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第十章
眠りの森
しおりを挟む「眠り姫?」
思わず零した言葉に食いついたのは隣りに居たディアナスだ。
自分の横顔に突き刺さる青い瞳が丸く見開かれる。
並んで座ったソファの隣り。軽い気持ちで話した童話の名前がどうやら彼の好奇心をくすぐったらしい。
ここ数日ディアナスはこうしてセレナの部屋を頻繁に訪れる。もう夜伽を必要としないディアナスの訪問の理由は毎回適当だけれど、ルミナスもイリオスも了承済とのこと。
「わたしの世界の…故郷の童話なの。少し、似てるなって。茨姫とか眠りの森の美女とかいろいろな名前で呼ばれてる」
「へぇ、どんな話なの?」
ディアナスが強請るように距離を詰めてくる。今日のディアナスは学院の授業後にそのままこの部屋に来たので初めて見る制服を着ていた。きっちりと詰められていた襟元は会った途端に緩められたけれど、行儀悪く着崩すことはしないあたりは彼の品性が伺える。
それまで見てきた王子の正装服とはどこか異なる印象で、だけど制服を着ていると相応の少年らしさを感じて彼が自分よりもまだ年下なんだと自覚する。
同時にそこにかつてあった美少女の面影は少しずつ薄れてきているから不思議だった。そう容易く変わったものなどないはずなのに。
ソファに座ったセレナの膝の上には、件の絵本が広げられていた。ミラルダ・フィールスの日記と共に隠されていた古い絵本。
今日セレナに会いにくる予定のディアナスがゼノスから預かったそれを持ってきてくれて、さっそく内容を見ていたのだ。当然とばかりにセレナの隣りにぴったりとくっついてきたディアナスの解説を交えて。
絵本の内容はこの国に実在する西の森が舞台のおとぎ話だった。
――西の森に住まうという魔王は、もとは茨の魔法使いと呼ばれる偉大な魔法使いだった。
しかし王子生誕の宴に自分が呼ばれなかったことに憤慨し、王子に呪いをかけると同時に西の森に封じられてしまう。
封じられた森で永い時をかけて魔法使いは身を落とし、魔王と呼ばれるようになった。
そうして自分を封じた国を脅かすまでとなり、国王は魔王の望みを叶える代わりに国の安寧を約束させる。
魔王が望んだのは花嫁だった。
しかしかつて魔王がかけた国の王子への呪いが魔王の伴侶となった花嫁のもとへと返り、花嫁は永遠の眠りにつく。
魔王の嘆きと哀しみから森は瘴気を吐くようになった。
そうして茨で覆った森の奥深くで花嫁と共に魔王も自ら眠りに身を落とし、彼女の魂が帰るのを今も待っている。
――だから森に安易に近づいてはいけない。魂をもっていかれてしまうよというのが、昔から子どもたちへの言い習わしだという。
絵本の最後の頁は茨に囲まれて眠る少女の絵だった。
物語としては内容も薄くおちも感じない。聊か不消化さの残る絵本というのがセレナの第一印象だ。
その絵本を読み終えて、はじめセレナは小さな違和感に眉を顰めた。だけどその理由は分らない。
ただなんとなく自分の知る童話のひとつと似ているなと思った。それを思わず口にしたのが隣りに居たディアナスに拾われたのだ。
眠り姫がどんな話なのかといえば――
「呪いによって100年の眠りについたお姫さまが、王子さまのキスで目覚める話」
「……なんか思ったよりもありきたりだった」
セレナが答えた途端にディアナスがあからさまに落胆の意を見せ乗り出していた体をソファの背もたれに沈める。そんな率直過ぎるディアナスの反応に、セレナは苦笑いと共に開いていた絵本を閉じた。
「勝手に期待して勝手にがっかりされても困るんだけど」
「…キスで呪いが解けるっていうなら」
手元の絵本に視線を向けたままのセレナの、その頬に細い指先が伸びる。
気が付いた時にはもうセレナは、ディアナスの下に居た。ソファに押し倒されていた。
突然のそれに一瞬目を瞑ったその隙に唇に触れる柔らかな感触。
びっくりして目を見開くとその青い瞳とばっちり目が合った。僅かに唇が離される。
「解けるまでボクらもしてみる?」
「…っ、ディ、んぅ、」
離れた隙間の抗議を再びその唇が押し込めて、頑として開かない唇をディアナスの舌が濡らしてなぞって柔らかく食む。年下で体格差もそこまで無いとはいえ体で抑えつけられてしまえばセレナに勝ち目はない。セレナの腕を押さえつけたまま瞼を伏せて浸るディアナスに、抗議の意を込めてセレナが噛み付いた。その舌先に。
「…ッ」
「ディアナス、もう…!」
予想外の刺激に思わずディアナスの息が漏れる。本人は反撃のつもりでもそんな小さな抵抗はかえって煽るだけだ。噛まれた舌先がじんわりと熱をもち痛みすらも欲情の種になる。
もう一度それが欲しくて近づけた顔を今度はしっかり両手で防がれてしまった。ディアナスが綺麗な顔を歪めて小さく舌打ちを漏らす。
雰囲気で流されてくれたら良いのに。そうしたらまた抱いてしまえるのに。
「会うのは友人として、でしょう?」
そんな方便に素直に騙されてくれるのはセレナくらいだ。
事実ディアナスがセレナと会うにあたり、アレスにもゼノスにもきつく念を押されている。決してその範疇を越えるなと。セレナの望まないことはするなと。
対面では素直で愛らしい末の弟の顔で頷いて見せたが、ディアナスは隙あらばそんなくだらない範疇など越える気満々でここに居る。
だけど度を過ぎるとセレナに拒まれてしまう可能性もあるので流石に強引には迫れない。
確かめる為にディアナスは、体勢を起こして自分から距離をとろうとするセレナを後ろから抱き締めて腕に中に閉じ込めた。小さな抵抗を片手でおさえて頬を寄せる。
「ディアナス…! ちょ、ディア…!」
「…ずるい、普段からそう呼んでよ」
「いいから離して、それ以上したら怒る、よ」
「…わかった、しない。だからもう少しだけこのままで」
後ろから抱きすくめたその肩に顔を埋めるとセレナは一瞬身をかたくするも、ディアナスの言葉に少しずつ警戒を解く様子が見てとれる。
本当に甘いし無防備だ。だけどそれが信頼の証でもあることはディアナスも分かっている。それだけは、侵せない。越えられない。
鼻孔をくすぐる彼女の匂いに自分の下腹部が熱を燻らせる。だけど拒まれてしまった以上はもうそれ以上触れられない。所詮ディアナスのほうが弱い立場なのだ。
「はぁ…したい」
「…ディアナス、声に出てるよ…」
「言ってたらセレナの気が変わるかもしれないでしょ。しようよ、セレナ。セレナはしたくない? ボクと」
「離れてくれたら、したくなくなる」
「じゃあ今はしたいってこと?」
言って、背後から腰を押し付ける。びくり、とセレナが肩を揺らして否定にもならない首を振る。
その体に呪いによって欲が沸くのを望む自分の愚かさだけはもうどうしようもない。呪いでもなんでも良いから求めて欲しい。そんな身勝手なことは決して口には出せないけれど。
本当はもう会わない方が良いのかもしれない。邪な理由以外もあるけれど、理由を作っては何度もこうして会いに来て、会う度にこうしてセレナを困らせてる。
多少自重もするけれど傍に居ればどうしても触れたくなる。だけど許されるのは最初だけだ。
「…ディアナス」
「わかってる、しないよ。あとちょっとだけ」
言ってもう一度だけ体の隙間を埋めてから、深く呼吸して理性を正常に働かせる。初めてではないので多少は慣れてきた。
「またお預け。部屋に戻ったらすごく虚しくなるんだよ、ひとりでさぁ」
「…ごめん、でも、じゃあ…あまり会わないほうが良い…?」
溜息混じりのディアナスの軽口を、セレナはいつだって本気で受け止めてしまう。
ディアナスの訪問の真意を誰に教えられるまでもなくセレナも感じ取っているのだ。それでいて自分に気を遣っている。
流石に詰め寄り過ぎたと内心反省した。
「うそだよ、ごめん。顔が見れればなんだって良い。セレナに会えるならなんだって。これくらい我慢できる。セレナが嫌がったって会いに来るよ」
少し我儘と身勝手と口が過ぎたことを詫びてディアナスは今度こそただセレナを抱き締めた。
ここに居るのは紛れもなく自分の意思だ。誰にも譲れない。
「…最近みんな、忙しそうだね」
「なに、ボクだけじゃ不満ってこと?」
「違うよ、なんとなく外の気配が、ざわついている気がして…」
「……分かるの?」
「なんとなくだけど」
確かにセレナの言う通りだ。
城内どころか国中がかつてないほど慌ただしい状況に陥っている。
隔離されたこの部屋から出れないセレナがそれをどう感じ取っているかは分からない。ただ彼女の力が紛れもなく異質なことも事実だ。とゼノスが言っていた。
「もうすぐ春の宴の季節だから。国で一番のお祭りだよ。きっともっと、慌ただしくなる」
嘘ではない。フィラネテスの長い冬が明けようとしている。
もうすぐ訪れる春の祭典は国内においても一大行事だ。春は女神の生まれた季節とされる。
そしてそれに合わせて新国王も即位するのだ。女神の祝福と加護をどうしても見せしめたい意図を感じずにはいられない。
だけどそれをセレナに知らせることはしないと決めた。ルミナスにも同意を得て口止めしている。
ヘルメス・ノヴァが時期国王として表明されたことをセレナはまだ知らない。
譲位拝命がなされてから国王陛下の公務にヘルメス・ノヴァの帯同が増えた。
イリオスは国においての最重要儀式である戴冠式の取り仕切りを任されその準備に追われている。
アレスは西の森の討伐に乗じて魔の森の調査を買って出たので不在だ。
ゼノスは寝る間も惜しんで呪いに関する調査を続けている。
つまり今比較的手隙なのは自分だけなのだ。セレナに頻繁に会いに来れるのは。
役得ではあるが精神力と忍耐力ばかりが鍛えられている気がしてる。
「…ディアナスは、お城の中で…ノヴァと会うことは、ある…?」
躊躇いがちにセレナから零れたその名前に、ディアナスは分かり易く眉を撥ねた。
それでも瞬時に取り繕って、「どうして」とそれだけを返す。
セレナの顔は見えないので今どんな表情でそれを訊いているのか分からないし見たくもない。
自分と居る時に他の男のことを考えているその事実だけでも受け容れ難いのに、よりにもよってその相手。
セレナは俯いて手にしたままだった絵本を胸元でぎゅっと抱き締めた。
「…あの、日記は…ノヴァのお母さんの日記なんでしょう…? ある程度調べたら…ノヴァに返した方が、良いんじゃないかと思って」
ミラルダ・フィールスの日記。今もゼノスが預かっている。
ゼノスが何をどこまで考えているのかディアナスには分からない。ただ確固たる目的だけを自分たちは共有しているに過ぎないのだから。
呪いも王家の因縁に関しても、言ってはなんだがディアナスにとってはさほど重要じゃない。呪いを解く方法は知りたいがそれ以外のことは全部どうても良いのが本音だ。
呪いの根源も正体も興味ない。ただセレナから呪いを引き剥がせればそれで良い。
だから自分は自分にできる役割を全うするだけだ。
セレナをひとりにしない。可能な限りは傍に居て、異変があったらすぐに報せる。それが自分に与えられた役目。
おそらくセレナもディアナスの訪問の真意には勘付いていて、だからディアナスを拒むことはしないのだろう。だからと言って自分と居る時に他の男の名前を出されて受け流されるほどディアナスに大人の対応は無理だった。
「ボクからはなんとも言えないし、セレナが思うほどボクたちは顔を合わせないよ」
分かり易く棘の付いた答えにセレナの空気が明らかに重くなる。
ほんとうにずるい。だけどその甘さと優しさには自分も救われているのも事実なので突き放すこともできやしない。
若干の沈黙の後、ため息混じりにディアナスが続けた。
「…日記のことは、ゼノス兄様に一応聞いてみるけど」
「…ほんとう? ありがとう、ディア」
その答えにセレナがようやく振り返り笑顔を見せた。
本当に、もう。
触れている部分が熱くなる。どうせ未消化に終わるのに。
「~~~もう、ずるいってばそれ…やっぱりしない? どうしたらその気になる?」
「ならないし、しない」
流石に、諦めた。
項垂れるディアナスとは対照的に、セレナは浮上する気持ちのままディアナスに身を預けてくる。
求められなくてもこの腕の中の分だけの信頼がディアナスの糧であり幸福だ。
「春のお祭りかぁ…」
「…まだ少し先だけどね。花火が上がるから、分かるよ。三日三晩続く祝いの祭典で国中がお祭り騒ぎでうるさいくらい。気になるならこっそりボクが連れてってあげる」
「ほんとうに…?」
外出の許可がそう簡単に下りるとは思えない。それにこの部屋の結界からセレナはひとりでは出られないのに。
だけどディアナスは強く頷いて応えて見せた。まわされた腕に力がこもる。
「約束。きっとここから連れ出してみせる」
それは約束にしては心許ない、希望的観測に過ぎない願いだったのかもしれない。
だけど希望をもつことは決して悪いことではない。
昔から未来のことなんてあまり考えたことはなかったけれど、待ち望む約束は希望そのものに思えた。
「…うん、約束。楽しみにしてる」
そっと瞼を閉じて思いを馳せる。
待ち望む気持ちに嘘はないのに。
なんとなく、それまで。
保たない気がした。
それでも希望は捨てられなかった。
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ふと眠りから醒めて一番に感じた体の違和感に身を捩る。だけど体がびくともしない。誰かに抑え込まれている。掴まれた腕の痛みに覚醒する。
うっすらと瞼を持ち上げると、自分に覆い被さる人物の見下ろす視線とかち合った。
さらりと流れる金色の髪が重力のままに自分にも触れる。影を帯びるその藍色の瞳。その姿を見るのはとても久しぶりな気がした。
彼がここに居ることに何故か驚きはしなかった。いつも彼は突然現れる。そして無遠慮に触れてくる。ある意味慣れてしまったのかもしれない。
「…寝ていたままの方が、幸せだったかもしれないね」
どこか哀しそうにその瞳が細められる。
昼にディアナスと話していた内容がふと甦り、呪いを解かれたおとぎ話のお姫様を思い出した。
おとぎ話の結末はだいたいがハッピーエンドだ。希望を伝えて物語は閉じられる。
昼にみたあの絵本にそれは見当たらなかった。
「…ブラン」
ようやく零した相手の名前に、その瞳が僅かに見開かれる。
だけどすぐに慰めにも似た笑みが自分に返された。
「もう分かるようになっちゃったのか。本当にきみのその体と呪いは相性が良いんだね。いっそ同情する」
ぐ、っと。押さえつけられていた腕に力が篭る。
その容赦のない強さと痛みに彼の本気度合が伺えた。心臓が軋むような悲鳴を上げる。
夜伽の請いも報せも受けていない。招き入れた記憶もない。
おそらく今は深夜。訪問するにも非常識な時間帯だ。
だけど彼は今確実に、自分を抱きに来たのだ。
夜伽で呪いを解く為に。
笑っているのにどこか苦しげにも見える。
ブランシェス。イリオスと魂と体を分けた兄弟。
イリオスはここには居ない。じゃあどこに居るんだろう。
「イリオスがなかなか行動に移せないようだから、僕がすることにした。僕が最後までしても良いし、イルが良かったら最後は代わっても良いよ。体は一緒だ。だけど、今日ここで…きみにはこの体の呪いを解いてもらう」
もう既に決意した後の口ぶりで、その端正な顔が自分に近づいてくる。
イリオスと同じ顔。体は彼のものなので当然だろう。それなのに中身が異なるだけで、その表情も雰囲気も異なるから不思議だった。
魂とは、体とは。どこに帰属するのだろう。
「どうして、急に」
「…予定外としか言いようがないかな。ごめんねセレナ。イルが望んでいるからきみだけは逃がしてあげたかったけれど、思ったよりも僕の体が保たなかった。僕は僕の望みを優先する」
「…意味が、分からない…ちゃんと分かるように説明して。あなた達は、なにがしたいの? なにを、望んでいるの…?」
堪えていたはずの涙が零れた。
悔しくてもどかしい。利用されるのはもううんざりだ。だけど自分にはそれを拒むことすらできない。
そんなセレナの涙にブランは同情にも似た眼差しを浮かべるも力がが緩めることはない。
ただまっすぐそれに応える思いは覗かせた。閉ざされていた袂がゆっくりと分かたれる。
「イルの…イリオスの目的は、僕を生かして自分を殺すことだよ」
その時ようやく。ブランの本心が垣間見えた気がした。
苦笑いと共に降る吐息。ばれてしまった秘密の種明かしをするような気安さと無邪気さが仄暗さを照らす。終わりが見えているからこそ、ここでセレナにその心を明かすことを厭わなかったのかもしれない。
「共に生まれたはずの僕らは、身勝手な母の采配でその運命を分かたれた。禁忌の双子の災厄の種として僕が魔の森に捨てられた。イリオスは希望を託されこの国の第一王子として愛され慈しみ育てられた。まるで真逆の人生を僕らは歩んできた。繋がりだけは消せずに」
森に捨てられた双子の魂。その片割れ。
何故だかそれを知っている気がした。
あの森に行き着く魂のなれの果て。遠いむかしに自分はそれを、何度も見送る側だった。
「そうして僕の体はあの森に捕らわれた。森の王の意志を継ぐ番人として。だけど魔の森の僕の体はもうすぐ消失する。僕の体はあの役目に耐えうることは適わなかった。王家の資質は母の見立て通りすべてイリオスに継がれいたんだろうね」
「…そんな…」
思わず零れたセレナの言葉をブランは鼻で笑い飛ばすような素振りをする。
口先の同情に気分を害した様子が見てとれて体が竦んだ。それでもブランは続ける。
「イリオスはずっと、共に生を受けながら明暗を分けた僕らの運命を心から嘆き哀しみ呪っていた。森に捕らわれている僕の体の代わりに自分の身体を貸し与えてまで。僕の望むことはすべて許容してくれた。だけどひとつの体にふたつの魂はおさまらない。だから、イリオスは――このまま僕の体と共に消えることを望んでいる。この体の残りの生を僕に譲り渡す気でいる。…もう彼は戻ってこないよ」
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