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第十章
王家の波紋
しおりを挟むあの時、自分は。暗い道をひとりで歩いていた。
極度の緊張と疲労から、飛び出てきた勢いはとうにどこかへ落としてしまった。ただとにかく目的の場所へ。着いてからの事など頭にない。
嵩張る裾が邪魔で歩きにくい。もともと普段から出歩く必要のない身。ただ鑑賞用に着飾る目的のドレスも靴もすべてが行く手を阻んでいるかのような気さえした。
誰も知らない所へ行きたいと、生まれて初めてそう思った。
誰も私を知らない場所。何故だかその時まで私は、世界中のすべての人が自分の存在を知っているのだと思っていた。
女神から祝福を受け、この国の民に歓迎されてここに居る。
そしていずれこの国を奇跡へと導くだろう。この国の王子と手を携えて。
そう疑わずに生きてきた。それが自分の使命で役割だと思っていた。その為だけに、生きてきたのだと。
どれくらい歩いたかも分からない。ようやく目当ての明かりが見えてきた。だけど門前には衛兵の篝火と影。それを確認して思わず足が止まる。
話せば中に入れてくれるだろうか。自分のことを、知っているだろうか。
もしも不審者と見なされ捕まってしまったら…どうなるのだろう。自分は。
――つい、先ほどまで。
まったく反対のことを思っていたくせに、現実に直面するとすぐにその弱さが露呈する。
今まで無条件に当然のように守られ生きてきた人生。
何も持たない自分という存在の脆さに足が震えた。もう立っていることすらもやっとだった。
ふと人の声がこちらに向いた気がして、反射的に暗闇へと逃げ込んでいた。
確か以前来た時は表の門ではなく裏から室内に通されたのだ。裏口があったはず。
そう思い立ってなんとか竦む足を叱咤しながら大きく回り込んで草むらを進んだ。
せめて司祭に会えば自分のことは分かるはずだ。今はとにかく、休みたい――
「……ッぁ…!」
とうとうもつれて草むらへと倒れ込む。鋭い穂先が地面についた指先や頬を掠めた。そこに一線、血が滲む。
生まれて初めて見ると言っても過言ではない、自分の血。その赤さに意識が眩むのを感じた。
一度膝をついてしまえばもう。立ち上がる気力も湧いてこなかった。
痛い。疲れた。もう歩きたくない。なのに帰りたいとも思えないこの焦燥。
とうとう涙が溢れて嗚咽が漏れる。
すべての人に望まれて、守られて、愛されて。光の中を何の疑いもなく歩いてきたはずなのに。
何も持たない自分は今暗闇の中ただひとり蹲っているだけ。自分を守る術は何ひとつ与えられなかった。自分でも望まなかった。その弱さと愚かさが心を抉る。それは無力な自分の方が周りには都合が良いからだと今なら分かるのに。
なんて惨めな、聖女。こんな自分に何を救えるというのか。どうして、女神は――
「……大丈夫、ですか…?」
僅かに離れた場所から、自分に向けられる声がした。思わず小さく悲鳴を漏らした口元を押さえ身を固くする自分に、ゆらりと濃い影が動く。
今夜は殆ど月が出ていない。女神の加護は遥か雲の向こうだ。
縮まらない距離に相手の警戒も感じられる。声の主は少女のもの。もしかしたら自分と同じ年頃の。衛兵ではないし修道院に身を寄せる子ども達とも違う。明らかに司祭のものでもない。
戸惑いと躊躇いから沈黙がふたりの間の横たわる。救いと絶望どちらだろう。この、出会いは――
「…どこか、痛いところでも…?」
沈黙を破ったのは相手からだった。
おそらく先ほどの泣き声から自分が女であることも手負いであることも知られているのだろう。
だけど賊でも魔を持つ気配もない。ただ躊躇いがちに声だけがかけられる。
見ず知らずの自分を気遣うその声が塗り潰された暗闇に熱を灯す。
だから、それに。懸けてみようと思った。応えてみようと。
それで終わる運命だったとしても、最期は自分で選んだものなら本望だ。これまでそらすら放棄してきたのだから。
「怪我を、して…あちこち、痛いわ」
「…なら、手当を」
「あまり人に、知られたくないの」
「…奇遇ですね、わたしも」
「…あなたも…?」
「目的地は修道院ですか?」
「…えぇ、でも…」
受け容れてくれるのだろうか。修道院は。
途端に不安で身が竦み会話が途切れる。
拒まれることの恐ろしさを、この時始めて身を以て知った。
自分の犯した過ちの重大さも。
「やっぱり、行けないわ…私、とてもひどいことをしてしまって…謝りに、来たのだけれど…」
「…そう、なんですか…」
段々と小さくなる声音に夜風のさざなむ音が混じる。
かさりと、相手が僅かに身じろぐ気配がした。距離を詰めようとしているのが分かる。なのに警戒する心は不思議となかった。
暗闇に互いの姿も素性も知らないまま。
だけどその距離が、おそらく求めていた他人との距離だと心のどこかで悟った。
「…あなた、は…危険な人ではないと、信じても良い…?」
「…なら、わたしも。あなたを信じて、良い? これじゃあちょっと、不毛だけど」
ほんの少しの苦笑いと共に同じ問が返される。
まるで鏡のよう。本当はその答えを知っている。
それは相手に委ねることではなく自分で決めることなのだ。
信じたいという心の願い。そして。
「……信じて、欲しい…」
そう、呟いて。知らず涙は溢れていた。
自分が望んでいたのはたったそれだけのことだった。
誰も自分のことなど見ていない。仮初の聖女に過ぎないことを皆知っているからだ。
かさりと微かに草が鳴って、歩み寄る気配に気づいてはいたけれど顔を上げられなかった。
重なる影はない。だけど目の前で来た少女は自分の前でそっと膝をついた。汚れることも厭わずに。
「信じる。それに泣いている女の子は放っておけない。何ができるわけではないけれど」
雲間から月の光が射しこんで、暗い夜の闇にその姿を浮かび上がらせた。
月明かりが目の前の少女を照らし出す。まるで選ばれたかのように。
その時思った。自分ではない。
この国を救うのは、自分ではないのだと。
だって自分はこんなにも、救われることを望んでいる。
そんな自分が救えるものなどあるわけがない。
救いとは、きっと。
「だから、信じて」
差し伸べられたあの手のことだ。
――彼女との出会いを思い出しながら、日の当たる窓際に置いた椅子の背もたれに体重を預け、伏せていた瞼をゆっくりと持ち上げた。
まるで遠い昔のことのようだ。今でもあの夜のことを鮮明に思い出せるのに、やけに自分だけが遠く置いてけぼりをくらったように思える。
あの時交わした会話を、言葉を。彼女は覚えているだろうか。誰かに話しただろうか。
もう、彼女は――
耽る思考を遮るように、部屋にノックの音が響き渡った。
すぐに控えていた侍女のナナリーが扉に歩み寄り慎重に応対する。
「――エレナ様」
ナナリーに呼ばれ、エレナは体を起こして僅かに乱れた髪を直す。
どうやら待っていた客人が来たようだ。
それから視線でナナリーに応え、椅子から立ち上がり客人を迎える為にドレスの裾を翻す。部屋に篭りきりの間は教養作法の勉強ばかりしていたので流石に板についたものだ。
主の到着を待って部屋の扉が開けられ、客人を室内に引き入れる。
声を失ったエレナの代わりに、ナナリーが深く頭を下げて口上を代弁した。
「ようこそお越し下さいました。――ヘルメス殿下」
------------------------------
「――呪いに関する研究を、ノヴァの母親が…?」
目の前のテーブルには二冊の本。
その周りのソファと椅子には兄弟たちが座っている。
今日の場の呼び出しをしたのはゼノスだ。
王家の書庫で隠された物を見つけてから二日後。アレスとディアナスとの調整の結果、集まれるのが今日となった。
アレスの訝しげな問いに、ゼノスは表情を変えずにひとつ頷いて返す。
ディアナスはそれほど目に見える反応をしていないことから、あまりその事の意味を理解していないのかもしれない。アレスは眉間に皺を寄せながら続きを促す。
「これによるとノヴァの母君、ミラルダ・フィールスは城へ属することになった後、特別枠として王家の呪いに関する研究チームに配属されたようです。勿論表向きは別の名目で秘密裏に、ですが…その研究には無論王家も深く関わっています」
呪いによる研究は、ごく僅かな選ばれた人間でのみ密かに行われてきたことだ。
王家の当事者と一部の神官、その分野を専門とし得意とするもの。そしてその近親者のみごく稀に協力の要請がされる。
今現在その筆頭はゼノスだ。そしてすべてのおいての権限は国王陛下および国に帰属する。
「ヘルメス・ノヴァの出自については、その多くが謎のまま口にすることも禁じられてきました。彼の存在自体がこの城では秘匿事項とされてきましたから」
自分たちにもうひとりの兄弟が居ることを知らされたのは、およそ三年前だったと記憶している。
ヘルメス・ノヴァが15歳という成人を迎え戴冠の資格を得たことにより、王子である自分たち兄弟にもその事実が明かされた。自分たち兄弟以外にその場に居たのは陛下と宰相とルミナスだけ。
ただ王家としてはそれよりも前に母を亡くした彼を神殿にて保護していたらしい。ルミナスは彼の師であると共に保護者であり管理者でもあった。
当時の自分にとってそれはさほど驚きでもなんでもなかった。
王子としての責務を殆ど果たせていなかったせいもあるだろう。兄弟が増えたことで自身の呪いが減るわけでもない。
永くこの国の国王は、正妃をとらず複数の妃を迎え子を為し、生まれた順に継承権を与える方法をとってきた。そして王位継承は現国王陛下からの拝命制だ。継承権を持つ者に順位こそあれど、等しく皆その権利がある。決めるのは国王陛下だ。
しかしヘルメス・ノヴァは王位継承権を放棄している上に民への公表は無いというのが当時の陛下の判断だった。その存在の開示のみがただ水面下で行われただけだったのだ。その後の彼の処遇は知らされていない。
継承順位が変わることもなく、今後関わることもない相手。ただその存在を知ったからといって、ゼノス達の生活にはなんの支障も影響もなかった。
――“夜伽聖女”がこの世界に現れるまでは。
“夜伽聖女”の世話役に彼がついた事を知らされてから、彼のこの城での複雑な立ち位置を知った。その血によって王家に捕らわれていることも。
「…かねてから疑問視されていた、父上とヘルメスの母親の繋がりは、そこだったというわけか」
城外に居ることの多いアレスでも、流石に城内の不穏な噂には敏感に気を張らせていたようだ。
ヘルメスの存在を知っているのは極一部の者だけだが、アレスがその噂を知っていること自体が意外だった。ゼノスはイリオスに直接訊いて知っただけだ。
「これにはいくつかおれ達が知りたかったことも書かれています。ですがまだ、セレナは内容を知りません」
「どうして? 一緒に見つけたってことは、一緒に内容を確認したわけじゃないの?」
ディアナスの素朴な疑問に、思わずゼノスはテーブルの上の日記帳を睨みつけるように見つめていた。
いつの間にかまたその雰囲気を変えたゼノスの様子に、ディアナスとアレスも気付いていないわけではない。
セレナと何かしらの関係の変化があったのだろう。あえてふたりとも訊くことは避けているだけだ。
だけどゼノスはセレナのことになると訊くまでもなく無防備にその心を晒す。その心すべてを彼女に捧げたことが傍から見ていても分かり易いほど。ゼノスがそうして心を動かすのはもはや彼女の為だけだ。
だから彼女を思い顔を歪めるゼノスにアレスとディアナスは眉を寄せた。彼女に何か良くないことがあったのだと察して。
「いろいろ、あって…セレナは“呪い”の正体をひどく恐れています。おれも知り過ぎるのは良くないと判断し、これはおれが預かりました」
「いろいろって…?」
「セレナの呪いに宿る、もうひとりの“セレナ”のことです」
「……どういうこと?」
訝しげに首を傾げる弟と焦れて眉を顰める兄に、書庫での出来事をかいつまんで説明する。
みるみるふたりの眉間の皺が深くなりその顔色を変えていった。ディアナスもアレスも隠す気もなく戸惑いと嫌悪感を顕わにする。
もうひとりの“セレナ”。
そしてゼノスに残っていた呪いは彼女の手によってセレナの身に移ってしまった。
残るはもう、ひとり分だけ。
「…“セレナ”とは――はじめ、聖女でもなんでもない、ただのひとりの少女の名前でした。西の森の魔王に捧げられた、生贄の花嫁の名前です」
「…西の森の魔王って…ただのおとぎ話でしょ?」
ディアナスの問にゼノスは頷き、そして日記と共に出てきた一冊の絵本を手にとる。その表紙を見たディアナスが「それだ」と目を丸くした。
それは幼い頃に呼んだ絵本。国内でも広く民間にまで普及された、子どもなら一度はどこかで耳にするおとぎ話の物語だった。
国の子ども達は悪さをすると『西の森に置いてくるよ』という常套句を聞いて育つ。悪いことをすると、西の魔王に食べられるよ、と。
「おとぎ噺やむかし話等…語り継がれる民話の多くの本質は教訓です。特に現実にある物や場所を題材にするものであるほど、物語の内容はある種の警告にも近くなります」
おとぎ噺として国民に広く普及しているこの物語の教訓はまさしく警告の内容だ。
――西の森へ近づいてはいけない。そこには危険な者が居るから。
「…“魔王”が居るかは定かではありません。――ですが。あの森には古から森の番人たる主が居るようです。代を変え器を変え、それでもその魂を引き継ぐ森の王が」
「…番人…? あの森に…?」
訝しげに零したのはアレスだ。あの森には魔のモノ討伐で比較的よく赴く。だけどそんな存在は初耳だった。勿論森の最奥まで行ったことは無いが。
「それが我が王家を蝕んできた呪いの根源。王家の呪いはあるひとりの男によってもたらされました」
琥珀色の瞳が静かに揺れる。その呪いをとりわけ一番多く重たく深く身に宿してきたのはゼノスだ。だけど自ら反芻するように語られる事実に不思議と心は凪いでいた。
この身を離れた今となってはもう。どこか他人の出来事のようにさえ思う。
だけど他人事ではいられない。その中心に居るのはセレナだ。
その血と共に永い時を経て、呪いは今ひとつになりつつある。呪いと共に込められた魔力と魂がもとの形を取り戻そうとしている。セレナの内側でそれはもう見過ごせないほど溢れ返って。
すべては大事なものを取り戻す為に。
「男の名前は、ルシウス・カイン・フィラネテス…遥か昔に血を分けた、王家の血筋を持つ者の生き残り。王家の覇権争いの末に西の森に追放された、もとを辿ればおれ達と同じ血を持つ王子です」
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