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その18
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「ジューン……あなたは本当に素晴らしい才能を持ち合わせた女の子ね」
「ありがとうございます。おばさま」
「この勢いだと、あの子から聖女の地位を奪うこともできそうね」
「おばさま。お言葉ですが、やはり私はお姉様と戦わなければならないのでしょうか?」
ジューンは自ら聖女になることを望んだ。しかしながら、必ずしも姉と戦うつもりはなかったのだ。
「家族愛だなんて、ガラスみたいにすぐ壊れてしまうものよ。そんなことよりも、あなたが聖女になってこの世界をどう支配するのか考えてご覧なさい」
「承知致しました」
「わかればよろしい。さて……また男漁りでもしようかしら?ねえ、そこのあなた?」
ジューンの叔母と名乗る若い女は、そのエリアの若い男たちがたむろする集落に飛び込んでいった。彼女自身の楽しみということもあったが、国の礎を根本から破壊するのに持ってこいだった。
「もうじき、あなたのお姉さんがやってくるでしょうよ。楽しみね……」
「…………」
ジューンは何も答えなかった。
「ありがとうございます。おばさま」
「この勢いだと、あの子から聖女の地位を奪うこともできそうね」
「おばさま。お言葉ですが、やはり私はお姉様と戦わなければならないのでしょうか?」
ジューンは自ら聖女になることを望んだ。しかしながら、必ずしも姉と戦うつもりはなかったのだ。
「家族愛だなんて、ガラスみたいにすぐ壊れてしまうものよ。そんなことよりも、あなたが聖女になってこの世界をどう支配するのか考えてご覧なさい」
「承知致しました」
「わかればよろしい。さて……また男漁りでもしようかしら?ねえ、そこのあなた?」
ジューンの叔母と名乗る若い女は、そのエリアの若い男たちがたむろする集落に飛び込んでいった。彼女自身の楽しみということもあったが、国の礎を根本から破壊するのに持ってこいだった。
「もうじき、あなたのお姉さんがやってくるでしょうよ。楽しみね……」
「…………」
ジューンは何も答えなかった。
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