チート使いの成り上がりは冒険を好む〜婚約破棄ですか?受けてたちましょう〜

岡暁舟

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その4

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獲物に狙いを定めたら、後は突っ込むだけです。攻撃という意志を認識すると、足の速さが10倍速くなります。そして、指先はナイフのように鋭くなります。

獲物に体当たりして、後はひたすら攻撃を送り出します。一回パンチしただけでも、ほぼ全ての動きを封じ込めることができます。ひるんだ瞬間に、足や手などの骨を折り続け、完全に動けない状態にしてから、最後に顔を壱発殴ります。狩りの手順は大体こんな感じです。

獣が息絶えたことを確認してから、後は指先で肉を切り刻んでいきます。そのまま食べても良いのですが、どうせだったらステーキにして食べたいと思います。

創造という意志を認識すると、水や火などを生み出すことができます。今回は、火を出して肉を炙ります。獣独特の臭みを消して、いい感じになってきたところで、食べます。

狩りをやってみるとわかることなのですが、やっぱり私はこういう生活が向いているのだと思います。誰かに甘んじるのではなく、自分の力で生活している方がかえって楽しいのです。

「そこにいるのは誰かしら?」

先ほどから私の後ろでこっそり隠れている獣、あるいは人間にようやく声をかけました。肉が欲しいだけならば話は簡単なのですが、そうでもないみたいでした。

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