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よしっこれで完璧ですね!ご馳走さまでしたー!それでは早速出発しましょうかね! ~数時間後~ ようやく目的地に到着いたしました!長かったですねー!道中魔物に襲われまくりましたよ!まぁ全部倒しましたがね!えっへん!それにしても今回の任務はかなり危険みたいですね!気を引き締めていきましょう!頑張りましょー!おー!! さっそく洞窟の中へ入っていきます。暗いので松明を持って進んでいくことにします。すると奥の方に何かを見つけました。あれはなんでしょうか?近づいてみるとその正体が判明しました!なんとゴブリンではありませんか!!しかも大量発生しているようです!これは大変ですね!すぐに倒してしまいましょう!えいっ!えいっ!やぁーっ!!(ポコポコッ)よしっ!これで終わりましたね!さぁ、先を急ぎましょうか! ~さらに奥へ進むとそこは行き止まりになっていた。どうやらここで終わりのようだ。ゴブリン達も全滅させましたし、あとは報告するだけだが、帰り道がわからない。どうしようか?迷っているうちに突然、足元が崩れ、アズナはそのまま落下していったのだった。幸いにも怪我はなかったが、落ちた先は大きな空洞になっていて、周囲には無数の穴が空いていた。その中から現れたのはゴブリンの大群であった。アズナはすぐに戦闘態勢に入ったが、多勢に無勢、あっという間に追い詰められてしまい、ついに捕まってしまった。そのまま手足を拘束され、身動きが取れなくなってしまったアズナだったが、なぜか何もされないままだったため、不思議に思っていた矢先、ある異変が起こったのだ。体が熱くなり、息が荒くなってきたのである。最初は風邪かと思ったが、次第に意識が朦朧としてきて、やがて意識を失ってしまった。次に目を覚ました時には体は動かず、声も出せない状態だった。なぜこうなったのかわからず困惑していると、一匹のゴブリンが現れた。そのゴブリンはアズナに向かって何かを言っていたようだが聞き取れず、しばらくするとどこかへ行ってしまった。しばらくして別の個体が現れ、再び話しかけてきたがやはり何を言っているのかわからなかった。その後も次々と現れては話しかけてくるのだが言葉が通じないので何を伝えたいのかわからないまま時間が過ぎていった。そのうちにアズナの体に変化が起き始めていた。まず最初に手足の自由を奪われていたはずなのにいつの間にか解放されていたことに気づいた。続いて胴体部分も動かせるようになったため体を起こすことができた。最後に声が出せるようになり、言葉を発することが出来たが同時に強烈な快感に襲われたことで思わず喘いでしまうほどだった。だがそれも一瞬のことで次の瞬間には何事も無かったかのように冷静さを取り戻していたのだが、体の奥底からは絶えず疼きが湧き上がってくるような感覚があった。そのためアズナはその場から動くことが出来ずにいた。それでも必死に耐えようとしていたその時、突如として背後から何者かに抱きつかれてしまったのだった。驚きのあまり声を上げることもできずにいると今度は胸を揉まれ始めてしまった。抵抗しようにも体に力が入らずされるがままになってしまうしかなかったアズナは次第に快楽に溺れていき何も考えられなくなっていった。そしてとうとう絶頂を迎えようとした時のことだった。不意に手が離れ解放されたかと思うと今度は秘所に触れられたのである。その瞬間全身に電流が流れたかのような衝撃が走ったかと思えば一瞬にして頭の中が真っ白になってしまった。その後のことはよく覚えていないようで気がつくと朝になっていたようだ。
ただ一つだけ言える
ことがあるとすれば、昨日のあの出来事が全て夢ではなかったということだ。その証拠に今もなお下腹部の奥深くにある異物感が残っていることからそれが現実であることを思い知らされることとなったわけだが、それと同時に恥ずかしさが込み上げてきたこともありまともに顔を合わせることが出来なかったという。そんな中、ふと顔を上げるとそこには心配そうにこちらを見つめているエレンの姿があった為慌てて目を逸らそうとしたものの遅かったらしくバッチリ目が合ってしまい余計に恥ずかしくなってしまったのだった。だがそんな状況とは裏腹に彼女は心の中でこう呟いていたのだという。
(どうしてあんなことしちゃったんだろう?)
結局その日は一日中気まずい雰囲気が続いたままだったそうな。だがしかし、いつまでもこのままというわけにも行かないわけで意を決して話しかけることにしたらしい。まずは挨拶からだと思ったのだがどう切り出せばいいのか分からず悩んでいるうちに時間だけが過ぎていってしまったそうだ。そこで思い切って話しかけてみたところ意外な反応を見せることになったのだという。なんと向こうから声をかけてきた上に普通に会話することができたというのだ!これには内心かなり驚いていたそうだがそれ以上に嬉しかったらしくつい顔が綻んでしまっていたようである。それからというもの毎日のように二人で過ごすことが多くなったそうで今ではすっかり打ち解けることができているようだとのことでした♪

さて、どうしたものかと考え込んでいた時だった。突如地面が大きく揺れ始めたのだ!あまりの激しい振動に立っていることすら困難になり倒れ込んでしまったのだが、その直後に天井が崩れ落ちてきた!咄嗟に避けようとしたが間に合わず瓦礫の下敷きとなってしまった私はそのまま気を失ってしまったのだった・・・

~翌朝~ 目が覚めるとそこは見知らぬ部屋の中だった・・・ってあれ!?ここはどこでしょうか??確か私は昨日落盤に巻き込まれてしまってそれでそれからどうしたんだっけ???うーん思い出せないですねぇ~困ったものですなぁ~アハハ~(汗)とりあえず外に出てみましょうかね??そう思ってベッドから起き上がると何やら違和感があることに気がついたのです。なんだか妙に動きづらいというかなんというか変な感じがするんですよね~それに心なしか目線が低いような気がしますし、あと胸も重いですし腰回りもキツイ気がするんですよねぇ~一体どういうことなんでしょうかね?そう思いながら鏡の前に立ってみるとそこに映っていたのは紛れもなく私自身の姿だったのですがどう見ても別人にしか見えないくらい幼くなっていておまけに身長もかなり縮んでいるように見えますねこれじゃあまるで子供みたいじゃないですかぁ~びっくりですよぉ~どうしましょうかね?困りましたねーこれからどうすればいいんでしょうかねー??はぁ~っとため息をつきながら落ち込んでいるとコンコンッと扉をノックする音が聞こえてきたので返事をすると一人の女性が入ってきたのですそれは何と私の親友であるシロナワール家の一人娘でありシロナワール家当主でもある彼女だったのです!!これはすごい偶然もあるものですね!!まさかこんなところで再会できるなんて感激です!!私は嬉しさのあまり彼女に抱きついてしまいましたよ!!だってしょうがないですよね!!こんな状況ですからテンションが上がってしまいましたからね!!許してくださいお願いします何でもしますかr・・・・・・ゲフンゲフンッ!!失礼いたしましたぁ~ついつい本音が出てしまいましたぁ~テヘッ☆(キモい)おっといけないいけない取り乱してしまいましたね~反省しないといけませんね~というわけで改めて仕切り直しましてぇ~気を取り直して自己紹介をさせていただきますね!!私の名前はアズナと言います!!よろしくお願いします!! はい!!そんなわけで無事に(?)生き返ったみたいです!!やったね!!これで一安心だね!!一時はどうなることかと思ったけどなんとかなってよかったよ!!本当に良かったよ!!これからもよろしくね!! あっそうそう忘れてたけど、私の名前はシロナワール・アズナって言うの!!以後お見知りおきくださいね!!よろしくお願いいたします!!それじゃあそろそろ出発しようかなと思ってるんだけどその前にエレンを起こしてあげないとだよね!ということでエレンの部屋に突撃訪問してみますか!!レッツゴー!!!(ドアを勢いよく開ける音)おっ邪魔しまーーす!!!!(ドタドタッ)うわっびっくりしたぁぁあ~~いきなりなんなんだよオマエかよ驚かせやがってどういうつもりだコラァーぶち殺すぞゴラァァアーーッ(怒)オラァッッ(殴る)ギャアアアッッ(悲鳴)ウワァァァーーーッッ(断末魔)ぐわぁぁぁあああっっ(悶絶バキッ)ぎゃああああっっっ!!!!!!(絶命寸前の叫び)グハァッッッ(吐血バタリッチーン)
よしっ!これで大丈夫でしょう!多分!きっと!おそらく!めいびー!(適当)それじゃ今度こそ出発しましょうかね~いざ行かん冒険の旅へ!(カーン効果音)
いやちょっと待ってくださいよ待ってくださいってば!置いていかないでくださいよー!私も一緒に連れて行ってくださーい!じゃないと寂しくて死んじゃうんですー!どうかお願いしますぅ~!なんでも言うこと聞きますからぁー!一生奴隷になりますのでどうかお許しくださいませー!えっ?今何でもって言ったよね?言いましたよね?言質取りましたよ?今更取り消しとかダメですからねー!絶対逃しませんからねーっ!覚悟してくださいよっ!(ニチャアッ)ふひひっ♡(気持ち悪い笑い方)それでは早速ですが、さっそく私と交尾してもらいましょうかね~?もちろん拒否権はありませんので悪しからずご了承下さいませね~?では、いただきまーす!!(ガバッ)ってうわぁっ!?ちょっと何するんですか急に押し倒したりして危ないじゃないですかもうビックリさせないで下さいよまったく心臓が止まるかと思ったじゃないですかもぉ~気をつけてくれないと怒りますよプンスカ!!(怒っている様子を想像して表現すること)ふぅ~スッキリしましたかね?まぁいいですけどね別に気にしてませんし全然平気ですともえぇ、全くこれっぽっちも問題ありませんともええそうですともこの私がたかだか押し倒された程度で動揺するなんてそんなことあるはずないではありませんかヤダなーもう冗談きついですよーっあはははーっ(棒読み気味な感じで笑うこと)ほら早くどいてくださいよいつまで乗っかってるつもりですかー重たいんですけどーはやくどきなさーいどけっつってんだろゴルァァァア!!!いい加減にしろォオオオオーーーーーーッッッ!!!!(ブチギレるイメージをして怒鳴ること)あーすっきりした♪やっぱりストレス発散には叫ぶのが一番ですね~うんうん♪そうに違いない♪間違いない♪さぁて、次はどの階層に行こうかな~♪ワクワクするなぁ~♪楽しみだなぁ~♪うふふふふふふっ♪♪
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