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『悪役令嬢はモテすぎた結果、結婚しました!~無表情騎士と新婚スローライフ、始まります~』
続・第1話:王都からの召喚状ですわ!?
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朝の薬草店。
日差しは柔らかく、空気は心地よく、アレクシス様は静かに薪を割っておられて――
これぞ理想のスローライフ。まさに至福の朝。
……だったのですけれど。
「ロゼリア様、お届けものでーす!」
「はい、ありがとう……え?」
村の配達人から受け取ったのは、封蝋つきの手紙。
――その印章は、見間違えようもありません。
「これは……王都から……?」
わたくしの指先が微かに震えました。
王都――グレイス公爵家。
わたくしが“悪役令嬢”と呼ばれていた場所。
そして、全てを捨ててここに来た、かつての“居場所”。
アレクシス様が、気づいてこちらに近づいてくる。
「……どうした?」
「……いえ、ちょっと懐かしい名前を見まして」
封を開けて読み進めるうちに、わたくしの表情は次第に硬直していきました。
「ロゼリア=グレイス殿。貴女の薬草業と現在の生活ぶりは王都でも好評を博しており――
公爵家としては、貴女の復帰を希望いたします。
つきましては、当主代理オスカー=グレイスの名のもと、正式な出頭を要請いたします――」
「……はぁぁぁ!?!?!?!?」
あまりの衝撃に、叫び声が出ました。
それを聞いてロフトからカイが顔を出す。
「え、なに、また誰か告白でもしてきたの!? もうそろそろ“惚れ薬禁止”の張り紙つけようよ!」
「違いますわっっっ!!! 今度は“王都からのお召し”ですわ!!!」
そこにさらに、もう一通の手紙が重なる。
今度は、アレクシス様宛て。
「アレクシス=クローディア殿。王国騎士団臨時復帰の要請、および――
ロゼリア=グレイスとの“婚約報告”を公的に提出されたい。王国記録部より。」
「……公的に?」
「婚約報告……!? な、なんで国に提出するんですの!? 恋人同士にそんな義務が……!」
「貴族だからだろうな」
「わたくし、もう平民になったつもりでしたのにぃぃ!!」
カイが紅茶を吹き出して言った。
「え、これって“結婚前提です”って王都にバレてるパターンじゃん。すっごー!」
「祝われるより先に国に報告しなければならない人生なんて嫌ですわぁぁ!!」
そんなわたくしの混乱をよそに――
アレクシス様は、淡々とお茶をひと口。
「……行くか。王都へ」
「さすがに決断早すぎません!?!?」
「断ってもしつこいぞ。あの手紙の文面……ほぼ“命令”だ」
「わたくしの“スローライフ”があああ!!」
こうして、わたくしとアレクシス様は――
ふたりで王都に向かうこととなったのです。
日差しは柔らかく、空気は心地よく、アレクシス様は静かに薪を割っておられて――
これぞ理想のスローライフ。まさに至福の朝。
……だったのですけれど。
「ロゼリア様、お届けものでーす!」
「はい、ありがとう……え?」
村の配達人から受け取ったのは、封蝋つきの手紙。
――その印章は、見間違えようもありません。
「これは……王都から……?」
わたくしの指先が微かに震えました。
王都――グレイス公爵家。
わたくしが“悪役令嬢”と呼ばれていた場所。
そして、全てを捨ててここに来た、かつての“居場所”。
アレクシス様が、気づいてこちらに近づいてくる。
「……どうした?」
「……いえ、ちょっと懐かしい名前を見まして」
封を開けて読み進めるうちに、わたくしの表情は次第に硬直していきました。
「ロゼリア=グレイス殿。貴女の薬草業と現在の生活ぶりは王都でも好評を博しており――
公爵家としては、貴女の復帰を希望いたします。
つきましては、当主代理オスカー=グレイスの名のもと、正式な出頭を要請いたします――」
「……はぁぁぁ!?!?!?!?」
あまりの衝撃に、叫び声が出ました。
それを聞いてロフトからカイが顔を出す。
「え、なに、また誰か告白でもしてきたの!? もうそろそろ“惚れ薬禁止”の張り紙つけようよ!」
「違いますわっっっ!!! 今度は“王都からのお召し”ですわ!!!」
そこにさらに、もう一通の手紙が重なる。
今度は、アレクシス様宛て。
「アレクシス=クローディア殿。王国騎士団臨時復帰の要請、および――
ロゼリア=グレイスとの“婚約報告”を公的に提出されたい。王国記録部より。」
「……公的に?」
「婚約報告……!? な、なんで国に提出するんですの!? 恋人同士にそんな義務が……!」
「貴族だからだろうな」
「わたくし、もう平民になったつもりでしたのにぃぃ!!」
カイが紅茶を吹き出して言った。
「え、これって“結婚前提です”って王都にバレてるパターンじゃん。すっごー!」
「祝われるより先に国に報告しなければならない人生なんて嫌ですわぁぁ!!」
そんなわたくしの混乱をよそに――
アレクシス様は、淡々とお茶をひと口。
「……行くか。王都へ」
「さすがに決断早すぎません!?!?」
「断ってもしつこいぞ。あの手紙の文面……ほぼ“命令”だ」
「わたくしの“スローライフ”があああ!!」
こうして、わたくしとアレクシス様は――
ふたりで王都に向かうこととなったのです。
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