婚約者から悪役令嬢だと言われてしまい、仕方がないので娼婦になります。ところが?

岡暁舟

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その5

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さらに興味深いことには、私の遠い親戚にあたる少年がやってきました。

「ここはあなたのような子供が来るところではありませんよ?」

私は説得しましたが、少年は帰ろうとはしませんでした。

「大人の女について、詳しく教えてください」

少年の名はヘラーと言います。遠い昔の話ではございますが、遡れば皇帝にたどり着く血筋。それが今となっては、田舎に追いやられて、生臭い貴族の争いから逃れています。

「あなたには早すぎますよ?」

何度何度か忠告しても、ヘラーは帰ろうとはしませんでした。

金を貢いでくれる以上、帰すわけにはいきませんでした。ですから、仕方なく、私はヘラーの相手をすることになりました。

「それでは……まず服を脱いでください」

「服を……脱ぐんですか?どうやって?」

「どうやってと言われても……その通りですよ?」

「私にはその方法がわかりません……」

「わかりませんって…………」

貴族社会の弊害なのでしょうか?いいえ、さすがにこれは、ヘラーがまだ幼稚なだけです。

随分とませているでしょう?お母さんのおっぱいを吸っていてもおかしくない年頃だと言うのに、まあ、大したものです。

「さあ、早く終わらせましょう」

私はだいぶ手抜きをしました。相手が子供で面倒臭いからです。それでも、ヘラーには十分な刺激になったようでした。

そして、さらに驚いたことに、ヘラーからプロポーズを受けました。あまりにも唐突でした。

「エリザベス様。私は将来この世界の偉大なる統治者になります。そしたら、私と婚約してくださいますか?」

もう少し年のいった少年であれば、少しはときめいたかもしれませんが、彼は子供過ぎました。

「はいはい、その時を楽しみにしているわ」

私は素っ気なく答えておきました。まさか…………それが本当に起きるとは予想もしていませんでした。
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