夜伽聖女と呪われた王子たち

藤原いつか

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第七章

もうひとつの真実の名前

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 それは、初めてサラに会った時。向けられた言葉と同じものだった。

 生まれて初めて飛び出した外の世界で、そして異なるこの世界の外で、いちばん最初に出会ったのがサラだった。
 何も持たない自分をその無垢な優しさで受け容れて、不安と心細さに押し潰されそうだったセレナを救ってくれた。

 だから、セレナは。
 笑って答える。
 涙は止められなかったけれど、泉の水がそれを誤魔化した。

「…誰でも、ないわ。祭事を…聖女の加護を、見にきたの」
「…そうなの? そうだ、わたし、大事なお仕事。わたしが聖女さまから、加護を受け取るんだよ」

 セレナの言葉にがばりと身を起こしたサラは、自分のずぶ濡れの体に目を丸くして驚きの声を上げる。
 ディアナスはそのサラの様子に事態が呑みこめず、ただ言葉に詰まるばかりだった。

 ただわかったのは、儀式は成功したのだということ。
 サラの体からはゆっくりと、穢れの痣がひいていく。その殆どが痣に覆われていたはずのサラの体は、みるみるうちにもとの白さを取り戻していた。

 セレナがサラの穢れを、取り除いたのだ。

「わたし、行かなくちゃ。お姉ちゃんも見ててね、わたしの大事な、お仕事なの」

 歩くことも立つことすらもまままらなかったサラが、支えるセレナの手を離れ自ら泉を這い出る。それから少し先に居たアリシアの姿を確認し手を振って駆け寄った。もうセレナのことを振り返ることもせずに。

 泉にはセレナと、ディアナスだけが残った。だけどその時のセレナには、背後に佇むディアナスに気付く余裕もなかった。泉に波紋を描くサラの残した余韻に浸るだけ。
 セントポーリアの花の香りが、鼻の奥を刺激する。だけど上手く息もできない。

 サラの出番がやってくる。立ち上がって、行かなくては。その為にここに来たのだから。
 約束したのだ。それがもう片道だけの約束でも。

 だけどセレナはその場からどうしても動けなかった。
 もう涙も出なかった。

「…セレナ」

 自分の背後から聞こえてきた声に、びくりとその細い肩が揺れる。
 セレナの後ろに居たディアナスに、セレナはその時ようやく気が付いた。
 ただし後ろを振り返れないセレナの、その声の持ち主は“ディアナス”ではなかった。

「…シンシア」

 小さく震える背中から呼ばれる、自分のもうひとつの名前。
 もうその名前を呼ぶ者は誰もいない。
 自分を知る殆どの者が、それを密かに承知しているのだ。

 この世界にはもう、セレナだけが。
 その名前を呼ぶことをゆるされている。

 ディアナスは肯定も否定もせず、その小さな背中を後ろから抱き締めた。
 その瞬間だけ強張った小さな体から徐々に力が抜けていく。やがてディアナスのまわした腕に、小さな力で縋るように抱き締め返す温もりが返ってきた。ぎゅっとかたく、目を瞑る。

 王子の正装服である自分の服のあちこちについた、冷たく固い装飾品が邪魔だ。さらに彼女を傷つけてしまいそうでこわかったのに、離れることはできなかった。
 セレナは痛いとも、苦しいとも、離してとも言わなかった。
 泣くこともできずにただ自分を繋いでいる。
 先に口を開いたのはディアナスだった。

「…知っていたの、こうなることを」
「……」
「…本当は。ミルヒの穢れを払ったあとに、気付いていたんでしょう。“対象”が、忘れてしまうことを」
「……」
「なのに、穢れを取り除いたの」

 静かに問うた“シンシア”の声は、セレナの耳によく響く。
 だけどあまり聞きたくない。まだ自分でも受け止めきれていない。

 ただ“シンシア”の言う通りではあった。
 なんとなく、気付いていた。予感していた。
 だけど最後の最後まで、考えないようにしていたのだ。

 迷っている暇はなかった。それに後悔はしていない。自分で選んだ、選択だ。

 “夜伽聖女”は、決して表に出てはいけない存在。
 それを破った報いがこれだ。

 セレナの無言を肯定ととったディアナスは、その腕に力を込める。
 ディアナスがその推測に至ったのは、単純にミルヒの様子が明らかにおかしかったのと、この修道院に通い“儀式”というものを多くみてきたせいもある。

 “女神の加護”の儀式を見たことは一度もない。ただ兄であるアレスの説明通り、自分もその詳細だけは知らされている。だけど、アレスが読み落としていた一点。自分もすぐには気付かなかった。

 “儀式”には“対価”が必要だ。代償とも供物ともいう。その加護を受ける以上、差し出すものが必要なのだ。

 実際の女神の加護の儀式で差し出すのは“王家の血と崇拝”だ。儀式に立ち会うことのできる王族は絶対的な女神信仰が必要となる。アレスにも自分にもそれは持ち合わせていない。おそらく父にも兄にも神官長であるルミナスにもそれは気付かれているだろう。
 それを強制されたことはない。だからこれまでさほど気にしてこなかった。

 だけど女神は求める者に、ただしくその対価を支払わせたのだろう。それは自分たちに及ばない、“夜伽聖女”と女神の間に交わされた制約。

「…確証は、なかったの。それでも、やらないという選択肢はなかった。だから後悔はしてない。サラが無事で、良かった」

 震えながら言うその心に、おそらく嘘はないのだろう。
 だけどそれがすべてではないとディアナスは知っている。

「確かに、サラは、無事だった。だけどサラのなかからセレナは消えた。出会ったことすら忘れて、すべてなかったことになってしまった。セレナはそれで、本当に良かったの?」
「良い、サラ自身が消えてしまうより、ぜんぜん良いよ。だって消えたら…死んでしまったら。すべて終わりなんだよ……!」

 震えているのに、こんなにも叫んでいるのに。セレナは泣くことをしない。未だ冷たい泉の中で、もがくように苦しんでいる。
 自分のこの手は、その心をすくえないのか。信じるものを何も持たない自分は。

「わたしが、ぜんぶ覚えてる。だから、良い。もうここには来ない。だからシンシアも、忘れて。わたしのこと」

 ――そんなこと。
 できるわけがない。

「いいよ、セレナがボクのことを、なかったことにできるのなら」

 言ってその体を抱き寄せて、泉の中からひきあげる。
 さほどの抵抗もなくセレナの濡れた身体はディアナスに抱き上げられ、水と花弁を纏ったドレスの裾がディアナスをも濡らした。小さな水の飛沫が上がる。

「シ…、」
「鐘が鳴る。急ごう」
「まって、シ、シンシア、…!?」

 ようやく対面を果たした“ヒミツ”のふたり。
 そして目の前の“シンシア”の姿にセレナは思わず目を瞠った。

「シンシア、か、髪が…!」
「…たぶん、重要なのはそこじゃないんだけど」
「だって、あんなに綺麗な髪だったのに…!」

 いつも綺麗に巻かれていたシンシアの長かった髪が、綺麗にばっさりと切られている。
 僅かな長さは残されているものの、白い項まで晒されたその風貌はまるで少年のよう。
 少しだけ困ったような苦笑いを浮かべるその顔は“シンシア”のままだけれど――

「まぁ、そっか。仕方ないか。ボクを“シンシア”と認めてくれるなら、あとはこれからゆっくりと、本当のボクを知ってもらうことにする」
「ど、どういうこと、頭が追い付かない…シンシア、いつものドレスは?」
「もうドレスは着ない。セレナは良く似合ってるよ、ボクがあげたドレス」
「や、これは、返すけど……どういうこと?」

 明らかに困惑して混乱するセレナを抱えながら、ディアナスは中庭へと早足で向かう。
 もうすぐ“聖女の加護”をサラが受け取る出番がくる。
 ふたりの約束をディアナスは知っている。覚えている。
 それはもうふたりだけものではない。

 途中で顔見知りの子どもから薄いヴェールを借りて自分とセレナにまとめて被せた。
 自分は先ほどまで第五王子として素顔を晒したばかりだ。民衆に紛れるにはそのままでは無理がある。知れれば騒ぎになるだろう。なるべく混乱は避けたい。
 それにセレナの姿もなるべく隠したいのが本音だ。見られたくない相手が居る。咄嗟の誤魔化しがどこまで通じるかは分からないけれど、何もしないよりはましなはずだ。

「――あそこだ」

 中庭に用意された簡易的な祭壇の、その中央に立つのは聖女であるエレナだ。
 日の光に包まれ民衆に歓迎され、彼女は本物の聖女となる。
 純白のヴェールを頭から深く被り、その素顔は未だ晒されてはいない。その違和感にディアナスは不審に思うも今は考えないでおく。
 僅かに距離をとりながらも祭壇が見える位置を確保し人混みにふたりの姿を紛れさせた。
 司祭であるアルベルトの宣誓の声も届かないほど喧噪で溢れかえっている。セントポーリアの花の花弁がいくつも空に舞っていた。

 その祭壇へと続く石畳に敷かれた絨毯を、丁度サラが静かに歩み寄るところだった。その手にも白い花。表情までは見えないけれどその足取りはしっかりしていた。
 ディアナスの腕の中でセレナが思わず息を呑む。
 少しでもよく見えるようにと、ディアナスが抱き方を変えてセレナの膝の裏を抱きかかえて持ち上げた。自分の背丈の低さをこの時ばかりは悔やむ。
 セレナは少しだけ頭の飛び出た視線の先で、ヴェール越しにその姿をしっかりと目にき付けた。ディアナスの肩を握るその手に力が篭る。

 柔らかな光の中、聖女と清らかな子どもがまっすぐ対峙する。
 まるで絵画のように美しく、祝福を集めたかのようなその光景。
 鐘が鳴る。エレナがそっと身を屈めてサラの額に唇を寄せ、わっと歓声が上がった。
 セレナは縫い付けられたかのように微動だにせず、それから一粒だけの涙を零した。

 その雫が“聖女の加護”よりもセレナの横顔を見上げていたディアナスの、濡れた頬に重なった。
 どうして自分が泣いているのかは分からない。だけど自分の内から自然と溢れたものだった。

 セレナの意識がここになくて良かった。見つからない内に涙を肩口で拭ってその細い腰を抱く。
 十二回の鐘の音が鳴り止み、セレナはそっと視線を自分を抱き上げるディアナスに落とした。

「…シンシア、もう良いよ、降ろして。重いでしょう」
「…ディアナス」
「…え…?」
「ボクの本当の名前は、ディアナスだ」

 ――ディアナス。
 心の内でそれを反芻し、どこかで聞いた名前だなとセレナは頭を捻る。

 その様子にディアナスはまた苦笑いを浮かべて、そっとセレナを下ろして目線を合わせた。
 その瞳に映るのは、あくまでセレナにとっては“シンシア”なのだろう。
 そう容易く、消えやしない。消してくれない。
 記憶とは、出会いとはそういうものだ。

「…セレナ。ボクらの、夜伽聖女。ボクにきみの、祝福を」

 囁くようにディアナスが、だけど真剣な瞳でセレナを見据える。ディアナスの口から出たその単語に、セレナはようやく目の前の人物をただしく理解した。
 それでもまだ、頭も心も伴わないけれど。というよりも、未だ信じ難いのだけれど。

「…この国の、一番末の、王子さま…?」

 その言い方にディアナスはまた笑う。セレナのその呆ける顔が場違いながらも少しおかしくてかわいくて。どこに重点を置いて驚いているのか。おそらくそのすべてだろう。

 “シンシア”が本当は男であることも
 “シンシア”が第五王子“ディアナス”であることも
 そして自分が夜伽聖女セレナの正体を知っていることも。

 いずれ出会うはずだった。だけど自分たちは先に出会ってしまった。
 そのことに何か理由を、意味を求めても許されるだろう。
 心の内だけには誰にも侵せない。

「もう一度言う。ボクにきみの、祝福をくれる? セレナ」
「ま、待って、どういう意味…」

 歓声と喧噪のなか、薄いヴェールに隔たれたそこはふたりだけの世界だった。
 ディアナスがセレナの腰を強く抱き寄せて、同じ視線のふたりの距離が近くなる。

 その綺麗な顔が迫るのにセレナは反射的に思わず一歩後ずさるも、すぐにまた腰をひかれて同じ場所に戻された。背丈も目線も殆ど変わらない。自分と同じか年下の、少女だと思っていたその相手。

 上手く頭もついていかないのに、ディアナスは退く気を見せない。観念してセレナは、先ほどの見よう見真似でそっとディアナスの額に勢いに任せて口づけをした。前髪越しに触れるだけのそれに、ディアナスは不満げな視線を向ける。
 いったいどうしろというのだ。困ったような顔をするセレナにディアナスは譲らず、そして戸惑うセレナに構わずにその距離を詰めた。内心暴れる心臓は努めて顔には出さずに。
 そうして今だけ意識を引き留める。その心がせめて今だけでも、自分でいっぱいになるように。

 本当はすぐにでも場所を移したかった。喧噪に紛れて今の内に、誰にも見つからずに、これ以上誰も見せずに。
 だけどその間に気付かれるのだけは避けたかった。その視線が再び祭壇に向けられるのを、ディアナスは防ぐ必要があったのだ。

 いま、日の光に包まれる祭壇には、聖女エレナともうひとり。聖女の加護を受ける王子がそこに居る。
 本来なら本日のもうひとりの主役であるディアナスがそこに居るはずだった。生誕祝いの祝福として、聖女の加護を受け取る為に。だけどディアナスはその役目を放棄した。
 サラの出番が迫る中、来るはずのないと思っていたセレナの姿を見つけ、居てもたっても居られなかったのだ。
 アレスの口添えのおかげもあり、イリオスには咎められたが退席を許された。そうしてセレナを探しに走ったのだ。

 そうして、その代わりに。
 新たにこの国の王子として国に迎えられたヘルメスがその役を受ける。
 民衆の祝福を受けながら、祭壇の中央に腰を落として聖女の加護をその額に。
 まるで物語のようなその瞬間。鐘がもう一度鳴り空気を大きく揺らした。

 その光景を、セレナには決して見せてはいけない。
 そう命じられたのだ。
 セレナにヘルメスの姿を見せるなと。

「……アレスに、そう、命じられた…?」

 ぎくりと。唇が触れる寸でのところで目の前のセレナの唇から、まるで自分の心の内を読んだようにその名前が出てきて、ディアナスは思わず動きを止めた。
 互いの吐息が掠めるほどの距離で見つめ合って、その瞳に情けない顔の自分が映る。セレナは苦笑いを浮かべたまま。

「…どうして」
「実はさっき、アレスと目が合って睨まれた。そうしたらなんとなく、見せたくないものが、あるんだろうなって」

 確かに式典の最中である祭壇の周りには、自分を除く王族も居るはずだ。セレナが他の王子たちを見留めた可能性もあっただろう。
 だけどアレスがセレナに気付くこと自体が異常だ。
 それに隠したかったことがこう容易くばれるのも。

 これじゃ自分のしたことがまるで無意味な茶番で恥ずかしくなってくる。慣れもしないことをしたのに。
 だけど何故だか、セレナから目を離せなかった。
 そうしてぎりぎりの感情でその心をなんとかここに、引き留める。
 もう自分には向いていないとわかっていても。
 
「…ヘルメス…って、ノヴァの、こと…?」

 周りで叫ばれるその名前に、自分たちだけが知るもうひとつの名前が、セレナの口から零れる。
 祭壇はセレナの遥か後方。
 振り返らないで。理由もわからないのにそう願った。


「ノヴァが、そこに居るの……?」


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