[完結]不吉な双子と呼ばれた妹ですが、巫女になって兄をざまぁします〜迷信を打ち破ったら、なぜか溺愛されました〜

桃源 華

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第4章 裏切りと改心

第40話 神託が再び下り「双子は災厄にあらず」と告げる

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 ――その夜。
領内の神殿に、不思議な響きが
広がった。
 澄んだ鈴の音のような声が天井
から降り注ぎ、祭壇の火が揺らめく。

神官たちは皆、息を呑み、膝を
ついた。
やがて響くのは、はっきりと
した神の声。

『人の子らよ、恐れるな。双子は
災厄にあらず。彼らは裁きではなく、
希望をもたらす』

その瞬間、神殿中に集められた
領民がざわめいた。
これまで「不吉」とされてきた
双子が、神の言葉で救われたのだ。

「神が……双子を、希望と……?」
「じゃあ、これまでの災厄は……」
「我らが……間違っていたのか……!」

人々の顔に広がるのは、恐怖では
なく安堵の色。
 重く閉ざされていた空気が、
少しずつ解き放たれていく。

  ☆。.:*・ ♊️ ᯓ ⭐️

一方その頃。
館の寝室で、アルトリウスは未だ
眠る妹の手を握っていた。
 そこに駆け込んできた神官が、
震える声で告げる。

「アルトリウス様! 
神託が……神託が下りました!
双子は災厄ではなく、むしろ
希望だと!」

アルトリウスの胸に、重いものが
溶け落ちていった。
長年背負ってきた呪いの烙印が、
音を立てて崩れ去る。

眠る妹の顔を見つめながら、
彼は低く呟いた。

「エリナ……お前の信じた未来は、
正しかったのだな。
私は……お前の隣に立つ兄として、
生き直すと誓おう」

その誓いは、神託に呼応するかの
ように、静かに夜空へと溶けて
いった。

  ☆。.:*・ ♊️ ᯓ ⭐️

翌朝。
神殿の鐘が鳴り響き、領民は
皆その報せを聞いた。
双子を恐れていた心は揺さぶられ、
希望の火が宿り始める。

 ――そして物語は、新たな章へ。

♊️キャラクター紹介♥:.。
≡目次からどうぞ🗝
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