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その7
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「あの悪魔は……いなくなったのか?????」
気が付くと、王子コートリルはメプチンを抱きかかえていた。メプチンもまた、この一難が去ったことを悟った。
「もうお姉さまはここにはおりませんわ!!!!!私たちが勝ったのですわ!!!!!」
メプチンはそう叫んだ。すると、それに追随するかのように、他の貴族たちもしきりに拍手喝采をした。
「そうかそうか……ああ、びっくりした。とすると……やはり君が本当の聖女で……あの成り済ました悪魔を退治したってことなのか????」
王子コートリルはまじめにそう考えた。
「そうか、そういうことか!!!!ああ、なんて素晴らしいんだ!!!!!」
そう言って、王子コートリルはメプチンを褒めたたえるのだった……。
本当にそんな解釈が成り立つのか???
このように重大な話を進めている割にはいささか早すぎはしないか???
冷静に考えると、この議論は様々な謎を抱えていた。
だがしかし、誰もそんなことを話さなかった。一度決まってしまったら、そのまま突き進んでしまう。
それがいいことなのか、悪いのことなのか。正確に判断できる人間なんて、どこにもいなかったのだ。
でも、それでいい。人間なんてものはすごく適当な生き物なのだから……。
誰もがそうであると思い込めば、それ以上でもそれ以下でもないのだ。
これ以上議論の余地はなし……案外そんなものだった。
気が付くと、王子コートリルはメプチンを抱きかかえていた。メプチンもまた、この一難が去ったことを悟った。
「もうお姉さまはここにはおりませんわ!!!!!私たちが勝ったのですわ!!!!!」
メプチンはそう叫んだ。すると、それに追随するかのように、他の貴族たちもしきりに拍手喝采をした。
「そうかそうか……ああ、びっくりした。とすると……やはり君が本当の聖女で……あの成り済ました悪魔を退治したってことなのか????」
王子コートリルはまじめにそう考えた。
「そうか、そういうことか!!!!ああ、なんて素晴らしいんだ!!!!!」
そう言って、王子コートリルはメプチンを褒めたたえるのだった……。
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