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【本編】手紙
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白い国と黒い国はひらかれた国となり、お互いに行き来できるほど良好な関係となった。アイとスルは両国の橋渡しとなり、館でコトたちと平和に暮らしている。スルは重傷ではあったものの早期治療により入院することなく回復。戦いから身を引き、軍を引退し家庭菜園をはじめた。アイは身体へのダメージが酷く、しばらく入院生活であったが後遺症はなく現在は回復している。
そんな平和な日々を過ごしている館に荷物が届く。
スルは荷物を手に取り差出人をみるが記載がない。
「なんだこの荷物は…館の皆様宛て…か。軍部の支給品だろうか」
そう思い、開封し中身を確認しようとする。
そこへコトが走ってくる。
手紙を持つスルへ何か言っている。
「スルさんっ、手紙を捨てて下さい…それは…」
その瞬間、手紙は爆発した。
爆破を確認し、すぐに館へ医療班が駆けつけたため、死者はいなかったが、スルは右目を失明しコトは両足を骨折。
館はロビーが爆風で破損したが建物は無事であった。
現場検証などにより軍部の者や清掃員などが忙しそうに働いている。その様子を遠目で眺める男がいた。
「クロス様…いつかお助けしますぞ。監禁先を特定し牢獄ごと爆破させればこの国は大混乱。このビーンにお任せあれ」
そんな平和な日々を過ごしている館に荷物が届く。
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そこへコトが走ってくる。
手紙を持つスルへ何か言っている。
「スルさんっ、手紙を捨てて下さい…それは…」
その瞬間、手紙は爆発した。
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