49 / 109
膝枕
しおりを挟む
その後、殿下に孤児院での話をすると、殿下はたのしそうに微笑みながら、僕の話を聞いてくれた。
そんなことをしていると、この前会ったカイトくん達、宮廷で働く侍女の子ども達がガゼボに集まってきてきた。
はじめは殿下のことを怖がっていたけれど、カイトくん達も新しい噂を知っていたようで、恐る恐るだけれど、殿下の周りにもやってきた。
殿下もはじめは戸惑っていたけれど、だんだんと子ども達とも距離が縮まり、これから僕は子どもたちと一緒に過ごしてもいいとまで言ってくれた。
そういうと、子ども達の瞳はみるみるうちにきらきらと輝き出す。
「これからずっと?」
「うん。ずっとだよ」
「やった~」
子ども達がバンザイをして喜ぶ。
誰も知り合いのいなかった後宮での居場所を見つけられて、とても嬉しい。
殿下は公務があるからと、席を離れたけれど僕達はお茶とお菓子を楽しみ、そのあと僕は子ども達に読み聞かせをした。
子ども達が一喜一憂する反応が可愛くて、時間を忘れて子ども達と過ごした。
「今日はすっごく楽しかった。ありがとうユベール様」
カイトが僕に抱きつくと、他の子ども達も次々と抱きついてくる。
「僕も楽しかったよ」
自然と笑みが溢れた。
「ねぇ、明日もご本、読んでくれる?」
「今日みたいにたくさん読んでくれる?」
「ねぇ、ユベール様」
子ども達の質問攻めに合う。
「もちろん。そうだ、明日はどんな本がいい?」
「えっとね、明日は字を教えてほしい」
「字?」
「うん。僕ね、字は読めるけど書けないんだ。字が書けるようになったら、お母さんにお手紙あげたいんだ」
カイトは自分が持ってきていた本を、胸の前でぎゅっと抱きしめている。僕はカイトと同じ目の高さになるようにしゃがむ。
「それ凄くいいね。じゃあ明日、必ず字の勉強をしようね」
僕はカイトと指切りをした。
その日の殿下が僕を夕食に誘ってくれた。
食後、殿下は何かいいたげだったので訊いてみると「膝枕をしてほしい」と言われた。
はじめは戸惑ったけれど、殿下直接された初めてのお願い。
僕は殿下を膝枕した。
ふたりとも緊張しすぎて、体はガチガチ。
殿下は「重くないか?」と訊いてくれたけれど、そんなことを考える余裕は僕にはない。
大丈夫ですと言うように首を横に降ると、殿下は僕の膝の上で嬉しくて気持ちよさそうに目をつむる。
僕が殿下の顔を見下ろしたとき、殿下の頬に僕の髪がハラハラと人束落ちた。
殿下はなんの躊躇いもなく、僕の髪を手に取り口付けをしたり、髪を指に絡ませ遊んだり。
驚きすぎて、僕が口をぱくぱくさせていると、殿下はそのときやっと自分がしたことがわかったのか、「すまん」と顔を真っ赤にしながら謝ってくれる。
そんな姿を見ると、とても嬉しかった。
僕は殿下に今日の出来事を話すと、
「楽しい時間が過ごせたんだな」
なぜだか殿下も嬉しそう。
「明日は字の練習用に紙とするのか。では鉛筆を用意させておく。子ども用の本も買い足さないとな。また沢山話を聞かせてくれ」
明日、子ども達と過ごすことを、僕よりもなぜだかアレク様の方が楽しみにしているようだ。
「ほら、やっぱりアレク様はお優しい」
そういうと、
「そうか?冷血だと評判は悪いぞ」
そう言いながらも、アレク様は僕の反応を伺っているように見える。
「僕が知るアレク様はお優しくて、甘えたさんです」
「甘えた?」
僕は殿下に僕自身のことを知ってもらいたくて、殿下に対して思ったことは、ちゃんと口に出して伝えようと決めていた。
だから……、
「はい。膝枕して欲しいって仰ったり、僕の髪で遊ばれてたり。とても可愛いです。可愛くて仕方ないです」
恥ずかしかったけれど、思ったことを話した。
僕にしてくれたように僕もアレク様の髪を優しく撫でる。
するとアレク様は目を丸くし、そして気持ちよさそうに目を瞑った。
「甘えられるのは嫌か?」
「嫌ではありませんが、人によります」
「じゃあ、誰だったらいいんだ?」
「たとえば、子ども達だったり…」
「他はいないのか?」
目を瞑っていたアレク様が目を開ける。
「他の方ですか?」
う~んと考えるが、出てこない。
「そんなに考えないと出てこないのか?」
むくりとアレク様が上半身を起こす。
「そう言われましても……」
困り果てていると、
「俺は……どうなんだ?」
「え?」
「俺に甘えられるのは、嫌なのか?」
顔を赤くしながらアレク様が言うので、笑ってはいけないとわかりつつも我慢ができず「うふふ」と笑ってしまった。
「笑うな」
アレク様睨むけど、全く怖くない。
「アレク様は僕に甘えたいのですか?」
「悪いか……?」
子どものように、アレク様はプイッと顔を横に向ける。
「アレク様は特別です。だから甘えられるのは嬉しいですし、もっと甘えてもらいたいです」
これ以上笑うと、子どもみたいに拗ねてしまいそうだったので、必死に笑いを堪えている。
「アレク様、たくさん甘えてくださいね」
「……」
アレク様は言葉で答えず、チラリと僕を見ると、そのまままた僕の膝の上に頭を置いた。
なんて可愛い人なんだろう。
笑うのを我慢していたが、自然と「うふふ」と笑ってしまっていた。
「だから笑うなと言っている」
「申し訳ございません。ただあまりにもアレク様が……」
可愛いと言ってしまってはまた拗ねると思い、
「なんでもありません」
そう誤魔化しながら、アレク様の艶のある黒髪を優しく撫でた。
そんなことをしていると、この前会ったカイトくん達、宮廷で働く侍女の子ども達がガゼボに集まってきてきた。
はじめは殿下のことを怖がっていたけれど、カイトくん達も新しい噂を知っていたようで、恐る恐るだけれど、殿下の周りにもやってきた。
殿下もはじめは戸惑っていたけれど、だんだんと子ども達とも距離が縮まり、これから僕は子どもたちと一緒に過ごしてもいいとまで言ってくれた。
そういうと、子ども達の瞳はみるみるうちにきらきらと輝き出す。
「これからずっと?」
「うん。ずっとだよ」
「やった~」
子ども達がバンザイをして喜ぶ。
誰も知り合いのいなかった後宮での居場所を見つけられて、とても嬉しい。
殿下は公務があるからと、席を離れたけれど僕達はお茶とお菓子を楽しみ、そのあと僕は子ども達に読み聞かせをした。
子ども達が一喜一憂する反応が可愛くて、時間を忘れて子ども達と過ごした。
「今日はすっごく楽しかった。ありがとうユベール様」
カイトが僕に抱きつくと、他の子ども達も次々と抱きついてくる。
「僕も楽しかったよ」
自然と笑みが溢れた。
「ねぇ、明日もご本、読んでくれる?」
「今日みたいにたくさん読んでくれる?」
「ねぇ、ユベール様」
子ども達の質問攻めに合う。
「もちろん。そうだ、明日はどんな本がいい?」
「えっとね、明日は字を教えてほしい」
「字?」
「うん。僕ね、字は読めるけど書けないんだ。字が書けるようになったら、お母さんにお手紙あげたいんだ」
カイトは自分が持ってきていた本を、胸の前でぎゅっと抱きしめている。僕はカイトと同じ目の高さになるようにしゃがむ。
「それ凄くいいね。じゃあ明日、必ず字の勉強をしようね」
僕はカイトと指切りをした。
その日の殿下が僕を夕食に誘ってくれた。
食後、殿下は何かいいたげだったので訊いてみると「膝枕をしてほしい」と言われた。
はじめは戸惑ったけれど、殿下直接された初めてのお願い。
僕は殿下を膝枕した。
ふたりとも緊張しすぎて、体はガチガチ。
殿下は「重くないか?」と訊いてくれたけれど、そんなことを考える余裕は僕にはない。
大丈夫ですと言うように首を横に降ると、殿下は僕の膝の上で嬉しくて気持ちよさそうに目をつむる。
僕が殿下の顔を見下ろしたとき、殿下の頬に僕の髪がハラハラと人束落ちた。
殿下はなんの躊躇いもなく、僕の髪を手に取り口付けをしたり、髪を指に絡ませ遊んだり。
驚きすぎて、僕が口をぱくぱくさせていると、殿下はそのときやっと自分がしたことがわかったのか、「すまん」と顔を真っ赤にしながら謝ってくれる。
そんな姿を見ると、とても嬉しかった。
僕は殿下に今日の出来事を話すと、
「楽しい時間が過ごせたんだな」
なぜだか殿下も嬉しそう。
「明日は字の練習用に紙とするのか。では鉛筆を用意させておく。子ども用の本も買い足さないとな。また沢山話を聞かせてくれ」
明日、子ども達と過ごすことを、僕よりもなぜだかアレク様の方が楽しみにしているようだ。
「ほら、やっぱりアレク様はお優しい」
そういうと、
「そうか?冷血だと評判は悪いぞ」
そう言いながらも、アレク様は僕の反応を伺っているように見える。
「僕が知るアレク様はお優しくて、甘えたさんです」
「甘えた?」
僕は殿下に僕自身のことを知ってもらいたくて、殿下に対して思ったことは、ちゃんと口に出して伝えようと決めていた。
だから……、
「はい。膝枕して欲しいって仰ったり、僕の髪で遊ばれてたり。とても可愛いです。可愛くて仕方ないです」
恥ずかしかったけれど、思ったことを話した。
僕にしてくれたように僕もアレク様の髪を優しく撫でる。
するとアレク様は目を丸くし、そして気持ちよさそうに目を瞑った。
「甘えられるのは嫌か?」
「嫌ではありませんが、人によります」
「じゃあ、誰だったらいいんだ?」
「たとえば、子ども達だったり…」
「他はいないのか?」
目を瞑っていたアレク様が目を開ける。
「他の方ですか?」
う~んと考えるが、出てこない。
「そんなに考えないと出てこないのか?」
むくりとアレク様が上半身を起こす。
「そう言われましても……」
困り果てていると、
「俺は……どうなんだ?」
「え?」
「俺に甘えられるのは、嫌なのか?」
顔を赤くしながらアレク様が言うので、笑ってはいけないとわかりつつも我慢ができず「うふふ」と笑ってしまった。
「笑うな」
アレク様睨むけど、全く怖くない。
「アレク様は僕に甘えたいのですか?」
「悪いか……?」
子どものように、アレク様はプイッと顔を横に向ける。
「アレク様は特別です。だから甘えられるのは嬉しいですし、もっと甘えてもらいたいです」
これ以上笑うと、子どもみたいに拗ねてしまいそうだったので、必死に笑いを堪えている。
「アレク様、たくさん甘えてくださいね」
「……」
アレク様は言葉で答えず、チラリと僕を見ると、そのまままた僕の膝の上に頭を置いた。
なんて可愛い人なんだろう。
笑うのを我慢していたが、自然と「うふふ」と笑ってしまっていた。
「だから笑うなと言っている」
「申し訳ございません。ただあまりにもアレク様が……」
可愛いと言ってしまってはまた拗ねると思い、
「なんでもありません」
そう誤魔化しながら、アレク様の艶のある黒髪を優しく撫でた。
36
あなたにおすすめの小説
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
欠陥Ωは孤独なα令息に愛を捧ぐ あなたと過ごした五年間
華抹茶
BL
旧題:あなたと過ごした五年間~欠陥オメガと強すぎるアルファが出会ったら~
子供の時の流行り病の高熱でオメガ性を失ったエリオット。だがその時に前世の記憶が蘇り、自分が異性愛者だったことを思い出す。オメガ性を失ったことを喜び、ベータとして生きていくことに。
もうすぐ学園を卒業するという時に、とある公爵家の嫡男の家庭教師を探しているという話を耳にする。その仕事が出来たらいいと面接に行くと、とんでもなく美しいアルファの子供がいた。
だがそのアルファの子供は、質素な別館で一人でひっそりと生活する孤独なアルファだった。その理由がこの子供のアルファ性が強すぎて誰も近寄れないからというのだ。
だがエリオットだけはそのフェロモンの影響を受けなかった。家庭教師の仕事も決まり、アルファの子供と接するうちに心に抱えた傷を知る。
子供はエリオットに心を開き、懐き、甘えてくれるようになった。だが子供が成長するにつれ少しずつ二人の関係に変化が訪れる。
アルファ性が強すぎて愛情を与えられなかった孤独なアルファ×オメガ性を失いベータと偽っていた欠陥オメガ
●オメガバースの話になります。かなり独自の設定を盛り込んでいます。
●最終話まで執筆済み(全47話)。完結保障。毎日更新。
●Rシーンには※つけてます。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
【完結】悪役に転生したので、皇太子を推して生き延びる
ざっしゅ
BL
気づけば、男の婚約者がいる悪役として転生してしまったソウタ。
この小説は、主人公である皇太子ルースが、悪役たちの陰謀によって記憶を失い、最終的に復讐を遂げるという残酷な物語だった。ソウタは、自分の命を守るため、原作の悪役としての行動を改め、記憶を失ったルースを友人として大切にする。
ソウタの献身的な行動は周囲に「ルースへの深い愛」だと噂され、ルース自身もその噂に満更でもない様子を見せ始める。
白い結婚だと思ったら ~4度の離婚で心底結婚にうんざりしていた俺が5度目の結婚をする話~
紫蘇
BL
俺、5度目の再婚。
「君を愛さないつもりはない」
ん?
なんか……今までのと、ちゃう。
幽体離脱しちゃう青年と、彼の幽体が見えちゃう魔術師との恋のお話し。
※完結保証!
※異能バトルとか無し
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる