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プロローグ 俺が転移&転生するまで
第三話 最悪の女神
しおりを挟むとある王宮の一室
「お、俺はどうすれば…」
「そこで待ってろ!」
いや~、まいったな。異世界転移?は嬉しいけど弟と、しかもこんなシリアスな場面だなんて…………………
「兄さん、大丈夫かな?あと、兄さんはどうスキルを振った?」
「大丈夫さ。……多分どうにかな………ちょっと待て、今お前スキルって言ったか?」
マジでどういうこと?
「皆、女神様が来たぞ!頭を下げろ!」
女神?女神ってこんな地上にいるの?
「皆さん、どうしたんですか?」
う~ん………50点。
まず顔、これは女神っぽい。神々しさ、これは思ったよりない。特に胸!女神は巨乳と氷河期から決まっておるのだ!あいつは板だな。
「それが、聖獣を召喚しようとしていたら何故か人間が出てきてしまって………」
「う~ん、なぜでしょう?……まあとりあえず”ステータス”を見たらわかるでしょう。わかりやすいように魔法絵硬板を使ってやりましょうか」
え!ステータスあんの!異世界っぽいやつ来たぁぁぁぁぁ!……って、魔法絵硬板てなに?…………ああ、クソでかいテレビみたいなやつね。
「まずそこの小さい方から」
何言ってんだこの糞女神!弟は小さくないやい!
「この魔法水晶に手をかざしてください」
「は、はい」
さて、弟のステータスはどんなものかな?
「普通の大人のステータスはだいたい100です。」
へーそうなんだ。
「でました!」
名前 東海 秀也
種族 人族
レベル 1
職業 剣士1 魔法使い1
HP 700
MP 500
筋力 850
耐久 700
魔力 1250
速さ 500
知力 400
精神力 600
1
スキル
剣術 1
火魔法 2
水魔法 1
風魔法 1
土魔法 1
時空魔法 1
称号
………………えっと、大人の平均が100てことは…………すげー!うちの弟やべー!
しかも時空魔法だなんて強そうな魔法を手に入れて。素晴らしい!
もうこれから弟に足向けて寝れんわ
「まあ、レベル1でこれほどのステータスとは!………でも聖獣とは表示されませんね~。……さて、次は大きい方。魔法水晶に手をかざしてください」
さーて俺のステータスはどれほどすごいかな~。
「でました!」
名前 東海 秀人
種族 人族
レベル 1
職業
HP 100
MP 100
筋力 100
耐久 100
魔力 100
速さ 100
知力 100
精神力 5000
1
スキル
称号
「え、」
俺のステータス貧相すぎじゃない?あと精神力おかしいだろ!その多さを他のステータスに分けてやれよ!
「兄さんはステータスポイントを全部精神力に使ったのかい!?」
弟よ、ステータスポイントとは何なのだ?
「兄の方はこの程度のステータスでしたか………精神力はいくら高くても意味ありませんからね」
う~ん?なんか雲行きが怪しくなってきたぞ?
………俺は生まれつき耳がいいから聞こえてしまった。
「まさか兄の方が出来損ないだったとは…………まあいい、出来損ないには出来損ないなりの使い道があるから大丈夫だわ。ぜひ餌になってもらいましょう」
俺は不思議に思った。偶然で俺達を呼んでしまったらそこまでがっかりすることはない、ステータスの測定もそうだ。いくらなんでも用意が早すぎる。
………でももし、これが偶然ではないとしたら?俺はそんなことを考えてしまった。
「さて皆さん、隣の部屋に行きましょうか。」
………今からなにかが起きるようだ。
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