15 / 44
7.舐めたい。きれい。
2
しおりを挟む
遥二の宣言通り、梓は散々達した。快感を感じすぎた梓は事後、くったりとして、先に眠ってしまった。
梓のベッドはシングルで、長身の遥二と二人で収まって寝るにはかなり狭い。それでも梓の隣で眠りたくて、遥二は身体を縮めて梓の寝顔を眺める。
ああ、まだ言ってなかった。
「梓。かわいい。好きだよ」
すうすうと寝息を立てる愛しい人を起こさないように、できるだけ抑えた囁き声で、愛を告げる。
この愛はどこへ行くんだろう。刺されるようなさみしさが胸をちくちくと痛めつける。目頭に涙がにじむ感覚があって、遥二は慌ててぎゅっと目をつむった。
「どうしたの」
目を開けると梓の顔が正面に見えた。
「ごめん、起こした」
梓の顔が近づいて、唇が重なって、篠原の舌が遥二の唇をなぞるから口を薄く開ける。すべり込む舌を舌で迎えて、裏筋をくすぐるように舐める。梓の感じるところは、もう見つけてしまったから。
梓の腰を引き寄せる。まだしていいってことだろうか。遥二はまだ足りないのだ。
自分の快楽より、梓が快楽に囚われるところが見たい。梓が達するところが見たい。自分の身体が梓をよくしてあげられていると実感すると、独占欲が満たされる。
「梓、もう一回」
「むりむり! もう寝ます!」
切ない口調で頼み込んだのに、きっぱり断られた。それだけすでに満足させられたのだろう、と納得しようとするも、遥二はまだ欲しくてたまらない。
「ん~……」
梓の腰に手を回そうとする。
「ダメです。むりだよ。どんだけイかされたと思ってんの? 自覚して」
セリフは怒っているものの、それほど嫌でもない、むしろ可笑しがっている口調で梓は言う。それから遥二に背中を向けて布団をかぶってしまったから、遥二は引き下がることにした。
順番通りにはできなかったな。
でも、明日もう一回、何がダメだったか教えてもらうところから始めよう。
ここまで来て、このかわいい男を手放す気なんてさらさらない。「おれの独占欲に気づいてないでしょ」と、遥二は心の中で梓に語りかけた。
おれのことが好きだって、梓から先に教えてもらえると、もっと嬉しいんだけどなー。
ねえ、おれ、さみしかったんだよ。梓からちゃんと教えてよ。
梓のベッドはシングルで、長身の遥二と二人で収まって寝るにはかなり狭い。それでも梓の隣で眠りたくて、遥二は身体を縮めて梓の寝顔を眺める。
ああ、まだ言ってなかった。
「梓。かわいい。好きだよ」
すうすうと寝息を立てる愛しい人を起こさないように、できるだけ抑えた囁き声で、愛を告げる。
この愛はどこへ行くんだろう。刺されるようなさみしさが胸をちくちくと痛めつける。目頭に涙がにじむ感覚があって、遥二は慌ててぎゅっと目をつむった。
「どうしたの」
目を開けると梓の顔が正面に見えた。
「ごめん、起こした」
梓の顔が近づいて、唇が重なって、篠原の舌が遥二の唇をなぞるから口を薄く開ける。すべり込む舌を舌で迎えて、裏筋をくすぐるように舐める。梓の感じるところは、もう見つけてしまったから。
梓の腰を引き寄せる。まだしていいってことだろうか。遥二はまだ足りないのだ。
自分の快楽より、梓が快楽に囚われるところが見たい。梓が達するところが見たい。自分の身体が梓をよくしてあげられていると実感すると、独占欲が満たされる。
「梓、もう一回」
「むりむり! もう寝ます!」
切ない口調で頼み込んだのに、きっぱり断られた。それだけすでに満足させられたのだろう、と納得しようとするも、遥二はまだ欲しくてたまらない。
「ん~……」
梓の腰に手を回そうとする。
「ダメです。むりだよ。どんだけイかされたと思ってんの? 自覚して」
セリフは怒っているものの、それほど嫌でもない、むしろ可笑しがっている口調で梓は言う。それから遥二に背中を向けて布団をかぶってしまったから、遥二は引き下がることにした。
順番通りにはできなかったな。
でも、明日もう一回、何がダメだったか教えてもらうところから始めよう。
ここまで来て、このかわいい男を手放す気なんてさらさらない。「おれの独占欲に気づいてないでしょ」と、遥二は心の中で梓に語りかけた。
おれのことが好きだって、梓から先に教えてもらえると、もっと嬉しいんだけどなー。
ねえ、おれ、さみしかったんだよ。梓からちゃんと教えてよ。
10
あなたにおすすめの小説
入社1ヶ月のワンコ系男子が、知らずのうちに射止めたのはイケメン社長!?
monteri
BL
CM制作会社の新入社員、藤白純太は入社1ヶ月で教育係の先輩が過労で倒れたため、特別なクライアントの担当を引き継ぐことになる。
そのクライアントは、女子禁制ミーハー厳禁の芸能事務所だった。
主人公の無知で純なところに、翻弄されたり、骨抜きにされるイケメン社長と、何も知らない純太がドキドキするお話です。
※今回の表紙はAI生成です
※小説家になろうにも公開してます
学校一のイケメンとひとつ屋根の下
おもちDX
BL
高校二年生の瑞は、母親の再婚で連れ子の同級生と家族になるらしい。顔合わせの時、そこにいたのはボソボソと喋る陰気な男の子。しかしよくよく名前を聞いてみれば、学校一のイケメンと名高い逢坂だった!
学校との激しいギャップに驚きつつも距離を縮めようとする瑞だが、逢坂からの印象は最悪なようで……?
キラキライケメンなのに家ではジメジメ!?なギャップ男子 × 地味グループ所属の能天気な男の子
立場の全く違う二人が家族となり、やがて特別な感情が芽生えるラブストーリー。
全年齢
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。
紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※表紙をAI君に描いてもらいました。(2026.2.21)
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
僕の恋人は、超イケメン!!
八乙女 忍
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
僕たち、結婚することになりました
リリーブルー
BL
俺は、なぜか知らないが、会社の後輩(♂)と結婚することになった!
後輩はモテモテな25歳。
俺は37歳。
笑えるBL。ラブコメディ💛
fujossyの結婚テーマコンテスト応募作です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる