夜伽聖女と呪われた王子たち

藤原いつか

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最終章

誓い

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 イリオスが空間転移でブランシェスのもとへ辿り着くのと、息を切らしたアレスが目的地に辿り着くのはほぼ同時だった。
 それぞれが“聖女”を傍に連れている。互いにその光景に目を瞠った。

「イリオス…! って、どうしてエレナがここに…!」
「アレス、…それにセレナも。本当に来たんだね、君は」
「…! セレナ…!」
「あ、え、エレナ…?!」

 騒然たる再会に各々が上げた声を遮ったのは、この森の主の声だった。


「――仲良いね、きみ達」


 殆ど気配を感じさせなかったその声に一斉に視線が向けられる。

 樹と茨の蔦に囲まれた緑の広場。その中央にひとつの棺があった。
 硝子で作られたその棺の中身は透けていて、ぽっかりと浮かぶ夜空の隙間から今にも消えそうな月の明かりに照らされている。
 茨に囲まれた棺の中にはひとりの少女が横たえられていた。そこにあるべき魂はない。

 セレナはその光景をどこかで見たことがある気がした。どこでだろうと記憶を探る。
 そうだ――あの絵本の最後に描かれていた頁とまるで同じなのだ。

 そしてその棺の傍にはひとりの青年が居る。
 その姿はイリオスとまるで同じ姿だった。異なる点といえば僅かに瞳の色と髪の長さが違うくらい。だけどそれ以外殆ど見分けのつかない相貌だ。
 ただその線は細く顔色は蒼い。とても儚い立ち姿だった。

「…どういう、ことだ…」

 その光景に目を大きく瞠ったアレスが僅かに離れた場所に居るイリオスに視線を向ける。
 しかしその場でブランシェスの存在を知らないのはアレスだけだった。
 イリオスはゆっくりと視線でアレスに返す。

「…僕の双子の兄だよ、アレス。双子が禁忌とされるこの国で、ブランは生まれたその日に母にこの森に捨てられた。そうしてこの森の王となった」
「…双子、の…兄、だと…?」

 それはつまり。自分にとっても半分血の繋がった兄であるということだ。
 この国の――本当の長兄。
 そして呪いの根幹でもあるこの森の王。
 並べてみたけれど頭の中で上手く結びつかない。

「はじめまして、ではないけれど。よくここまで来たね、アレス。ぼくはブランシェス・カイン・フィラネテス。ブランと呼んで。呼ばれる機会があるかは分からないけど」

 軽口を言うぐらいの元気はあるらしい。その飄々とした物言いに思わずエレナはほっと安堵の息をつく。ひとまず間に合ったことに胸を撫で下ろしながら。
 そんなエレナを横目にイリオスはブランの紹介を続けた。何故かイリオスはその場から微動だにしない。それはブランも同じだったけれど。

「双子の特性ゆえか、僕らはずっと繋がっていた。互いの状況を把握し、時に体を共有し…だけど実際に会うのはこれが初めてだ」
「そうだね、イル…やっと会えた」

 その微笑みにどんな意味があるのか。分かるものはもうこの場にはいない。
 ブランが言葉を落としたのと同時に地面から突き出た茨に四人はあっという間に自由を奪われた。

「…! ブラン…?!」
「エレナ、果実は持ってきてくれた?」
「…っ、イリオス、様が…」
「イル、果実を。もうあまり時間がない」

 ようやくブランが一歩踏み出す。だけどその足取りはひどく重たげだった。
 ゆっくりと身動きのできないイリオスの前まで歩み寄り、僅かながらに茨の拘束を緩める。身動きだけは封じながら。
 この茨を彼が操っていることは誰の目にも明らかだった。

「…こんなことを、しなくても…君に渡す為に、持ってきた」
「こんなことでもしないと、君はきっとぼくを止めるから」
「…どういう、意味…」

 イリオスの言葉にブランは応えずただ口元だけで笑い、緩んだ茨の隙間からイリオスの体を探る。そして目当てのものを見つけて取り出し再び拘束を強めた。
 同じ顔が静かに見つめ合って、そしてブランが視線をセレナへと向けた。と同時にセレナの拘束が解かれて思わず地面に膝をつく。

「おいで、セレナ。ふたりで秘密の話をしよう。あの時の約束を果たしてあげる」

 言って棺のもとへと導くブランに不思議とセレナは悪意も恐怖も感じなかった。
 こうして初めて本当の彼と対峙して、そして彼の真の目的を知ったからだ。呼ばれるままに足を向ける。

 大人しく従うセレナにアレスが叫んだ。茨の拘束に身を捩りながら。
 その全身からは怒りが満ち溢れている。

「セレナ! 行くな、なに大人しく従ってるんだおまえ…! くそ、これを解け、おいなんとかしろイリオス…!!」

 実際イリオスもブランの行動には何かしら疑念があるようで、先ほどから魔法の発動を感じている。
 だけどこの森にその魔法は関与できない。ここはそういうつくりだからだ。

 セレナが喚くアレスを振り返ろうとしたその瞬間、幾重にも束ねられた茨が壁を作った。その向こうに三人の姿が消える。
 ほんとうにふたりだけで話がしたいらしい。

「…ブラン」
「きみの中に彼女の魂だけが残ってしまったのは…おそらくぼくの呪いが足りなかったからだろう。彼女の譲れない想いと魂の欠片がよりにもよってぼくに継がれてしまった。そして彼もまた、それを求めている」

 ――ブラン。彼もまた呪われた王子のひとりだった。
 その身体に王家の呪いを継いでいる。ルシウスの憎悪とセレナの魂の欠片を。

 だけどその身体はあわせてルシウスの魂を継いでこの森の王となった。
 そうしてその血と身に捕らわれた彼の心はきっとセレナにはわからない。
 彼には自由も選ぶ権利もなかった。抗えない運命だった。

 ブランは棺の傍まで来ると硝子の蓋にセレナの手を促し、その上に自分のものを重ねる。
 じんわりと伝わる体温は低く握る手の平は弱々しい。その冷たさにセレナの心臓が撥ねた。そんなセレナにブランは微笑むだけ。
 それから手に持っていた青い果実も同じように棺の上にそっと置く。青い果実には小さな齧り跡があった。その欠けた部分がどこにあるのかを、おそらくふたり共知っていた。

「何故だろう。ぼくと君は出会えないはずだった。そう思っていた。それは同時に彼らも出会えなということだと…ぼくはそれをすべて背負って終わるのだと、そう思っていた」

 薄く笑うその横顔をセレナは見つめる。イリオスと同じ顔のはずなのに、ここにあるのは異なる心。
 彼も国を憎み壊したいのかと、そう思っていた時もあった。
 だけど彼が力を貸すのはイリオスの為であって、イリオスの望みの為ではない。
 ブランの為に自分を差し出すイリオスの心を、彼を受け取る気などなかったのだ。はじめから。

「…あなたは、イリオスを守りたかったのね…」
「…ぼく達はとても近い存在だった。だけどどんなに近くても、別の人間であることを…イルに知ってもらいたかったんだ」

 ずっとブランの真意がみえなかった。わからなかった。
 自分に正体を明かして気まぐれに真実の一端を零し、セレナの心を煽って扇動して。
 その掴めない心には振り回された。おそらく誰もが。

 ふたりの絆は何にも変えられない唯一のものだろう。彼の心をブラン以上に理解できる者はきっと誰もいない。
 だからブランはイリオスのその望みを無碍にはできなかった。彼が自分を思う気持ちも理解できてしまうから。
 だけどそれと同時に。

「この国を、守りたかったのね」

 彼が知るすべての真実を――その秘密を。
 誰も失わないように、なにも壊さないように。
 守ったのはブランだ。

「…一応、ぼくも。この国の王子、だからね。誰にも認めてもらえずとも、母に捨てられても…兄弟たちの生まれたこの国は、愛おしいものだったよ」

 そして最後の秘密を自分に託そうとしている。

「死に損ないのぼくらだけれど、この果実は命を繋いでくれる。はじめぼくはそれが欲しかった。イルの為に生きようと思った。だけどぼくはこれを、森に還そうと思う。この国には浄化の力が必要だ。穢れは決してなくならないから。今はまだ穢れに染まっていても、ゆっくりと時間をかけてまた芽吹くだろう。生命《いのち》の樹は」
「……」

 彼から滲み出るそれは、生へ諦めなどではなく、死の受け容れだった。
 引き留める言葉をセレナは持たない。いっそ燃やそうとしていたなんて口が裂けても言えない。
 何か言葉をと思うのに喉の奥がつっかえてしまう。

「そうしてただしい姿を取り戻せたなら、森の王はもう不要だ。ようやくぼくも役目を終えられる」

 熱いと感じるのは自分の手の体温か。重ねた手がじわりと汗ばんでいっそう固く握りしめられる。
 そこから、呪いが――最後の呪いが自分の身に移る。セレナは思わずかたく目を瞑った。

 正真正銘最後の自分の役目だと感じた。
 だから拒むことはできなかった。
 無垢な彼の心と決意を。

「ぼくの魂の半分は、おそらくイルのもとへ還るだろう。…っていう希望的観測だけど。実際はどうなるんだろうね、ぼくにも分からない。魂が本当はどこにるかなんて、誰にも分からないんだよ、目には見えないものだから」
「……」
「半分はここに置いていく。ここで、みんなを――生まれ変わる国を見守っているよ」
「ブラン…」
「そして今度それを継いだのはきみだ。この果実を口にした者が、生命いのちの樹を統べる“王”となる。きみには酷かもしれない…だけど」


 ブランの体から呪いが消え――そしてセレナの体の中で彼女がそれを受け止めた。
 魂に刻まれた最後の記憶。彼に伝えたかったこと。
 長い永い時を経ていま。


「きみが彼らを導いて」


 ------------------------------


 茨の壁を目の前にアレスはひとりもがいていた。

 イリオスは先ほどから黙り込み何より考えている様子でびくともしない。
 意外にも泣き叫ぶと思ったエレナは落ち着いてみえた。アレスのように無闇にもがいて自分を傷つけたりなどしない。

「あいつセレナに何をする気だ…! くそ、剣さえあれば…!」

 暴れるほどに茨が体に食い込むとも解っていて、だけどじっとしている事など不可能だった。
 セレナを守る為に傍に居たはずなのに。己の失態に腸が煮えくり返る。それからあっさりと自分を置いていったセレナ自身にもだ。

「あまり血を流さないほうが良い」

 静かな声音でイリオスが警告した。
 けれどその警告は既に遅く、囲む木々の影からざわりと嫌な気配が近づいてくる。
 かさりと木々を揺らし枝を踏む音が、僅かに距離を置いた向こうからこちらの様子を覗き見ていた。

 ――魔のモノだ。人の気配にか血の匂いにつられてきたのか。
 エレナが小さく悲鳴を漏らす。アレスの舌打ちが森に響いた。
 身動きすらできないこの状況で襲われたらひとたまりもない。相手には魔法も効かないし武器もないのだ。

 このままではイリオスもエレナも危ない。自分も死ぬ。
 茨の壁の向こうのセレナの身すら今どうなっているか分からない。
 突如現れたイリオスの双子の兄だというあの男を自分は到底信用できるはずもない。
 アレスの脳裏に嫌な記憶が甦った。

 ――この森で。友の命を失った。
 もうあんな思いは。

「く、そ、がぁああああ…っ!」

 無駄なあがきと解っていても、あがかずにはいられなかった。
 重たい足をひきずるように、魔のモノが一番に選んだのはアレスだった。
 ひとの形とはかけ離れた重たい足音がゆっくりと自分に近づいてくる。

 にじり寄る魔のモノを真正面から睨みながらアレスは拳を固く握る。自分を選んだことだけは褒めても良い。
 その燃えるように赤い瞳に相手が一瞬だけ怯んだように思えた。そんなわけはないのに。
 それでもその一瞬の隙に、イリオスの鋭く叫ぶ声がアレスにも届いた。

「――アレス。ゼノスについて来たディアが届けてくれたみたいだ。使いなさい」

 その言葉と共に突如自分のすぐ脇に鋭い何かが突き立てられる。
 イリオスの空間転移魔法によって届けられたものだと悟るには頭が追い付かない。本能的に動くほうがはやかった。

 ざくりと地面を抉ったそれはちょうど拘束されていた手の真横。
 見覚えのある馴染んだ柄をほぼ無意識に掴んでいた。
 くるりと手元を捻って歯を食いしばり力を込めて引き抜く。

 僅かな血と共に茨の蔦がバラバラと千切れて足元に散らばった。
 腕の拘束が解け剣もあればアレスにとっておそれるものは何もなかった。
 僅かに体に残っていたものは自力で引き千切って薙ぎ払う。
 燃えるように赤い瞳と髪。そこに自身の血を纏って、誓いの剣をアレスは構えた。

 目の前の魔のモノとアレスは対峙する。
 ゆらりと蠢く黒い影がアレスをまっすぐ見据えている気がした。
 虚ろなはずのその目がアレスの赤い瞳と構えた剣を揺れながら見つめている。

退け、もはやこの剣に浄化の力はない」

 相手に言葉が通じないとは解っていた。いつもだったらとっくに切りかかっている。だけどアレスはそれをしなかった。
 
 ずっとこの森を憎んでいた。アレスに弱さと絶望を教えたのはこの森だ。自分の愚かさ故にここで友を失った。
 自分を庇って彼は死んだのだ。森に引きずり込まれたその体は戻ってくることはかなわず形見の剣だけを自分の胸の内の十字架にした。

 ――ディオ。この剣の本来の持ち主。

 同じだったのは年齢だけ。生まれも境遇もまるで違う親友。身分差も越え本当の自分を受け容れてくれたのは彼だけだった。
 その時から次期国王は第一王子であるイリオスだろうと誰もが口にしていた中で、自分の野望を聞いても笑わずに居てくれたのは。
 だからアレスは自分を見失わずにいてこれた。

 その剣で魔のモノを切り続けてきた。弔いと復讐と嫌悪を振るって。
 それが償いにはならないと分かっていてもそれ以外の方法を知らなかったのだ。

 いつかこの手ですべてを焼き尽くしてやると、それがアレスが自ら討伐に参加する理由であり意義だった。
 だけど先ほどセレナが同じことを口にした時。それは自分の役目だと強い確信があった。前線で手を汚すのは自分の役目だと。
 だけど同時に思ったのだ。
 そんなことを彼女にさせてはいけないと。

 誰かの死に捕らわれその手を穢すのは、救いには到底及ばぬ行為だったのだ。

 無を望んではいけなかった。それですべては無かったことになど、なるはずもないのだから。
 憎しみに駆れて剣を振るう限り自分には何も守れない。
 この剣はそんな事の為に使って良いものではなかったのだ。

「…俺は、もう…おまえ達を憎いとは、思わない」

 奪われたことは確かだ。でも。
 その連鎖はどこかで断ち切らなくてはならない。
 そこに繋がれている自分の心も。


 自分に言って聞かせるように言葉にするアレスに対して、魔のモノは意外なほどに静かだった。
 理性を失ったバケモノに言葉など通じないと解っていても、これ以上この剣で誰かを傷つけることは避けたかったのだ。
 彼らもかつては人だったのだから。

 それでも傷つけられる前に、誰かをまた失う前に。剣を振るわなければならない時はくる。
 この戦線に居る限り。だけどそれが自分が選んだ場所なのだ。

 その時、茨の壁の向こうから眩む白い光が溢れ出した。
 一瞬で膨れ上がったそれは森を包み込んだかと思うと、次いで風が強く吹き荒れる。
 思わず目を細める視界の向こう。魔のモノから滲み出る黒い影がすべて薙ぎ払われていくさまが見えた。

 白い光にその輪郭も影も溶かされていく。その様子にアレスは理解した。――浄化の光だと。

 ――セレナ。無意識にそう思った。
 行かなければ、守らなければと剣を握る。

 しかし目を凝らし滲む視界に映ったその光景に、アレスは呆然と構えていた剣を下ろしていた。
 気付けば涙が溢れて視界が溺れる。きつく剣の柄を持つ手に固くそれが食い込むのも気付けずに。
 ただ、瞬きを堪えるのに必死だった。その瞬間に消えてしまうのがこわかったのだ。


「――っ、ディオ……!」


 別れた時と何も変わらぬその姿で。かつての友がそこに居る。
 だけど手を伸ばすことはかなわなかった。決してもう触れられないその笑み。
 すべてを解っているような、何にも解っていないような顔で手を振って、彼はゆっくりと消えていった。

 その、魂が。
 あるべき場所へ還れることを心から願っている。
 再びまたいつか、この場所で巡り会えることを。


 
「…兄上…! アレス兄様も…!」

 白い光がひくのと同時に背後から聞こえてきたのはゼノスの声だった。さっと指先で目元のそれを振り払い呼吸を整えてから振り返る。
 城に居るはずの彼が何故。しかもノヴァにディアナスまで連れている。こんな所で全員勢揃いとは。

 そういえば先ほどイリオスが剣を届けたのはディアナスだと言っていた。
 流石に城からここまで転移魔法を繋ぐのには無理がある。ディアナスがゼノスと共に森の近くまで来ていたということだったのか。
 
 イリオスとエレナの茨の拘束はいつの間にか解かれていた。
 ゼノスとノヴァがが疲弊感を滲ませながら早足で歩み寄る。

「セレナは…!?」

 ゼノスに問われてアレスも思い出したように剣を握り直して茨の壁へと走り出す。
 セレナは壁の向こうだ。先ほどの浄化の光から、壁の向こうで何かが起こったことは明白だ。力に任せて茨を切り払う。

 そうしてようやく開けた壁の向こうには、小さな無数の光が溢れていた。
 浄化の光――をれを纏った魂の群れ。

 セレナとブランは中心に居る。棺の傍で倒れているブランのかたわらにセレナが座り込んでいた。
 その光景に真っ先に駆けだしたのはエレナだった。

「ブラン様…!」



 静寂と光が降り注ぐ中。
 ガラスの棺の中には“セレナ”の亡骸は残っていなかった。


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