
その次が、なんと、票数が同じで、ソフィアとセルゲイだった。
俺は、一番少なかったが、驚いたことにソフィアやセルゲイより、一枚少ないだけだった。
これは、どういうことだろう?
俺を推薦した国王が、親しい貴族たちに頼んだのだろうか。
俺(アレク)は、嫌われている。ここまで票が取れるはずはないのだが……不思議だ、どういうことだろう?
国王に目をやると、じっと俺をみて、微笑みを浮かべている。
思ったより票が入ったとはいえ、結局、票数は最下位だったのだから、王位継承権が復活したとしても、国王になることは、まずない。
俺はホッとしていた。あとは、国王に会う機会があったら、俺を推薦した真意を問いただすだけだ。
本人に何の話もなく、王位継承権を復活させたのだから……。
候補者が増えて、得られる票が減ったけれど、ニコライたちの得票数を減らしたかったのだろうか?
「――これから、投票結果を発表します」
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その時の俺は、ぼんやりしていて、議長の言葉を聞き逃した。
と、議場内に歓声が沸き起こった。
なんだ……?
議長が、歓声をしずめようと、大声で繰り返した。
「今回、トップの得票と次点の票差が少なく、なおかつ同数の得票もあったため、日を改めて、決戦投票までにもう一度、下位の三人の方で、予備投票を行います」
ソフィアとセルゲイが険しい顔で、俺をみている。
俺は手をあげて、議長に発言の許可を求めた。
「私の得票は、同数ではありません。なぜ、投票の候補に加えられたのですか?」
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