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第三章 執着のテンシ
第41話 ノワール・ローザ=パーシャリティー①
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──アルカンシエル・ローザ=パーシャリティー=クエルフ・ファミーユ・リムシェ……またの名を偏愛のテンシ。彼はカラフルなイソギンチャクのような触手体に、虹色の薔薇によく似た翼が生えている。
そんな彼が唯一、生み出したテンシが『ノワール・ローザ=パーシャリティー=クエルフ・ファミーユ・リムシェ』だ。
彼らは他のテンシ達と違い、他種族に手を出さない。食事はたまに木の実や植物を口にするだけで、ずっと穏やかにのんびりと過ごしていた。
「パパ上ェ、私は同族を食してみたいぞォ」
そんなある日、ノワールは長年抱いていた願望をアルカンシエルに伝えた。
すると数秒後、アルカンシエルは「それも一つの愛と言えるだろう」とノワールを肯定し、自身の触手を斬って差し出す。こうしてテンシの味を覚えたノワールは、密かにアルカンシエル以外の同族を喰らうようになる。
「我は旅に出る。ノワール、お主ももう立派な個体故、我と言う存在に縛られず、自由に生きよ。だがもし何か助けが必要な際は、この羽に向かって私の名を呼ぶと良い。さすれば必ず、我はノワールの元に姿を現わそう」
水面下で他種族を喰っていたテンシ達が本性を現し、天界が混沌とし始めた頃。アルカンシエルは日々、激化するテンシと他種族の戦いに嫌気が指したのか、故郷の天界を離れる事を決めたらしい。
その際、彼はノワールにそう事を伝えた上で、自分の虹色の羽を一枚、渡した。
ノワールは寂しさを感じながらも親離れすべく、その言葉を受け入れる。
「旅立つ前に一つ……ノワールに謝らなければならない事がある」
アルカンシエルは改まったようにそう言いながら、触手体から二本の角が生えた狼似の顔を出した。
するとノワールも、それに倣うように触手体から顔を出す。
「以前、お主が『同族を食してみたい』と願望を口にした際、我は『それも一つの愛と言えるだろう』と言ったがあれは間違いだった。我の所為で、道を踏み外させてしまい、本当にすまない」
心底、申し訳なさそうな声でそう言ったアルカンシエルは頭を下げた。それから頭を上げると、「だが、安心してほしい」と言って、真っすぐノワールを見つめる。
「我が父シテンシは『今後、同族を食さないのであれば、ノワールを許す』と言ってくれた。故にノワール、どうか二度と同族を食さないと、約束してはくれぬか?」
「何故だァ? パパ上。何故、同族を食してはいけないィ?」
「同族を食す事は本来、許されないからだ」
「うむ……何だかよく解らないが……パパ上がそう言うのなら、食べないでおこう」
ノワールは腑に落ちないもののそう返事すると、アルカンシエルは安堵したように小さく息を吐いた。
「ノワール、きっとお主にも本当の愛を見つけられる日がくる。必ず、な……」
アルカンシエルは最後にその言葉だけを口にすると空高く飛び立った。彼が言った『本当の愛』が何なのか、今のノワールには一ミリもピンとこない。
それからしばらく経った頃。
「やはりテンシは美味いなァ」
ノワールはムシャムシャと同族を食していた。
最初の頃は、アルカンシエルとの約束をノワールはしっかり守っていた。だが、木の実など主食となる物がなくなり、彼の空腹が限界に達した事で、つい魔が差してしまったのだ。そして『やはり同族は美味しい』と改めて思い、アルカンシエルとの約束より己の欲望を優先するようになる。
ノワールはテンシを食べつつ、適当に日々を過ごした。
月日は流れ、MEAL GAMEが始まるとノワールは、堂々と人側についた事で同族から裏切者の烙印を押される。それと同時に、『ノワール・ローザ=パーシャリティー=クエルフ・エルカム・リムシェ』に改名させられた。
(テンシをたくさん喰べられるかもしれなァい)
全く裏のないその考えだけで、ノワールは人側についたのだが、テンシであるがゆえに歓迎されなかった。
「テンシ族と相性のいい人間がなかなかいなくてね……」
運営にそんな嘘をつかれ、薄暗い真四角の箱の中に、ノワールは何十年も閉じ込められてしまう。ご機嫌取りのつもりなのか、時折り運営から提供されるテンシの残骸を食しながらノワールは退屈な日々を過ごす。
割と気が長いノワールも流石に限界を迎えると、触手をバタバタさせて駄々をこね始める。
「相棒が見つからないと言うならばァ、私のみで戦うゥ」
箱の中で暴れ回るノワールを見かねた運営は仕方なく、契約相手を失ったばかりの少女を、彼の相棒として差し出す。それが、後にミナトの母となる少女……熊野ミカだった。
ノワールがミカと出会って間もない頃は、互いに反発し合い、よくケンカをしていた。そんな彼らの間をアッシュと、後にミナトの父となる少年……隠大和が取り持ってくれたのもあり、徐々に関係性が変化していく。
ミカが抱える傷を知ると、ノワールは少しずつ彼女に寄り添うようになった。ミカと因縁深い『風の神』との問題を、アッシュ達と共に解決した事もあった。また何より、ゲームを共に乗り越えた事でミカとの絆が芽生えていく。
そんな時、悲劇は起きた。
「ミカくん……! 目を覚ましてくれ……ミカくん……!」
ノワールを庇い、ミカが負傷したのだ。ノワールは酷く動揺し、ミカの手を握りながら何度も彼女の名前を呼び続けた。
結果的にミカは一命を取り留めたが、二度と同じ目に遭わせないよう、食事よりも彼女を守る事を優先しようと決意。ゲームの最中は戦いに集中し、テンシを食べるとしてもミカの安全が確保されてから残骸のみを食すようになる。
ノワールは己の欲望を満たすより、大切な相棒を守る事を優先するようになったのだ。それゆえ、主食はミカと同じ物を食べるようになり、その美味しさに感動もした。
ある日の午後。ノワールは触手で器用にフォークを使い、美味しそうにナポリタンを食していた。彼の隣の椅子には、同じくナポリタンを食べるミカが座っている。
「ねぇ、ノワール。どうして最近、あまりテンシを食べなくなったの?」
「この先、一生テンシが食べれなくなるより、君を失う事の方が嫌だと思ったからだァ。君とお別れするのはとても悲しい」
ミカの問いに、ノワールは真っすぐな瞳で答える。ノワールの答えに驚いたのか、ミカは一瞬だけ目を見開き、しばらく黙り込んだ後、真剣な表情で口を開いた。
「だったらさ……わたしがこの学園を卒業する時に、ノワールも一緒にここを出て、うちに来る?」
思いがけないミカの言葉に、ノワールは驚くが、うれしそうにすぐに頷いた。
とは言え当然、運営からそんな許可など下りる訳がない。そう考えたノワールは風のカミの力も借りて自らの死を偽装、顛至島を抜け出してミカの家に転がり込んだ。
その後はミカと大和の恋模様を静かに見守り、時には二人と楽しい時間を過ごした。
たった一つ残念だったのは、大和に『ぼくらと一緒に顛至島を出よう』と誘われていたアッシュがそれを断った事だ。
初対面の時からノワールとアッシュは、妙に波長が合うようだった。
ノワールは体内から狼のような顔を出し、アッシュをじっと見る。アッシュもノワールの目をじっと見つめ返す。
数秒後、ノワールとアッシュはどちらからともなく、ぎゅっとハグをした。
「アッシュくん!」
「ノワール殿!」
互いの名前を呼び合った後、ノワールとアッシュは即興で、楽しげな謎の舞を踊った。
こうしてノワールとアッシュは、夜な夜な星空を眺めながら、互いの事などを語り合う仲となる。
「ところでアッシュくんはなぜ、テンシである私を受け入れてくれたんだァ?」
「ノワール殿は他のテンシと違って、優しいと直感したからなのだ。ノワール殿となら、友になれると」
その答えを聞いたノワールはますますアッシュの事が好きになり、彼らは日に日に仲を深めていく。
ゲームの際は連携して互いの相棒を守り、ヒトが寝静まった夜は広場で語り明かす。どれだけ話しても話題は尽きず、彼らは掛け替えのない時間を共に過ごした。
ゆえにノワールは当然、アッシュとも一緒に暮らしたいと、強く思っていた。けれども、皇掠学園に残る事を決めたアッシュの考えを尊重し、涙ながらに彼とは別れた。
皇掠学園での出来事を経て、ノワールにも大切だと思える存在ができた。それと同時に、友情の意味を知り、他者に対する思いやりの心も得た。
けれども、『本当の愛』と呼べる感情はまだ見つけられていない。
そんな彼が唯一、生み出したテンシが『ノワール・ローザ=パーシャリティー=クエルフ・ファミーユ・リムシェ』だ。
彼らは他のテンシ達と違い、他種族に手を出さない。食事はたまに木の実や植物を口にするだけで、ずっと穏やかにのんびりと過ごしていた。
「パパ上ェ、私は同族を食してみたいぞォ」
そんなある日、ノワールは長年抱いていた願望をアルカンシエルに伝えた。
すると数秒後、アルカンシエルは「それも一つの愛と言えるだろう」とノワールを肯定し、自身の触手を斬って差し出す。こうしてテンシの味を覚えたノワールは、密かにアルカンシエル以外の同族を喰らうようになる。
「我は旅に出る。ノワール、お主ももう立派な個体故、我と言う存在に縛られず、自由に生きよ。だがもし何か助けが必要な際は、この羽に向かって私の名を呼ぶと良い。さすれば必ず、我はノワールの元に姿を現わそう」
水面下で他種族を喰っていたテンシ達が本性を現し、天界が混沌とし始めた頃。アルカンシエルは日々、激化するテンシと他種族の戦いに嫌気が指したのか、故郷の天界を離れる事を決めたらしい。
その際、彼はノワールにそう事を伝えた上で、自分の虹色の羽を一枚、渡した。
ノワールは寂しさを感じながらも親離れすべく、その言葉を受け入れる。
「旅立つ前に一つ……ノワールに謝らなければならない事がある」
アルカンシエルは改まったようにそう言いながら、触手体から二本の角が生えた狼似の顔を出した。
するとノワールも、それに倣うように触手体から顔を出す。
「以前、お主が『同族を食してみたい』と願望を口にした際、我は『それも一つの愛と言えるだろう』と言ったがあれは間違いだった。我の所為で、道を踏み外させてしまい、本当にすまない」
心底、申し訳なさそうな声でそう言ったアルカンシエルは頭を下げた。それから頭を上げると、「だが、安心してほしい」と言って、真っすぐノワールを見つめる。
「我が父シテンシは『今後、同族を食さないのであれば、ノワールを許す』と言ってくれた。故にノワール、どうか二度と同族を食さないと、約束してはくれぬか?」
「何故だァ? パパ上。何故、同族を食してはいけないィ?」
「同族を食す事は本来、許されないからだ」
「うむ……何だかよく解らないが……パパ上がそう言うのなら、食べないでおこう」
ノワールは腑に落ちないもののそう返事すると、アルカンシエルは安堵したように小さく息を吐いた。
「ノワール、きっとお主にも本当の愛を見つけられる日がくる。必ず、な……」
アルカンシエルは最後にその言葉だけを口にすると空高く飛び立った。彼が言った『本当の愛』が何なのか、今のノワールには一ミリもピンとこない。
それからしばらく経った頃。
「やはりテンシは美味いなァ」
ノワールはムシャムシャと同族を食していた。
最初の頃は、アルカンシエルとの約束をノワールはしっかり守っていた。だが、木の実など主食となる物がなくなり、彼の空腹が限界に達した事で、つい魔が差してしまったのだ。そして『やはり同族は美味しい』と改めて思い、アルカンシエルとの約束より己の欲望を優先するようになる。
ノワールはテンシを食べつつ、適当に日々を過ごした。
月日は流れ、MEAL GAMEが始まるとノワールは、堂々と人側についた事で同族から裏切者の烙印を押される。それと同時に、『ノワール・ローザ=パーシャリティー=クエルフ・エルカム・リムシェ』に改名させられた。
(テンシをたくさん喰べられるかもしれなァい)
全く裏のないその考えだけで、ノワールは人側についたのだが、テンシであるがゆえに歓迎されなかった。
「テンシ族と相性のいい人間がなかなかいなくてね……」
運営にそんな嘘をつかれ、薄暗い真四角の箱の中に、ノワールは何十年も閉じ込められてしまう。ご機嫌取りのつもりなのか、時折り運営から提供されるテンシの残骸を食しながらノワールは退屈な日々を過ごす。
割と気が長いノワールも流石に限界を迎えると、触手をバタバタさせて駄々をこね始める。
「相棒が見つからないと言うならばァ、私のみで戦うゥ」
箱の中で暴れ回るノワールを見かねた運営は仕方なく、契約相手を失ったばかりの少女を、彼の相棒として差し出す。それが、後にミナトの母となる少女……熊野ミカだった。
ノワールがミカと出会って間もない頃は、互いに反発し合い、よくケンカをしていた。そんな彼らの間をアッシュと、後にミナトの父となる少年……隠大和が取り持ってくれたのもあり、徐々に関係性が変化していく。
ミカが抱える傷を知ると、ノワールは少しずつ彼女に寄り添うようになった。ミカと因縁深い『風の神』との問題を、アッシュ達と共に解決した事もあった。また何より、ゲームを共に乗り越えた事でミカとの絆が芽生えていく。
そんな時、悲劇は起きた。
「ミカくん……! 目を覚ましてくれ……ミカくん……!」
ノワールを庇い、ミカが負傷したのだ。ノワールは酷く動揺し、ミカの手を握りながら何度も彼女の名前を呼び続けた。
結果的にミカは一命を取り留めたが、二度と同じ目に遭わせないよう、食事よりも彼女を守る事を優先しようと決意。ゲームの最中は戦いに集中し、テンシを食べるとしてもミカの安全が確保されてから残骸のみを食すようになる。
ノワールは己の欲望を満たすより、大切な相棒を守る事を優先するようになったのだ。それゆえ、主食はミカと同じ物を食べるようになり、その美味しさに感動もした。
ある日の午後。ノワールは触手で器用にフォークを使い、美味しそうにナポリタンを食していた。彼の隣の椅子には、同じくナポリタンを食べるミカが座っている。
「ねぇ、ノワール。どうして最近、あまりテンシを食べなくなったの?」
「この先、一生テンシが食べれなくなるより、君を失う事の方が嫌だと思ったからだァ。君とお別れするのはとても悲しい」
ミカの問いに、ノワールは真っすぐな瞳で答える。ノワールの答えに驚いたのか、ミカは一瞬だけ目を見開き、しばらく黙り込んだ後、真剣な表情で口を開いた。
「だったらさ……わたしがこの学園を卒業する時に、ノワールも一緒にここを出て、うちに来る?」
思いがけないミカの言葉に、ノワールは驚くが、うれしそうにすぐに頷いた。
とは言え当然、運営からそんな許可など下りる訳がない。そう考えたノワールは風のカミの力も借りて自らの死を偽装、顛至島を抜け出してミカの家に転がり込んだ。
その後はミカと大和の恋模様を静かに見守り、時には二人と楽しい時間を過ごした。
たった一つ残念だったのは、大和に『ぼくらと一緒に顛至島を出よう』と誘われていたアッシュがそれを断った事だ。
初対面の時からノワールとアッシュは、妙に波長が合うようだった。
ノワールは体内から狼のような顔を出し、アッシュをじっと見る。アッシュもノワールの目をじっと見つめ返す。
数秒後、ノワールとアッシュはどちらからともなく、ぎゅっとハグをした。
「アッシュくん!」
「ノワール殿!」
互いの名前を呼び合った後、ノワールとアッシュは即興で、楽しげな謎の舞を踊った。
こうしてノワールとアッシュは、夜な夜な星空を眺めながら、互いの事などを語り合う仲となる。
「ところでアッシュくんはなぜ、テンシである私を受け入れてくれたんだァ?」
「ノワール殿は他のテンシと違って、優しいと直感したからなのだ。ノワール殿となら、友になれると」
その答えを聞いたノワールはますますアッシュの事が好きになり、彼らは日に日に仲を深めていく。
ゲームの際は連携して互いの相棒を守り、ヒトが寝静まった夜は広場で語り明かす。どれだけ話しても話題は尽きず、彼らは掛け替えのない時間を共に過ごした。
ゆえにノワールは当然、アッシュとも一緒に暮らしたいと、強く思っていた。けれども、皇掠学園に残る事を決めたアッシュの考えを尊重し、涙ながらに彼とは別れた。
皇掠学園での出来事を経て、ノワールにも大切だと思える存在ができた。それと同時に、友情の意味を知り、他者に対する思いやりの心も得た。
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