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第一章
七話 四天王
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ヘルゲートを襲撃した集団が危険な宗教組織と断定された。
そしてその潜伏先を爆撃。
アジトらしき施設を制圧したフラットたちだったが、突如謎の四人組が現れた。
その者一人、ナルはフラットたちに試合をしようと提案する。
レフト到着の時間を稼ぎたいフラットたちはこれを承諾。
第一試合、アレサと小柄な獣人ジウの戦いが始まる。
「…」
「…」
両者、無言のまま対峙している。
審判が不在であるこの異様な光景をはたして試合と呼ぶのかはあやしい。
少しずつだが、ジウはアレサに迫る。
アレサはジウから何かを察し突然腕組みをする。
「ふん、そのままで勝てると思っているの?」
そう言い放つとアレサはなんとジウに躊躇せず向かっていく。
「くっ」
ジウは接近してくるアレサに連続攻撃をする。
キレのある格闘術ではあるが彼女はその全てを片手で受け止める。
ジウは驚きつつも攻撃し続けるが、アレサにカウンターを合わされ頭部に強烈なパンチを受ける。
「がはぁ…」
ジウは頭部への一撃でふらつき後退、片膝をつく。
「いい加減にしなさい。能力を隠しているのはわかっているのよ」
ジウの腹部に蹴りを入れ吹き飛ばすアレサ。
「くく」
倒れたジウは不気味に笑う。
そして…重力を無視したかのようにふわりと起き上がる。
「…わかった、お見せしよう」
武道の型のようなポーズを決め、邪悪なオーラを放つジウ。
「はっ」
気合いを入れた叫びの後に四肢が発光する。そして手足が巨大化、その不自然な姿は禍々しく何故か機械っぽくも見える。
「魔改造されしこの姿、見たことを後悔せよ」
唸るような声を放つと、凄まじいスピードでアレサに連続攻撃をくり出す。
先程とは比較にならない洗練された無駄のない動きだ。
アレサはそれを無抵抗で受けてしまう。
「…二度は受けぬぞ」
一瞬の隙にカウンターを狙っていたアレサだが、ジウはそれを先読みしカウンターをカウンターで合わせる荒業を決めた。
攻撃がクリーンヒットしたアレサは吹き飛び、爆撃で露になった施設に突っ込んだ。
「ふふ」
「うむ」
ニヤリと笑うオメガとマーガレット。
「ほう、やるな」
フラットは冷ややかだ。
ナルは吹き飛んだ先を指差しジウに追撃を指示。
「…なっ…」
だがジウは施設から漂うおぞましい気にガタガタと震え出す。
「…バカな…この気は…」
「…そういうことでしたか……」
ナルはアレサの正体を見破った。
彼女は瘴気を放った。
シンプルな攻撃だが耐久が無いジウは精神に強烈なダメージを受ける。
「あがが…」
「ジウ、理性を保て、発狂してしまうぞ」
ナルはジウに叫ぶが手遅れだった。
アレサは施設から飛び出すとジウの腹部にボディーブローを放つ。
「うごっ」
巨大化していた四肢は消滅しジウは倒れた。
アレサは戦闘不能になったジウを確認すると残りの三人に向けて衝撃波を放った。
「次は誰だ…」
その衝撃波は白いローブを破り三人の姿が晒される。
「ちっ…」
「荒っぽい方ね…」
神官のような聖職者っぽい服装の女性。
細身で腰に二本帯刀している優男。
そしてエターナルことナルは黒いコートにシルクハット、そして顔面に包帯という、二人とは異なった不気味な姿をしている。
「うむ、これは…」
「なかなか楽しめそうね、ふふ」
「禍々しい」
人間らしき二人の能力が気になるところではあるが、不気味なナルの風貌が特異すぎる。
…まったくもう……パッと見、相性が悪いのが二人……。
…私だけでは…きびしいわね…。
アレサは深呼吸し身構える。
ナルはアレサの正体を看破していた。
つまり対悪魔に特化した者がいるためアレサは勝てない、そう思っているのだ。
そしてそれはアレサとオメガも同じ。
「うむ、アレサは分が悪い、私が出よう」
「下がってくださいオメガ殿、まだあなたが出る時ではありません、ふふ」
「そうだな、あなたは我々の希望だ」
「うむ」
四天王は剣士らしき優男が前に出る。
「僕はソード、そちらの女性はフェイスさんです」
「これはご丁寧に。だけどあんた、表面上はいくら取り繕えても、殺気は消せないみたいだね」
「…」
アレサは拳を握り身構える。
「面白い、あなた面白いですよ、アレサさん、くっくっくっ、あはっ」
突如発狂したソードは叫びながら剣を抜刀しアレサに切りかかる。
…狂人か…。
少し相手を警戒し過ぎたかしら…この程度なら…。
手っ取り早く武器破壊を狙うアレサだったが、その剣はなんと悪魔殺しの加工がされた特殊な剣だった。
「ちっ…」
悪魔が触れると身体が炎上するため、直前で剣を避けるアレサ。
だがソードは避けた方向に剣を向けて右肩を切りつける。
すぐに距離をとり炎上する肩を鎮火させるアレサ。
「おかしい…その動き…人ではないな」
人体の骨格を無視した変則攻撃にアレサはソードを人外と断定する。
「僕はね、人を超えた存在なのだよ。悪魔を崇拝し、その崇拝する悪魔の恐怖の存在となる。うふふふふ、ゾクゾクするだろう?」
「脳を改造され精神が壊れたか、このポンコツサイボーグ」
アレサは再び拳を握る。
そして先程より腰を深く構えた。
「ほざいたなボケが、焼き焦げろ」
ソードはもう一本剣を抜刀し、二刀でアレサを攻撃する。
低めの体勢からアレサはソードの顔面をとらえる。姿勢が低いので斬撃よりも早くアレサの一撃がヒットした。
「お前が未熟者で助かったよ」
まさかの一撃に大ダメージを受け怯むソード。
アレサは無防備になった彼の心臓部にストレートパンチ放つ。
バチバチとショートするソードの身体。
彼はスペックこそ超優秀だったが圧倒的に経験が足りなかった。
勢いやごり押しだけではアレサには勝てない。
「終わりだ」
足を踏み込み闘気を解放するアレサ。
左手には圧縮した闘気が集束しそれをソードに向ける。
「うわああっ、ちくしょぉお」
アレサは闘気をソードに向け放ったのだが、何故かそれはあらぬ方向へ飛んでいった。
「ファイナルモード起動」
その一瞬にソードは右肩から機械の腕が飛び出し背中に隠して持っていた美しい剣を抜刀。
「うむ、いかん。あれは聖剣だ」
バランスを崩したアレサ。
彼女の左腕には小さなナイフが刺さっていたのだ。
「ちっ、卑怯な…」
ナルがソードをフォローした。
そう、ナイフはナルが投げたのだった。
ピンチから好機になったソードは秘めたる能力を解放。
「イナズマ」
体勢を崩していたアレサはソードの放つ聖剣技の直撃を受ける。
「くっ…」
雷撃に耐えるアレサ。
だがイナズマはすぐに周囲に放電した。
「奥様、この外道らには正々堂々などありません…ふふ、久しぶりに怒りを感じましたわ」
「マーガレット…」
アレサをかばうようにマーガレットは構える。
ナルはフェイスに何かを告げソードの横に立つ。
「外道?それは私にとっては褒め言葉ですな」
ナルはシルクハットを整え二人を挑発する。
顔面が包帯で巻かれ口だけ露出しているその様はまさしく人外。
そしてその言動も人とは思えぬ外道。
エターナルは救いようもない悪である。
「ふふ、どうやらあの包帯はナイフを投げるのが得意みたいですね」
マーガレットはフラットに話す。
「フラット様、この二人は奥様と始末しますが…後ろの神官まではキツそうですわ」
「わかった」
「うむ」
ソードはいつの間にか二人の後方に位置しアレサとマーガレットは挟み撃ちにされている。
「さて、マーガレット。どうしたもんかね」
「ふふ、あの外道は私が倒しますわ。奥様は少しの間、エターナルを止めてください」
「わかった」
二人はお互いに背を向ける。
「さあエターナル、私が相手になるわ」
アレサは再び闘気を解放。
「素晴らしい闘気、だがあなたは私には勝てない」
次回へ続く。
そしてその潜伏先を爆撃。
アジトらしき施設を制圧したフラットたちだったが、突如謎の四人組が現れた。
その者一人、ナルはフラットたちに試合をしようと提案する。
レフト到着の時間を稼ぎたいフラットたちはこれを承諾。
第一試合、アレサと小柄な獣人ジウの戦いが始まる。
「…」
「…」
両者、無言のまま対峙している。
審判が不在であるこの異様な光景をはたして試合と呼ぶのかはあやしい。
少しずつだが、ジウはアレサに迫る。
アレサはジウから何かを察し突然腕組みをする。
「ふん、そのままで勝てると思っているの?」
そう言い放つとアレサはなんとジウに躊躇せず向かっていく。
「くっ」
ジウは接近してくるアレサに連続攻撃をする。
キレのある格闘術ではあるが彼女はその全てを片手で受け止める。
ジウは驚きつつも攻撃し続けるが、アレサにカウンターを合わされ頭部に強烈なパンチを受ける。
「がはぁ…」
ジウは頭部への一撃でふらつき後退、片膝をつく。
「いい加減にしなさい。能力を隠しているのはわかっているのよ」
ジウの腹部に蹴りを入れ吹き飛ばすアレサ。
「くく」
倒れたジウは不気味に笑う。
そして…重力を無視したかのようにふわりと起き上がる。
「…わかった、お見せしよう」
武道の型のようなポーズを決め、邪悪なオーラを放つジウ。
「はっ」
気合いを入れた叫びの後に四肢が発光する。そして手足が巨大化、その不自然な姿は禍々しく何故か機械っぽくも見える。
「魔改造されしこの姿、見たことを後悔せよ」
唸るような声を放つと、凄まじいスピードでアレサに連続攻撃をくり出す。
先程とは比較にならない洗練された無駄のない動きだ。
アレサはそれを無抵抗で受けてしまう。
「…二度は受けぬぞ」
一瞬の隙にカウンターを狙っていたアレサだが、ジウはそれを先読みしカウンターをカウンターで合わせる荒業を決めた。
攻撃がクリーンヒットしたアレサは吹き飛び、爆撃で露になった施設に突っ込んだ。
「ふふ」
「うむ」
ニヤリと笑うオメガとマーガレット。
「ほう、やるな」
フラットは冷ややかだ。
ナルは吹き飛んだ先を指差しジウに追撃を指示。
「…なっ…」
だがジウは施設から漂うおぞましい気にガタガタと震え出す。
「…バカな…この気は…」
「…そういうことでしたか……」
ナルはアレサの正体を見破った。
彼女は瘴気を放った。
シンプルな攻撃だが耐久が無いジウは精神に強烈なダメージを受ける。
「あがが…」
「ジウ、理性を保て、発狂してしまうぞ」
ナルはジウに叫ぶが手遅れだった。
アレサは施設から飛び出すとジウの腹部にボディーブローを放つ。
「うごっ」
巨大化していた四肢は消滅しジウは倒れた。
アレサは戦闘不能になったジウを確認すると残りの三人に向けて衝撃波を放った。
「次は誰だ…」
その衝撃波は白いローブを破り三人の姿が晒される。
「ちっ…」
「荒っぽい方ね…」
神官のような聖職者っぽい服装の女性。
細身で腰に二本帯刀している優男。
そしてエターナルことナルは黒いコートにシルクハット、そして顔面に包帯という、二人とは異なった不気味な姿をしている。
「うむ、これは…」
「なかなか楽しめそうね、ふふ」
「禍々しい」
人間らしき二人の能力が気になるところではあるが、不気味なナルの風貌が特異すぎる。
…まったくもう……パッと見、相性が悪いのが二人……。
…私だけでは…きびしいわね…。
アレサは深呼吸し身構える。
ナルはアレサの正体を看破していた。
つまり対悪魔に特化した者がいるためアレサは勝てない、そう思っているのだ。
そしてそれはアレサとオメガも同じ。
「うむ、アレサは分が悪い、私が出よう」
「下がってくださいオメガ殿、まだあなたが出る時ではありません、ふふ」
「そうだな、あなたは我々の希望だ」
「うむ」
四天王は剣士らしき優男が前に出る。
「僕はソード、そちらの女性はフェイスさんです」
「これはご丁寧に。だけどあんた、表面上はいくら取り繕えても、殺気は消せないみたいだね」
「…」
アレサは拳を握り身構える。
「面白い、あなた面白いですよ、アレサさん、くっくっくっ、あはっ」
突如発狂したソードは叫びながら剣を抜刀しアレサに切りかかる。
…狂人か…。
少し相手を警戒し過ぎたかしら…この程度なら…。
手っ取り早く武器破壊を狙うアレサだったが、その剣はなんと悪魔殺しの加工がされた特殊な剣だった。
「ちっ…」
悪魔が触れると身体が炎上するため、直前で剣を避けるアレサ。
だがソードは避けた方向に剣を向けて右肩を切りつける。
すぐに距離をとり炎上する肩を鎮火させるアレサ。
「おかしい…その動き…人ではないな」
人体の骨格を無視した変則攻撃にアレサはソードを人外と断定する。
「僕はね、人を超えた存在なのだよ。悪魔を崇拝し、その崇拝する悪魔の恐怖の存在となる。うふふふふ、ゾクゾクするだろう?」
「脳を改造され精神が壊れたか、このポンコツサイボーグ」
アレサは再び拳を握る。
そして先程より腰を深く構えた。
「ほざいたなボケが、焼き焦げろ」
ソードはもう一本剣を抜刀し、二刀でアレサを攻撃する。
低めの体勢からアレサはソードの顔面をとらえる。姿勢が低いので斬撃よりも早くアレサの一撃がヒットした。
「お前が未熟者で助かったよ」
まさかの一撃に大ダメージを受け怯むソード。
アレサは無防備になった彼の心臓部にストレートパンチ放つ。
バチバチとショートするソードの身体。
彼はスペックこそ超優秀だったが圧倒的に経験が足りなかった。
勢いやごり押しだけではアレサには勝てない。
「終わりだ」
足を踏み込み闘気を解放するアレサ。
左手には圧縮した闘気が集束しそれをソードに向ける。
「うわああっ、ちくしょぉお」
アレサは闘気をソードに向け放ったのだが、何故かそれはあらぬ方向へ飛んでいった。
「ファイナルモード起動」
その一瞬にソードは右肩から機械の腕が飛び出し背中に隠して持っていた美しい剣を抜刀。
「うむ、いかん。あれは聖剣だ」
バランスを崩したアレサ。
彼女の左腕には小さなナイフが刺さっていたのだ。
「ちっ、卑怯な…」
ナルがソードをフォローした。
そう、ナイフはナルが投げたのだった。
ピンチから好機になったソードは秘めたる能力を解放。
「イナズマ」
体勢を崩していたアレサはソードの放つ聖剣技の直撃を受ける。
「くっ…」
雷撃に耐えるアレサ。
だがイナズマはすぐに周囲に放電した。
「奥様、この外道らには正々堂々などありません…ふふ、久しぶりに怒りを感じましたわ」
「マーガレット…」
アレサをかばうようにマーガレットは構える。
ナルはフェイスに何かを告げソードの横に立つ。
「外道?それは私にとっては褒め言葉ですな」
ナルはシルクハットを整え二人を挑発する。
顔面が包帯で巻かれ口だけ露出しているその様はまさしく人外。
そしてその言動も人とは思えぬ外道。
エターナルは救いようもない悪である。
「ふふ、どうやらあの包帯はナイフを投げるのが得意みたいですね」
マーガレットはフラットに話す。
「フラット様、この二人は奥様と始末しますが…後ろの神官まではキツそうですわ」
「わかった」
「うむ」
ソードはいつの間にか二人の後方に位置しアレサとマーガレットは挟み撃ちにされている。
「さて、マーガレット。どうしたもんかね」
「ふふ、あの外道は私が倒しますわ。奥様は少しの間、エターナルを止めてください」
「わかった」
二人はお互いに背を向ける。
「さあエターナル、私が相手になるわ」
アレサは再び闘気を解放。
「素晴らしい闘気、だがあなたは私には勝てない」
次回へ続く。
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